車なし！稚内・礼文・利尻ひとり旅④利尻編

2022/06/10 - 2022/06/13

2022年、観光シーズンの幕開けとともに稚内・利尻・礼文へ。
車なし女ひとり旅、サイクリングとトレッキングと食い意地の3泊4日です。

①稚内編
羽田→稚内
宗谷岬サイクリング

②礼文編1
稚内港→香深港
桃岩登山口～知床トレッキング
猫台桃台～元地 散策

③礼文編2
岬めぐりコーストレッキング
香深港→鴛泊港

④利尻編
夕日が丘展望台
富士野園地
サイクリングコース
ペシ岬
利尻空港→新千歳空港→羽田空港

エリア 利尻島(北海道)

最終日です。
それなりの筋肉痛に襲われています。

今日はあまり詰め込まず、午前中に宿でレンタサイクルを借りてぶらぶら鴛泊周辺を観光の予定。
--------
利尻空港 14:25発
⇒ 札幌（新千歳）空港 15:20着/16:00発
⇒ 東京（羽田）空港 17:40着
---------

起きて温泉入って、朝食はゆっくり8:00から。

9:00頃、レンタサイクル(Panasonicの電動自転車。快適)を借りました。

今回、利尻は滞在時間が短いこともあってあまり情報を調べてこなかったんだけど、島内を一周するサイクルロードがあるらしく、余裕があればやってみたかったな。だいたい６時間ほど？だったか。ギブアップしたときは、車椅子の利用者がいないなどの条件次第で路線バスに自転車を搭載できるらしい。
ですが今回はその時間がないので、ひとまずエゾカンゾウが群生するという富士野園地方面に狙いを定めて出発！


夕陽丘展望台

この岬の斜面にもエゾカンゾウが咲いていて、雰囲気としては佐渡島の大野亀のあたりによく似ています。好き。
頂上でしばらく景色を見て、居合わせた母娘っぽい二人組の方と少しお話しました。聞いてみると、昨日までは飛行機が欠航して利尻島でずいぶん足止めをくらってしまったらしく…離島旅行はそのリスクがありますよね…。


ポン・モシリ、富士野園地

ポンとはアイヌ語でちいさい、モシリは島。岩みたいな小さい島だけど、海鳥のコロニーになっているらしい。カモメとかウとかがたくさんいました。
ここは風が冷たかった！　でもエゾカンゾウのオレンジの花と緑とのコントラストが綺麗で、カモメも見ていて飽きないので、つい長居してしまいました。

ここまで１時間半くらいかな？
折り返して、ホテルに帰ります。帰りは、せっかくなのでサイクリングロードで少し寄り道をして行きました。
もう少し時期が後だったら、エゾカンゾウの花畑の中心を突っ切るような感じだったのかな？
そうでなくても、こんなちょっと入っただけで原野を走っている気分が味わえるのがすごくて、なかなか爽快でした。
たまにウニの殻が落ちているのは、鳥が食べた跡？いいもの食べてるわ。
海鳥の卵の殻？なども。

↑左には本当は利尻富士が見えているはずで、晴れていたら本当に最高のサイクリングロードになりそう。リベンジします。


11:00頃、ホテルに到着。
自転車を返して、次にペシ岬向かいます。
ホテルから見えてたあれです。

港から歩いてすぐのところなんだけど、このシュールな光景を写真で見て、ぜったい鴛泊に泊まろうと思ったんだよなー。
ペシ岬の頂上へは、だいたい往復で１時間ほど。しかし思ったより急斜面で、大きい荷物を預けてきてよかったと思いました。普通のスニーカーでも行けるけど、もし風が強かったり雨のあとで濡れていたりしたら、やめたほうが無難かな。
ここで、夕陽丘で合った母娘旅のお二人と再びすれ違う。頂上は狭いから、今ならすいているはず！とご助言いただきました。ありがとうございます。

ペシ岬をのぼっていたら、だんだん晴れてきた。

頂上まで行くと、たしかに足場が不安定であまり広くないので、５人くらいでもう身動きとれなくなりそう。
私が上がった時には、私・きのう利尻登山を終えたという一人旅のお兄さん・京都から来たという女性二人組の４人でした。
で、これがけっこう、登ってきた道のりを考えると、下りるのが怖い！
どうしよ～どうやって下りよう～利尻山どうでしたか～などとわちゃわちゃ喋ってだいぶ気がまぎれました…。
あと、「きのう礼文がすっぽり雲に覆われていて、あっちはどうなってるんだろう…と思ってました」「私も礼文から利尻を見てそう思ってました」とか。天候と眺望に恵まれなかったけど、それはそれで面白かったな。
で、意を決して下り始めると、ここは登りより下りのほうが楽だったかも。
でも、眼下に港を見下ろすこの景色…。フェリーで島について1時間足らずでこれを味わえると思うとなかなかすごいですよね。

ペシ岬から戻って、フェリーターミナル下の売店でかわいい登山靴下を買い、どこかお昼を…と思ったら、フェリーターミナルの上のレストランは団体客で貸し切り。
ターミナル前にもいくつかお店があるようだけど、だいぶ並んでいる…。どうも発着時間と重なってしまった&食事処がひとつ臨時休業で、観光客がここに集中してしまったらしい。
しかし、ここで食いっぱぐれるわけにはいかん！　ということでちょっと時間ぎりぎりだけど「さとう」さんに並ぶことにしました。

ウニ丼、いくら丼、海藻ラーメン、海鮮ラーメン。そして独特の口上でお客をさばく女将さんがかなりいい感じのお店です。
せっかくここまで来たし、最後の食事にはウニいくら丼を注文。

ウマーーーーーーーーーーーーい！
ウ、ウマ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ウニももちろん甘くてうまいし、イクラが・・・・・やっぱいつも食べてる嘘のイクラと違う・・・・・・・・おいしい・・・・・・。
食べられて本当によかったです。
それにしても、島への旅行は交通機関の欠航と食事にありつけない可能性を考えて旅程を汲んだ方がいいな。

空港へはタクシーで向かおうとしたけど、ホテルの方のご厚意で送迎していただけました。本来は時間指定の乗り合いで運行しているそうですが、今日はレンタカーなしで航空便を使う宿泊客が私だけだったみたいです。ありがとうございました。

空港についてデッキに上がった瞬間、雲が切れて利尻山が全貌をあらわしました。

わーーー見られてよかった。
デッキで写真撮ってたら、さっきペシ岬で一緒になったお兄さんが声かけてくれました。
今度来たら、途中まででも利尻登山チャレンジしてみたいな。

飛行機は使用機材の到着が遅れてディレイ。
新千歳の乗り継ぎがきびしそうなので、カウンターで変更してもらってから、しばしゲートの内側で待つ。

滑走路に飛行機が着陸。
この瞬間、待合室からは大きな拍手が。

昨日欠航した便なので、足止めを食らって振り替えた人もたくさんいたのでしょう。久しぶりにこんな知らない人たちと心ひとつにするような体験をしました笑
利尻空港は小さく、滑走路を歩いて搭乗するスタイルです。
これ、屋久島に行って以来かも。なかなかない体験だし、なんか気持ちよくて良いです。
そういえば、利尻島と屋久島は、形がよく似てますね。洋上に山がポンと生えたような円形の島。

16：20頃　新千歳着
どうも新千歳～羽田便も遅延しているらしい。結果的には新千歳空港で2時間過ごすことになったので、これなら温泉に行ったらよかったかも～とか思ったけど、温泉なんて行っちゃったらいよいよ疲れが出て動けなくなっちゃうから我慢。
ぶらぶらお土産買って、とにかく食べる。
ミルキッシモのジェラート、おいしい～！パイナップル、ヨーグルト、ラムレーズン。

私は時間が余ったのでこんなのんきなことをしていたけど、夕陽丘とペシ岬でご一緒した方は、乗り継ぎ時間がかなりタイトだったみたい。
たまたま再会して、急いでらしたからつい到着階の案内所にお連れしてしまったけど、よく考えたら出発階まで行って航空会社のスタッフに繋ぐほうがスムーズだったかもしれない。
無事にお土産買って乗り継ぎできてたらいいけど…。

18：50頃　新千歳発
予定より大幅に遅れて北海道をあとにすることになったけど、夕日と満月を見ることができました。

20:30頃　羽田に到着！
無事に着いてよかったー！

なんと利尻礼文は滞在中、最後の1時間くらいしか晴れ間が見えなかったので、またリベンジすることにします。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・

2022年はなんだか北海道づいていて、このあと9月にも旭川～札幌～小樽(から船を乗り継いで佐渡島へ)旅行をしたし、次は真冬に流氷ウォークしにいく計画です。
また近々旅行記まとめられたらいいな～
読んでくださってありがとうございました。