2023/01/01 - 2023/01/02
1130位(同エリア2913件中)
タブラオさん
正月に実家に帰省したついでに伊勢の麻吉旅館に一人で泊まってきました。翌日には初めてのお伊勢参りも果たし、松阪牛も食べてきました。
麻吉旅館は、昨年の秋に松阪の旅館を探した時に、文化財の宿を調べていて見つけました。この時は別の旅館に泊まりましたが、麻吉旅館は現存する数少ない遊郭建築の旅館ということで、とても興味を持ち、近い内に絶対に泊ろうと思っていました。そんな中、ふと考えてみたら実家の愛知県からはすぐだし、年末年始に帰省したついでに泊まれることが分かり、すぐその場で予約をしました。それと伊勢神宮ですが、元々神社仏閣には興味ないし、初詣も行かないし、ましてや混雑しているところは大嫌いだし、行く予定はありませんでした。ただ麻吉旅館からは歩いて行ける距離だし、赤福の本店ぐらいは行ってみたいと思ったため、取り敢えず、赤福本店まで行き、もし混んでいなかったら伊勢神宮まで行ってみることにしました。
で、どうだったかというと、麻吉旅館は期待通りの素晴らしい旅館でした。遊郭建築の旅館というと、青森の「新むつ旅館」を思い起こしますが、泊まってみたいと思いながら、結局泊まる前に閉業してしまいました! そんなことがあったため、麻吉旅館にはすぐにでも行きたいと思っていましたが、泊まることが出来て本当に良かったです。また伊勢神宮ですが、結局、予想以上に空いていて、サクサクと参拝できてしまいました。そんなに興味はないとは言いながら、一度は訪れてみたいと思っていましたので、この機会に行けて良かったです。それと、松阪牛のお店も激混みでなければ行こうと思っていましたが、これも恐れていた程、混んでいなかったため、お目当ての「まるよし」でしゃぶしゃぶが食べられました。
これまで年末年始というと、実家に帰るだけで往復の新幹線代が20,000円超となってしまい、もったいないなあと思っていましたが、来年以降は愛知県周辺の温泉地や文化財の宿を攻めてみようと思いました。
PR
-
14時10分、名古屋発の近鉄特急で五十鈴川駅に向かいました。
-
五十鈴川駅から麻吉旅館まで歩いて15分位でした。幹線道路沿いの歩道を歩いていたら、いきなりこれが見えてきました。後で麻吉旅館の周辺を回ってみましたが、周りは普通の住宅街で、古い建物は麻吉旅館だけでした。
-
建物の横の階段を登って行きました。
-
階段を少し上がったところですが、定番の写真撮影スポットです。階段の右側の建物が麻吉旅館ですが、木造家屋が階段に沿って、段々に連なっていました。
-
渡り廊下を上から撮ったものですが、これも定番のスポットです。
-
同じく上から2番目の建物です。ここがメインの出入口だと思われますが、中に入って、宿の方にチェックインをお願いしたら、上の建物の入口から入って下さいと言われました。
-
一番上の建物です。この建物が遊郭となっていた建物です。
-
遊郭の建物を正面から撮ったものです。遊郭は2階部分です。こういった古い木造建築は趣があって大好きです。ちなみに、麻吉旅館は国の登録有形文化財の宿です。
-
階段を上がり切ったところに入口がありました。入口を入ったら、宿の方が上の建物まで移動していてくれていて、中に迎え入れてくれました。
-
玄関を入ったところです。正面の明かりが灯っている部屋が私の泊まった部屋です。出入口はまた別のところにありました。左の階段を登っていくと上に大広間があって、遊郭部分となっていました。
-
1泊2食付き、一人泊でちょうど20,000円でした。普通の土曜日だと二人泊で一人当たり16,000円です。部屋は広々としているし、建物は古いですが、設備も整っています。文化財の宿であることを考えれば、値段は高くないと思います。
-
広縁も広々としていました。広縁の端が出入口となっていました。
-
建物の外観は古いですが、内部はしっかりリノベーションされていて、トイレもお風呂もとても綺麗でした。
-
受付・事務室がある下の建物へは写真の急な階段で繋がっていました。
-
階段を降りたらすぐに洗面台がありました。いくつかの建物にまたがっていますが、客室数は6室です。コロナの関係でその内の4室しか実際には使われていないそうです。6室の内、4室にバス・トイレがあり、残り2室はトイレ付きですので、共同の洗面台は不要のような気もしますが…
-
洗面台の反対側に共同のお風呂がありました。温泉ではありません。お風呂付きの部屋も多いですが、共同のお風呂も備えていました。ちなみに、コロナのため貸切使用でおまけに入浴後は換気をするほどの徹底振りでした。
-
この建物から渡り廊下が出ていましたので、早速渡ってみました。
-
渡り廊下から階段の下側を撮ったものです。絵になります。
-
渡り廊下を渡ると食堂の建物です。食堂の建物側から階段の上側を撮ってみました。
-
洗面台・受付・事務室がある建物から階段で更に下の建物に降りて行きました。
-
この建物は何に使われているか不明な建物でした。
-
ドナルド・キーン先生の写真が飾ってありました。日本文化研究の第一人者でいらっしゃったドナルド・キーン先生がいかにも好みそうな旅館だと思いました。
-
更に階段を下がって、また下の建物に行ってみました。
-
ここの建物だけ床に赤い絨毯が敷いてありました。お高い部屋なのかどうか知りませんが、ここにも客室がありました。
-
赤い絨毯の建物から階段を撮ったものです。まあ、こんな感じで、急な階段で繋がっていましたが、建物内を探検するだけで結構楽しめました。
-
こんな感じで、それぞれの建物から階段に出ることも出来ました。
-
私が泊まった遊郭の建物を出たところです。提灯が並んでいて、風情がありました。提灯の下に見えているのは、登録有形文化財のプレートです。
-
食後だと出るのが億劫になるため、夕食前に夜の麻吉旅館を撮ってきました。
-
階段の上から渡り廊下を撮ったものです。渡り廊下と階段が一番絵になります。ちょうど夕食の時間帯であったため、この渡り廊下を宿の方が料理を持って、ひっきりなしに往復していました。右側は食堂の建物ですが、厨房もあるのだと思われます。
-
もう少し人通りがあったら、もっと雰囲気が出ていたような気がします。ちなみに、この階段は平日には小中学生が通学路として使うのだそうです。
-
夕食は18時30分からお部屋でいただきました。
-
海が近いため、海の幸が中心でした。
-
この日のメインは伊勢海老でした。身がプリプリで美味しかったです。
-
ご飯も全部食べて、量的にはちょうど良いくらいでした。
-
朝食は渡り廊下を渡った建物の2階でいただきました。
-
朝食はまあ普通な感じでした。
-
食堂の窓から私が泊まった建物の写真を撮ってみました。この景色を見て、改めて私の泊まった部屋の上の階はどうなっているのだろうと、とても気になりました。
-
ということで、そんな思いをご主人にお伝えしたら、快く上の階を案内してくれました。この急階段が遊郭のイメージにピッタリでした。
-
2階の大広間です。想像以上に広いスペースでした。ここで芸妓さんが踊っていたのだそうです。
-
広間と繋がっている部屋です。この部屋と広間は襖で仕切ることもできるそうです。この部屋も広間も、普段は宿泊出来ませんが、特別な場合とか常連の方だと貸切で宿泊することも可能なのだそうです。
-
階段を上がってすぐ正面には宿泊用の部屋もありました。チェックアウトしたばかりで片付いていなかったため、見ることは出来ませんでしたが、続き間の24畳の部屋で4~6人用なのだそうです。
-
階段の横にあった下駄箱。今は使っていませんが、その昔は大勢の人がここに靴を入れて、2階へと上がっていったのだそうです。
-
翌日は、せっかくですので伊勢神宮まで足を伸ばしてみることにしました。麻吉旅館から伊勢神宮内宮まで約3km強ですので、歩くと40分程度です。ただ目茶混みの中を参拝したいとは思いませんでしたので、取り敢えず、赤福の本店まで行って、その後は詰まったら引き返すつもりで歩き始めました。
写真は宇治橋の辺りだと思われますが、難なく赤福の本店を越えることが出来ました。 -
その後も一向に詰まる気配もなく、こんな感じでサクサクと進みました。
-
階段の上が正宮で、ここから上は撮影禁止でした。結局、最後の最後まで、サクサク・スイスイと進んでしまいました。何でだろ? とても拍子抜けでしたが、有り難い限りでした。
-
「おはらい町通り」というのだそうですが、このお土産屋街が一番混んでいました。と言っても進まない程ではありませんでした。
-
「赤福本店」
赤福の本店前はこんな感じでした。ここも歩けないほどの混雑ではありませんでした。 -
赤福を買おうと思ったら長蛇の列でした。「最後尾」の看板を持ったお姉さんがいたため、聞いてみたら30分待ちと言われました。他の店でも赤福は買えましたが、全く並ばずに買えるため、そのお姉さんにどこが違うのか聞いたみましたが、みんな本店で買いたいから並んでいるとのことでした。どうしようか迷いましたが、並ぶことにしました。
-
結局、10分ほどで買うことが出来ました。せっかく赤福の本店まで来たわけですから、ここで買っておいて良かったと思います。
-
「松阪まるよし 鎌田本店」
本当は定番の「和田金」ですき焼きを食べたかったのですが、正月はやっていませんでした。他に「牛銀本店」にも聞いてみましたが、1人はダメと言われました。着いたら大勢の人が順番待ちしていましたが、30分程で案内されました。 -
松阪牛の小間切れが100gで432円でした。これで十分かも。
-
「松阪牛上肉しゃぶしゃぶ」
すき焼きにするかしゃぶしゃぶにするか迷いましたが、しゃぶしゃぶの方が安かったため、しゃぶしゃぶにしました。写真の上肉しゃぶしゃぶ130gのコースで6,600円でした。 -
で、どうだったかというと、お肉は柔らかくて、弾力があってプリプリでした。この大きめの切れが2枚だけでしたので、一瞬お肉を追加しようかと考えましたが、止めてご飯をお代わりしました。ご飯をお代わりして気付いたのですが、わざわざ肉をお代わりしなくても、ご飯をお代わりすれば満足度は変わらないことがわかりました。肉にしても海鮮にしても、今度からそうしようと思いました。
-
忙しかったのか、お肉を持ってくる時も、デザートを持ってくる時もずっと放置されました。でもしゃぶしゃぶもゆずシャーベットも美味しかったです。
その後、名古屋駅まで移動し、久しぶりに名古屋駅周辺を歩いた後、17時20分名古屋発の「のぞみ412号」で帰京しました。
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
伊勢神宮(三重) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
0
54