39時間の船旅　太平洋フェリー特等和室で過ごす　苫小牧→仙台→名古屋

2023/01/19 - 2023/01/21

こんにちは。

今回は日本最長39時間の船旅をしてきました。

太平洋フェリーのHPを見ると乗船1ヶ月前の早割を使えば基本の料金より3割引きの料金で乗れることを発見。
それを知ったら乗らない手はありません。
その安さを利用していつもよりちょっと奮発していいお部屋をポチッ。冬の北海道、大雪が降らないか心配でしたが幸いにもお天気にも恵まれ、船旅でしか味わえない思い出に残る素敵な旅になりました。

フェリー: 太平洋フェリー　きそ
航路: 苫小牧19:00発→名古屋　翌々日10:30着（仙台港経由）
客室: 特等和室
料金: 16900円　早割利用

エリア 苫小牧(北海道)

• 旅行の満足度: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 船 AIR DO
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅の始まりは羽田空港 第2ターミナルから。
フェリー乗るためだけに飛行機移動です。
ちなみにフェリーの終着は名古屋ですが私は関東に住んでいますw

羽田→新千歳までは飛行機ではたったのたったの1時間半。
これから乗るフェリーは苫小牧→名古屋間を39時間かけて向かうっていうのにこう考えると飛行機って化け物な乗り物だと思う

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

今回はAIRDOを選択。
こちらを選んだのには理由が..それは後ほど。

AIR DO エア・ドゥ 空港

東京上空。最高の眺め！
晴れていたのでラッキーとしか言いようない。

雲の中から唯一お顔を出している山、富士山。
冬は空気が澄み渡っているので富士山がいちばん美しく見える。

富士山 自然・景勝地

このホタテのスープが飲みたくて今回AIRDOを選んだ理由。笑
私の場合、最終的に決め手になるのは美味しい食べ物とか飲み物で決めること多い。
ホタテの旨味が口いっぱいに広がり大変美味しゅうございました。

まだ飲みたかったので機内で購入。
スティック16本入っていて800円。
パッケージがかわいいのでお土産にもよさそう。
雑炊にしても美味しいはず。

新千歳空港に到着。
その足で海鮮丼のお店に入店。
機内で飲んだホタテのスープのことが頭の片隅にあり離れていなかったからか
ホタテメインのどんぶりをチョイス。
ホタテの肉厚と柔らかな食感。
甘みもあって美味しかった。満足！満足！
新千歳空港は温泉施設もあるので1日いても楽しい最高の空港だと思う。
食のワンダーランド。

どんぶり茶屋 新千歳空港店 グルメ・レストラン

かわいいペンギンたちが整列中

ロイズ 新千歳空港店 専門店

Yahooの乗り換え検索すると、
新千歳空港を想定していたよりも早くでなければならず、
急ぎ足で千歳線に乗り換え苫小牧駅まで移動。
地方は電車の本数が極端に少なくなることを考慮して
早い飛行機予約すればよかったと物足りない気持ちを残しながらの移動となる。

フェリーターミナル内。出航2時間前。
お土産も買えるショップもありました。
お弁当、地酒、おつまみ、北海道土産も揃っていたのでもし買う時間なかったらこちらで購入可能です。
（船内のショップよりもより北海道のお土産が選べます。）

苫小牧西港フェリーターミナル 乗り物

駅で見かけるような案内板は珍しいかも。
私が乗船するのは2番目の太平洋フェリー、きそ。

17:30。
乗船の案内アナウンス。
意外にも早く乗船できるのでよかった。
早く着きすぎてもぼーっとするしかないなと思っていたので。

こちらが乗船券。
お決まりの構図で。

ん？？
今日は1月19日ですが…

えっ？
メリークリスマスって書いてあるんだけど笑

エスカレーターを乗っていくと船入口に到着。

まずはじめに驚いたとともに嬉しかったのは
乗船口に船長？さんはじめとする男性の乗船員さんたちが立っており
『ご乗船ありがとうございます』とまず笑顔で挨拶して下さったこと。
そしてチケットを見せると
『こちらのお部屋は7階ですのでエレベーターでのご移動となります』
『あちらのスタッフが立っている場所にエレベーターがございます』
とまるで高級ホテルにいるかのような感覚にさせるご丁寧なご案内でした。
（今まで乗ってきたフェリーの中でもここまで丁寧なご挨拶はありません）
はじめの挨拶と笑顔だけでも人の心をがっちり掴む、それくらい大事なことなんだとこの時強く思いました。

ビジネスホテルと同じようにカードキーで開けます

ここから見てももう船の中とは思えない。
海の上の旅館という名がふさわしいかも。

客室の等級にもよりますが
こちらの特等和室には
フェイスタオル、バスタオル、カミソリ、歯ブラシ、ナイトウエア付き。
その他、サンダルもありました。
船内はほぼサンダルでラクラク移動。

このアングルで見ても旅館にいるとしか思えないでしょ笑

部屋にはバスタブ、トイレ付いています。
船内には展望浴場がついているので使うことはありませんでした。

出航30分前にどらが鳴りました。
そして船内放送で船長さんからのごあいさつが流れる。
仙台港までは波は穏やかで航行できるとのことでよかった。

お部屋でお夕食。
個室の特権でテレビを見ながら食べられる。
夕食は苫小牧駅の改札隣のセブンで購入。
レストランもありますがバイキングで2000円はちとお高い。
根が貧乏性なので元を取ろうと思って食べ過ぎてしまうから。

雪がチラチラ舞う中、定刻通り出航。
5分もたたずに手がかじかんできた。
さむーーー寒すぎーー

船内を探検。
こちらはテレビも見られるメインラウンジ。
近くに自由に使える電子レンジがあるので持ち込みしている方も助かる。

おおよそこの時間にここを通りますよ的な地図をみつけました。
また翌朝の日の出の時刻は放送にて案内してました。

なんでそんな顔w

展望浴場。
泡風呂とサウナ付き。
女性側は日の出が、男性側は夕日を見ながら入浴できます。

また映画館付き

レストランはタヒチ。
朝食1000円
夕食2000円にバイキング形式。
2000円は乗ってきたフェリーの中で1番高い。

軽食、喫茶スペースもあります。
レストランが閉まっている時間帯でも購入可能。
食べ終わった後に船員さんのまかないカレーがあることを発見。
今度試してみよう。

私が食べたのはモーニングセット650円。
これくらいが私にはちょうどいい量。

翌朝の部屋から見た景色。
この特等和室は船首部分の位置。最高すぎる

出航から15時間。経由地の仙台港が見えてきました。
船員さんたちが着岸の準備するところもこの部屋から見ることができます。まさに名の通りに特等。

名古屋までの乗客も2時間のみの条件付き下船ができます。
2時間あるならと欲が出てきてどこかへ行こうと勘案した結果
仙台といえばやっぱり牛タンだね。
Google maps先生が港近くの牛タン屋さんを教えてくれました。

徒歩17分。
仙台？でしか食べられないたんや善次郎。
仙台駅の店は行くたびに並んでいるのを見かけます。私はお初です！

たんや善治郎 多賀城店 グルメ・レストラン

うぉぉぉぉおおお～
牛タンが厚みがあるのにサクッと噛み切れる。
塩加減も絶妙にいいのでパクパクいける。
これは並んでも食べたくなるわと納得のお味。
美味しゅうございました。
お腹いっぱい！

12時から12:20までに再乗船します。
ここ仙台から名古屋まで21時間の船旅。

仙台港フェリー埠頭 名所・史跡

1番のネックになるのは移動時間に何をするか？だけど
私の場合はこちらがあれば充分。
水、本、手帳、お菓子、双眼鏡、そしてお昼寝する布団。
でも本は一度も開けることなかったです。

この時間をより楽しめたのは大海原を眺めてたこと。
船で旅してよかったな、という気持ちになってきた。
飛行機の旅では得られない楽しさだと思う。

日差しが気持ちがよくこのままうとうとして寝てしまいました。

姉妹船のきたかみとすれ違うとのアナウンスが流れたのでデッキへ。
挨拶の汽笛をお互いに鳴らして。

部屋から見た夕日。

デッキから見た日の出。

9時ごろフェリーは伊勢湾に。
ここからアナウンスで中部国際空港など名古屋市の見どころを案内していました。

またもう着いてしまうのかと名残惜しい気持ちになってきました。

今回は日中に移動したフェリーだったので飛行機、電車では見られない景色を堪能したので充実した旅だったと思います。楽しかったです。

また機会を見つけてフェリー旅をしたい。

最後までご覧いただきありがとうございました。

この旅行記へのコメント （2）

• Matt Yさん 2023/01/30 00:06:02

  憧れの

  そのルート、特にルートに関係ない都民として無駄に(笑)苫小牧から名古屋のルート、乗ってみたい、憧れのルートです。
  
  暇だろうと本を持って行ったが読まなかったという下り、特にあるあるって思ってしまいました。
  
  また楽しい旅行記楽しみにしています。

  solotraveler40’sさん からの返信 2023/01/30 23:06:01

  RE: 憧れの

  あら、Matt Yさんから。しかも嬉しいメッセージまでいただきとっっても嬉しいです。
  今後続けていくモチベーションにも繋がります。ありがとうございます。