東京都の離島に行こう～父島往路編～

2022/11/18 - 2022/11/19

５月から計画していた小笠原行き。コロナワクチン接種も4回実施し、状況も少し落ち着いた11月下旬に無事に行くことができました。
今回の目的はダイビングですが、青い海、イルカ、クジラではなく、日本のダイビング人口では１％未満のレックです。
ダイビングショップも複数店舗ありますがレック（沈船）となると場所が分からないとか、危ないとかで塩対応。
1軒のみ対応してもらえましたがツアーで参加ならOKとのことで、主催者に連絡して今回の父島行となりました。

終戦後のアメリカ統治時代もあり、返還後に移住した方々も多く、島の歴史に空白の期間を少なからず感じてしまいます。
日本人は物忘れが酷いのか、この島が戦争に巻き込まれたことも知らない方も多いと思いますので少し紹介。
太平洋戦争終盤の1944年8月にアメリカ軍はマリアナ諸島攻略を終え、日本軍は小笠原諸島の防衛強化を急いだ。
アメリカ海軍は戦略見直しの中、小笠原諸島に対する航空攻撃スカベンジャー作戦を8月4日～5日に実施。
父島も空襲を受け地上施設のほか、艦船（駆逐艦1隻撃沈、揚陸艦2隻全損、徴用船舶12隻撃沈破）、航空機も若干破壊された。
この作戦以降、硫黄島の戦いまで、攻撃を行うが上陸作戦は実施せず、周囲に機雷を敷設するなどして孤立させ終戦。
なお、1944年9月2日に後の第41代大統領パパ・ブッシュがパイロットとして参加し、対空砲火に被弾し海上で不時着し潜水艦に救助されています。
戦後はアメリカが統治し23年後の1968年6月8日に日本に返還。

旅の日程
１１月１８日
東京竹芝桟橋：１１００発（おがさわら丸）
１１月１９日
父島二見港：１１００着　
２ボートダイビング
１１月２０日
３ボートダイビング
１１月２１日
３ボートダイビング
１１月２２日
２ボートダイビング
父島二見港：１５００発（おがさわら丸）
１１月２３日
東京竹芝桟橋：１５００着

費用
旅行費：おがさわら丸、宿泊費、ダイビング代188,860円
重器材レンタル代2,475×4日＝9900円
食費・お土産代15,500円
しまぽ購入費56000円
計270,260円

エリア 父島(東京)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 4.0
• グルメ: 3.5
• 交通: 4.0

• 同行者: その他
• 一人あたり費用: 25万円 - 30万円
• 交通手段: 船
• 旅行の手配内容: その他

11時定刻発で小笠原へ出港です。

竹芝客船ターミナル 乗り物

2016年6月29日に竣工し、7月2日に就役した3代目おがさわら丸。
総トン数11,000トン 全長150ｍ 航海速力23.8kt 旅客定員894名 東京竹芝～小笠原の父島を約24時間で航海する高速客船です。

おがさわら丸乗船券。
タコ部屋の2等和室です。

先客の子供連れの家族の方々がいたので部屋の写真はありません。
4デッキがら乗船し階段を下りた317号室が今回の宿泊場所になります。
コロナ過であり乗船客を定員の6割～7割に絞っている感じです。

定刻11時に竹芝桟橋出港！

レインボーブリッジをくぐり抜けて東京湾を航行中。

雲一つない快晴の東京湾上空。
幸先良さげな旅の始まり。

小笠原海運の銘板と煙突を入れた1枚。

横浜港から出港してきた怪しげな形をした艦艇。
米海軍の音響測定艦ヴィクトリアス(T-AGOS-19)

こちらは浦賀水道を北上するアメリカ海軍横須賀基地に所属のミサイル駆逐艦ミリウス(DDG-69)、通称イージス艦。

13時29分、浦賀水道を抜けて太平洋に出ました。

漁船を避けながら航行する、おがさわら丸。

記念スタンプをゲット。

もしもの時に備えて読んでおきましょう。

船内図。
大きさの割には自由にブラブラできる空間は少ない。

5デッキで撮影した船内の拡大図。

航行中に伊豆の島々や小笠原の島々へ接近する時間帯が表示されています。
島影が見えたらドコモは圏内になりますが、auは不安定、ソフトバンクは圏外！
八丈島を18時50分頃に接近後はドコモも翌10時頃までは圏外になります。

掃除が行き届いた洗面所。

掃除が行き届いた便所。

シャワールームも水圧良好です。

何かとお世話になるショップ ドルフィン。
但し酔い止めは出発前に東京で購入しておきしょう。

船内にある情報スペース。

自販機にはパンやお菓子、ビールのおつまみも販売しています。

ミニサロン南島へ。

ミニサロン室内。
携帯やパソコンの充電も出来ます。

ミニサロンにある自販機群。
カップラーメンにアイスクリームもあります。

船内には早くもクリスマスツリーが設置済み。

ダイビング器材は船室周辺の倉庫に無料の手荷物置き場に収納出来ます。
外洋に出ると動揺があるので固縛は確実に。

4デッキ中央付近には大きなモニターがあり現在地が表示されています。

千葉県南端の野島崎が遠ざかっていきます。

14時35分、伊豆大島周辺を航行中。
まだまだ携帯の圏内です。

最上階の8デッキは、先程までお客さんが沢山いましたが、外洋に出るなり風が強まり動揺もあるので皆さん船内に退散。

水平線に新島と利島が見えます。
ドコモは圏内になりますがauとソフトバンクは当然圏外です。

徐々に本土が遠ざかって行きます。

16時過ぎ、水平線に三宅島が見えています。

16時30分、順調に八丈島沖航行中。

夕食はレストランで島塩ラーメンでおなかを満たして早めの睡眠。

翌朝、レストランのメニューを見ると売り切れ続出...。

朝日の中を順調に南下中。

ゴールの父島が近づいてきました。

行き会い船もなく360度大海原です。

島が近くにあるので船外へ移動。

聟島列島が見えて来ました。
おそらく北之島と思われます。

上甲板から見る聟島列島の島々。

右端の岩が針之岩と思われます。

カツオドリが周囲を飛びはじめました。

10年以上前のデジカメでの撮影は一苦労です。

9時30分過ぎ、もうすぐ父島です。

あと30分で父島入港。

兄島沖を航行中。

小笠原の青い空。

父島が見えてきました。

二見港が見えてきました。
停泊船は、ははじま丸です。

まもなく二見港へ横付け。

無事、父島入港。

二見港 乗り物

宿の送迎でお世話になるペンション・フィッシュアイへ。

Ｐｅｎｓｉｏｎ & Ｄｉｖｉｎｇ Ｓｅｒｖｉｃｅ ＦＩＳＨ ＥＹＥ 宿・ホテル

部屋に荷物を置いてダイビングに出発！

この旅行記へのコメント （2）

• aoitomoさん 2023/06/16 22:03:15

  父島のレックダイブ期待してます～

  GATさん こんばんは～
  
  昨年11月に父島に行かれたのですね～
  おがさわら丸の船内も分かりやすく解説されていて
  参考になります。
  
  やはり、ダイビング器材なんかの手荷物置き場もあるのは助かります。
  翌朝のレストランのメニューが売り切れ続出ということは、
  レストランもあてにならないかもですね。
  
  父島もレックダイビングも出来るとはいえ、
  ショップも限られているんですね。
  
  GATさんならまた素晴らしい写真が撮れたことでしょう。
  続きも楽しみにしています。
  
  aoitomo

  GATさん からの返信 2023/06/16 23:07:22

  お疲れ様です、aoitomoさま。

  お疲れ様です、aoitomoさま。
  
  昨年11月の父島行きの写真ようやく修整が終わり、これから徐々にUPしていきます。
  海況に恵まれす、レンタルのBCがダイビング中にエアが抜けてくとか、若干不完全燃焼でした。が何とか潜れました。そしてヘッポコカメラで何とか撮影...。
  父島遠いです。特に帰りが長く感じてしまいますね。
  7月はまた沈船ダイブの予定です。
  by GAT