2023/03/01 - 2023/03/13
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bajicoさん
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母と息子の二人で、早春のフランスを旅しました。フランスは初めてなので、期待が高まります。
3/1 日航機で羽田からドゴール空港、ドゴール空港からトゥール
3/2~3/5 トゥール4泊
シュノンソー、ソーミュール、シャンボール、アンボワーズ、その後パリへ
3/5~3/12 パリ7泊
ルーブル美術館、アンヴァリッド、ベルサイユ、シャルトル、クリュニー美術館、ヴァンブ蚤の市
3/12 日航機でドゴール空港発、3/13 羽田着
今回の旅行の移動には、フランス国鉄(SNCF)のアプリとIDF Mobilitèsのアプリが必需品でした。シャルトルまでの切符は、SNCFアプリで購入し、アプリ内のQRコードチケットで済ませました。
3月10日 ストは暫く終わりそうもありませんが、少しずつ鉄道の運転本数は増えているようです。今日はパリから日帰りでシャルトルへ向かいます。シャルトル大聖堂のステンドクラスは絶対見たいと思っていたので、楽しみです。ただ、風が強くて、天気が荒れ気味なのが心配。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 一人あたり費用
- 50万円 - 100万円
- 交通手段
- 鉄道 高速・路線バス 徒歩
- 旅行の手配内容
- その他
- 利用旅行会社
- エイチ・アイ・エス
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今日もモンパルナス駅から出発。朝8時9分発シャルトル行きのTERに乗る。TERは通常のフランス国鉄在来線なので、ナヴィゴスメーヌは使えない。
シャルトルまで1時間15分位かかった。
モンパルナスやオステルリッツなど、パリの主要国鉄駅は、くし型ホームで一方からしか出られない。乗降は結構混みあう。 -
シャルトルの街には、セーヌ川の支流、ウール(ユール)川が流れている。ロワール川のような大河ではなく、街に溶け込む小さな川だ。古い街並みと相まって、良い雰囲気だ。
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シャルトルは街としても歴史がある。橋のたもとに、古い城壁が残っていた。どうも、第二次世界大戦で壊されたようだ。
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シャルトル大聖堂は丘の上に立つ。
今日は風があるので、大聖堂の丘に上って行くと、より強く風を感じる。 -
大聖堂を見上げる。フライングバットレスがかっこいい。
そして屋根の先端には天使が舞い降りる。 -
大聖堂に入ると、そこはステンドグラスの王国。
シャルトルブルーと呼ばれる、青を基調としたステンドグラスが輝く。
西側のばら窓
かなり巨大なシャルトルの大聖堂、ステンドグラスはみな高い所で輝いているので、ずっと上を見上げることになる。首が疲れる。 -
大きな内陣
中央にはマリア被昇天の像と高窓のステンドグラス。自ずと厳かな気分になる。 -
ステンドグラスだけでなく、彫刻が素晴らしい。
内陣と外周の回廊(外歩廊)を仕切る壁に、びっしり精緻な彫刻が刻まれている。題材はキリストとマリアの生涯だ。驚くほど、リアルでドラマチック。 -
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キリストの昇天。
天に上るキリストの足だけが表現されている。
どういう訳か、息子はこの表現がとても気にいったようで、しきりに感心していた。 -
今日は太陽が隠れ気味。もう少し陽の光があると良かったなあ。
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有名な青い聖母のステンドグラス
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床に描かれたラビリンス
巡礼の道の代わりとして、瞑想しながら歩くのかな。 -
教会の周りの長くて巨大な回廊。
側廊と言うらしい。 -
外側の入口を飾っている彫刻も見応えある。
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大聖堂の西側ファサード、正面玄関的な感じだ。
向かって左の塔がゴシック様式、右の塔がロマネスク様式だそうだ。
青空に向かって伸びる。青空が見えて良かった。 -
昼食は街のカフェでキッシュ。
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丘の上の街から、ウール川へ下りていく。
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シャルトルには大聖堂以外にも、教会がいくつかある。
街歩きで見つけたのが、サンピエール教会。ここもかなり立派なのだが、大聖堂の影に隠れてしまったのか、ひっそりしている。
圧巻のフライングバットレス。大聖堂より凄いかも。 -
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中には、あれまあ、見事なステンドグラスもあった。
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並木道を歩いていたら、栗がドングリみたいに落ちている。あんまり栗の木に見えなかったけれど、栗の木だったのかしら。
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シャルトルの街は、川と古い街並みが何とも言えない風情を醸し出している。日本で言えば水郷か。
大聖堂以外も楽しめる素敵なところだ。 -
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最後にもう一度大聖堂に入る。
大聖堂は無料なので、何度でも訪れられる。 -
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陽があたって、輝きを増すステンドグラス。
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さようなら、ばら窓
3時過ぎのここまでは、何の問題もなかったのだが…。 -
大聖堂を出て買い物、と思っていたら、息子が、SNCFからメールで、帰りの列車が運休になったらしいと言う。
あわてて、駅に戻ると、大勢の人が集まっていて、確かに、パリ方面の列車は全て運休。どうしよう!! -
原因はストではなく、強風で線路に木が倒れて、そこに列車がぶつかったらしい。こりゃ駄目だ。久しぶりに途方に暮れる。
駅の係員はフランスらしく、殆ど英語を喋れない。困っていたら、そばの女性が、駅員にいろいろ尋ねて、英語で通訳してくれた。それによると、不通になっているのはシャルトル駅とパリに向かう途中のマントノン駅の間。マントノンまでタクシーで行って、そこから列車に乗るしかないとのこと。
それではと、タクシー乗り場に行って、暫く待ったが、タクシーが来る気配はない。再びどうしようか悩んでいたら、先ほどの女性がまたやって来て、別の方法を教えてくれた。それによると、バスで別の町まで行き、そこから鉄道の別の路線に乗るとパリに帰れるらしい。そのバスの停留所を案内してくれた。 -
バス停では大勢の人が待っているので、間違いなさそう。
でも、どのバスに乗ってどこまで行けばいいの?
ここで、SNCFアプリとIDF Mobilitèsアプリが登場、バス停の案内図も見ながら、ゴチャゴチャ調べた結果、バスでDreux(ドルー)まで行くと、そこからモンパルナス駅までN線でたどり着けることが分かった。ちょっと安心。 -
でも、まだ問題あり。いくら待ってもバスが来ない。時刻表だともう来るはずなので不安になる。回りの人たちも同様だ。だんだん寒くなってきて、ブルブル。
結局1時間近く待って、やっとバスが来たが、乗ろうとする人が殺到して大変な状態に。どうなることか呆然と眺めていたら、SNCFの職員が客の整理を始めて、なんとかバスに乗車できるようになった。でも、客が多すぎて、最初のバスには乗れず、さらに20分位待って、次のバスに何とか乗ることができた。
乗ってしまえば、シャルトルからドルーまで殆どノンストップ。結構快適な40分のバスの旅だった -
ドルーなんて町、全く知らなかった。何の変哲もないパリ郊外の駅だけれど、やっとたどり着いたときは、感謝の気持ちでいっぱいになった。
シャルトルの駅で英語でいろいろ教えてくれたフランス人女性に感謝、そして交通アプリに感謝。
午後7時前にドルー出発、8時過ぎにモンパルナス駅到着。大変な思いをしたが、何とか予定より1時間半遅れただけで、パリにたどり着けた。ベッドで眠れる。
さすがに疲れたので、モノプリの寿司セットを買ってホテルで夕食。
後半のドタバタの印象が強かったせいで、素晴らしかったシャルトルの印象が薄くなってしまった。もう一度、改めて良い季節に行きたいなあ。
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この旅行記へのコメント (3)
-
- あまいみかんさん 2023/09/28 05:50:37
- 言い間違い。
- スマホを上手に使えないと・・・と書くつもりでした。しょっちゅう書き間違い
をします。。。
-
- あまいみかんさん 2023/09/28 05:47:14
- 素敵なフランス旅!!
- bajicoさん、初めまして。
何度も私の旅行記にご訪問下さり、ありがとうございました。旅行後、家の
リフォームその他、色々とバタバタすることがあり、お礼をと思いながらも
遅くなってしまいました。
bajicoさんの旅行記にお邪魔したら、なんとまあ、素敵で、折角丁寧に書か
れた旅行記なのにグイグイと一気見してしまいました。
息子さんとのご旅行、心強いものでしたね。その頃だったら、まだまだ5類
移行の前なので、コロナ関係の書類手続きとか大変だったと思います。
私は夫とドイツ方面に5月8日出発。ややこしい事がなくなり、ホッとした
ものです。なんせデジタル音痴なので。
bajicoさんは不慣れだと言いながら、凄くちゃんと使いこなしていて、そして
ご旅行お好きな方のようで、説明がとても丁寧で、旅の参考にさせて頂き
たいなっと思いました。私達だったら、鉄道ストに対応できないです。
ロワールのお城は沢山廻られ、庭園も内部も楽しまれたのですね。レオナルド
・ダ・ビンチさんの終焉のお城もジックリ見られて、当方感謝です。
それからパリのカルチェラタンに宿をとって、そこからパリ市内やヴェルサ
イユ宮殿などを見学なさったようですが、私もパリに滞在したうち、オデオン
の近く、カルチェラタン近くのホテルに泊まったのが、一番印象的で便利
だったなあっと共通点を感じて、嬉しくなりました。
絵画の見方、とても素敵ですね。旅行記を拝見しながら、これからはスマホを
上手に使えないな・・・っと、改めて感じた次第です。
ルーブルでスリに遭われたそうですが、我が家も似たようなトラブルに
プラハで遭いまして、またそのことは旅行記で書こうと(一体いつのことになる
やら)思いますが、お互い、命を取られるようなことでなくて良かったと
思った次第。フォローさせて下さいね。今後ともよろしくお願いします。
あまいみかん
- bajicoさん からの返信 2023/09/28 14:13:14
- Re: 素敵なフランス旅!!
- 丁寧なコメントをいただき、どうもありがとうございます。
私はただいまオーストリアを旅行中で、旅の合間にそちら様の旅行記を楽しく読んでおります。
帰国したら、またオーストリアの方も旅行記にしたいと思っているので、どうぞよろしくお願いいたします。
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