2023/03/08 - 2023/03/08
130位(同エリア512件中)
ヘチマさん
気温も高くなってきた3/8に京成電車に乗り千住大橋駅へ。
駅から南へ歩き墨田川の北岸にある大橋公園へ。
ここは芭蕉「奥の細道」の旅立ち、離別の地です。
道元「正法眼蔵(坐禅箴)」に基づき、芭蕉の句碑を読み解きます。
行春や鳥啼魚の目は泪
(いくはるや、とりなきうおの、めはなみだ)
この「鳥啼魚」とは「天界の声を出す人間」を表象。
道元の正法眼蔵(坐禅箴)に拠れば、天地一体である「悟り」の状態は、天界(鳥:天使)と地上(魚:人間)の連結により生じます。
水清徹地兮、魚行似魚。(水清んで徹地なり、魚行いて魚に似たり)
空闊透天兮、鳥飛如鳥。(空闊透天なり、鳥飛んで鳥の如し)
芭蕉は、自分を鳥啼魚に例え、暗示しています。
他にも色々な掲示板があり、将軍や大名など、江戸時代の旅の様子を知る事ができました。
- 旅行の満足度
- 3.5
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
大橋公園の入口にある、芭蕉の句碑。
「奥の細道」における旅立ち離別の場所です。
奥州出羽三山参拝の旅に関しては以下参照
https://4travel.jp/travelogue/11738216 -
行春や鳥啼魚の目は泪
(いくはるや、とりなきうおの、めはなみだ)
この「鳥啼(な)き魚」とは「天界の声を出す人間」を意味します。
道元「正法眼蔵(坐禅箴)」に拠れば、天界(鳥:天使)と地上(魚:人間)の連結で、天地一体であるような「悟り」の状態が生じます。
水清徹地兮、魚行似魚。(水清んで徹地なり、魚行いて魚に似たり)
空闊透天兮、鳥飛如鳥。(空闊透天なり、鳥飛んで鳥の如し)
芭蕉は自分を鳥啼魚に例えており、道元と同様に、天地一体であるような直観から出句するのだ、という自負が感じられます。 -
句碑の裏側
芭蕉は、深川を舟で出発し、1689年3/27に千住に上陸し、奥州へ旅立ちました。
千住は、1625年、三代将軍家光の時、日光道中の初宿に指定され、日光・奥州・水戸の三街道の宿駅として賑わった所です。 -
大橋公園にある「おくのほそ道行程図」
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説明文:
私以外にも、説明看板などを見ている人あり。 -
公園から階段を上がり、堤防を越えて、墨田川の川岸へ降りた所にある絵と文。
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公園側から見る千住大橋
千住大橋 名所・史跡
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「千住の橋戸河岸」に関する説明看板
この河岸で陸揚げされた産物は、赤穂塩や黒砂糖や近隣の食材、材木・石材など多種にわたる。 -
公園下から、千住小橋を渡ります。
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江戸時代の説明看板群
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江戸城から千住の御上り場までの絵図
将軍は、ここ御上り場で乗舟 -
千住大橋際の御上り場に将軍の御成船が着く様子
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千住宿を利用した大名行列
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千住宿の役人、高尾家の旧記
千住大橋は、1594年に墨田川に架けられた初の橋で、その後、架け替えが続き、今の橋は1927年(昭和2年)に完成。
江戸時代には、千住は交通の要衝として栄えた場所です。
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