奈良旅②　大安寺と信貴山朝護孫子寺

2022/10/03 - 2022/10/05

2日め　19,516歩

今年は寅年、という訳で、朝護孫子寺にお参りに！
調べてみたらなんと21年ぶり（笑）

午前中は本尊十一面観音立像特別開扉がある大安寺へ。
こちらは18年ぶりでした！

ホテル…朝食：古都華…杉山古墳…大安寺…奈良駅→王寺駅→信貴山門…ランチ:蓬乃里…朝護孫子寺…大寅…千手院…本堂…虚空蔵堂…多宝塔…空鉢護法堂…玉蔵院…成福院…聖徳太子像…剱鎧護法堂…信貴山門→王寺駅→奈良駅…奈良のうまいものプラザ…ホテル

空鉢護法堂は一願成就のお堂、信貴山上にありますが、思いの外、願い事をする人が上がって行きます。
参詣道入口からのタイムコースは20分、普段は荷物持ちが同行ですが、今回は一人。
案の定30分もかかりました。
でも、下るのは10分とな…（笑）

エリア 信貴山(奈良)

7:55　朝食はJR奈良駅下の古都華さん

奈良のうまいものプラザ 古都華 グルメ・レストラン

卵かけご飯@440、パンのセットもあります

8:43　住宅地を歩いて20分ほどで、杉山古墳到着

大安寺旧境内にある前方後円墳で、5世紀後半(古墳時代中期)の造営

墳丘長約154m、後円部の直径約80m、周濠を含めた全長は200mという大きいものでした

杉山瓦窯跡群

大安寺の修理に使用された瓦を焼いたものと推定されています

後円辺りを眺めていると

何か道らしきものが見えたので、案内板はないけれど、歩いてみる（笑）

でもこの先はどうなっているのかわからないのでここらで断念
若いころと違って無理はしな～い（笑）

見晴らしがいいという感じで、古墳見学終了

因みに開園は火・木・土・日曜の午前9時～午後5時

大安寺の境内旧境内地を抜けて

9:05　大安寺到着

大安寺 寺・神社・教会

聖徳太子が平群郡額田部に熊凝道場を創建したことに始まり、平城京に移って大安寺となった由緒正しきお寺

ご本堂の前に左手にあるいのちの小径へ

乳癌封じの祈願塚、美流孔（みるく）塚
撫でで祈願します

大安寺は官立寺院として様々な役割を担うお寺、その役割の一つが、悪病難病封じ
そろそろ経年劣化を身をもって感じ始めたので、
9:30からのご祈祷をお願いすることに！

ちょっとその前に足元を見たら、先ほどの古墳で大量のひっつき虫が（笑）

私の他にもう1名祈願の方がいらっしゃいました
ご祈祷は20分くらいでしょうか、経本で肩たたき後、お札をいただき、
ご本尊の十一面観音さま（10/1～11/30特別開扉）を間近に拝み、
笹酒をいただきました

いただいたお札と葛湯、4/23～6/19開催の奈良国立博物館での大安寺展のファイル（？）が配布されていました

宝物殿が増改修工事中なので、普段は3月に特別開扉している一面六臂の馬頭観音さまを嘶堂で拝見

灯篭を象の鼻が支えています

インド八聖地四国八十八ヶ所お砂踏み霊場がお堂の周りにあったので、1周
なかなか四国八十八所霊場巡りは実現できない…

来年の3月終了予定の宝物殿
その前の１/2～3/19まで東京国立博物館で大安寺の仏像展が開催
天平仏7体がご出張するそうです

お札をホテルに置きに戻って来たら、目に付く外車が駐車
夕方には6・7台に増えていました
帰京してから調べたら、10/2にクラシックカーとエキサイティングカーによるラリーイベントが橿原であったようです

ダイワロイネットホテル奈良 宿・ホテル

奈良駅から大和路線で王寺駅、バスに乗り換え、信貴山門に向かいます
バスは1時間に1本程度、所要時間15分
1つの停留所にいろいろなバスが来るので、観光客には並ぶのが難しい

王寺駅 駅

近鉄の信貴山下駅前、ケーブルカーは39年前に廃止
大阪方面の西信貴ケーブル（信貴山口～高安山間）は運行

信貴山下駅 駅

終点の信貴山門で降車し、開運橋近くのおそば屋さんでランチと思っていたらお休み

少し引き返し、高級そうな蓬乃里さんへ

蓬乃里 グルメ・レストラン

信貴山観光ホテルの温泉（15時まで）も楽しめるお店

蕎麦御膳@1760をいただきました

気を取り直し、開運橋へ
右手は信貴大橋、下は大門池、その下流に大門ダム

開運橋 名所・史跡

左手は信貴山
（山頂近くに空鉢護法堂があります、たどり着けるか？）

そしてバンジージャンプもありました！

開運橋はトレッスル橋脚を用いたカンチレバー橋で登録有形文化財

12:38　朝護孫子寺は醍醐天皇ご病気のため、勅命により命蓮上人が毘沙門天王に病気平癒の祈願したお寺

信貴山朝護孫子寺 寺・神社・教会

寅とのゆかりは聖徳太子さまがこの信貴山で毘沙門天王をご感得されたのが、寅の年、寅の日、寅の刻だったとの言い伝えから

近くに子寅も吠えています

山肌にお寺やお堂が点在、まずは右手、千手院経由でご本堂へ

順路通りに右へ

とても古めの石の寅、威圧感があっていい感じ

三寅の胎内くぐり
足元には四国八十八ヶ所のお砂踏みになっており、途中には毘沙門天王がお持ちの宝の源泉である如意宝珠がお祀り

背中に寅2頭が乗っかっていて、三寅です

この上の銭亀堂は日本で唯一の金運招福の神、毘沙門天王の御使い銭亀善神さまをお祀りし、4月10日が祭礼日

三福神堂の金寅と

銀寅
いろいろな寅がいるので楽しいです

12:56　いざご本堂へ

石段の左側に阿加水がありました

本堂舞台の左側が法隆寺方面

正面下には劔鎧護法堂

13:02　本堂正面（扁額）
覚鑁上人が修行されたとき、毘沙門天王より授かった「如意宝珠」は、本堂下にお祀り、その錠前を触れると心願成就のご利益が得られる戒壇巡りがあります

毘沙門天王さまは軍神だけではなく、財宝福徳や仏道修行の守護神、皆さんがお参りに来るわけです

さて、今日の目的地、空鉢護法堂へ
虚空蔵堂の水屋でお水を汲んで持っていくという作法があるようですが、備え付けのペットボトルがなく、手ぶらで…

多宝塔前を通過し、

参詣道に沿って歩きます

分岐点の行者堂

13:13　ここが空鉢護法堂へのスタート地点

緩やかな石段ですが、

つづら折りの坂が続き、

13:27　珍しく喫煙所があり、ベンチがあったので、ここで一休み

雌獄の分岐点

獣道っぽいですね

ダラダラと続く石段、たまに風が吹き下ろし、気持ちがいいです

13:41　空鉢護法堂到着
二上山が正面に

命蓮上人が竜王の教えを蒙り、信貴山縁起絵巻（飛倉の巻）の如く、空鉢を飛ばして倉を飛び返らせ、驚き嘆く長者に慈悲の心を諭して福徳を授けたという出来事に由来

毘沙門天王のご眷属は八大龍王の上首・難陀竜王（なんだりゅうおう）

一願成就のご利益が得られるとのこと、静かにお参りさせていただきました

下りは膝に気を付けてサクサク降りて10分
貸し出しの杖がありましたね、でも持参のポールステッキを使用

14:15　玉蔵院の大地蔵尊と三重塔霊明殿

14:20　護摩祈祷が行われる浴油堂

出世毘沙門天（刀八毘沙門天）八臂弁財天　三面大黒天もお祀りされていて、自由にに拝むことができます
ただし、かなり暗いのでお姿は心眼で（笑）

いくつもの塔頭寺院が肩を並べていて、ちょっとした迷路のよう

14:26　成福院前にあるポスト

樹齢1500年の威容を誇る御神木（かや）

聖徳太子像、物部守屋さんとの戦に向かう姿でしょうね

最後に剱鎧護法堂（けんがいごほうどう）へ

病気平癒に霊験あらたかなお堂

剱鎧堂月例法要のようでした

寳かさねふくみ天平、自分で餡をサブレで挟んで食べるスタイル
たねやさんとのコラボ、なんと箱はお寺で祈祷したもの
朝護孫子寺付近でしか購入できない！

始発のバスに乗車するため、仁王門はパスします
寅茶屋のよもぎだんごも糖分過多のためパス

寅茶屋 グルメ・レストラン

15:51　信貴山門発のバスで王寺駅へ戻ります
大門ダムが見えました

大和川から信貴山を遠望

JRで王寺駅から奈良駅へ移動

16:30　奈良のうまいものプラザでお土産購入

奈良のうまいものプラザ 古都華 グルメ・レストラン