2022/11/26 - 2022/11/27
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arooyさん
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内田百聞の「阿房列車」という私小説を最近知りました。
戦後間もない頃の「乗り鉄」な内容の本です。
その冒頭には、刺激的な内容が書かれています。
曰く、
・用事はないけど汽車に乗るが、用事がないのだから一等車に乗る。
・三等車には乗るかもしれないが、どっちつかずの二等車には乗らない。
・二等車に乗っている人の顔つきはきらいである。
現代のグランクラスを一等とすれば、二等はグリーン車ということになりそうです。
自分にとって、グリーン車は十分贅沢な乗り物。
しかし、そのグリーン車に乗る人の顔が嫌だという意見はショックでした。
そんな主張があるのなら、用がないのに廃止される函館本線に乗り、ついでにグランクラスに乗って帰ってくることにしました。
しかし、経路上を眺めていると、どうしても立ち寄りたい場所が目につきます。そこで、
①森駅で「いかめし」を食べる。
②木古内で「ふのり」を買う。
③新青森で三内丸山遺跡を見学する。
結局、3つの目的も計画してしまいました。
■日程
・11月26日 羽田⇒新千歳⇒倶知安
・11月27日 倶知安⇒森⇒木古内⇒新青森⇒大宮
■移動
(フライト)
・羽田18:00⇒新千歳19:35(NH075)
(列車)
・新千歳19:54⇒札幌20:32
・札幌20:44⇒小樽21:30
・小樽21:35⇒倶知安22:48
【倶知安 泊】
・倶知安06:22⇒長万部07:57
・長万部08:09⇒森08:49/森09:54⇒五稜郭10:33(北斗2・4号)
・五稜郭10:39⇒木古内11:37(道南いさりび鉄道)
・木古内13:01⇒新青森13:50(はやぶさ28号)
・新青森16:17⇒大宮19:07(はやぶさ36号)
■費用
・羽田⇒新千歳 11,340円(スーパーバリュー)
・ホテルスリーエム 12,768円(ツイン)
・乗車券14,870円(千歳⇒大宮)
・道南いさりび鉄道1日乗車券 700円
・新幹線特急券 3,380円(木古内⇒新青森/指定)
・新幹線特急券 16,900円(新青森⇒大宮/グランクラス)
・特急券 2,840円(長万部⇒森⇒五稜郭)
- 旅行の満足度
- 3.0
- 観光
- 3.0
- ホテル
- 3.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
- 交通手段
- ANAグループ 新幹線 JR特急 JRローカル 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
■1日目 2022年11月26日(土)
羽田空港から新千歳空港へ向かいます。
時間が足らず、完全な乗り鉄の旅にはなりません。
羽田は早くもクリスマスの装いでした。
(羽田18:00⇒新千歳19:35) -
新千歳空港駅で諸々の切符を発券。
千歳線⇒函館本線(山線)⇒(道南いさりび鉄道)⇒北海道・東北新幹線と一筆書きになるように乗車券を買い、長万部⇒森⇒五稜郭の特急券を購入。 -
まずは、新千歳から札幌へ。
快速エアポートの指定席に初めて乗りました。
(新千歳19:54⇒札幌20:32) -
札幌駅で乗り換え。
ストーブが置いてあり、もうそんなに寒いのかと少し驚きました。 -
次いで、札幌から小樽へ。
(札幌20:44⇒小樽21:30) -
さらに、小樽駅で乗り継ぎ。
(小樽21:35⇒倶知安22:48) -
途中、急に明るくなったと思ったら、
-
余市でした。
半数近くの人が降りていきます。 -
然別に22:16着。
このような時間に、ここで乗り降りする人は当然ながらいません。 -
車内の様子。
然別と銀山の間で、鹿に衝突したとのアナウンスがあり、しばし停車。 -
鹿にとっては災難ですが、鹿との衝突のため10分ほど遅れて倶知安に到着。
雨からみぞれに変わっていました。 -
寒くて暗くて、寂しい感じが半端ではありません。
乗客は三々五々散っていきます。 -
駅近くのホテルスリーエムにチェックイン。
明日の朝が早いので、札幌駅で買った酒を飲んですぐ就寝。ホテル スリーエム 宿・ホテル
-
■2日目 11月27日(日)
早朝05:00過ぎの様子。
小樽行の始発が出発します。 -
06:00過ぎにホテルをチェックアウトし、
-
徒歩1分で倶知安駅へ。
倶知安駅 駅
-
倶知安から同日に東京へ戻るには、06:22発か12:35発に乗る必要があります。
このうち12:35発の場合は、ひたすら列車に乗り続けなければなりません。
完全な乗り鉄にはなれないので、06:22発で出発し、途中下車しながら戻ることにしました。 -
東京の真冬と同じくらいの寒さです。
始発電車に乗る人は7、8人でした。
(倶知安06:22⇒長万部07:57) -
倶知安の隣、比羅夫駅です。
駅と宿泊施設が一体化していて、ホームでバーベキューが食べられることで知られています。
この駅から乗る人もいました。比羅夫駅 駅
-
席は進行方向右側にしました。
尻別川に沿って列車は進みます。 -
ニセコに到着。
1人だけ下車していきます。ニセコ駅 駅
-
ニセコ大橋をくぐります。
橋は何度か渡ったことがありますが、下を通るのは初めて。 -
朝早くて暗いのと天気が悪いのとで、ほとんどの写真がぶれてしまいました。
-
07:00、蘭越(らんこし)駅。
ここから乗車する人が数名いました。蘭越駅 駅
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蘭越を過ぎると、雪がかなり舞っています。
-
登りに差し掛かると、ディーゼル車のぶぉーんとした音が響きます。
ただ、昔の車両のように常にうるさいわけではありません。
かなり進化しているようです。 -
黒松内を過ぎたあたりのどこかの車窓。
外はかなり寒そうです。 -
長万部の手前の二俣駅。
駅舎というか待合室というか、コンテナが置いてあるだけの大胆な駅ですね。二股駅 駅
-
07:57、終点の長万部に到着。
長万部駅 駅
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乗り継ぎに少し時間があるので、外に出てみます。
-
新幹線が伸びてくる長万部は、
-
果たして便利になるでしょうか。
新幹線の停車が少なかったり、海沿いを走る室蘭本線が削減されたりしたら、かえって不便になってしまうのではと心配します。長万部駅 駅
-
長万部から先は、特急に乗ります。
(長万部08:09⇒森08:49) -
同時に長万部からは、噴火湾に沿って海沿いを走ります。
波打ち際まで、ほとんど距離のない場所もありました。 -
森駅に到着。
途中下車します。 -
稜線の長い「北海道駒ヶ岳」が見えましたが、少し雲がかかってますね。
-
森駅で下車したのは、この「いかめし」を食べるため。
-
ところが「臨時休業」の張り紙が・・・。
熱々の「いかめし」が食べられるのではと、勝手に想像していたのですが、残念です。 -
未練がましく店の前を行ったり来たりしたところで、ダメなものはダメですね。
柴田商店 グルメ・レストラン
-
次の特急まで1時間あるし、お腹は空くしで気分が降下中。
-
お腹が空いたのでコンビニで食料を調達しようとしたところ、お土産用「いかめし」が置いてありました。
望んでいたものとは違いますが、3種類とも購入。 -
再び森駅から、先へ進みます。
-
北斗号で五稜郭まで移動し、その先は経路を外れて「道南いさりび鉄道」に乗る予定です。
(森09:54⇒五稜郭10:33) -
駒ヶ岳の麓を通過すると、大沼が見えてきました。
-
こちらは、たまたま標識が写ったものです。
-
大沼を過ぎて新函館北斗、五稜郭と停車していきます。
五稜郭にて「道南いさりび鉄道」に乗り換え。JR五稜郭駅 駅
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いさりび鉄道は、ネットでフリー切符が買えるので便利ですね。
木古内までの運賃は980円するので、割引率もいいです。 -
朝が早かったせいか車内で寝てしまい、あっという間に木古内に到着。
(五稜郭10:39⇒木古内11:37) -
乗り継ぎの時間があるので、少しぶらぶらします。
-
木古内と言えば1月13日~15日の「寒中みそぎ」が有名です。
2023年は週末に当たっているので、観光客が多いかもしれませんね。 -
寒中みそぎの浜まで、歩いてみました。
他人事ながら、冬の海に入って体は大丈夫なのでしょうか。 -
11月下旬で十分寒いのに、この中に入るなんて人がやることとは思えません。
-
駅前に戻り、道の駅に立ち寄ります。
木古内で途中下車したのは「ふのり」を買うためです。
水で戻すとふにゃふにゃになってしまうものとは違い、木古内産はしゃきしゃきとした食感が良いので、購入しようとしたところ、見つかりません -
店員さんに尋ねたところ、今年の分は売り切れたとのこと。
「いかめし」に続き「ふのり」の調達もならず。
残念。 -
気分を切り替え、木古内から新青森へ移動。
(木古内13:01⇒新青森13:50)木古内駅 駅
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新幹線を出ると「遮光器土偶」のねぶたがありました。
新青森駅 駅
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時間がないので、タクシーで三内丸山遺跡へ。
特別史跡 三内丸山遺跡 名所・史跡
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復元された「大型掘立柱建物」です。
実際に発掘された柱の跡は、脇にある建物の中に保存されていました。 -
こちらは「大型竪穴建物」。
縄文中期に、こんな大型の建築物があったとは驚きです。 -
こちらは実際の盛土。
約1000年分だそうです。 -
「縄文時遊館」の展示物です。
-
何かを訴えかけているような表情をしていますね。
-
バスで新青森駅に戻り、
-
いよいよグランクラスに乗車。
-
僅か6列しかありません。
飛行機のビジネスクラスより少し広い感じです。 -
軽食とアルコールも付きます。
実はアルコールの提供があることを、今回乗車することで知りました。 -
朝からほとんど食べていないので、駅弁も買っておきました。
グランクラスはアルコールが自由に飲めるので、グリーン車に乗るより良いのかもしれません。
何より車内が静かで快適です。 -
途中下車する度にスタンプが押された乗車券です。
「えきねっと」の割引対象でなければ、特急券と別々に買う方が良いのかもしれません。
初めて乗ったグランクラスは、想像以上に良かったです。
内田百聞を見習って、今後はグランクラスにだけ乗ろう、というわけにはいきませんが、機会があればまた乗車してみたいです。
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