2023/02/21 - 2023/02/24
1253位(同エリア4769件中)
masaさん
4日目です。JR西日本が2月21日より使用可能な「西日本どこまで4DAYS」という在来線連続4日間乗り放題チケットを売り出したので購入し、氷見、富山、金沢に出かけました。もちろん新幹線乗車はダメ、特急乗車の場合は特急券を別途購入しなければなりません。乗り鉄でもない僕が何を血迷ったか、4日間乗り放題の言葉ににひかれてついチケットを買ってしまいました。
どんなルートが可能なのかを調べてみましたが、「青春18きっぷ」のように一日中鉄道に乗車して様々な駅で乗り継ぎが好きな人には価値がある切符ですが、なかなか在来線では制約があり遠方まで行くのは難しいことがわかりました。
すなわち新幹線の開通している所では在来線が切り捨てられ、何が何でも新幹線に乗車せざるを得ないようなシステムになっているんだなぁーということを今回実感させられました。
結局これまで何度も訪問している、氷見、富山、金沢それぞれ1泊づつの凡庸な旅程になってしまいましたが、冬の北陸を楽しみ、大好きなお寿司三昧の4日間にすることにしました。いつものように食べ物ばかりが目立つ旅行記ですが、よろしければご一読ください。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- JR特急 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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4日目、ホテル朝食会場です。
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今日は夕方まで金沢市内をぶらつく予定です。金沢駅に出てバスの一日乗車券600円を購入しました。
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まず、右回り周遊ルートバスでバス停、橋場町に向かいました。
橋場町バス停からひがし茶屋街に行く途中にある、浅野川大橋たもとの橋場町緑地です。城北大通りを挟んで向かい側が主計町茶屋街になります。
明治6年にウイリアム・E・グリフィス氏が撮影し明治中頃まで現存した火の見櫓を再現してあります。 -
ひがし茶屋街「浅の川園遊会館」(金沢芸妓と茶屋街のミュージアム)です。
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経田屋米穀店、なかなか風情がありますね。
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200年の歴史を持つ茶屋建築「金澤しつらえ&茶房 やなぎ庵」で北陸の高品質工芸品を世界へ向けて発信するギャラリー・ショップです。
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どこの旅行紹介パンフレットにも掲載される、有名なひがし茶屋街の撮影スポットです。
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「志摩」は重要文化財に指定されている、文政3年に創立された格式の高いお茶や建築です。入場料500円で入ってみました。
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お茶屋は二階が客間で、その控えの間で遊芸が披露されたとのことです(パンフレットより抜粋)。
私の親族は十数年前まで京都木屋町で古い旅館を営んでいましたが、部屋の造り、配置などがここと大変によく似ています。芸子さんや舞妓さんがよく呼ばれ三味線、舞などを披露していました。 -
一般の方が座って三味線を弾く真似事をされていました。
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一階の台所です。
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台所横地下には石室が設けられ、食品の貯蔵に充てられました。この中には井戸も掘られているそうです。
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箔座ひかり蔵。
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金沢は金箔の町です。前田利家の命によって始まった加賀藩の箔製造は、江戸期には幕府による製造と販売禁止などで紆余曲折を繰り返します。明治後期になると品質・価格の協定、生産制限の実施などで力を蓄え、石川県の重要な産物としての地位を占め安定したそうです。
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様々な作品が売られており、外国の方が色々と購入されていました。今は円安なのでなんでも買いやすいでしょうねー、羨ましい!!
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ここは陶器の店NIKKOです。1906年に「林家組」として設立され、1908年には金沢に「日本硬質陶器株式会社」が設立されています。
NIKKOのボーンチャイナにはボーンアッシュが50%含有されボーンチャイナ独特の白さを引き立てているそうです。イギリスの有名なものでも30%程度しか配合されていないとの説明を受けました。 -
失礼ながら、今まではNIKKOの陶器製品と言えば大倉などに比べ少し安価な製品との認識でしたが、長い歴史と上質な製品があることを知り、認識を新たにしました。
ここはNIKKOの製品を使った喫茶です。 -
浅野川大橋です。
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主計町(かずえまち)料亭街を散策します。入口に立つ今越清三郎翁出生の地の碑です。
家が貧しく飴売りをしていましたが、8歳の時乃木希典と出会い、乃木から「頑張って立派な人になれ」とお金を入れた包みをもらい、その厚情に報いようと努力し、金箔職人として成功した人物だそうです(いくつかのネットの記事を参照)。 -
古い料理屋の建物が軒を連ねており、大変に風情がある地域で、鏡花の道と名付けられています。この川の対岸は秋聲の道と名付けられています。
いまや完全にショッピングストリートとなったひがし茶屋街に比べ、こちらはしっとりと落ち着いて柔らかーい風情があります。断然こちらが好きですね。 -
大正2年ごろに建てられた茶屋建築、「旧つちや」です。間取りなど典型的な金沢の茶屋建築様式を一番よく残している建物です。
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歩行者専用の「中の橋」、金沢出身の小説家・泉鏡花の作品の舞台となりました。
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主計町茶屋街から泉鏡花記念館へと通じる「暗がり坂」、旦那衆がみつからないように、こっそり内緒でこの道を使って茶屋街に通ったそうですよ。それらの様子を彷彿とさせる少し淫靡な雰囲気が漂うようでいいですねー。
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この通りの奥が「暗がり坂」です。
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こちらはもう一本別の坂道です。2008年に作家の五木寛之氏が、小説『主計町あかり坂』の中で、これまでは名前もなかったもう一つの坂道を「あかり坂」と名付けました。
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五木寛之氏のつぎのような言葉が石碑に彫ってあります。
暗い夜のなかに明かりをともすような
美しい作品を書いた泉鏡花を偲んで、
あかり坂と名づけた。
あかり坂は また、
上がり坂の意(こころ)でもある。
平成二十年秋 五木寛之 -
バスに乗って近江町市場にやってきました。一昨年来た時は、水曜日でほとんどの店が休んで閑散としていましたが、今日は観光客も凄い人出でにぎわっています。
やっぱり鮮魚通りが人気ですね。 -
連れ合いに言わせると、「やっぱり安いよ」とのことでした。
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ぐるっと一回りして。、この店に戻ってくると、加納ガニが早くも既に値下げされていました。
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結構歩き回って疲れたので、市場の向かい側にある「金沢エムザ」の中に入る喫茶室「茶庵黒門」で休憩しました。
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コーヒーもちゃんとドリップで入れてくれ、美味しかったです。ここでも抹茶ケーキにもカップにも金箔が使われていますね。
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ホテルに預けた荷物を取り行く途中にある尾山神社はこれまで訪れたことがなかったので、行ってみることにしました。
予想していたより大きな広い敷地を持つ神社でした。 -
もう梅がこんなに咲いています。特に雪国の人々が待ちわびる春は近いですね。
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この神門のステンドグラスが綺麗です。
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境内には前田利家公の像。
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蓮の葉に乗る黄金色のカエルが可愛らしいです。
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尾山神社の裏側から、鼠多門橋を渡って金沢城庭園の、玉泉院丸庭園に抜けることができます。
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金沢城の西側、黒い海鼠漆喰が特徴の「鼠多門」と、城内最大規模の木橋「鼠多門橋」が、約140年ぶりに復元整備されました。
でも最初「鼠多門」を遠くから見たときは一瞬壁がだまし絵のようにペイントで描かれているのかと錯覚しました。近くで見ると見事に復元されたことがよくわかります。 -
黒い海鼠漆喰が特徴の「鼠多門」です。
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代々の加賀藩主によって手を加えられてきた玉泉院丸庭園も復元されています。珍しく高低差の大きい池泉回遊式の大名庭園です。
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休憩所のベランダからは全体像をよく見ることができます。
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そろそろ帰る列車の時間なので、荷物をピックアップし金沢駅に引き上げます。
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近江町市場では売り切れていた金沢棒寿司「舟楽」が作る「禄」が「あんと」で一つだけ残っていたので列車の中で食べようと購入しました。
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ちょっと見、大阪の箱寿司のような感じですね。
これで三泊四日の旅行もおしまいです。表題の通り結構様々なお寿司を食べることができた旅でした。
金沢発17時31分→京都19時38分着のサンダーバードで帰ります。
次は何処にいこうかなー!
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旅行記グループ シニアの2023年 「JR西日本どこまで4DAYS」で氷見・富山・金沢寿司三昧の旅
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