2023/03/31 - 2023/03/31
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杏仁豆腐さん
令和5年春季皇居乾通り一般公開
皇居乾通り一般公開は、平成26年に上皇陛下の傘寿を記念して、初めて春季と秋季に実施し、大変好評でした。平成27年秋季から、毎年、春季の桜の時期と秋季の紅葉の時期に実施。令和2年春季から令和4年春季までは、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から取りやめ、令和4年秋季に、3年ぶりに実施しました。
実施時期
3月25日(土)から4月2日(日)までの9日間
実施時間
入場は午前9時から午後3時30分まで(退出は午後4時まで)
乾通りで、桜を見た後は、「東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密」を鑑賞。
そして、皇居東御苑を散策し、東京駅へ。
ちょっと欲張りな一日となりました。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
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坂下門の手前からの風景
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坂下門から入ります。宮内庁庁舎前を直進した、乾通りを通行し、乾門から出るルートです。
坂下門は江戸城西の丸造営直後に築かれた門。江戸時代には西の丸大奥に近く、西の丸の通用門として利用されていました。 -
文久2年1月15日(1862年2月13日)、老中・安藤信正がこの門外で水戸浪士に襲われたのが「坂下門外の変」。
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宮内庁が見えます。
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宮内庁庁舎
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長さ約750メートルの乾通りには、ソメイヨシノやシダレザクラなど30種類以上、100本余りの桜があります。
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乾通りの一般公開コースは一方通行です。
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普段は入れない皇居の中を歩く特別感があります。
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蓮池参集所
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山下通り。こちらには入ることはできませんが、道の両側がきれいです。
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外国からの旅行者も多いです。
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局門
明治20年頃、局(女官の居住施設)の門として築かれました。 -
ヤマザクラ×オオシマザクラ
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富士見多聞
多聞とは、城郭の石垣上に建てられた長屋で、城壁よりも強固な防御施設でした。
江戸時代の江戸城本丸には、このような多聞が、各所に築かれていましたが、現存するのは、この富士見多聞だけです。 -
満開を過ぎた桜もありますが、まだまだ見頃です。
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門長屋。明治20年築。現在、この奥には御養蚕所があります。
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皆さん、カメラやスマホで撮影に熱中しています。
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石垣と桜の風景がいいです。
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道灌濠
道灌濠は、長禄元年(1457年)、太田道灌が築いた城の外濠であったとの説があり、それが濠の名の由来となっています。 -
道灌濠の辺りは木々が生い茂り、雑木林を形成しています。
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皇宮警察本部吹上護衛署外庭東門派出所
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最近は、春の訪れも早めです。
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一方通行なので、歩きながら写真を撮れます。
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乾濠
江戸城本丸を守る内堀のひとつで、形が三日月に似ているため、三日月濠とも呼ばれています。 -
ミドリザクラ
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乾門手前の桜
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オオオミジ
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乾通りの桜ともお別れです。
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乾門です。
乾門は江戸城の乾(いぬい=戌亥/北西)の方向にある門の一つですが、明治21年、皇宮建設の際に新たに誕生した「明治の門」です。坂下門の内側にあった西の丸裏門を移築したものです。 -
乾門を出ました。
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乾門を出ると、きれいな咲き具合。
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森の調べ
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代官町通りの桜もきれいです。
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紀伊国坂(きのくにざか)
「内堀通り」を竹橋から国立近代美術館・国立公文書館の前を、北桔橋門前あたりまで上る緩やかな坂です。 -
東京国立近代美術館の桜もきれい。
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見頃です。
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東京国立近代美術館70周年記念展 重要文化財の秘密
今日の目的の一つです。
東京国立近代美術館は1952年12月に開館し、2022年度は開館70周年にあたります。これを記念して、明治以降の絵画・彫刻・工芸のうち、重要文化財に指定された作品のみによる豪華な展覧会を開催中です。 -
音声ガイドのナビゲーターは、新井恵理那と小野大輔。
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紙本著色黄瀬川陣
安田靫彦筆
頼朝 -
紙本著色黄瀬川陣
安田靫彦筆
義経 -
騎龍観音
原田直次郎
観音菩薩が龍に乗って人々を救いに来るお姿です。 -
鮭
高橋由一
半身が切り取られた新巻鮭。美術の教科書などでおなじみです。 -
南風
和田三造
赤い腰布1枚の若い男の体が印象的。 -
裸体美人
萬鉄五郎
美人なのか?「日本的キュビスム」の記念碑的作品です。 -
高村光雲
老猿
左手には鷲の羽を握り締めている。猿と鷲との格闘が想像できます。 -
北條虎吉像
荻原守衛 -
十二の鷹
鈴木長吉 -
鈴木長吉はこの作品のために実際に鷹を飼って写生を繰り返していたそうです。
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1893(明治26)年に開催されたシカゴ万国博覧会に出品するために制作されました。
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墓守
朝倉文夫
モデルは、学生時代より馴染みのあった谷中天王寺の墓守だそうです。 -
褐釉蟹貼付台付鉢
初代宮川香山 -
鉢の体部正面には大小二匹のほぼ実物大に作り出した渡り蟹を連なって貼り付けてあります。
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黄釉銹絵梅樹図大瓶
初代宮川香山 -
白磁蝶牡丹浮文大瓶
三代清風与平 -
重要文化財とは、1950年に制定された文化財保護法に基づいたもので、建物、絵画、彫刻、工芸品などのうち「各時代の遺品の中で、制作優秀かつ我が国の文化史上貴重なもの」を指し、その中でも特に重要なものが国宝として指定されます。
2023年3月現在、建造物も含め、国内で登録されている重要文化財は13,377件(※国宝の件数含む)。しかしその中で明治以降に制作された絵画・彫刻・工芸はわずか68件。さらに戦後生まれの作家の作品となると、なんと0件だそうです。 -
横山大観《生々流転》は、全巻公開は5年ぶり。2023年で描かれてからちょうど100年となります。
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重要文化財は年間で展示できる期間が決まっていることもあり、借用のハードルが高く、これだけの数を集められたのは奇跡に近いのだそうです。
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修復を間近にした菱田春草の《黒き猫》は、わずか6日間(5月9日~5月14日)の展示予定です。
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近代美術館4階の眺めのよい部屋からの風景
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2階のベランダに出てみました。
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2階のベランダからは、桜が手に届くところにあります。
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近代美術館を出て、皇居東御苑に行きます。
北桔橋門(きたはねばしもん)から入ります。
江戸城本丸の大奥、天守部分から外部に直接通じる門です。 -
天守台
江戸城本丸北隅にあった天守(天守閣)は、東西約41m、南北約45m、高さ11mの天守台に建てられていました。 -
天守台途中には、きれいな桜。
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天守台からの風景。
1657(明暦3)年に起こった「明暦の大火」(振り袖火事)の飛び火で本丸、二の丸、三の丸はほぼ全焼しました。 -
枝垂桜
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3つの出入門がある「皇居東御苑」。
大手町駅方面には「大手門」、竹橋駅方面には「平川門」、そして平川濠を挟み「北桔橋門」が位置しています。 -
本丸休憩所には、江戸城天守復元模型が展示されています。
江戸時代の初期、江戸城の中心であった本丸には、慶長期、元和期、寛永期と3度にわたり天守が築かれました。
この天守復元模型は、外観、構造など、復元のために重要な資料が比較的多く残され、確かな時代考証に基づく復元が可能な寛永期の天守を1/30スケールで制作したものです。 -
石垣ときれいに咲く花がいいです。
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大番所
最後のチェックポイントとなるので、他の番所よりも身分の高い与力・同心が警備していた場所で、書院番頭の詰所としても機能していました。
昭和41年、皇居東御苑開園に合わせて復元されたものです。 -
百人番所
数少ない江戸時代から残る江戸城の遺構で、検問するだけでなく、幕府直轄の精鋭部隊、鉄砲百人組が有事に備えて詰めていました。 -
百人番所
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百人番所
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同心番所
同心番所とは、江戸城に登城する者の監視役を担う場所でした。そのため、場所も大手門から入って江戸城本丸までへのルートを通る際に一番最初に位置しています。
現在は三の門の内側に移築されていますが、以前は下乗橋を渡る手前に置かれていました。 -
旧大手門渡櫓の鯱
1945年の戦災で失った旧大手門の渡櫓に飾られていた鯱です。 -
大手門から出ました。
旧江戸城の正門で、参勤交代で江戸に滞在していた大名たちはここから新年や月次で登城する際に使用しました。 -
大手門の高麗門
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皇居から東京駅まで来ました。
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北口のドーム状の天井。
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グランスタ東京の北出TACOSで、遅いランチです。
ブルックリンのフードラボ、BBFのフィロソフィーを受け継ぐ「神田金物通り北出食堂」が初のタコスに特化した店舗です。 -
3タコス
チキン・ポーク・ビーフ -
毎日できたてのトルティーヤの材料は北海道産トウモロコシ。
野菜たっぷりです。 -
アイスコーヒー
この後、グランスタ東京で買い物をして、帰宅しました。
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