雪の兼六園を楽しむ金沢散策～西なびグリーンパスを使った4泊5日　冬のおばちゃん旅④～

2023/02/18 - 2023/02/22

「雪の白川郷のライトアップを見たい」
今回の旅は、旅友Hちゃんの数年来の悲願から始まりました。私とMちゃんはその悲願を達成すべく「白川郷のライトアップ」訪問を目的に今回の旅行を計画しました。

期間限定(～平成5年3月)、50歳以上が使用可能で、JR西日本全線の新幹線・特急列車が5日間乗り放題になる西なびグリーンパスを利用しました。5日間乗り放題のパスを利用するので4泊5日の旅程でがっつり遊びます。金沢に4泊して楽しんだおばちゃん3人組の旅行記です。

1日目　金閣寺のライトアップ・・・①
2日目　白川郷のライトアップ・・・②
3日目　富山美術館巡り・・・③

今回の旅は、ずっとお天気に恵まれませんでした。初日から３日目までずっと雨(涙)　雪は覚悟していましたが、まさか雨とは・・・。やっと、３日目の夜半から雨から雪に変わってくれました。

雪の兼六園に出会えた、４日目の旅行記です。

エリア 金沢(石川)

昨晩からの降雪で、積雪しました。やっと、積雪してくれたよ～。

今日は富山県新湊に美味しいカニを食べに行く予定でしたが、急遽、予定変更！　雪の兼六園に行くことにしました。その後は金沢市内を観光します。個人手配の旅行はこれができるからいいね～。

ホテルから金沢駅前のバスターミナルへ行き、兼六園にGO！

兼六園前バス停近くの前田利家像も、兜に雪を被ってます。

金沢城石川門も、いい感じ。でも、今回はスルー。

兼六園に向かう歩道橋から見た金沢市内、積雪して綺麗です。

9時、兼六園に到着しました。

スプリンクラー作動中。一生懸命、仕事をしてます。

日本最古の噴水。

兼六園のシンボル。徽軫灯籠。

雪つりに、白く積雪していました。これが、見たかったのよ～。

朝、早くに訪問してよかった。

園内では、たくさんの方が除雪作業をされていました。ありがとうございます。

どこを見ても、水墨画の世界。

先月訪問した雪の金閣寺もよかったけれど、訪問客がすごく多くて自分のペースであるけないほど。
兼六園は広いので、観光客の姿は見られますががゆっくり散策できました。

キュツ、キュツと雪を踏みしめる音を聞きながら散策しました。

松じゃない木も、白い花が咲いているように綺麗です。

でも、主役はやっぱり松。

兼六園は、ともかかく松が多い庭園で、そのために私的には地味な印象だったんだけど、雪が降るといいわ～。魅力倍増です。

松は、葉っぱに雪を載せると男前になるね。

雪の白川郷の残念な思い出は、雪の兼六園の素晴らしい思い出に上書きされました。

現金なおばちゃん３人組は大喜び！　今回の旅のMVPは「雪の兼六園」です。

兼六園のキング「根上がり松」　見上げるような巨木です。

この木を見て、庭園を後にしようとしたら、

Mちゃんが、「梅園」があるよ。と教えてくれました。

ほほ～。梅園もあるのね。と側によってみると、

あら、赤いものがちらちら。

何と、雪の下で梅が開花してました～。

びっくり！

周りの梅の木も側によってみると

やっぱり開花してます。

けなげ～！

私が住んでいるところは九州の平地なので、積雪はほとんどありません。

「雪の下の梅なんて、これからも見る機会があるのか～」と考えて、夢中でパチパチ。

そんなわけで、必要以上に梅の花の写真を載せていますが、ご容赦ください。

いいものを見せてもらいました。兼六園よ、ありがとう！

兼六園には1時間以上滞在してました。(笑)

兼六園の徒歩圏内には、美術館がたくさんあります。今日はそのうちの２つを訪問します。まず訪れたのは、
「２１世紀美術館」
現代美術を収蔵した金沢市立の美術館です。

大人気の美術館で、切符売り場は長蛇の列。おばちゃん3人、兼六園で遊び疲れて並ぶ気力はありません。

今回は鑑賞をあっさり見送りました。

おばちゃん３人の目当ては、館内のカフェレストランだからまあいいの。

ということで、カフェに入店。

全面ガラス張り。素敵なカフェレストランです。

私とＨちゃんは、金沢美人プレート。

スフレチーズケーキとドリンクのセットです。

チーズケーキが苦手なMちゃんは、もったいないパフェ。

このカフェでゆっくりして兼六園ではしゃいだ疲れをとりました。

甘味チャージした後は、歩いて国立工芸館へ移動しました。2020年に開館したばかりの美術館です。建物におばちゃん3人一目ぼれ。

明治時代に建てられた旧陸軍第九師団司令部庁舎（1898年建造）と旧陸軍金沢偕行社（1909年建造）を、移築・整備して国立工芸館として活用しています。

こちらの建物の方が素敵ですが、こちらは管理棟。

こちらの建物が展示棟です。

「工芸館と旅する世界展」が展示中でした。

レトロな館内。

展示スペース。

濱田庄司
「柿釉格子掛盛皿」

国内の作品では民芸運動の陶器が目につきました。

日本の工芸品を展示する美術館と思ったら、予想外に海外の作品が多かった。展示会の内容が「工芸館と旅する世界展」からかも。

ルネ・ラリック
「雄鶏と羽根文花瓶」

ポスターにもなっています。

アルド・ロンティーニ
「リッコリーナ」

猫好きなMちゃんが足を止めた
大塚茂吉
「猫」

コンパクトな美術館でした。訪問客も少なく、ゆっくり鑑賞できました。
その後、バスで香林坊まで移動して「長町武家屋敷跡」を訪問しました。
歩いても行ける距離ですが、一日バス券を購入していたので。

長町武家屋敷跡は、加賀藩士・中級武士たちの屋敷跡です。黄土色の土塀が当時の面影を残してます。

雪から土塀を守る「こも掛け」を見ることができました。いい雰囲気です。

現在も、家人が住んでいる家屋が多く、「今も生活の場です。家の中を覗き込んだりしないで節度を守って見学してください」との注意書きが案内の看板に書かれていました。
ここも訪問客の姿は少なく、落ち着いて散策できました。

初日に訪れた「茶屋街」とは違った趣を感じることができる古い街並みでした。そして、範囲も思ったよりも広かった。
金沢は空襲にあわなかったそう。古い町並みがよく残っています。

観光の最後は、お約束のまちカフェです。

菓子工房「たろう」さんで。

売店奥のカフェスペースで3人とも和菓子と抹茶のセットをいただきました。

和菓子は選べました。

私と

Mちゃんは黒餡のお菓子。

Ｈちゃんは白餡の生菓子を選びました。

白餡はミルクの味がして、とっても美味しかったそうです。

このお店の羊羹は、コーヒーとあう羊羹がコンセプト。チョコ味やピーナッツバター味の羊羹があったので、珍しくて思わず自分用に購入しました。

3時すぎには、ホテルに戻りました。今日も朝からよく遊びました。

元気なMちゃん、Ｈちゃんはこの後駅ビルのスーパー探検に旅立ちましたが、私はホテルの部屋でまったりしました。

5時にホテルのロビーに集合して、今回の旅の最後の晩餐に出発しました。ホテルの受付のお姉さんに教えてもらった「郷」という居酒屋さんです。

ホテルから歩いて3分。目と鼻の先にあるおしゃれな居酒屋さんでした。

お通しで、まず乾杯。

「雪の兼六園が見れたからよかったね。終わり良ければ総て良しだわ」
と3人で大盛り上がり。

おばんざい3種盛り

カニ足の天ぷら

海老と野菜の天ぷらも頼みましたが写真撮り忘れ。

野菜サラダ

白海老の唐揚げ

白子天麩羅

カニみそグラタン

〆はお茶漬け。

このお店で、ホテル4泊でゲットした全国旅行支援のクーポンを使い切りました。

美味しかったです。

帰りは、駅ビルに期間限定でオープンしていた大福屋さんへ。初日、見かけておばちゃん３人買いたいとずっと狙っていました。

たくさんの種類の大福はカラフルで目を引きますが、1個100円ちょっとと値段も可愛い。(笑)

じっくり考えて、チーズ大福を購入しました。

楽しかった金沢旅行も、実質今日が最終日。明日は観光なしで福岡まで戻ります。