内海・南知多旅行記(ブログ) 一覧に戻る
今年最初の旅は、尾張の知多半島を巡る旅となった。知多半島と言えば、8年前に半田の街を歩いたことがある。今回は、その懐かしい半田の街から旅を始める。以前訪れた際、改装中であった赤レンガ建物やミツカンミュージアムを観るためである。初日は半田に宿を取り、翌日は知多半島最南端の羽豆岬に向かうことにした。<br /><br />(2023.01.16投稿)

知多半島逍遥【1】~懐かしき半田と羽豆岬~

187いいね!

2023/01/07 - 2023/01/08

2位(同エリア474件中)

旅行記グループ 【尾張】

6

40

旅猫

旅猫さん

今年最初の旅は、尾張の知多半島を巡る旅となった。知多半島と言えば、8年前に半田の街を歩いたことがある。今回は、その懐かしい半田の街から旅を始める。以前訪れた際、改装中であった赤レンガ建物やミツカンミュージアムを観るためである。初日は半田に宿を取り、翌日は知多半島最南端の羽豆岬に向かうことにした。

(2023.01.16投稿)

旅行の満足度
4.0
観光
4.0
ホテル
4.0
グルメ
3.5
交通
4.0
同行者
一人旅
一人あたり費用
5万円 - 10万円
交通手段
高速・路線バス 新幹線 私鉄 徒歩
旅行の手配内容
個別手配
利用旅行会社
楽天トラベル

PR

  • 記憶が無いほど久しぶりに『ひかり』に乗った。8時3分発の『ひかり503号』である。『こだま』ほどでは無いが、途中で『のぞみ』に三本抜かれた。それでも、二時間ほどで名古屋駅に到着した。

    記憶が無いほど久しぶりに『ひかり』に乗った。8時3分発の『ひかり503号』である。『こだま』ほどでは無いが、途中で『のぞみ』に三本抜かれた。それでも、二時間ほどで名古屋駅に到着した。

  • 名古屋駅では、名鉄線に乗り換える。名鉄に乗るのも、8年ぶりである。多くの人で賑わう名鉄名古屋駅から、10時11分発の内海行特急に乗車。途中の阿久比駅で普通列車に乗り換え、住吉町駅へと向かう。

    名古屋駅では、名鉄線に乗り換える。名鉄に乗るのも、8年ぶりである。多くの人で賑わう名鉄名古屋駅から、10時11分発の内海行特急に乗車。途中の阿久比駅で普通列車に乗り換え、住吉町駅へと向かう。

  • 最初の目的地である赤レンガ建物は、駅から5分ほどの所にあった。8年前には、シートに覆われてまったく見えなかった建物が、綺麗に修復されて目の前にある。それだけで、とても嬉しくなる。

    最初の目的地である赤レンガ建物は、駅から5分ほどの所にあった。8年前には、シートに覆われてまったく見えなかった建物が、綺麗に修復されて目の前にある。それだけで、とても嬉しくなる。

    半田赤レンガ建物(旧カブトビール工場) 名所・史跡

  • 中へ入ると、ちょうど団体客が見学を始めるところだったので、少し早いが、併設されているビアホールで復刻された『カブトビール』をいただくことにした。まずは、明治時代に造られていたものを呑む。黒麦酒のような色合いだったが、味わいは違う。ホップがかなり使われているので、苦味が強い。アルコール度数は7%であった。

    中へ入ると、ちょうど団体客が見学を始めるところだったので、少し早いが、併設されているビアホールで復刻された『カブトビール』をいただくことにした。まずは、明治時代に造られていたものを呑む。黒麦酒のような色合いだったが、味わいは違う。ホップがかなり使われているので、苦味が強い。アルコール度数は7%であった。

    カフェ&ビアホール リブリック グルメ・レストラン

  • 続いて、忠実に再現したという大正時代のものを注文。琥珀色で、現代の麦酒にかなり近い感じである。アルコール度数も5%なので、かなり呑みやすい。今で言う、クラシックラガーである。ゆっくりと味わいたかったが、先ほどの団体客が押し寄せ、私のテーブルの周りで試飲をし始めた。賑やかと言うより煩いほどで、閉口した。

    続いて、忠実に再現したという大正時代のものを注文。琥珀色で、現代の麦酒にかなり近い感じである。アルコール度数も5%なので、かなり呑みやすい。今で言う、クラシックラガーである。ゆっくりと味わいたかったが、先ほどの団体客が押し寄せ、私のテーブルの周りで試飲をし始めた。賑やかと言うより煩いほどで、閉口した。

  • その後、資料館を見学。展示はそこそこ充実していたが、肝心の建物自体は観ることが出来ない。要するに、外壁は残っているが、内部の設備などはすでに取り壊されていたようだ。

    その後、資料館を見学。展示はそこそこ充実していたが、肝心の建物自体は観ることが出来ない。要するに、外壁は残っているが、内部の設備などはすでに取り壊されていたようだ。

  • 赤レンガ建物を後にし、懐かしい紺屋海道を歩く。入ってすぐ、以前も観た秋葉神社の祠があったが、周りは更地となっていた。紺屋海道沿いの古い町並みも、かなり建て替えが進み、かつての風情は無くなっていた。

    赤レンガ建物を後にし、懐かしい紺屋海道を歩く。入ってすぐ、以前も観た秋葉神社の祠があったが、周りは更地となっていた。紺屋海道沿いの古い町並みも、かなり建て替えが進み、かつての風情は無くなっていた。

    紺屋海道 名所・史跡

  • しばらく歩くと、以前、手焼き煎餅の店があった場所に出た。しかし、廃業してしまったのか、店は閉まっていた。

    しばらく歩くと、以前、手焼き煎餅の店があった場所に出た。しかし、廃業してしまったのか、店は閉まっていた。

  • さらに歩くと、小さな社があった。津島社と呼ばれる神社である。社殿の傍らには、大きな椋木が立っていた。この社が建つ界隈は、かつて半田城があった場所である。半田城は、三河榊原氏の居城であったとされているが、徳川四天王として知られる榊原康政とは同族であったようだ。

    さらに歩くと、小さな社があった。津島社と呼ばれる神社である。社殿の傍らには、大きな椋木が立っていた。この社が建つ界隈は、かつて半田城があった場所である。半田城は、三河榊原氏の居城であったとされているが、徳川四天王として知られる榊原康政とは同族であったようだ。

  • 線路を渡り、JRの半田駅の方へと向かう。その途中には、弁柄を施したような壁のある建物など、趣きのある建物が少しだけ残っていた。だが、その先は再開発が行われ、更地や新しい建物が多かった。

    線路を渡り、JRの半田駅の方へと向かう。その途中には、弁柄を施したような壁のある建物など、趣きのある建物が少しだけ残っていた。だが、その先は再開発が行われ、更地や新しい建物が多かった。

  • 半田駅まで来ると、駅も建て替えが行われていた。明治43年に建てられたJR最古の跨線橋や、明治45年に拡張移設された駅舎はすでに取り壊されていて、明治44年に設置された油庫だけが残されていた。

    半田駅まで来ると、駅も建て替えが行われていた。明治43年に建てられたJR最古の跨線橋や、明治45年に拡張移設された駅舎はすでに取り壊されていて、明治44年に設置された油庫だけが残されていた。

  • 予約している『ミツカンミュージアム』の時間にはまだ間があるので、もう少し街を散策することにする。とりあえず、小栗家住宅の方へ向かったが、その手前の運観寺の建物がなかなか良い感じであった。

    予約している『ミツカンミュージアム』の時間にはまだ間があるので、もう少し街を散策することにする。とりあえず、小栗家住宅の方へ向かったが、その手前の運観寺の建物がなかなか良い感じであった。

  • かつて観光案内所が入っていた小栗家住宅は、令和4年に重要文化財に登録され、今は内部は公開されていなかった。その近くに、半田市のマンホールがあった。描かれていたのは、市の木である『黒まつ』と『サツキ』で、中心に市章があった。

    かつて観光案内所が入っていた小栗家住宅は、令和4年に重要文化財に登録され、今は内部は公開されていなかった。その近くに、半田市のマンホールがあった。描かれていたのは、市の木である『黒まつ』と『サツキ』で、中心に市章があった。

  • 小栗家住宅のすぐ北側に、『半六庭園』がある。無料で見学できると言うので立ち寄ってみることにする。そこは、半田の豪商であった中埜半六の邸宅に、明治22年に築造されたものだそうだ。潮の満ち引きを利用した回遊式庭園だったそうだが、今は改修された姿が残されていた。

    小栗家住宅のすぐ北側に、『半六庭園』がある。無料で見学できると言うので立ち寄ってみることにする。そこは、半田の豪商であった中埜半六の邸宅に、明治22年に築造されたものだそうだ。潮の満ち引きを利用した回遊式庭園だったそうだが、今は改修された姿が残されていた。

    半六庭園 公園・植物園

  • 隣接する旧中埜半六邸は、現在、予約制フレンチレストラン『HANROK』と『ばぁむくぅへん研究所』となり、内部の見学は出来なかった。

    隣接する旧中埜半六邸は、現在、予約制フレンチレストラン『HANROK』と『ばぁむくぅへん研究所』となり、内部の見学は出来なかった。

    旧中埜半六邸 名所・史跡

  • 庭園の斜向かいに鎮座する業葉神社に参拝。新年と言うことで混んでいるかと思ったが、人影は疎らであった。

    庭園の斜向かいに鎮座する業葉神社に参拝。新年と言うことで混んでいるかと思ったが、人影は疎らであった。

    業葉神社 寺・神社・教会

  • まだ時間があるので、隣にある中埜酒造の『圀盛酒の文化館』に向かう。試飲でもと思ったのだが、何と、改修のため休館であった。しかも、明日から開館するとあり、非常に残念であった。

    まだ時間があるので、隣にある中埜酒造の『圀盛酒の文化館』に向かう。試飲でもと思ったのだが、何と、改修のため休館であった。しかも、明日から開館するとあり、非常に残念であった。

  • 仕方が無いので、半田運河沿いに散策する。運河の両側には、ミツカンの蔵が建ち並んでいる。しかし、以前訪れた時と様変わりし、多くの建物が建て替えられていた。特に、旧丸三の蔵が姿を消し、公園となっていたのは残念であった。

    仕方が無いので、半田運河沿いに散策する。運河の両側には、ミツカンの蔵が建ち並んでいる。しかし、以前訪れた時と様変わりし、多くの建物が建て替えられていた。特に、旧丸三の蔵が姿を消し、公園となっていたのは残念であった。

  • 半田運河に流れ込む川の河口は、かつて舟入になっていた。今は護岸工事が施され、ただの水路になっている。その奥には、ミツカンの本社ビルが聳えていた。目指すミツカンミュージアムは、その手前にある。

    半田運河に流れ込む川の河口は、かつて舟入になっていた。今は護岸工事が施され、ただの水路になっている。その奥には、ミツカンの本社ビルが聳えていた。目指すミツカンミュージアムは、その手前にある。

  • 少し早目だが、受付を済ませて待つことにする。そして、14時から見学が始まった。見学は完全予約制で、15名限定だが、毎回ほぼ満員だそうだ。参加した会は、子供連れが多かった。館内は5つの部屋に分かれていて、まずは、江戸時代の醸造方法についての解説であった。

    少し早目だが、受付を済ませて待つことにする。そして、14時から見学が始まった。見学は完全予約制で、15名限定だが、毎回ほぼ満員だそうだ。参加した会は、子供連れが多かった。館内は5つの部屋に分かれていて、まずは、江戸時代の醸造方法についての解説であった。

    MIZKAN MUSEUM 美術館・博物館

  • 続いて、『風の回廊』と呼ばれる通路に出た。そこには、かつての半田運河周辺の古い写真などが飾られ、奥の窓からは、運河も望めた。

    続いて、『風の回廊』と呼ばれる通路に出た。そこには、かつての半田運河周辺の古い写真などが飾られ、奥の窓からは、運河も望めた。

  • 『風の回廊』を抜けると、『時の蔵』と呼べれる部屋に入った。そこは真っ暗であったが、突然、目の前に大きなものが浮かび上がった。どうも船の舵のようである。

    『風の回廊』を抜けると、『時の蔵』と呼べれる部屋に入った。そこは真っ暗であったが、突然、目の前に大きなものが浮かび上がった。どうも船の舵のようである。

  • しばらく映像が映し出された後、船体が照らし出された。かなりの大きさだが、江戸時代に活躍した『弁材船』を再現したものだそうだ。船大工により、伝統的な工法で建造されたそうである。

    しばらく映像が映し出された後、船体が照らし出された。かなりの大きさだが、江戸時代に活躍した『弁材船』を再現したものだそうだ。船大工により、伝統的な工法で建造されたそうである。

  • 甲板に上がることも出来、そこでは、半田から江戸までの航海の映像を観ることも出来た。その映像がなかなか見応えがあり、とても楽しかった。さらに、次の『水のシアター』でも映像を鑑賞した。

    甲板に上がることも出来、そこでは、半田から江戸までの航海の映像を観ることも出来た。その映像がなかなか見応えがあり、とても楽しかった。さらに、次の『水のシアター』でも映像を鑑賞した。

  • 最後に『光の庭』と言う場所があったが、そこは子供向けであったので、早々に外に出た。陽も傾いて来たので、そろそろ宿へと向かうことにする。途中、道端に佇む猫に出会った。

    最後に『光の庭』と言う場所があったが、そこは子供向けであったので、早々に外に出た。陽も傾いて来たので、そろそろ宿へと向かうことにする。途中、道端に佇む猫に出会った。

  • その後も、そこかしこで猫に出会う。そう言えば、前に訪れた時も、多くの猫に出会ったことを思い出した。

    その後も、そこかしこで猫に出会う。そう言えば、前に訪れた時も、多くの猫に出会ったことを思い出した。

  • 半田駅を通り過ぎ、知多半田駅に出た。とりあえず、駅周辺の飲食店を物色する。すると、近くに洋館が建っていた。8年前は修繕中で観ることが出来なかった旧中埜家住宅であった。しかし、一階にあった紅茶専門店は閉店してしまい、今は中を観ることは出来ないそうだ。

    半田駅を通り過ぎ、知多半田駅に出た。とりあえず、駅周辺の飲食店を物色する。すると、近くに洋館が建っていた。8年前は修繕中で観ることが出来なかった旧中埜家住宅であった。しかし、一階にあった紅茶専門店は閉店してしまい、今は中を観ることは出来ないそうだ。

    旧中埜家住宅 名所・史跡

  • 宿は、駅前に立つ『名鉄イン知多半田駅前』である。新しそうな建物で、部屋も綺麗であった。

    宿は、駅前に立つ『名鉄イン知多半田駅前』である。新しそうな建物で、部屋も綺麗であった。

    名鉄イン知多半田駅前 宿・ホテル

  • 結局、近くにこれと言った飲食店は無かったので、駅前にあったスーパーで総菜を買い込み、夕食とした。お供には、試飲が出来なかった中埜酒造の『国盛 純米にごり酒』があったので、一緒に購入した。旅先では、地元のスーパーに立ち寄るのも醍醐味のひとつである。

    結局、近くにこれと言った飲食店は無かったので、駅前にあったスーパーで総菜を買い込み、夕食とした。お供には、試飲が出来なかった中埜酒造の『国盛 純米にごり酒』があったので、一緒に購入した。旅先では、地元のスーパーに立ち寄るのも醍醐味のひとつである。

  • 翌朝、知多半田駅から、8時11分発の河和行特急に乗り、知多半島を南下する。二日目の今日は、知多半島最南端の羽豆岬を訪れ、その後、内海駅から野間、武豊と巡る予定である。

    翌朝、知多半田駅から、8時11分発の河和行特急に乗り、知多半島を南下する。二日目の今日は、知多半島最南端の羽豆岬を訪れ、その後、内海駅から野間、武豊と巡る予定である。

  • ガラガラの列車は、16分で終点の河和駅に着いた。その駅前から、師崎港行の路線バスに乗り換え、さらに南へと向かう。

    ガラガラの列車は、16分で終点の河和駅に着いた。その駅前から、師崎港行の路線バスに乗り換え、さらに南へと向かう。

  • そして、30分足らずで着いた、終点の二つ前の師崎バス停で降りた。バス停のすぐ脇が師崎漁港であった。昔から、港町は好きである。

    そして、30分足らずで着いた、終点の二つ前の師崎バス停で降りた。バス停のすぐ脇が師崎漁港であった。昔から、港町は好きである。

  • 岬へ向かう前に、師崎の街を歩く。集落の中心辺りには、小さな社が鎮座していた。そこは、羽豆岬に鎮座する羽豆神社の神様を、神事の際に集落にお迎えする場所だそうだ。その祭りは、『羽豆神社の大名行列』と呼ばれ、5つの地区の山車に先導された神輿行列が、この御旅所までやって来るそうである。

    岬へ向かう前に、師崎の街を歩く。集落の中心辺りには、小さな社が鎮座していた。そこは、羽豆岬に鎮座する羽豆神社の神様を、神事の際に集落にお迎えする場所だそうだ。その祭りは、『羽豆神社の大名行列』と呼ばれ、5つの地区の山車に先導された神輿行列が、この御旅所までやって来るそうである。

  • 集落の中を適当に歩いていると、『浜井戸』と呼ばれる大きな井戸があった。師崎では、水が少なかったため、この井戸の水が大変貴重であったそうだ。今は用水が引かれたため使われなくなったが、先祖の苦労を忘れないため、神格化して大切に守られているそうである。

    集落の中を適当に歩いていると、『浜井戸』と呼ばれる大きな井戸があった。師崎では、水が少なかったため、この井戸の水が大変貴重であったそうだ。今は用水が引かれたため使われなくなったが、先祖の苦労を忘れないため、神格化して大切に守られているそうである。

  • 漁港に戻り、その脇を抜けて羽豆岬へと向かう。岬と言っても、集落から続く砂州で繋がった小島のようなものである。その入口に鳥居があり、石段を登って行くと尾根上の道となった。道の脇には、国指定の天然記念物となっているウバメガシを主とした森がある。

    漁港に戻り、その脇を抜けて羽豆岬へと向かう。岬と言っても、集落から続く砂州で繋がった小島のようなものである。その入口に鳥居があり、石段を登って行くと尾根上の道となった。道の脇には、国指定の天然記念物となっているウバメガシを主とした森がある。

  • 少し歩くと、展望台があった。登ってみると、海が綺麗に見える。伊勢湾である。この日は穏やかな天気だったので、海も静かである。

    少し歩くと、展望台があった。登ってみると、海が綺麗に見える。伊勢湾である。この日は穏やかな天気だったので、海も静かである。

    羽豆岬展望台 自然・景勝地

  • 展望台の先には、『羽豆崎城跡』と刻まれた石碑があった。南北朝時代、熱田大宮司であった千秋親昌により築城されたとされる城だそうだ。江戸時代、この城の廃材を使い、尾張藩船奉行の千賀氏が屋敷を建てたそうである。その千賀屋敷跡が、師崎の集落にあるそうだ。

    展望台の先には、『羽豆崎城跡』と刻まれた石碑があった。南北朝時代、熱田大宮司であった千秋親昌により築城されたとされる城だそうだ。江戸時代、この城の廃材を使い、尾張藩船奉行の千賀氏が屋敷を建てたそうである。その千賀屋敷跡が、師崎の集落にあるそうだ。

    羽豆崎城址 名所・史跡

  • さらに進むと、羽豆神社の境内となった。祭神は、建稲種命。ヤマトタケル東征の際の副将軍とされるが、神話の世界である。

    さらに進むと、羽豆神社の境内となった。祭神は、建稲種命。ヤマトタケル東征の際の副将軍とされるが、神話の世界である。

    羽豆神社 寺・神社・教会

  • 境内の南側に、展望台がある。そこからは、羽豆岬の先端と雄大な海が見渡せた。右手が伊勢湾で、左手が三河湾である。海上に浮かぶ篠島の右手奥には、渥美半島の伊良湖岬が薄っすらと見えていた。

    境内の南側に、展望台がある。そこからは、羽豆岬の先端と雄大な海が見渡せた。右手が伊勢湾で、左手が三河湾である。海上に浮かぶ篠島の右手奥には、渥美半島の伊良湖岬が薄っすらと見えていた。

    羽豆岬 自然・景勝地

  • 景色を堪能した後、岬の麓にある師崎港に降りる。師崎港は、伊良湖岬や日間賀島などへ向かう船が発着する港である。その乗り場前にある師崎港バス停で少し待つと、内海駅方面へ向かうバスがやって来た。10時29分発のそのバスで、西海岸を内海駅へと向かった。

    景色を堪能した後、岬の麓にある師崎港に降りる。師崎港は、伊良湖岬や日間賀島などへ向かう船が発着する港である。その乗り場前にある師崎港バス停で少し待つと、内海駅方面へ向かうバスがやって来た。10時29分発のそのバスで、西海岸を内海駅へと向かった。

187いいね!

利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。 問題のある投稿を連絡する

この旅行記へのコメント (6)

開く

閉じる

  • hot chocolateさん 2023/01/24 02:13:30
    知多半島
    旅猫さま

    こんばんは。
    知多半島は未踏の地なので、半田や羽豆岬も知りません。
    渥美半島の先端、伊良湖岬には行ったことがあり、フェリーで
    鳥羽まで行ったこともあります。
    カブトビールという名も初めて聞きました。
    半田にミツカンの本社があるという事も知らず・・・

    日本にはたくさんの町や村があり、それぞれに歴史もあって、
    訪れてみると興味深いかもしれませんね。

    hot choco

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2023/01/24 08:03:51
    RE: 知多半島
    hot chocoさん、こんにちは。

    書き込みありがとうございます。
    知多半島は、地味な場所なので、未踏の方が多いようですね。
    半田と常滑はそこそこ有名ですが、羽豆岬は訪れる人も少ないようです。
    向かいの渥美半島は、菜の花で知られるので人気がありますが。
    ちなみに、羽豆岬と伊良湖岬を結ぶ連絡船もありますよ。

    カブトビールは、今も残る大手麦酒会社と覇を競った銘柄です。
    戦時下で統合されて消えてしまいました。
    ミツカンと並ぶ醸造会社が運営していましたが、やはり今は無くなってしまいました。

    昔は日本中にたくさんの集落があり、それぞれ長い歴史を紡いで来たので、ちゃんと観れば色々興味深いです。
    有名な観光地は見どころも多いですが、そういう場所は、そぞろ歩きが好きでないと、楽しめないとは思いますが。

    旅猫
  • ポテのお散歩さん 2023/01/17 23:51:24
    半田の街
    旅猫さん こんばんは。

    半田と言えば、ミツカン酢・ごんぎつね・矢勝川の彼岸花を
    イメージします。
    8年も経つと、街もずいぶん変わっているようですね。

    日間賀島は『しらす』をお取り寄せした事があり、
    美味しかったので いつか訪れたいと思っている島です。
    内海駅から野間、武豊と、これから巡られる所は全く知らない地名なので
    次回の旅行記の景色が楽しみです(*^-^*)

      ポテ

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2023/01/18 21:35:47
    RE: 半田の街
    ポテさん、こんばんは。

    いつもありがとうございます。
    ごんぎつねはわかりますが、彼岸花は知りませんでした。
    8年ぶりでしたが、かなり街が変わっていました。
    最近、各地の街の変貌が加速して、ちょっと寂しい思いをしています。

    日間賀島は、しらすが有名なのですか?
    しらすは結構好きなので、取り寄せてみたいです。

    この後、野間と武豊を投稿しますが、個人的には野間が良かったです。
    何も無い街ですが(笑)
    歴史好きには、おすすめかも。

    旅猫
  • pedaruさん 2023/01/17 05:30:55
    知らない街を歩いてみたい
    旅猫さん おはようございます。

    旅猫さんは真の旅人ですね。知多半島とか半田の町なんてそうそう行けるものではありません。その前に、メジャーなところを見てからとかいうと、一生行くことのない町です。
    しかし、どの町にも歴史があり、心に響くものがあるものですね。人生は短くて、そういうことに気づくのが遅かったというのが我が人生の後悔でしょうか?

    思いついたらどこでも出かけて人生を楽しむというのが旅猫流の旅ですね。
    ローカル列車に乗り、路線バスを利用する、こんな旅もいいですね。

    いつも旅猫さんの旅行記を楽しんでいるpedaruです。

    pedaru

    旅猫

    旅猫さん からの返信 2023/01/18 21:24:15
    RE: 知らない街を歩いてみたい
    pedaruさん、こんばんは。

    今年もよろしくお願いします。
    どうなんですかね。
    旅人って、私の中では漂泊の人です(笑)
    まだ、その域には達していないと思っています(^^;

    半田は、結構有名な街なんですよ。
    そうそう、どんな街にも、今に至る歴史があります。
    大したことは無くても、長い時を経て今があります。
    その歴史に触れるのは、とても面白いです。
    誰もが知っている有名な街を訪れるよりも。

    面白そうだなと思ったら、行きたくなります。
    ちょっとしたきっかけで。
    そして、個人的には、やっぱり列車とバスに揺られて訪れたいたいですね。
    旅情も大切にしたいので。

    旅猫

旅猫さんのトラベラーページ

コメントを投稿する前に

十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?

サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)

報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。

この旅行で行ったスポット

この旅行で行ったグルメ・レストラン

旅の計画・記録

マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?

フォートラベル公式LINE@

おすすめの旅行記や旬な旅行情報、お得なキャンペーン情報をお届けします!
QRコードが読み取れない場合はID「@4travel」で検索してください。

\その他の公式SNSはこちら/

タグから国内旅行記(ブログ)を探す

PAGE TOP