サンフランシスコ3日目<br />　サンフランシスコは1848年のゴールドラッシュから急激に人口が増え始め、それまでは千人程ほどの町が今では80万人となり、ベイエリア全体では1千万人の大都市を形成しています。<br /><br />　ゴールドラッシュで成功した多くの企業家が、その財を元手に事業を展開した結果、銀行の他“リーバイス”や“THE North Face”など誕生し、西海岸の中心として発展しました。そのような歴史に思いを馳せると、サンフランシスコは世界中からの移民によって成長してきた歴史があり、様々な文化が溶け込んで魅力が造り上げらていることが理解できます。<br /><br />　ノブヒルから坂を下った所には、1972年完成・高さ260ｍ48階建てのトランスアメリカピラミッドがあります。当時はサンフランシスコで最も高い超高層ビルでトランスアメリカ・コーポレーションの本社でしたが、三角形という独特の形が市民に不評でした。現在は街のランドマークでもあり、目立っています。そして今一番高いのは、ダウンタウンに立つシーザー・ペリ設計のセールスフォースタワーで、326ｍ61階建てです。<br /><br />　最近完成し売り出し中のタワーマンションはねじれたファサードで建築技術者泣かせに見えます。各部屋からの景色が違うことが売りのようですが、施工担当者は苦労が多かったと思います。<br />

ANA特典ビジネスで行くサンフランシスコ3日目、建築巡りと市内観光

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2022/10/23 - 2022/10/23

370位(同エリア2722件中)

エリア

サンフランシスコ(アメリカ)

旅行の満足度: 5.0

観光: 5.0

ホテル: 4.5

グルメ: 4.0

ショッピング: 3.5

交通: 5.0

同行者: 一人旅

一人あたり費用: 15万円 - 20万円

交通手段: 徒歩

旅行の手配内容: 個別手配

目を疑うようなファサードのMIRA(というマンション）。
完成したばかりで販売中です。
建築技術者泣かせのねじれた構造が特徴
トランスアメリカピラミッド
1972年完成　260ｍ
街のランドマークになっている
トランスアメリカピラミッドの地上1階部分。
道路に囲まれてはいるものの、日本のような公開空地があまりとられておらず、道路境界ギリギリまで建っている。そのため、ビルが林立している印象は拭えない。
このビルには入ってみたかったが、残念ながら非公開。
隣のビルの陰が、中層階まで影響を与えている。隣棟間隔をもっととれば町並みにゆとりが感じられるのだが。
ビルのてっぺんまで三角かと思っていたが、何やらウイングのようなものが見える。EVシャフトと推測
セールスフォースタワー（左）
IT企業が命名権を取得
2018年完成　326ｍ　61F
シカゴから西で最も高い
セールスファオースタワーは、サンフランシスコでNo.1の高さを誇る。遠くから見た方が建物の美しさを感じる
セールスフォース、と聞いても何をしている会社やらわからない。IT企業で日本でもCMを出しているが、それを見ても業務内容は不明、っぽい
セールスフォースの低層部入り口
低層部は緑が多用されていて、親近感を感じさせる
セールスフォースタワーの周りも超高層ビルなので、空が小さかった
タワーの地上付近。もう少し庭のようなものが欲しい
セールスフォースタワー入り口
セールスフォースタワーの周辺は、現在発展を遂げている地区で、超高層ビルが建ち並ぶ
フォルサム･ストリートの低層コンドミニアム。
売りに出されているものもあるが、一部屋1億円前後
ガイドによると建築のデザイン賞を受賞したらしい。どんな賞かはわからなかった
NTTビルを発見！！
古いビルの外壁を活かして、リフレッシュしたものらしい。このビルもフォルサム･ストリートにある
その後、ケーブルカーが走る坂道をノブヒルへと車で上る
カリフォルニア・ストリートの直線の下り坂とベイブリッジ主塔。
ここに立つとサンフランシスコらしさを感じてしまった！
坂を上ってくる電車も絵になる。
この電車、時たま下り坂でブレーキの効きが悪くなり、車とぶつかるらしい。もっとも、車が軌道内にいること自体が悪いのだが。
この真ん中をケーブルが通っていて、時速15ｋｍで巻き上げられている
この坂道を登る途中にある、バンクオブアメリカタワーを見るため
目の前はカリフォルニア・ストリートです
このビル、旧・赤坂プリンスホテルを思わせるファサード
さらに坂道をノブヒル方向へ登ると、遠くにピラミッドが見えて、サンフランシスコベイブリッジも望める、サンフランシスコらしい坂道の上部に出ました。
ダウンタウンの超高層ビルを一通り見た後は、トラディショナルなサンフランシスコ市庁舎へ。
サンフランシスコ市役所は、日本の国会議事堂クラスのグレードです。
オペラ座。正式には、ウォー・メモリアル・オペラハウス
ここで、日本と連合国との間でサンフランシスコ講和条約が結ばれた。それにソ連が参加しなかったため、現在もロシアと日本の間に平和条約は存在しない。
サンフランシスコ平和会議と条約締結には、吉田茂首相・池田勇人らが参加した。
オペラ座全景
オペラ座と道路を挟んで並ぶ、シンフォニー･ホール
アラモスクエア
オペラ座裏手の丘に当たるこの辺りは、サンフランシスコの高級住宅地で、芝生の一角だけなのだが、代表的風景らしい
丘の上から見た、ビクトリア調の家並みベインテッド・レディとサンフランシスコ中心部
坂道に駐車する車。前輪はハンドルを切って曲げておかないと、転がって大事故になるので罰金だそう
ゲイが多く居住するエリア。シンボルの大きなレインボー旗が目に入る。
サンフランシスコは何でも許容する街だった
虹色タウンの通りを抜け、ツインピークスを目指す
街自体がゲイのシンボルなんでしょう
横断歩道まで虹色
ツインピークスから見たサンフランシスコの町並み
ツインピークスはサンフランシスコ中心市街地の西にある、眺めの良い丘でした！！
サンフランシスコは南から北へと延びるほぞ長い半島の先端部にあたり、街の中心部の北東方向にダウンタウンと呼ばれる高層ビル街があり、そこにセールスフォースタワーやトランスアメリカピラミッドが建っているのがわかります。
丘からは北西方向にゴールデンゲートブリッジの2本の主塔が見えた
ツインピークスから北への下り、ゴールデンゲートブリッジへ向かいます
ゴールデンゲートブリッジの入口ゲート。
市内に入ってくるときのみ、料金を徴収するシステム
ゴールデンゲートブリッジの付け根にある、ウエルカムセンター。
お土産など販売
ウエルカムセンターから100ｍくらいスロープを上り展望台へ向かいます
展望台から見たゴールデンゲートブリッジ
ゴールデンゲート。
このサンフランシスコ湾の入り口をこう呼ぶ。ゴールデンゲートに架かる橋だから、ゴールデンゲートブリッジ。決してゴールドなわけではないが、ゴールドラッシュもあったので、金色のイメージを持っている人もいるはず。
展望台から見たウエルカムセンター
橋はメンテナンス中で、色を塗っているようです。この色は錆止めの色だと思います。
展望台にあるブリッジの模型
1937年に完成したことを描いたパネル。今から90年程前
下の方から展望台へ自転車で上ってくる人もいたので、海辺まで下ってみました
フォートポイント国立史跡。
展望台から下に降りてきました。海には野生のアシカが泳いでいた。
ここは、南北戦争の要塞らしい。
ゴールデンゲートブリッジの近くにある、プレシディオ国立公園の下士官用クラブハウス。この一室で、首席全権委員であった吉田茂は、日倍安保条約に署名した
クラブハウスの廊下の壁には、当時吉田茂が日米安保条約に署名をする写真が、今でも飾られていた
パレス・オブ・ファイン・アート
ゴールデンゲートブリッジから半島の東側を市内へ向かいました
ロンバートストリート

連続するカーブの急坂ロンバートストリートにも是非行ってみたかったので、ガイドさんに連れていってもらい、車が走る連続するカーブを徒歩で下ってみました。
次々に観光客と思われる車が下って来ます。
急なカーブの下りなので、中には急ブレーキを踏んで寸前で衝突事故を回避できた車も見られた
セグウェイで下る人もいて、それぞれにこのカーブ連続の道を体験していました。
ロンバートストリートの写真はこれまでにちょくちょく見かけることがありましたが、ずっと何処にあるんだろう？と思っていました。
それを実際に体験することができて満足！
ロンバートストリートからフィッシャーマンズワーフへと下って行くこの急な直線道路と右側のビクトリア調の建物が、サンフランシスコを代表する景色となっているそう
サンフランシスコ湾には、アルカトラズ島が浮かんでいます
ケーブルカーのハイド線が坂道を登って来ました。ここもよく映像で見るシーン。
ハイド線ケーブルカーの旋回場
フィッシャーマンズワーフに隣接のサンフランシスコ海事歴史公園ビジターセンター。

サンフランシスコには魅力的な観光スポットはまだまだたくさんありますが、今回はベイクルーズをしてゴールデンゲートからブリッジを見てみたかったので、クルーズ船乗り場へ連れて行ってもらうことにしました。後は定期観光船でクルージングをして、アルカトラズ島も近くから見たいと思います。