2022/11/18 - 2022/11/19
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ぶたずっぺさん
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2022年11月下旬に盛岡を訪ねました。今回は久しぶりに神子田朝市に行きたかったのです。いつも朝市に行くときは夜行バスで早朝に盛岡駅に着き、そのまま朝市に直行するというスケジュールなのですが、今回もそれに倣いました。最近になり岩手県北バスの夜行便がさいたま新都心に停まるようになったので私にとっては好都合です。
金曜日の夜にさいたまを出発し、土曜日の早朝に盛岡駅着。タクシーを使って神子田朝市を訪問します。昼は特に行く場所もないのですが、市街を散策し夕方に材木町のよ市を訪問することにしました。
翌日は電車で渋民へ行き、石川啄木記念館や渋民公園を訪れ、周辺を歩くという、とてもゆるいスケジュールで行動しました。
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夜行バスで盛岡へ向かうのは確か3度目だと思う。これまでは、東京駅八重洲口、新宿のバスタ新宿から乗車したのだが、今回はさいたま新都心から乗車する。待合室で待つ人は少なくとても寂しい。
今回乗車するのは岩手県北バスのMEX宮古・盛岡という路線。MEXはみちのりエクスプレスの意味らしい。このバスはターミナルを出ると東北自動車道の岩槻インターチェンジまで走るのだが、私の自宅のすぐ近くを通るのである。そこで乗せてもらえるならずいぶん便利なのに等と考えているうちに気分が悪くなり、吐いてしまった。乗り物に酔いやすいのでこういうことには慣れているのだが、ビニール袋があってよかった。 -
最初の休憩ポイントである佐野サービスエリアでトイレに行ってからは乗り物酔いも回復した。バスのシートはゆったりとしていてある程度のプライバシーも確保できていて快適である。
盛岡駅には10分遅れの5:25に到着した。トイレに行って駅前からタクシーに乗り、神子田朝市へ向かう。所要時間は10分弱、料金は1260円だった。 -
夜行バスではぐっすり眠れたわけではないので少し頭がぼんやりしている。朝市を見学しているうちに目が覚めてくるだろう。時刻は6時前。店は開いているがまだ人出はさほど多くない。
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朝市では食べ物を買ってその場で食べるのも楽しい。早朝だが既に空腹である。「餅の浅沼」には数人が並んでいたので私も並び、大福やきりせんしょうを買ってみた。
餅の浅沼 グルメ・レストラン
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そして、「木偶の坊」のひっつみ。神子田朝市に来るとこれは必ず食べるのだが、今回も。
木偶の坊 グルメ・レストラン
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独特の平べったい形。もちもちした食感だが、つるつるとしていて食べやすい。しょうゆベースの汁もほっとするようなおいしさ。
木偶の坊 グルメ・レストラン
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6時半を過ぎた頃から市場は賑わい始める。私はこの市場に店を出すコーヒー屋で紙コップ入りのホットコーヒーを飲んだり、先程購入した大福などを食べ、しばらく市場を見学していた。
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神子田朝市の見学を終えて徒歩で市街地に向けて歩いていくことにした。鉈屋町付近は古い家が連なり風情がある。そんな街並みがちょうど朝日に照らされてより一層素敵に見える。この周辺は盛岡の中でもお気に入りの地域である。
ところで、そんな街の散策を楽しんでいる場合ではなくなってきた。急にトイレに行きたくなってきたのだ。このあたりには公衆トイレはなかったので頑張って先へ進むしかない。もう我慢の限界というところでコンビニを発見。慌ててトイレに駆け込み何とか事なきを得たのだった。 -
用をすませてほっとしたところで少し休憩したくなった。ちょうど近くに朝から開いている喫茶店があるのだった。ここ「いなだ珈琲舎」は好きな喫茶店で盛岡に来ると大抵は寄っている。
いなだ珈琲舎 グルメ・レストラン
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今回もモーニングセットをいただく。おいしいコーヒーを飲みほっと一息をつく。
いなだ珈琲舎 グルメ・レストラン
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朝の盛岡市街散策を続ける。まだ人の少ない盛岡八幡宮を訪ねる。
盛岡八幡宮 寺・神社・教会
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境内の紅葉が綺麗だ。
盛岡八幡宮 寺・神社・教会
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先程はトイレが気になり、ゆっくり歩けなかった鉈屋町にやってきた。旧岩手川酒蔵鉈屋町工場跡をリニューアルしてオープンした「もりおか町家物語館」という施設があるが、ここにはまだ入ったことがなかったので、見学していくことにした。
もりおか町家物語館 名所・史跡
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ちょうどこの日は小学生による何かのイベントがあるようで一部見学できない場所があるとのこと。入口を入ると階段箪笥があり小学生が登っていく。2階でイベントが開催されているらしい。
もりおか町家物語館 名所・史跡
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2階に上がると昭和の食事風景を再現した部屋があった。私自身の家ではこのようなちゃぶ台はなかったが、親戚の家ではこのような場所で食事をしたことがあった気がする。ずいぶん昔のことだ。
もりおか町家物語館 名所・史跡
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再び外に出て散策を続ける。鉈屋町周辺には大慈清水、青龍水といった清水があり、現在も生活用水として使われている。大慈清水を訪れてみた。この時間には誰もいなかった。この大慈清水の水源は近くにある大慈寺である。写真で分かるように団ができており、上の方から飲用、米研ぎ用、野菜・食器洗い場、足洗い場という形に用途が分かれている。
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大慈清水から少し歩いて大慈寺にやってきた。風変わりな山門をくぐり境内に入る。紅葉が綺麗だ。
大慈寺 寺・神社・教会
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続いて、青龍水にも行ってみる。ここも大慈清水と同様の作りになっている。ペットボトルに水を汲ませていただいた。
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今日は夕方まで特に何もすることがなく、ただ盛岡の町を彷徨うだけだ。最近はこんなのんびりした1日を過ごすのが幸せと感じるようになった。年のせいだろうか。
特にあてもなく歩いていると円光寺の前を通った。ここには、米内光政の墓がある。 -
歩いているうちにまたトイレに行きたくなってしまい、近くのコンビニで買い物ついでにトイレを借りる。これだけ頻繁にトイレに行きたくなるのは心配だ。こんなことでは安心して旅行もできないではないか。
とにかく再び歩いていると中津川に突き当たった。対岸は盛岡城跡公園である。上流の中ノ橋は工事をしているようだ。それにしても中津川の流れを見ていると心が落ち着くのはなぜだろう。 -
対岸にレトロなバスが停まっているのが見える。岩手県北バスの所有するボンネットバスだ。なぜ、こんなところに停まっているのだろう。
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河原に立っているのはこいのぼりではなくサケのぼり。中津川はサケが遡上することで知られている。近年は数が減っているそうだが。
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少し歩いて盛岡バスセンターへ行ってみた。かつてバスセンターがあった同じ場所につい先月オープンしたばかりだ。建物のデザインは近代的になったとはいえ、どことなく以前のバスセンターを思い起こすものがあってとても良いと思う。中には魅力的な店舗があるが、さすがに手狭な感じはする。
盛岡バスセンター 乗り物
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バスセンターの中の店舗で食事をしようか迷ったが、結局食事はせずに市街の中心部まで歩いてきた。映画館通りにある柳家総本店でキムチ納豆らーめんを食べることにした。柳家は、以前大通りの裏通りにあった店や盛岡駅の駅ビル内の店に入ったことがある。キムチ納豆らーめんには最初は多少の抵抗はあったのだが食べてみるとおいしくて今では好きなラーメンの一つになっている。
柳家 総本店 グルメ・レストラン
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食後はコーヒーでも飲みたいと思い、少し歩くのだが以前から行ってみたいと思っていた「機屋」という喫茶店へ行ってみた。
ねるどりっぷ珈琲 機屋 グルメ・レストラン
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市街地ではあるが人通りの多い場所からは外れたところにあるが、店内はほぼテーブルが埋まっている状態で人気のある店の様に思う。店内は落ち着いた雰囲気で、ゆっくりとコーヒーを味わうことができる。
ねるどりっぷ珈琲 機屋 グルメ・レストラン
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少し早いが本日の宿、ホテルエース盛岡へ向かうことにする。
ホテルエース盛岡 宿・ホテル
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部屋に入り一息入れたら急に睡魔が襲ってきた。昨晩は夜行バスで乗り物酔いなどもしてあまり眠れなかったうえに、早朝から歩き回ったのだから当然だろう。それに加えて私自身年々体力も落ちてきており、あまり無理はできなくなってきたようだ。
ホテルエース盛岡 宿・ホテル
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そのまま眠りこんでしまうことはなく、よ市へ出かけることにする。ホテルエース盛岡から、よ市の開催されている材木町までは歩いて10分程度である。よ市は毎年4月から11月の土曜日の夕方に開かれている。今年は今日を含めてあと2回で終わりとなる。
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もう終わりが近かったせいかやや閑散とした寂しい感じであった。以前と同様にここではベアレンのビールを飲んで、店を覗いて面白そうなものがあれば買ったりするのだが、今回は「白乾児(パイカル)」の餃子と焼そばを購入してホテルへ持ち帰ることに。
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ホテルへ帰る途中。北上川のほとりを歩く。開運橋と木伏緑地がライトアップされていて美しい景色だ。歴史ある朝市と路上市を楽しみ最後に綺麗な景色を見ることができ、今日は充実した良い一日だった。盛岡は何度来ても良い町だと思う。
続く
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