381系特急パノラマやくもと国鉄色やくもで行く備中松山城

2022/11/27 - 2022/11/27

　全国旅行支援を利用して岡山の備中高梁（備中松山城）と香川の金比羅宮、倉敷美観地区に行ってきました。
　この旅行記は現存12天守訪問制覇を目的に備中松山城を訪れた時のものです。備中高梁へは伯備線を走る貴重な国鉄車両381系特急やくもを利用して行ってきました。

11/27
10:25-11:45 →10:55-12:05 羽田-岡山 ANA653
11:55-12:25→ 12:20-12:50 岡山空港-岡山駅　リムジンバス
13:05-13:39 岡山-備中高梁 ★特急パノラマやくも13号 グリーン席
　★備中高松城
18:06-18:27 備中高梁-倉敷 ★特急国鉄色やくも24号 自由席
　ホテルグランココエ倉敷泊

エリア 備中高梁(岡山)

• 旅行の満足度: 3.5
• 観光: 3.0
• グルメ: 3.0
• 交通: 4.0

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: ANAグループ JR特急 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配
• 利用旅行会社: JTB

今回、岡山まで飛行機で行くことにしました。

羽田空港 第2旅客ターミナル 空港

羽田発岡山行きの飛行機は富士山の真上を飛ぶルートらしく、機長放送で「左真下に富士山が見える」とアナウンスが入りました。

ちょうど左側の席だったので覗いてみると、ほぼ真下に富士山が見え、山頂の火口が見えて大迫力でした。

富士山 自然・景勝地

間もなく岡山空港に到着です。

羽田空港の渋滞で飛行機の到着が遅れて冷や冷やしましたが、なんとか岡山13時5分発出雲市行きの特急パノラマやくもに間に合いました。381系特急パノラマやくもは1日2往復の運用ですが週末や特定日は4往復あり、その列車に乗りました。

岡山駅 駅

381系特急パノラマやくもはその名の通り、下り先頭の1号車が展望車両でグリーン車になっています。

今回は前面展望を楽しもうとグリーン席にしました。しかしながら、備中高梁まで30分ほどの乗車でグリーン料金2,060円はもったいないかなと思いましたが、今回は全国旅行支援でかなり旅費の節約が出来たのでここは奮発しました。

ただ、指定券（グリーン席）の発売日をド忘れしてしまい、気が付いた時には2列目しか空いていませんでした。日曜日の列車は競争率が高いみたいです。

グリーン車の座席はこんな感じです。

2列目からの前面展望の様子です。

ほぼ運転手目線。

カーブは自然振子式で少し傾きます。

上りの特急やくもとすれ違い、シャッターチャンスを逃して先頭が撮れず。

備中高梁に13時39分到着、ゆったりやくもマーク。

特急 やくも 乗り物

後方部分は普通の381系のやくもの先頭でした。

備中高梁駅 駅

駅ビルのイタリアンで遅めのランチ後、徒歩で備中松山城に登ることにしました。駅から1時間20分から30分ほどです。まずは麓の遊歩道入口まで町中を歩いて行きます。途中に紺屋川を挟む道があり、その道が日本の道100選に選ばれているそうです。

紺屋川筋 名所・史跡

日本の道100選にあった紅葉。ここの道は特段、趣があるように思えなかったのですが、どういうポイントが選ばれた理由なのかな。

日本の道100選の道を左折してさらに進むと武家屋敷通りがあります。有料で内部を公開している武家屋敷もありましたがあまり興味が沸かなかったのでパスしました。

映画「男はつらいよ」のロケ地看板。

武家屋敷の向こうには備中松山城のある標高430ｍの臥牛山が見えます。これから山頂付近の天守まで登ります。

さらに歩いて行くと備中松山城の遊歩道入口の案内看板がありました。

駅から遊歩道入口まで1.8㎞、ゆっくり駅から歩いて約30分ぐらいかかりました。遊歩道という名称ですがちょっとした登山道になります。

麓から20分ほど登った遊歩道に赤穂浪士で有名な大石内蔵助の腰掛け石があります。休憩したいなと思うタイミングより上にありました。さすが大石内蔵助です。

遊歩道入口から30分ほど登るとふいご峠の駐車場に到着。ここからさらに20分登ったところにお城があります。

ふいご峠駐車場からさらに登って行くと、やっとお城の櫓跡らしい石垣が見えました。中太鼓櫓跡です。

中太鼓櫓跡からは見晴らしが良かったです。

さらに登ると天然の岩も利用して石垣が重なり合って如何にも山城的なところに出ました。実際に見た感じはこの画像よりもっと迫力がありました。

天守への登り道に三の平櫓東土塀という狭間のある土塀があり、現存する土塀として重要文化財に指定されています。

二の丸。

本丸。

備中松山城の天守は現存12天守のうち、唯一山城の天守です。

ようやく来ること出来ました。これで現存12天守すべてを訪れることが出来ました。

備中松山城 名所・史跡

入城料は500円、天守が小さいこともあり内部は狭いです。

天守に登って外を眺めてみましたが見晴らしは良くありません。

一階には調理や冬の暖をとるために長囲炉裏ががあります。天守内に囲炉裏があるのは大変珍しいそうです。

天守の後方に建つ二重櫓は重要文化財で通常内部は非公開です。

二層二階の層塔式の天守で高さは約11ｍ、ほとんど櫓のような小ささです。

ここからの眺めは真田丸のオープニングシーンのポイントだそうです。

「さんじゅーろー」という猫城主がいるそうですが見当たりませんでした。そんな時のために本丸の端のベンチに「さんじゅーろー」の石像があります。

備中松山城を見学後、備中高梁駅に戻ってきました。次の列車まで駅ビルのスタバで1時間ほど休憩してました。

備中高梁駅 駅

18時6分発、381系国鉄色の特急やくもが入線してきました。

381系国鉄色の特急やくもは1日2往復しか運行していないのでこれに乗れるようにスケジュールを合わせました。

特急 やくも 乗り物

外は真っ暗だし、往路はグリーン席だったので復路は自由席にしました。自由席は760円でした。車内は思ったよりも混んでおり、２人掛け座席はだいたい1人は座っていて空きがほとんどありませんでした。

倉敷まで20分ほどで到着、この381系は2年後には引退予定だそうです。引退前に懐かしの381系国鉄色の特急やくもに乗れて良かったです。

岡山駅 駅