2017/05/06 - 2017/05/06
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エンリケさん
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2017年GWのマレーシア・コタキナバル旅行3日目。
この日はツアーで標高4,095.2mの東南アジア最高峰、キナバル山を抱えるキナバル国立公園へ。
もくもくと広がる白い雲のため、キナバル山の全景は見られずじまいでしたが、ラフレシアをはじめとする熱帯の植物を観たり、ジャングルの中に架かるキャノピーウォークを楽しんだりして、思い出になった一日ツアーでした。
<旅程表>
2017年
5月4日(木) 成田→コタキナバル
5月5日(金) コタキナバル→クリアス川クルーズ→コタキナバル
〇5月6日(土) コタキナバル→キナバル国立公園→コタキナバル
5月7日(日) コタキナバル→サピ島→コタキナバル
5月8日(月) コタキナバル→成田
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- グルメ
- 3.0
- ショッピング
- 3.0
- 交通
- 3.0
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- 観光バス 徒歩
- 航空会社
- マレーシア航空
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
5月6日(土)
コタキナバル3日目のこの日は、東南アジアの最高峰であり、世界遺産でもあるキナバル山の自然をお手軽に楽しめるガイド付きツアーに参加。
まずは早朝7時、前日と同じく、集合場所のホテル、ル・メリディアン・コタキナバルへ向かいます。 -
コタキナバル市街中心部にある宿からは、10分足らずで海沿いのリゾートホテル、ル・メリディアン・コタキナバルに到着。
マレーシアなら物価が安いから、こんなホテルに泊まってみてもよかったかな?ル メリディアン コタ キナバル ホテル
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ホテルの脇はすぐに海。
南シナ海です。 -
早朝の静かな海を眺めるのはいいものですね。
-
さて、キナバル山ツアーの方は、7時30分にお迎えが到着。
他の参加者とともに、10人ほどの定員のマイクロバスに乗って、キナバル国立公園を目指します。
ちなみにこのツアー、日本を発つ前にVELTRAを経由して申し込んでおいた日本語ガイド付きのもの。
ツアー代金は1人340リンギット(約8,900円、1人参加の場合は2人分支払い)と、1日観光ながら前日のクリアス川クルーズよりも安い金額。
送迎のマイクロバス以外は乗り物は使わないからかな? -
その後しばらくマイクロバスに揺られていき、9時、キナバル国立公園近くのペカンナバル(Pekan Nabalu)という村でトイレ休憩。
キナバル山に向かうツアーは皆ここで休憩するらしく、あちこちに同型のマイクロバスが停まっています。 -
このペカンナバルの休憩所にはこんな展望台が。
本来は晴れていればこの場所から東南アジア最高峰のキナバル山が見渡せるはず・・・なのですが、上空を分厚い雲が覆っていて山頂部分が見えず。キナバル自然公園 国立公園
-
そんな天気をよそに、キナバル山に関する解説が。
キナバル山は“標高4,095.2mの神聖な山”と評されていますね。 -
展望台の一角にはあずまやもあって、ここでのんびりしたい雰囲気も。
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しばらくキナバル山の方を眺めてみますが、分厚い雲は一向に晴れる様子がなく・・・。
そして出発時間になり、再びマイクロバスに乗って先を急ぐことに。 -
さらにバスに揺られること1時間余り、10時30分にバスは停まって、世界遺産のキナバル国立公園の一角に到着です。
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この辺りはキナバル山の中の標高1,500m付近に位置するキナバル国立公園の一角。
さすが世界遺産の観光地だけあって、外国人旅行者のみならず、地元マレーシア人の観光客も多い印象です。 -
さて、バスを降りた後は、こんな周囲に熱帯雨林がそびえる道をガイドに連れられて歩いて行きます。
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途中、こんな雰囲気のいい吊り橋があったり。
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10時40分、あまり起伏のない道をてくてく歩いているうちに、少し開けた場所にやってきました。
何か建物のようなものが見えます。 -
ちなみに道の周囲をよく見ると、いかにも熱帯らしい、珍しい植物が。
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この茎から垂れさがるようにして鮮やかな花を咲かせているのは、オウムバナ科のヘリコニアという植物。
文字通りオウムの顔のような花を咲かせる植物で、元はアメリカ大陸の産ながら、現代では東南アジアを含む熱帯地域で広く見られる観賞用の植物となっています。 -
さて、道を進んでいくと、こんなリゾートっぽいプールが登場。
ここは・・・? -
そう、キナバル山中にあり、太平洋戦争中に日本軍が掘り当てたという“ポーリン温泉”。
もともと地元民は“熱湯が噴出する恐ろしい所”として近寄らなかった場所で、日本軍撤退後に放置されていたものを、1970年代から整備を進め、観光開発したものとのこと。ポーリン温泉 温泉
-
こちらの多数並んだあずまやの下は足湯。
もともとは温泉好きだった日本人が掘ったものですが、現在では地元マレーシア人も集うリラクゼーション施設となっていますね。 -
そんな温泉を楽しむのは後回しにされ、ツアーは先を急ぎます。
沿道には日本の沖縄でも馴染み深いハイビスカスの花が。
熱帯のマレーシアではほぼ一年中咲き誇り、“ブンガ・ラヤ”と呼ばれ、国花になっているとのこと。 -
そんなハイビスカスの園を脇目にツアー一行は進んでいき・・・。
-
まさに熱帯雨林のこんな草深い所へやって来ました。
-
こちらもまた熱帯らしい巨木がそびえています。
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そして11時、たくさんの観光客で渋滞しているこんなところへ。
ここは・・・。 -
よく見るとこの先に続く道がない!
・・・のではなく、吊り橋になっている模様。
そう、ここが“キャノピー(吊り橋)ウォーク”の会場だったようです。 -
順番を待っている間、辺りをいろいろ観察していると、手すりの上にこんな色鮮やかな(?)毛虫が。
閲覧注意!でしたかね・・・。 -
そうこうしているうちに順番が回ってきて、地上41メートルの高さに架けられた、細い吊り橋(キャノピー)を渡ることに。
-
吊り橋は、斜めから見るとこんな感じ。
皆、立ち止まることなく、すいすいと渡っていきます。 -
わたしも皆に続いて一気に通り抜け。
見た目ほど恐怖は感じなかったでしょうかね。
写真を撮る余裕もあったくらいで・・・。 -
キャノピーウォークは一方通行ではなく、皆が渡り終わった後、元来た道へ戻ることになります。
この際には、ガイド氏に吊り橋を渡っている途中の写真を皆が撮ってもらっていました。
わたしももちろん、記念に撮ってもらいます(笑)。 -
その吊り橋の周囲を見ると、こんな熱帯雨林が果てしなく続いている感じ。
-
行く道に時折咲いているハイビスカスの花には熱帯の蝶が。
-
こちらは珍しい肌色のハイビスカスの花。
-
そんなこんなで道を戻ってきて、11時30分、ポーリン温泉で少し休憩。
わずかな時間ですが、足湯に浸かることができました。
なるほど、温度と言い雰囲気と言い、日本で浸かる足湯とそう変わらないな・・・。 -
こんな感じの足湯ですが、物珍しいのか、地元の人々は皆、楽しそうに浸かっていますね。
-
足湯休憩後の11時50分、ツアー一行は再び動き出し・・・。
-
12時、世界最大の花、ラフレシアが見られるというスポットへ。
周囲には何の建物もない草深い場所ですが、屋台を構えるおばちゃんだけが一人、入場券(30リンギット=約780円)を含め、物売りに精を出しています。 -
そんなラフレシアの花が見られるスポットへ、30リンギットのぼったくり金額をはたいて入場。
こんな丁重に屋根のかけられた草むらの奥にいきなり見えたのは・・・。 -
そう、一見、プラスチックか何かで作った工芸品と見まがうような、巨大な花とも知れない物体、あの“ラフレシア”です。
見学スポットに入ってすぐに、しかも2体(?)も発見。 -
開花している方のラフレシアをズームアップ。
本当に、花ではなく、何かで作った工作物みたいですね(笑)。
辺りに葉が見えず、どうやって光合成するのだろうと思ってしまいます。
・・・と思って調べてみたら、ラフレシアは他の植物に寄生して水分や養分を得るため、自らは葉緑体を持たず、光合成は行わないんだとか。 -
こちらは開花途中のラフレシア。
やはり周りに葉は見当たりませんね。
よく見ると口(?)の部分がハート型になっています(笑)。
ちなみにラフレシアというと、何日も履いた後の靴下のような強烈な匂いがすることで有名ですが、我々の立っている2メートルほど離れた見学場所からは、その匂いをかぐことはできませんでした・・・。
ちょっぴり残念・・・かな(笑)。 -
12時30分、ラフレシアの見学を終え、再びマイクロバスに乗って移動。
空を見ると、何だか怪しげな雲行きに・・・。 -
沿道には花や植木を売るお店。
ラフレシアはさすがにない・・・か。 -
こちらは果物や野菜を売るお店。
観光客相手の商売なのでしょうが、この時間帯は店員を含め、人影がまったくありませんね・・・。 -
13時、いかにも観光客向けのロードサイドのお店に入って、ここで昼食(ツアー代に込み)。
ツアー参加者は“日本語ツアー”ということで日本人ばかりでしたが、これまでの内容のせいか(?)、皆、口数が少なく、盛り上がらない昼食となってしまいました・・・。 -
昼食後の14時、再びマイクロバスに乗って次の目的地へ向かおうとすると、ついにスコールが。
けっこうな降り方で、前日と同じく、なかなか降り止みそうにないのが心配・・・。 -
14時15分、目的地に着いても雨は降り止まず。
スコールというとさっと降ってさっと上がるイメージだったのですが、そううまくも行かないようです・・・。
そんなこんなで、このツアーの最後の目的地、植物園巡りがスタート。
ちなみにここへのカメラの持ち込みは5リンギット(約130円)とのこと・・・小銭を稼ぎますな。 -
園内はこのように、日本から持ってきたカッパを被って歩いて行きます。
前日のクリアス川クルーズといい、ボルネオ島の自然観光にカッパは必須ですな・・・。 -
時折ガイド氏は立ち止まって、こんなふうに熱帯の珍しい植物を見つけては解説。
-
うーん、何でしょう、どこかエイリアンのような顔をした花。
雨の音のせいで解説がよく聞き取れず残念・・・。 -
こちらはショッキングピンクの派手な色をしたいかにも熱帯風の植物。
やはり名前を聞きそびれました・・・。 -
こんな朱色の実(花?)をつける植物も。
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先ほどのショッキングピンク色の実をした植物はあちこちで生っていますね。
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見れば見るほど奇妙な植物です。
-
さて、こちらの植木鉢に生っているのは・・・。
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日本でも有名な食虫植物、ウツボカズラの実。
東南アジアが原産地とのことで、まさにこの辺りが生息域の中心地なのですね。 -
ここにも謎のショッキングピンク色の植物。
-
大きな植物の陰にもこんな珍しい姿の植物が。
14時50分、以上30分ほどで植物園の見学を終了。
これにてキナバル山での一連のガイドツアーも終了です。 -
後はマイクロバスに乗ってコタキナバルまで戻るだけ。
・・・キナバル山を発って1時間半後の16時20分、コタキナバルが近づき、上空には青空が戻ってきました。 -
コタキナバルのラウンドアバウトの中心にはハイビスカスの花。
-
そして16時30分、早朝と同じく海岸近くのル・メリディアン・コタキナバルに到着してツアーが終了。
おつかれさまでした!
さて、まだ陽が明るいので海岸沿いのショッピングセンター地区をぶらぶら。 -
ショッピングセンターのひとつ、ウィスマ・ムルデカ(Wisma Merdeka)に入り、お土産を物色。
ここでは街なかではあまり見かけない、スカーフ姿のマレー系の女性を多く見かけます。
マレーシアはマレー系、中華系、インド系と、異なるルーツを持つ複数の民族から成る多民族国家ですが、それらが完全に混ざり合わずに、生活エリアなど民族ごとに棲み分けがされているのでしょうか・・・。ウィスマ ムルデカ ショッピングセンター
-
冷房が効いて涼しかったショッピングセンターを出ると19時。
すでに陽が沈んで、辺りが暗くなり出した時間帯でした。 -
日射しがなくなり日中より気温が下がった屋外でも、街歩きなど活動をする人が増えてきた感です。
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こちらのラウンドアバウトの中心にはカジキ。
コタキナバルのモニュメントには自然や動物を活かしたものが多いですね。 -
さて、そろそろお腹も空いてきたことだし、夕食のお店を探したいと思います。
-
ぶらぶらと歩いて19時30分、見つけたのは“Sri Melaka”というマレーシア料理のお店。
まず頼んだのはビール(10.6リンギット=約280円)とSweet Corn Soup(栗米湯、6.36リンギット=約170円)。
うーむ、一日観光した後のビールはやはり美味い・・・。
【Tripadvisor~Restoran Sri Melaka】
https://www.tripadvisor.com/Restaurant_Review-g298307-d1190912-Reviews-Restoran_Sri_Melaka-Kota_Kinabalu_Kota_Kinabalu_District_West_Coast_Division_Saba.html -
そしてメインはいかにも“東南アジア風ご飯”という感じのNasi Lemak(椰漿飯、9.01リンギット=約240円)。
しっかりしたお店だけあって、味はなかなかといったところでしょうか。
それにしてもマレーシアは物価が安いこと。
コロナ後の2023年はどうなっていることでしょうか・・・。 -
最後はミルクティー(拉茶、Tea Tarik、4.24リンギット=約110円)。
紅茶とコンデンスミルクから作られたものとのことで、香港ミルクティーのような感じでなかなか美味しかったです。
しかし、これだけ食べて合計30.2リンギット=約790円とは安いもの。
物価高であえぐ日本を抜け出して、またマレーシアに行ってみたくなりますね。
といっても、その前に航空券と燃油代が高騰していますかね・・・。
20時30分、以上でこの日の観光を終了。
さて、翌日は今回のコタキナバル旅行の実質最終日。
最後はコタキナバルの北西に浮かぶ海の国立公園、サピ島へ渡ってみることにします。
(コタキナバルの休日4日目~サピ島観光に続く。)
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この旅行記へのコメント (2)
-
- 川岸 町子さん 2023/06/03 16:35:20
- 旅先で出会う植物
- エンリケさん、こんにちは(*^^*)
訪問が遅くなり、失礼しました。
さすがラフレシア、インパクト大の表紙ですね!
凄すぎます~~(^O^)/
お書きのように、花の巨大さと強烈な臭いが有名ですが、臭いの方はご無事で何よりです(笑)
ヘリコニアは、私もKLで見かけました。
またタイやルアンパバーンでも。
東南アジアっぽい色合いと形のお花ですよね。
私は熱帯雨林の中を歩いたことなく、貴重な体験になりましたね。
「謎のショッキングピンク色の植物」を私も見たような記憶があるのですが、思い出せません…。
植物の名前を調べるアプリで調べようとしても、上手くいきませんでした…。
旅先で見かけるお花や植物は、その土地を表現したり、イメージを良くしたり、季節感を表すものなど、興味が尽きませんね。
町子
- エンリケさん からの返信 2023/06/05 21:55:28
- 新たな旅のスタイル
- 川岸 町子さん
こんばんは。お忙しいところご訪問ありがとうございます。
こちらも年度末から年度始めにかけてはいろいろと忙しく、なかなか続きが書けないでいました。
> さすがラフレシア、インパクト大の表紙ですね!
はい。この日も熱帯のスコールに見舞われ、豪雨の中で十分とは言えない植物園見学となったのですが、そんな中でもこのラフレシアだけは、強烈なインパクトを残してくれました。
> お書きのように、花の巨大さと強烈な臭いが有名ですが、臭いの方はご無事で何よりです(笑)
ラフレシアまで2メートルほどの距離だったのですが、思ったより匂わないんだなと認識を新たにしたところです(笑)。
> 植物の名前を調べるアプリで調べようとしても、上手くいきませんでした…。
そんなアプリ、あるのですね。
旅のスタイルが昔とは変わって、今は何でも、スマホで情報収集したり、翻訳までこなせてしまう時代ですよね。
昔の身振り手振りやカタコト英語で旅をする時代は、気付いたら終わってしまっているのでしょうかね・・・。
4年ぶりに海外に出てみると、どんなことが見えてくるでしょうか。
航空券や燃油が値上がりしているアフターコロナの時代ですが、また新たな経験を積みに海外に飛び出してみたいですね。
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