2023/01/07 - 2023/01/08
42位(同エリア139件中)
タブラオさん
成人の日の3連休に相方と長野県・戸倉上山田温泉の笹屋ホテルに泊まってきました。
元々は高湯温泉旅館ひげの家に泊まろうと思っていました。前回泊まった時は20,000円であったため、内容からするととても割安感がありましたが、今回は確か24,000円と言われた気がします。3連休だから特別料金とのことですが、さすがに24,000円出して泊まる宿ではないと思ったため、ひげの家は断念。次に検討したのが同じ高湯温泉の吾妻屋旅館でしたが、ここは空きを確認した時には既に満室でした。ということでどこにするか悩みましたが、行ったことがないところで、かつ部屋にトイレもあるそれなりの旅館ということで、最初に思い付いた戸倉上山田温泉の笹屋ホテルにすることにしました。
このホテルは、元々は文化財の宿を探していて見つけたホテルです。笹屋ホテルそのものは文化財ではありませんが、離れの特別室である「豊年虫」が国の登録有形文化財です。この豊年虫はとても泊まれるような値段でないため、検討すらしませんでしたが、たまたま雑誌か何かで見た笹屋ホテルのお風呂がレトロっぽくて風情があるように見えたため、笹屋ホテルに泊まってみることにしました。
で、どうだったかというと、「普段は泊まれない宿シリーズ」にカウントする宿だけあって、まあそれなりに立派なホテルでしたが、正直、インパクトはイマイチでした。食べるものは美味しかったし、快適でしたし、お湯もそれなりでしたが、ワクワク・ドキドキはありませんでした。ただ、相方はそれなりに楽しめたようなので、それが一番です。自分が本当に行きたいところに行くための投資だと考えていますので、行って良かったと思います。
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この日は宿に行くだけでしたので、13時04分発の「あさま613号」で上田を目指しました。
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東京駅の新幹線ホームの自動販売機ですが、カレーには流石に驚きました。ラーメンスープというのも気になりました。
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上田駅には14時35分に到着しました。上田駅でしなの鉄道に乗り換え、戸倉に向かいました。雪景色を期待して行きましたが、見事に雪は溶けていました。
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戸倉駅には15時01分に到着しました。駅からホテルまで送迎車で送迎してもらいました。
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「笹屋ホテル」
現上皇・上皇皇后両陛下が皇太子の頃に泊まられた他、多くの文化人、有名人が泊まられた、歴史と格式のあるホテルです。下の写真はホテル前の敷地にある藤の花の木ですが、春になるととても綺麗なのだそうです。 -
笹屋ホテルのロビーですが、小規模旅館の方が落ち着くかも。
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スタンダードプラン(一番ベーシックで安いやつ)にしましたが、1泊2食付きで25,300円でした。お部屋も10畳+広縁で広いし、食事もまあまあだし、設備もサービスも良いのですが、私たちには不要な設備・サービスが多かったような気がします。20,000円位で泊まれたら、また泊まってもいいと思うのですが…
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全ての部屋にお風呂が付いていました。それも檜風呂! 蛇口をひねれば硫黄泉が出てくるのですが、結局、入らずじまい。もったいない限りです。
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せっかくですので、戸倉上山田温泉の温泉街を散策してみました。以前に2回、この地域の公衆浴場を回ったことがありますが、いずれも千曲川を渡る手前の地域でした。千曲川を渡ったところに戸倉上山田温泉が広がっていることを今回初めて知りました。
写真はファミリーマートの敷地内にある足湯ですが、これも温泉街ならではです。 -
戸倉上山田温泉というと、温泉街というよりもスナック街というイメージの方が強くて、行く前からどんなだろと興味を持っていました。80件ほどのスナックが温泉街にひしめいていると聞いていたため、早速スナック街に潜入してきました。昼間のため、流石に閑散としていましたが、温泉街には人が戻ってきているようですので、スナックにも大勢の人が入っていると良いのですが…
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スナックばかりを気にしていましたが、想像以上に大きな温泉街でした。お湯は硫黄泉でまあまあですし、良さそうな旅館もちらほら見かけましたので、また別の旅館に泊まってみても良いかもです。
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「石の湯」
豊年虫ツアーが17時00分からでしたので、散歩から戻ってきて、急いでお風呂に入りました。事前に写真で見た時には、このお風呂が、湯田中温泉よろずやの桃山風呂のようにレトロっぽく見えたため、楽しみにしていましたが、特にレトロというわけではありませんでした。食後も入る予定でしたが、眠ってしまったため、結局、ほんのわずかな時間入っただけでした。 -
17時00分から豊年虫ツアーに参加しました。HPを見ていて、たまたまこのツアーがあることを知り、申し込みました。豊年虫とはかげろうのことです。数多く発生した年には豊作になるという言い伝えがその由来だそうですが、志賀直哉がここに宿泊して短編小説「豊年虫」を執筆したことから、この8部屋の別棟の木造建築は「豊年虫」と名付けられたのだそうです。
ツアーの参加者は私たちを含めて3組でした。宿泊客がいない部屋に案内してもらい、その部屋の細部の作りについて説明してもらうのですが、正直、萬翠楼福住の重要文化財の部屋に泊まっても、親戚の家にでも泊まった位にしか思わない私たちでしたので、説明を聞いても「ふ~ん」な感じでした。建築に興味のある方にはいいのかも知れません。 -
現上皇陛下が皇太子の頃に泊まられたという「蘭」という部屋がありますが、「蘭」の部屋は見せて貰えませんでした。写真の部屋はどの部屋だかわかりませんが、全8部屋は、どの部屋に泊まっても料金は同じなのだそうです。
上皇陛下がお泊まりになられた時には、膨大な時間を掛けて準備をし、設備にも多大なお金を掛けてお迎えしたそうです。払っていただいたのは宿泊代だけと冗談交じりにコンシェルジュの方がおっしゃっていましたが、宣伝効果は計り知れないものだと思います。 -
豊年虫2階のライブラリーにも案内してもらいました。志賀直哉の「豊年虫」もケースの中に展示してありました。ちなみに、ライブラリーには豊年虫の宿泊者でなくても自由に入れるそうです。
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夕食は18時00分から夕食会場でいただきました。隣との距離は十分過ぎるくらいありましたので、コロナを気にせずに食べることが出来ました。
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夕食のメニューです。
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高級な食材を使っているというわけではありませんが、どれも手が凝っていて、丁寧に作られている感がありました。
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お椀の蓋を開けたら、この通り、蓋の裏側まで綺麗に装飾されていました。
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「信州牛陶板焼き」
陶板にお肉や野菜を載せてから、写真を撮ってないことに気付きました。それはともかくとして、信州牛も美味しかったです。ただ、同じ信州牛でも湯田中温泉よろずやで食べた信州牛の方がもっと美味しかったような…。間に松阪牛のシャトーブリアンを挟んでいるため、味覚がおかしくなっていのかも知れません。 -
量的にもご飯を食べてちょうど良い位だと思っていましたが、お部屋に帰ったら、満腹過ぎて立ち上がれませんでした。
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「木の湯」
翌朝は男女入れ替わりで、こちらの「木の湯」でした。木の香りが漂っていて好印象でした。 -
ほとんど露天の五右衛門風呂にいました。他に人はいなかったため、ずっと貸切状態でした。お湯はというと、硫黄泉ですが、硫黄臭がキツイ硫黄泉ではなく、ほど良いたまご臭のする硫黄泉でした。バリバリの硫黄泉も好きですが、出汁の利いた、たまご臭の硫黄泉も好きです。無色透明ですが、白っぽい湯の花が浮いていました。戸倉上山田温泉は今回で3回目ですが、お湯は好きですので、また来たいと思います。
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翌日の朝食です。お金が掛かっている感がありました。
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「蕎麦料理處 萱」
戸倉駅からすぐのところにありました。蕎麦屋でもあり、酒蔵でもあり、お土産屋でもあるそうですが、笹屋ホテルの本家なのだそうです。 -
この日も特に予定はなかったため、11時34分発の「あさま614号」でサクッと帰京しました。お昼は上田駅前のコンビニで買った菓子パンを新幹線の中で食べました。
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