JR山北駅前通りの土蔵（神奈川県山北町山北）

2022/10/23 - 2022/10/23

　神奈川県山北町は県の西北端にあり、北は山梨県、西は静岡県と県境で接している。
　明治22年（1889年）に国府津駅 - 静岡駅間が東海道本線として開通し、開通時に山北駅も開業している。
　その後になって、昭和9年（1934年）に丹那トンネル開通が開通すると、熱海駅 - 沼津駅間が東海道本線に変更され、国府津駅 - 山北駅 - 沼津駅間は御殿場線に変更された。現在の単線の軌道からは想像も出来ないことである。
　しかし、御殿場線に格下げされた後はこの地域も衰退し始めたのであろう。
　山北町の中心である山北にはJR山北駅がある。その前には旧国道245号線が通り、その駅前の東側と西側に伸びる街道には両側に商店街がある。
　その商店街のかつての繁栄を伝えるかのように、10棟ほどの土蔵が残っている。その多さには驚く。山北よりは時代が遡るが藤沢宿のようなものか。
　山北駅前通りの土蔵には白漆喰の土蔵ばかりではなく、石造りの土蔵やモルタル塗りの土蔵もある。あるいは、外壁の外を黒いトタンで囲っているものもあるが、中は白漆喰なのかも知れない。
　不思議なことにまなこ壁の土蔵は皆無であった。それでいて、酒水の滝無料駐車場の公衆トイレはまなこ壁（https://4travel.jp/travelogue/11787015）なのはどうして？
（表紙写真は東側外れ辺りにある石造りの土蔵）

エリア 秦野・松田・足柄(神奈川)

白漆喰の土蔵。

黒いトタンで覆われた土蔵。

西側外れ辺りにある2棟の土蔵がある露木米店。

露木米店の白漆喰の土蔵。

露木米店の土蔵を改造した住宅。

下半分が石造りで上半分がモルタル塗りの土蔵。以下は駅前通り東側。

白漆喰の土蔵。

モルタル塗りの土蔵。

白漆喰の土蔵。

白漆喰の大きな土蔵。

東側外れ辺りにある石造りの土蔵。窓扉が鉄板だ。