冬の羽黒山(鶴岡、酒田)

2023/01/05 - 2023/01/06

あえて雪のなか史跡や飲み屋を巡りました
1日目・・・移動日、鶴岡泊
2日目・・・鶴岡から酒田へ移動、酒田泊
3日目・・・酒田から秋田県湯沢市へ移動、湯沢市泊
4日目・・・湯沢市から山形市へ移動、山形泊

エリア 山形

新潟経由で庄内入り
えび千両ちらしと八海山で準備完了

日本海を見ながら弁当を食う

車窓

車窓

日本海を離れると庄内平野

鶴岡駅に到着

鶴岡駅舎

鶴岡駅 駅

冬の夜が更けるのは早い
結局鶴ヶ岡城跡を観光したのがせいぜい

鶴岡公園 名所・史跡

城内にある荘内神社で初詣
全国のお城にある神社はたいていかつての藩主を祀るものであるがこちらも庄内藩主酒井家を祀ったものである

荘内神社 寺・神社・教会

スマホのカメラ性能で明るいけど肉眼の視界はもう真っ暗でした

銀座通りはシャッター状態
鶴岡の人って正月はゆっくり休んでいるみたいで1月5日でまだどこも閉まってた

電話かけまくってなんとか入れたお店へ

お通しのはりはり漬け
山形以外に新潟でも冬によく食べるみたい
干した大根に豆や人参、数の子、昆布が入っててつまみにちびちび食べるのに良い

山形牛のたたき　ルイベ状に凍っててイマイチ

この日のヒット　由良穴子
由良漁港でとれたヌタウナギでうなぎでもアナゴでもない深海魚で見た目だけ細長い
焼いた海老？のような香りと独特の味わいで自分は悪くないと思ったがネットで調べたら相当グロテスクな生物だった

宿のある駅前へ戻る

良さそうな店を見つけたのでもう一軒寄る

和服姿のお母さんがひとりでやっててカウンターだけのいい雰囲気
何より楽しそうに切り盛りしててこちらも楽しい気分に

ぜひ食べてと出された「由良えごとあさつき酢みそ和え」
由良港で採れたえごという海藻を寒天のようにしたもので庄内の冬の味覚らしい

2日目はレンタカーで移動　羽黒山へ向かう

羽黒山 大鳥居 名所・史跡

写真のいでは文化記念館で長靴の無料貸出をやっているのだがまだ1時間も早かった
雪かきしている兄ちゃんに「この靴で行けますか？」って尋ねたら冷ややかな視線で「絶対無理ですね、膝まで埋まるんですよ？」と言われて待つことにした
「そんなに厳しいのか…」とビビる

いでは文化記念館 美術館・博物館

しょうがないから時間潰し　このへんザ・庄内平野でコンビニも何もない

玉川寺(ぎょくせんじ)へ
近くの玉川遺跡という縄文遺跡の展示をしているというので見に行く

玉川寺庭園 公園・植物園

展示室前は雪がこんもり
どうもあまり遺跡に興味のある人滅多に来ないみたいで「雪かきしましょうか？」と声をかけられたが時間もないので諦めた

玉川寺庭園 公園・植物園

遺跡よりもお庭が美しいので有名なようです

玉川寺庭園 公園・植物園

昨日の飲み屋の隣のおっちゃんの話では石段ルートで五重塔までは行けるが羽黒山頂上までは無理だと聞いていたので先に頂上にある出羽神社へ車で行くことに

駐車場到着、有料道路で400円とられました

出羽神社(いでは)　羽黒山の山頂に鎮座する
月山、湯殿山とで出羽三山と総称され山岳信仰、神仏習合、修験道の中心地として知られ明治以降は廃仏毀釈により神社となった

鐘楼

三神合祭殿は工事中なのか正月仕様なのか白いもので覆われていました

末社は雪に覆われて近づくこともできません

駐車場に戻り玉こんにゃくを食べる

スキー場が隣にありました　それほどの豪雪地帯

再びいでは文化記念館に戻り長靴を借りる
ここで事件発生、ぐちょぐちょに中が濡れた長靴を知らずに履いてしまい山に行く前に靴下びちょびちょに🔥濡れてそのままにした奴許せん

いでは文化記念館 美術館・博物館

五重塔は葺き替え工事でしばらく見られなくなるのでどうしても行かねばならない

靴下不快だけどイザ出発
ここから先は月山を越え湯殿山まで神域となる随神門

羽黒山 随神門 名所・史跡

石段を感じさせないぐらい雪で埋まっているが圧雪され凍ってもいないので歩きやすかった

秡川にかかる神橋も少し赤いのが見えるだけ

須賀の滝は秡川に落ちている　かつてはこの秡川で身を清めてから登拝していたという…時代が違えば自分はここでリタイア必至だった

あれ？ってぐらいあっけなく国宝五重塔に到着
これなら長靴なくても行けたかも…

羽黒山五重塔 寺・神社・教会

森の中に忘れ去られたようにぽつんと佇むその姿を写真で見ていつか行ってみたいと思ってました
周りにあった仏教施設は廃仏毀釈でほとんど取り壊されたがこの塔は残ったという

超難解な組み木といった感　やはり木造はありがたみが違いますね
ところで今回知りましたがこの五重塔は千憑社という大国主を祭神とする神社なのでした

まだ先に行けそう、前日の飲み屋情報を鵜呑みにして失敗した
下りてきた方に尋ねたところだいたい山頂まで1時間で行けるとのことでした

左は樹齢1000年と言われる爺杉

随神門に戻りました往復でだいたい30分ぐらいとお気軽でした(もちろん天候によるとは思います)

羽黒山 随神門 名所・史跡

外を歩いて体も冷えましたのでラーメン屋へ
本店は山形県南陽市の赤湯にある赤湯ラーメンの龍上海、開店11:30の11:35に到着してすでに外まで並んでいました

龍上海 鶴岡店 グルメ・レストラン

かなり美味かった　冬の味噌ラーメンはいいねぇ

松ヶ岡開墾場へ　禄をうしなった旧藩士の授産事業として養蚕などを行なった
このような施設は全国にあったが数少ない成功例だとか

松ヶ岡地区 名所・史跡

移動して酒田へ
城輪柵(きのわのき) 平安時代の出羽国国衙の有力な候補地である

城輪柵跡 名所・史跡

出羽国が成立し、最初に庄内地方に国府が置かれ（所在不明）その後秋田高清水に移り再び庄内地方に戻ったのがこの地ではないかとされている

観光客はゼロ　雪の足跡から本日の見学は自分だけだったみたい

城輪柵跡から東約1.5キロの位置に堂の前遺跡という所があったようだが旅に帰ってからその存在を知ったので行けなかった(国分寺跡とも)

酒田の有名スポット山居倉庫も立ち寄った

山居倉庫 名所・史跡

レンタカーを返却し駅前のホテルから夜飯に街へ行く　酒田は駅から繁華街まで20分ほど歩く必要がある
写真は途中にある八雲神社

八雲神社 寺・神社・教会

街の景色

こちらのお店に行きました

お通しのはりはり漬け

名前聞いたけど記憶不能な名前のエジプト料理とポテトサラダ
ママさんが料理熱心な方のようでどれを食べても味付けは抜群でした

2軒目に酒田の有名バー(昼は喫茶店)に行く
コロナのせいで現在夜は金曜と土曜しかやっていないようだ

ケルン グルメ・レストラン

2021年に亡くなられた先代が考案したカクテル「雪国」
1958年に壽屋(現サントリー)主催のカクテルコンクールでグランプリを獲得した

先代のポスターを眺めながら珍しい日本酒ベースのカクテル淡雪をおかわりにいただいた
正直言ってどのカクテルも甘い、激甘でご主人も「甘いでしょ?」って言ってた
昭和のコーヒーに角砂糖ドボドボ入れていた時代を思い出した

寒空の中歩いて駅前方面に帰るも19:45ぐらいなのに誰も歩いていない

完全にシャッター街でした

駅前近くにキラキラしたスポットができたようですがやはり繁華街と駅が遠いのが残念です