2006/07/08 - 2006/07/08
9位(同エリア171件中)
かっちんさん
今から16年前の平成18年(2006)、只見線の「SL会津只見号」に乗車したことを思い出し、旅行記にしました。
当時はまだ会社生活の現役で、土日を利用して訪れました。
なお、旅行記は下記資料を参考にしました。
・百年の鉄道旅行「通票閉塞只見線 小出駅 大白川駅」
・只見町インフォメーションセンター「雪むろ」
・電脳鉄道部3番線「汽車がはしってるぞ--~磐越西線にSLが走る!~」:パンフレット
・妖精の里から「SL会津只見紅葉号運行」:平成22年運行時刻表
・てっくう撮影隊「只見線SLリレー号乗車」2006/7/9
・潮騒のブログ「スハフ32形客車の写真」
・るるぷぅAizu「早戸温泉つるの湯」:2008/11/6
・福島県「地元住民、三島町との役割分担による早戸温泉地区再生」pdf
・トラベルjp「これは夢か幻か?奥会津「霧幻峡の渡し」は美しく儚き幻想体験」
・ウィキペディア「SL会津只見号」「国鉄C11形蒸気機関車」「国鉄スハ32系客車」「只見線」
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 新幹線 JRローカル
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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-
只見線の路線図(1995年JTB時刻表より)
平成18年(2006)当時の只見線は、新潟県「小出駅」と福島県「会津若松駅」を結んでいます。
但し、大白川駅の前後に「柿ノ木駅」と「臨時田子倉駅」がありましたが、現在は廃止されています。
今日は、小出~只見間を快速「只見SLリレー号」、只見~会津若松間を「SL会津只見号」に乗車します。 -
生そば「ますだやそば店」(小出駅前)
昼食は小出駅から150mのところにある「ますだやそば店」、名物「へぎそば」をいただきます。
ご主人から古地図を見せてもらい、この付近の歴史について説明を受けたことを覚えています。
現在は残念ながら廃業しています。(写真は2022年撮影)。 -
快速「只見SLリレー号」(小出駅)
「SL会津只見号」に接続する快速「只見SLリレー号」が運転されているので乗ります。
気動車はキハ58系国鉄色です。 -
行先板「只見-小出-長岡」(小出駅)
長岡始発のリレー号は、小出駅を12:20に出発 -
「タブレット」を持つ駅員(大白川駅)
平成18年(2006)当時の只見線は、「タブレット(通票)」閉塞式です。
その後、小出~大白川間が翌年(平成19年12月11日)、大白川~只見間が翌々年(平成20年9月26日)に特殊自動閉塞式に移行され、現在このタブレット姿は見られません。
左手に小出~大白川間を走っていたSLの給水塔跡が見えます。 -
田子倉ダムのダム湖(田子倉付近)
大白川~只見間の難所「六十里越」をトンネルで抜けると「田子倉湖」が見えます。
近くの「田子倉駅」は冬季間(12-3月)全列車通過するので臨時駅になっています。
現在「田子倉駅」は廃止されています。 -
「只見駅」に到着
リレー号は13:26に到着。 -
「雪だるま君」のお出迎え(只見駅)
夏の7月初めですけど、冬の雪を大事にとってあったのですね。
只見では冬の間に降り積もった雪を「雪室(ゆきむろ)」の中に敷き詰め、天然の冷蔵庫にすることで、食品保蔵に活用してきました。
雪国古来から伝わる生活の知恵です。 -
イチオシ
発車を待つ「SL会津只見号」(只見駅)
乗客たちは懐かしいSLを見に来ています。
SLは「ぷーっ」と煙を出し、一息ついています。 -
イチオシ
子どもが駆け寄る「SL会津只見号」(只見駅)
-
「SL会津只見号」(只見駅)
SL「C11 325号」は、真岡鐵道から借り入れたもの。
只見線全線開通30周年を迎える記念イベントとして、平成13年(2001)からSL運行が開始されました。 -
発車準備に忙しい機関士、機関助士(只見駅)
運転室側面の「會」は区名札。会津若松機関区の所属を表しています。 -
「C11 325」の生い立ちと運用
このSLは昭和21年(1946)日本車輌名古屋にて製造。
茅ヶ崎機関区に配置され、相模線や南武線、入換などに使用。
昭和42年(1967)には米沢機関区に転属し、米坂線や左沢線に使用され、昭和48年(1973)引退後、新潟県水原中学校へ無償譲渡。
その後、動態復元工事が行われ、平成10年(1998)から真岡鐵道で運行開始。
また、JR東日本との賃借契約により、平成13年(2001)よりJR東日本管内での出張運転を開始し、只見線、他線で運行されました。
令和2年(2020)には東武鉄道に譲渡しています。 -
小型のSL(只見駅)
国鉄C11形蒸気機関車は支線用の過熱式タンク機関車です。 -
行先板「只見-会津若松」(SL会津只見号)
客車「スハフ32 2357」は、昭和13年(1938)に「スハフ34 658」として梅鉢車両所(後の帝國車輛)にて誕生。
その後「スハフ32 357」となり、昭和39年(1964)に座席下に電気暖房装置を設置して「スハフ32 2357」になりました。
現在は高崎車両センターの所属です。 -
「スハフ32 2357」の車内(SL会津只見号)
木造の車内は、高い天井にサークラインの蛍光灯、青い座席の4人用ボックス席、側面窓は小窓が二つ。 -
曲線美の「叶津川橋梁」(会津蒲生付近)
「SL会津只見号」は只見駅を13:38出発。
しばらくして「叶津川(かのうづがわ)橋梁」を渡ります。 -
まもなく「会津蒲生駅」
鉄道ファンが写真を撮っています。
この駅は通過。 -
エメラルドグリーン水面に映える水色の橋(会津蒲生~会津塩沢)
まもなく「第8只見川橋梁」を渡ります。
この先に「滝ダム」があるので、只見川の川幅が広くなっています。 -
颯爽と走る列車(車内)
小窓を開けて景色を楽しんでいます。
SLのポッポッポッというドラフト音、煙の匂いも最高。 -
登り坂をゆっくりと走行
-
流れの緩やかな「只見川」(早戸付近)
-
遊覧屋形船「つるの湯丸」(早戸付近)
平成18年(2006)7月に就航した早戸温泉から只見川を遊覧する「つるの湯丸」。
最近、有名になっている手漕ぎ船による「霧幻峡の渡し」は、平成22年(2010)に復活しています。 -
「霧幻峡」の紹介(2010-10-28訪問)
以前、旅行記にしているのでご覧ください。
『紅葉の只見線と霧幻峡の渡し 2018 ~路線バスでつなぐ只見線の旅~(福島)』
https://4travel.jp/travelogue/11425062 -
イチオシ
「会津宮下駅」ではホームで買い物
16分間停車するので、ホームに出て地元のお土産の買い物ができます。
リベットが目立つ客車は歴史を感じます。 -
赤い目玉の「客車の後部」(会津宮下駅)
3両編成の後部。 -
しばらくして「下り列車と交換」(会津宮下駅)
下り列車「キハ40系」の塗色は「東北地域本社色」と呼ばれるもの。
この車両は令和2年(2020)に運用を終了しています。 -
イチオシ
前方では「給炭作業」(会津宮下駅)
ちょっと長い停車時間に、SLの食料と水を積み込んでいます。
給炭は袋詰めの石炭から、給水は駅の外に停車している給水車から補給します。
SLが頻繁に走っている時代は、主要駅に給炭場と給水塔がありましたが、今はその姿が見られません。
今の時代にSLを走らせる苦労がわかります。 -
山の中を走行
「会津宮下駅」を出発すると、美しい橋梁とトンネルが続きます。 -
「会津柳津駅」に停車
ここでは8分間の停車。 -
只見線のSL「C11形」交換風景(会津柳津駅)
国鉄時代の只見線の貨物列車や客車列車を牽引していたSLは「C11形」。
ところで「C11 244」はどこから来たの? -
「C11 244」は保存SL(会津柳津駅)
このSLは昭和18年(1943)日本車輌名古屋にて製造。
大館、秋田、青森、会津若松の機関区で活躍しました。 -
では、出発(会津柳津駅)
-
「C11形の雄姿」(西若松駅)
この駅ではなぜか停車時間ができたので、美しい姿の写真を撮ります。
終着の会津若松駅には16:51に到着。
只見駅から3時間13分のSL旅はいい思い出となりました。
できれば、只見線にまたSLを走らせて欲しいですね。
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