2023/02/27 - 2023/03/02
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pua-naniさん
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金刀比羅さまの石段はかなりきついので、今のうちに行っておいた方がいいよ~、という諸先輩のアドバイスを受けて、高松城址、丸亀城、高知城のお城巡りと絡めて4日間の旅をしてきました。
丸亀城と高知城は、国宝5城を含む現存12天守のうちの2つです。
これで、国宝5城でまだ行ってないのは島根県の松江城のみ、12天守の中では愛媛の宇和島城、福井の丸岡城、岡山の備中松山城を残すのみとなりました。
羽田から高松空港入りして、高松、琴平、高知で1泊ずつ、帰りは高知竜馬空港から羽田へ戻りました。
お城巡りもコンプリートしてしまうと楽しみがなくなってしまうので、とりあえずここまででお城巡りは一休みしようかなと思っています。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JALグループ
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羽田から朝の便で高松へ。
空港から富士山が見えました。 -
高松空港からはリムジンバスで高松駅そばのJRホテルクレメント高松まで。
リムジンバスは、到着便に合わせて到着の15分後に出発します。 -
ホテルにスーツケースを預けて、お隣の玉藻公園(高松城址)へ。
高松城は瀬戸内海に面した水城で日本3大水城のひとつです。(あと2つは愛媛の今治城と大分の中津城)
安土桃山時代に生駒親正が築城し、生駒家4代ののち松平家が11代にわたって居城としました。 -
桜御門跡。
江戸時代、お城の増改築は幕府によって厳しく規制、監視されましたが幕府直轄ともいえる松平家は四国、九州の監察役を担っていたため、高松城は大規模な新装、改修が重ねられ、往時の城域は今の8倍もあったそうです。 -
桜御門跡の表側。
桜御門の手前には桜の馬場という大きな広場があり、沢山の桜が植わっています。桜の季節にはさぞにぎわうことでしょうね。 -
艮(うしとら)櫓。
東の丸の北東の隅、丑寅(北東)の方角にあった櫓が、旧太鼓櫓跡に移築されました。
海に面して建つ月見櫓が有名ですが、現在修復中で残念ながら見学不可でした。(令和5年7月までの予定) -
披雲閣。
藩の政庁や藩主の住居として使われていましたが老朽化したため、1917年に半分ほどの規模に縮小されて再建されました。 -
142畳敷きの大書院のほか、槇の間、松の間、蘇鉄の間などがあり、現在は会議、茶会、華展などに貸会場として利用されています。
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こちらの入り口は管理事務所になっています。
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前の広場がちょっとした休憩スペースになっていました。
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立派なお濠が残っています。
海水が流れ込んでおり、鯉ではなく鯛が泳ぐそうです。 -
お濠の向こうに琴電の駅(高松築港駅)と電車が見えます。
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天守閣跡。
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地久櫓跡。
ちょうど梅が咲き始めでした。 -
鞘橋。
本丸と二の丸をつないでいる唯一の連絡橋。
当初は欄干橋でしたが、江戸時代末期には屋根付きの橋になっていたとか。 -
お昼は早速讃岐うどん。
駅近くの「めりけんや」さんで。 -
夫の肉うどんはすぐ受け取れましたが、釜揚げはちょっと時間がかかりました。
歯ごたえ抜群でおいしかったです。 -
次は琴電に乗って3つ目の栗林公園へ。
駅からはまっすぐ歩いて7分くらいです。 -
ことでん琴平線は琴平駅が終点です。
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栗林公園は日本三大公園だそうで、紫雲山を背に23万坪(75ha)もあるとても広い回遊式大名庭園です。
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商工奨励館入ってすぐにある、大きな宮内張子の「奉公さん」
重い病気のお姫様の病を代わりに引き受け、離れ小島に流されて亡くなった「おまきさん」の人形です。
転じて、魔除けや厄除けの縁起物としてありがたがられているそうです。 -
梅が見ごろになっていて、とてもいい香りがしました。
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色合いもさまざまでとてもきれいでした。
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日暮亭
1,2,7,8,12月は土・日のみ開くようです。 -
掬月亭(きくげつてい)。
江戸時代初期に建てられた数寄屋造りの建物。
旧藩主が茶室として使用したものです。 -
中でお茶がいただけるので、さっそく。
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煎茶と和菓子のセット ¥500
さっきホテルでいただいた旅行支援のクーポンで。 -
もうすぐお雛様ですね。
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奥のお部屋にも雛飾り。
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大きな松。
樹齢どのくらい? -
お庭が手入れされてきれいです。
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見事なフォルムの松。
園内に1400本ある松の内1000本が300年にわたってお手入れされてきたそうです。 -
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見ごたえのあるお庭でした。
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沢山鯉がいたのですが、この鯉は銀色でした。
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JRホテルクレメント高松にチェックイン。
上層階プランを選択していたら19階でした。 -
広さも十分。
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大浴場がないのだけが私的には残念ポイント。
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でも、眺めは素晴らしかったです。
お隣の高松城址が一望。
琴電の駅も見えますね。 -
左に振れば高松港。
カーテン要らずの最高のお部屋でした。 -
ホテルロビーのお雛様。
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ホテルロビーのお花。
ちょうど入れ替えが終わったところでした。
梅に、菜の花に、アルストロメリア。 -
夕食は高松駅ビル内の「杵屋」で。
チェーン展開してますが、こちらが「発祥の地」だそうなので、敬意を表して。 -
安定の美味しさでした。
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翌日は丸亀へ移動です。
丸亀城まで歩く途中にあった妙法寺。
こちらのお寺には重要文化財に指定された与謝蕪村の絵が6点所蔵されているそうです。
所蔵する中の1点、1968年に何者かに破損された「寒山拾得図」の寒山の顔の部分が最新のデジタル技術で複製され半世紀ぶりによみがえったと、先日の朝日新聞に載っていました。 -
丸亀城入り口です。
大手二の門。 -
大手一の門。
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潜り抜けた側から。
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丸亀城は日本一の石垣城とも言われているそうで、見返り坂を上がったところにある「扇の勾配」
見返り坂から曲がって更に続く坂は本当に稀にみる急坂でした。
スニーカーの中でソックスが脱げるくらい(わかるかな?) -
高さのある石垣の上に天守。
現存する木造12天守のうちのひとつです。 -
天守内部。
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天守からの眺め。
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3層3階、高さ15m、日本一小さな現存木造天守なのだそうです。
犬山城も小さい印象でしたが、丸亀城の方がもっと小さいんですね。 -
この桜が咲いたらお城と2ショットできれいでしょうね。
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玄関先御門。
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大手一の門に戻ってきました。
「骨付鳥 一鶴」の丸亀本店が定休日だったので、残念、諦めて丸亀駅から琴平駅まで移動です。 -
琴平駅。
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奥に見えるのは高燈籠。
(夜には点灯されるとパンフレットに書いてあったので夕食後出掛けてみましたが、
点灯されてませんでした。
コロナ禍前の情報だったのかな?) -
琴電の琴平駅。
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ガイドブックに載っていた浪花堂餅店。
(到着の日はなぜかお休みでしたが、翌日買えました) -
遅くなったお昼はこちら「骨付鳥 田中」で念願の骨付鳥を。
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にんにくが効いててとてもおいしかったです。
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かつおのたたき定食も。
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本日の宿は「敷島館」
かつて登録有形文化財だった老舗旅館を明治時代の古材を使って再現した建物です。 -
栗林公園の掬月亭で出た和菓子も、敷島館のお迎え菓子?もこちらの「灸まん」でした。
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中野うどん学校。
手打ちうどんの体験ができるようです。 -
こんぴらうどん
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「こんぴら船々~」のお菓子「船々堂」
さぁ、いよいよ金刀比羅さま詣での始まりです。 -
延々と石段が続きます。
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やっと「大門」まで来ました。
ここまでで365段。
ここから境内に入ります。 -
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五人百姓の出店が3店出ていました。
境内での商売を許されている唯一の5軒です。
加美代飴(かみよあめ)というべっこう飴を売っています。
付属の小さなトンカチで割って食べるようです。 -
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桜馬場西詰銅鳥居。
ここまでで431段。
まだまだ石段は続きます。 -
表書院。
実は、つい先日知ったのですが、表書院の奥にある普段非公開の奥書院で伊藤若冲の襖絵「百花図」が今年の4/8~6/11に9年ぶりに特別公開されるのです。 -
知ってたらその時期に合わせたのに~~! と、とっても残念です。
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また黙々と石段を登ります。
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旭社
ここから上り下りが一方通行になるので、旭社は帰りのルートになります。 -
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はぁ~、かなりしんどいです。
ここを上がれば御本宮です。 -
やっと御本宮に到着です。
785段。 -
「まぁ、ここまでだろうなぁ、」思っていたのですが、珍しく夫が「二度と来ないかもしれないんだから最後まで行く」と言うので、ちょっとびっくりしつつ、さらに奥社まで。
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曲がっても、曲がっても石段が現れます。
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やっと、奥社にたどり着きました。
厳魂(いづたま)神社。 1368段。 -
はぁ、ご褒美の眺めです。
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お守りを買って下りました。
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御本宮に戻ってきました。
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旭社までおりてきました。
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この建物は重厚で、本当に素晴らしいです。
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長い歳月このままで雨風にさらされ続けていると思うと、すごいことだなぁと思います。
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火災などに合わずにずっとこのまま何百年も建ち続けてほしいと思います。
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ご神馬がお散歩をしていました。
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大門まで戻ってきました。
やれやれ、1368段はさすがにしんどかったけど、昔の人も皆がんばって上がったのですよね。
お疲れさまでした。 -
敷島館のお部屋。
6階でした。
瓦せんべいと灸まんがお出迎えしてくれました。 -
全館畳敷きになっています。
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和風のトイレ手洗い鉢。
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洗面鉢も和風で。
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夕食。
お品書きと共に。
担当のスタッフが説明しながら配膳してくれます。 -
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お肉をうっかり鍋に投入しちゃった後の画像。
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締めの讃岐うどんと「心ばかり」の3品。
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もう、お腹一杯~。
どれもおいしくいただきました。 -
デザートは別腹~。
ごちそうさまでした。 -
翌日、3日目の朝食。
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サラダ、飲み物、うどん、デザートなどはセルフです。
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お部屋のアメニティ。
豆から挽くコーヒーセットがあったのにはびっくり。
器も素敵でした。 -
ところで、ガイドブックに載っていたかわいい「こんぴら狗」って、どこにいたかしら?
気が付かなかった~。
ということで、(夫は二度と来ないかもしれないと言ってるし)、心残りになっても困るので、もう一度石段に挑戦。 -
「そんなに上じゃなかったと思う」という夫の言葉を信じて。
大門を過ぎ~、 -
いました~。「こんぴら狗」
やっと見つけました。
桜馬場西詰銅鳥居のところにいました。
昔はわんこにお金を括り付けて代わりにお参りに行かせたのですね。 -
これで金刀比羅さま、見納めです。
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1368段+431段(今日の分) でした。
よくがんばった! -
金陵の郷
敷島館のお隣にある、こんぴらさんの御神酒を造っている蔵元です。
敷島館のお食事でもこちらのお酒をいただくことができます。
中庭の大きな楠。 -
敷地内に歴史館や文化館などの資料館を併設しています。
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お土産に買った「灸まん」と浪花堂餅店の5色餅、シュワッと溶ける香川のお菓子「おいり」
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金比羅さまのお守りに小豆島の張り子の鬼面(節分に飾ろうと思います)。
栗林庵で買った漆塗り一本彫りのスプーン(コーヒーのマドラーにいいかな、と) -
敷島館をチェックアウトして、宿泊プランに付いてたうどん券を使って「こんぴらうどん」で早めの昼食です。
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ぶっかけうどん。
おいしかったので、「うどんはちょっと重いんだけどなあ」と思いながらもお土産に買ってしまいました。 -
和三盆「おいり」まぶし?のソフトクリーム。
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JR琴平駅。
これから土讃線で高知へ移動します。 -
途中、大歩危(おおぼけ)、小歩危(こぼけ)、 吉野川沿いの良い景色。
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乗ってきたのはこの電車。
高知はアンパンマンの作者やなせたかしさんの出身地だそうで。 -
天然温泉紺碧の湯 ドーミーイン高知。
高知駅からとさでん交通、蓮池町通駅から歩いて5分くらい。 -
ちょっと早かったのですがチェックインできました。
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4階のお部屋でした。
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2017年12月開業だそうです。
新しいドーミーインはバスタブがないスタイルが多いですね。 -
歩いて10分ほどの高知城を見に行きます。
高知城は、本丸の建物群がすべて現存する唯一の城郭で国の重要文化財に指定されています。 -
山内一豊像。
関ヶ原の戦いの功績で遠州掛川より入国し、1601年秋からこの高知城の築城に着手しました。
ほぼ全容が完成したのは10年後、2代目の忠義になってからのことでした。 -
追手門から入ります。
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鐘楼。
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本丸御殿ではボランティアの方が何人か待機していらして、声をかけてくださり、ぐるりと天守閣まで案内していただきました。
説明を聞いて歩いたら写真を撮り損ねていました。 -
忍び返し。
現存するものとしては全国唯一だそうです。 -
天守閣は、外観四重(内部三層六階)高さ18.5mの望楼型天守で、創建当時の様式を踏襲して1749年に再建されました(パンフレットより)
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高知城の石垣は近江の技術者集団「穴太衆(あのうしゅう)」によるものです。
雨の多い土地柄を考慮した野面積(のづらづみ)が多用されています。 -
帰りに「ひろめ市場」でカツオのたたきや川エビの唐揚げやあれこれ食べたのですが写真を撮るのをすっかり忘れました。
カツオのたたきはたれと塩があって、塩はゆずが効いて珍しくておいしかったです。
追手門からまっすぐ伸びる追手筋と呼ばれる通りは日曜市が開催されるそうです。
日曜日にも来てみたかったです。 -
ひろめ市場のカツオのたたきで有名な「明神丸」さん。
(せめて、と思い、翌日、博物館の帰りに撮りました)
土佐藩家老の深尾弘人(ひろめ)蕃顕(しげあき)の屋敷跡にあるので「ひろめ市場」になったんですね。 -
翌日、最終日、ドーミーインの朝食。
きょうは、高知城隣にある高知県立高知城博物館へ行きます。 -
途中、高知大神宮(よさこい稲荷神社)がありました。
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よさこい稲荷神社。
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高知県立高知城博物館。
土佐藩主山内家伝来の貴重な資料の数々を所蔵、展示しています。 -
ちょうど企画展「山内家のおひなさま」が開催されていました。
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3階からお隣の高知城がよく見えます。
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高知へ来たら、ここは見ないと、ということで、
有名な「はりまや橋」。
「土佐の高知のはりまや橋で~」ってやつですね。 -
意外に小さな橋です。
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お昼はホテル近くのこちらで。
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鯛塩ラーメン。
さっぱりと上品な塩味でした。 -
飛行機の時間までまだあったので、歩いてきました、大川筋武家屋敷資料館。
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土佐藩の武士、旧手嶋家住宅です。
人の気配はないのですが、開いてたのでお邪魔します。 -
主屋には書院造の部屋があり、武士の生活の様子がうかがえます。
蝶や茶の実の形をした釘隠しなど、かわいい意匠が見られました。 -
お隣の蔵が資料館になっていました。
以前に住んでた方からの聞き取りをもとに井戸も再現されていました。 -
蔵(資料館)の2階。
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手嶋家の敷地は明治維新以前はもっと大きく西側に広がって畑などもあったそうです。
約10年に及ぶ保存活動の末に資料館として開館の運びとなりました。 -
長屋門の入り口。
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3畳の部屋が4つある立派な長屋門でした。
窓は、武者窓、与力窓、突き上げ窓の3種類。
公道に向かって開かれているため防御的な造りになっています。
門の脇の突き上げ窓から来客を確認していたようです。 -
この後はホテルでスーツケースを受け取ってJR高知駅からバスで高知龍馬空港へ。
高知龍馬空港にいた坂本龍馬さん。
私のイメージでは龍馬さんは、ドラマ「仁」の内野聖陽さんなので、ちょっと違うな~。 -
売店で売ってた「帽子パン」、たしかガイドブックに載っていたような。
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羽田からの便が遅れたので、折り返しも40分遅れでやっと飛び立ちました。
強風で結構揺れて、羽田でもすごく揺れました。
でも欠航しないで帰ってこれてよかったです。
「現存12天守」の中で四国にあって行ってないのは愛媛の宇和島城です。
どんなルートで攻略するか、あれこれ思案するのも楽しみです。 -
おまけ
おみやげあれこれ。
高知では、ミレービスケットがどこでも売っていて、いろんな種類がありました。
大正時代創業の高知の企業なんですね。
旅行支援のおかげでクーポンをいただけたので、食事やお土産に重宝しました。
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