202212 メキシコ（７）

2022/12/29 - 2023/01/07

※自分の旅行記として作成していますが、普段からネットから情報を引き出していますので、皆様のお役に立つところがあれば幸いです。

コロナでメキシコ旅行をキャンセルして以来、毎年、年末年始はメキシコの航空券を予約していたのですが、行けない状況が続いていました。しかし、今年は10月頃になり飛行機が運休しないこと、日本の水際対策も緩和されたことで、長年の念願がかないメキシコへ行けることになりました。
長年海外旅行に行っておらず、勘も鈍っているところで、いきなりかなり遠距離のメキシコかあーという不安はありましたが、少しずつ準備を進めました。

■12/29(到着日)　
入国後、空港にて宿泊。空港見学など。
NH494 NGO-NRT 1430-1545
NH180 NRT-MEX 1650-1405
■12/30　　
飛行機でカンクンへ。ダウンタウン観光。（カンクン泊）
AM508 MEX-CUN 0805-1130
■12/31　　
チチェン・イッツァ／ピンクレイクなどの日本語ツアー(カンクン泊)
■1/1　　
イルカと泳ぐツアー(カンクン泊)
■1/2　　
飛行機でグアナファトへ、グアナファト観光(グアナファト泊
AM505 CUN-MEX 0701-0835／AM122 MEX-BJX 0920-1037
■1/3
グアナファト観光後、メキシコシティへ(メキシコシティ泊)
AM153 BJX-MEX 1725-1835
■1/4
テオティワカンの気球ツアー後、歴史地区観光（メキシコシティ泊）
■1/5
国立人類学博物館、メキシコシティの日本語ツアーの後、空港へ(17:30頃到着)。
空港のカプセルホテルでシャワーを浴びたりして時間をつぶす。
■1/6 NH179 MEX-NRT 0100-0645(+1day)
■1/7 JAL3083 NRT-NGO 1025-1140

エリア メキシコシティ(メキシコ)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: タクシー 徒歩 飛行機
• 航空会社: アエロメヒコ航空 ANA
• 旅行の手配内容: 個別手配

1月5日
メキシコ最後の日です。朝9時にガイドさんと合流します。少しお土産の話をすると、いいお店があるということでフランシスコマデロ1世通りをラテンアメリカタワーの方に行ったところにある青いタイルの家に連れて行ってくれました。

こちらは見た目もきれいなので、撮影ポイントになっているようです。
内部はお土産屋さんとレストランになっています。

続いて国立人類博物館に向かいます。途中で通りかかった独立記念塔です。

国立人類博物館に到着。

近代的なデザインなっています。
この博物館はいろいろなものが展示されていますが、個人的にガイドを雇ってよかった思った点は、有名な博物館のわりには展示の説明はスペイン語のみの箇所が多いということです。また、南米の文明はスペインに略奪、破壊されてしまったため、何か残っているが、何なのかわからないものが多く、説明文などなくただ置いてあるだけというものもたくさんあります。

第３室だったと思います。
メキシコシティにはかつてマンモスがいたそうです。家畜は一切おらず、スペイン人が来て初めて馬や牛などを知ったそうです。

リュウゼツランには種類があり、大きくお酒に使われるものと繊維として使われるものがあるようです。
繊維としてつかっわれていたものはナイロンにとってかわられました。お酒はメキシコの伝統的な発行主であるプルケ、スペインの蒸留酒であるテキーラがあります。

トウモロコシはもともとは今の者に比べてずっと小さいものだったようで、品種改良を進め、今の大きさになったそうです。
その他の南米原産のものとしては、カボチャ、ジャガイモ、サツマイモなどがあるようです。
カボチャはフィリピン→カンボジアと伝わり、カボチャと呼ばれるようになりました。
ジャガイモはインドネシア(ジャカルタ)に伝わり、ジャガイモ、サツマイモは中国から薩摩藩に伝わりサツマイモと呼ばれるようになったそうです。

続いてマヤ文明
マヤ文明には文字がありました。アステカは絵文字だそうです。しかしキリスト教国からいけにえの文化が野蛮だとやめさせ、マヤの文献も焼き払われたそうです。
またユカタン半島は石灰質で、水が海に流れてしまうため、穴が開いて水がたまったセノーテ周辺に文明が発達したようです。

この展示物は下にあるには太陽神の顔。上に鳥がいます。
朝が明ける前に鳥が鳴き、太陽が昇ってくるため、鳥が太陽を誘導するものと考えられていたようです。そのため、太陽神の代理となる王は羽を付けていたようです。

遺跡のレリーフは、いけにえ、王位継承、戦勝記念、婚姻に関するものが多く、王の正当性を明確にするためのものが多かったようです。

マヤ文献のレプリカ。蛇腹になっていたようです。

チチェン・イッツァのチャック・モール象

続いてアステカ分室。
アステカ帝国はメヒーカ人が築いた都市で、現在のメキシコシティにあたります。

かつてのメキシコシティ（テノチティトラン）の鳥瞰図です。湖に浮かぶ島だったことがわかります。
後にスペイン人が侵略し、埋め立てて築かれたのが現在のメキシコシティです。そのため地盤が弱く、メキシコシティでは地盤沈下が問題になっているようです。
テノチティトランの中心部の神殿があた場所が現在のソロカ周辺で、神殿跡が発掘されたのがテンプル・マヨールです。

太陽の石、アステカ・カレンダー。

続いてやってきたのはグアダルーペ寺院。キリスト教の3代奇跡の一つ「グアダルーペの奇跡」として公認されているものです。
1500年代、ある男の前に聖母マリアが現れ、丘の上に礼拝堂を建ててほしいとお願いしたそうです。男は神父に話を伝えるも、当然信じてもらえません。
男は聖母マリアにその話を伝えると、バラの花をマントに包んで神父のところに持って行くように言いました。男は言われるようにバラの花をマントに包んで神父のもとに持って行きました。そして神父の前でマントを開くと、マントに聖母マリアが現れました。
そして丘の上に礼拝堂が建設されました。

現在のグアダループ寺院は巨大な近代的な建築です。

敷地も広大です。

グアダルーペ寺院では奇跡のマントを見ることができます。

人だかりができないよう、マントの前は動く歩道になっています。

丘のふもとには１８００年代に建てられた旧聖堂があります。

地盤沈下の影響で明らかに傾いています。中に入りましたが、床が緩やかな坂のようになっていて、ひびが入っている箇所もありました。

グアダルーペ寺院見学の後は、朝にやって来た青いタイルの家で昼食です。
落ち付いた雰囲気のレストランになっています。

昼食後はラテンアメリカタワーへ。

北側。
左下にベジャス・アルテス宮殿が見えます。

東側
写真中央部にソロカとメトロポリタン・カテドラルが見えます。

続いてソロカへ。
広場を挟んでメトロポリタン・カテドラルの向かいにある建物は市役所です。
メキシコシティは名古屋市と姉妹都市提携を結んでいるそうです。

メトロポリタン・カテドラルは入れないのだと思っていましたが、横の入り口から入れるようになっており、ガイドさんに連れられて中へ。

カテドラル内部。
ここでキリスト教の話を30分くらい聞き、その時はそうかと感心したのですが、残念ながら部分的にしか覚えていません。。。

続いてテンプロ・マヨールへ。
昨日は入場しましたが、入場しなくても見れる範囲があり、そこを案内してもらいました。この辺りでいろいろなものが出土することから、調べていくとアステカ帝国の都テノティトランの中央神殿であることがわかりました。こちらはテノティトランを再現した模型です。

その後、ソロカの周辺を少し歩き、傾きがひどい建物などを見せてくれました。
写真ではわかりにくいですが、明らかに建物が傾いており、ひどいものになるとひびが入っています。メキシコシティの地盤沈下はかなり深刻なようです。

ここでガイドと別れ、空港へ送ってもらいます。

飛行機が25:00出発と遅く、またメキシコシティの空港にはシャワーが使えるラウンジなどはないため、カプセルホテルを予約しました。
ちなみにANAのチェックインカウンターは3時間前まで開きませんので、ラウンジで時間をつぶすという戦略も取れません。

部屋はこんな感じで普通のカプセルホテルです。清潔です。
荷物を置いて夕食を取りに行ったり、シャワーを浴びたり、チャックインまではごろごろして過ごせ、かなり楽でした。

チェックインし、保安検査を終えても、ほとんどの免税店は10時頃に閉まるようで、コンビニのようなお店しか開いておらず、時間をつぶす場所もあまりない感じでした。幸いラウンジが使えたので、少しお土産を買ってラウンジで時間をつぶしました。

離陸後、食事の提供は無いようで、即寝ました。

着陸前に食事の提供がありました。久しぶりに食べる和食です。

日本が近くなってきました。

成田に到着です。
VisitJapanWebで入国するのが初めてで少し緊張していましたが、青色の画面を見せればほぼ素通りで、預かり入れ荷物が出てくるのを待っている間にVisitJapanWebで税関申告もできるので、入国は非常にスムーズでした。
到着予定時刻が06:45、JALの中部便が10:25発なので、少し不安がありましたが、時間面では全く問題ありませんでした。