2022/04/15 - 2022/04/17
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ちゃおさん
対馬「やまねこ」空港から福岡までは約100キロ。離陸したら30分程で着陸する。ほんのひとっ飛びだ。飛び立つと同時に眼下の島が見える。浅茅湾の島影だ。今朝烏帽子岳展望台から眺めた多島海を今は空中から見ている。プロペラ機はジェット機よりもスピードが遅く、高度も低いので、島の形が良く見える。島数は数えられない程多数で、九十九島よりも沢山あるだろう。その殆どが無人島。贅沢な景色だ。四国とか広島へ行った折り、何回か瀬戸内上空を飛んだこともあったが、これ程身近に見ることはなかったし、それも一瞬で過ぎ去った。今日はヘリコプター程ではないにしても、ゆっくりと眼下の景色を眺めることができた。
僅か30分の飛行だから機内サービスもない。機内コーヒーの代わりに持ち込みのビールをちびちび飲みながら眼下の景色を楽しむ。暫く対馬上空からの多島海の景色を楽しみ、次に壱岐の島が見えるかと期待したが、窓の場所が反対側だったのか、島影は全く見えず、対馬を置き去りにして海上に出て、ほんの直ぐにも又島影が見える。九州佐賀の島だ。江戸時代、対馬は公表10万石の国であり、一方の壱岐は平戸藩の藩領であったが、明治の廃藩置県に際しては、一時は佐賀県(伊万里県)に属したものの、直ぐに長崎県に組み入れられ現在に至っている。明治の頃の海上交通はこの二つの島からは佐賀県、長崎県が至近の場所だったが、フェリーや航空の発達した現代では、むしろ福岡の方が身近になっている。昨日の壱岐のバスガイド大島さんも一時期福岡で仕事をし、数年前に結婚を機に島に戻って来た、とのことだった。進学や就職で島を出るにしても、佐賀や長崎よりは福岡が圧倒的に多いだろう。
今眼下に見える島影は玄海、呼子の海だ。この島影のどこかに松浦があり、鷹島もある筈だ。壱岐を制圧した元寇が一気にこの島を目指したが、松浦党に返り討ちに遭い、この島の周辺で多くの艦船が沈没させられ、今でも時々はその残骸、海中残影がニュースになったりする。壱岐と松浦、平戸はそれ程近い距離だったのだ。そう言えばこの平戸の在の貧しい集落に、嘗ての大阪地検特捜のエースとも言われた田中森一の生家があった。そこも又船越という地名だった。検察で華々しい活躍をしたが、ある事件で挫折し、後ヤメ検となって、現職以上の大活躍をし、ヤクザの用心棒まがいになって、結果お縄頂戴となった。数奇な人生だった。唐津までは来たことはあったが、平戸にしても伊万里にしても呼子も来たことは無かった。玄海の海岸線を見ていたら、その直ぐ先に虹の松原が見えてきた。
- 旅行の満足度
- 5.0
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