北海道へ首都圏からマイカーで陸路＆フェリーでの道中記（その１）

2022/07/18 - 2022/08/18

郷里の北海道へ初めてマイカーで長期の帰省旅行をした2022年7月～8月の旅行記です。運転免許の返納など加齢が気になる年代となり、この機会を逃すと首都圏から北海道の実家までの往復旅程すべてをマイカーで行くことが難しくなるので、思い切ってでかけました。帰路は北海道を半周したので、結局この旅程では4000キロ以上走りました。

エリア 札幌(北海道)

• 旅行の満足度: 4.5
• 観光: 4.5
• ホテル: 4.5
• グルメ: 5.0
• ショッピング: 4.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

第一日目は千葉県の自宅から仙台まで走ります。できるだけ道中を楽しみながら行きたいので、まずは一般国道を使いました。休憩で栃木県の道の駅東山道伊王野を初めて利用しました。あまり魅力的な飲食店がなかったので、グルメサイトで近距離にある高評価のラーメン店を見つけ、そににランチで行くことにしました。

道の駅 東山道伊王野 道の駅

30分ほどで走って到着。ランチタイムの第一陣が終わった直後らしく、すぐ着席できたのは超ラッキーでした。私たちが着いてものの10分も経たないうちに、店先には10組位30人近くお客さんが並び、駐車場も満杯になりました。ここは地元では評判の人気店でした。

手打 焔 グルメ・レストラン

白河ラーメン系のあっさりした中華そばでした。確かにうまかった。

手打 焔 グルメ・レストラン

一般道国道を走っていては、今夜の友人との約束時刻に間に合いそうもなくなってきました。そこで途中から高速道を利用することに変更しました。やはり高速はラクチンです。休憩に安達太良サービスエリアを利用しました。

安達太良サービスエリア 道の駅

仙台での宿泊は郊外にある仙台ロイヤルパークホテルです。まずはクルマをホテルに停めて、市内中心部にホテルの連絡バスで向かいました。夕刻から仙台在住の友人と会食をとりました。一緒に旅行している家内はホテルでお留守番です。帰館は地下鉄とタクシー利用となりました。

仙台ロイヤルパークホテル 宿・ホテル

翌朝は、ゆっくり朝食をとりました。二日目は青森まで走ります。途中盛岡でランチタイムになり、グルメサイトで見つけたフレンチレストランをケータイで予約して立ち寄りました。このお店のオーナーシェフが、昔ニューオータニのツールジャルダンで修行した方で、私がパリの本店に行った話をしたら色々な話で盛り上がりました。

シェムラブルリス グルメ・レストラン

家内が今週誕生日だと話したら、バースデイのデザートをプレゼントしてくださいました。また盛岡に来るときは必ず寄りますね。

シェムラブルリス グルメ・レストラン

青森へ行く道中では、十和田湖を経て夕方には弘前付近の津軽平野で岩木山の夕暮れを見たいと思っていました。グーグルマップを元に時間配分していくと、途中の一部高速道を使わないと間に合わないので、東北道を使いました。休憩に岩手山サービスエリアに寄りました。

岩手山サービスエリア （下り） 道の駅

十和田湖は半世紀以上前に修学旅行で来たきりです。東京⇒北海道は航空機移動が主流なので、経路的にも立ち寄りづらい場所です。今回の行きルートの目玉ですが、岩手側から行くのも初めてで、国道ですがかなり狭い隘路を通ります。十和田湖を眺めるの最高の場所がこの発荷峠展望台です。クルマでの観光ならではの眺めです。

発荷峠展望台 名所・史跡

展望台は立派な建物で掲示案内板やトイレが完備していますが、観光客は着いたときは私たちだけで、入り代りにたった一組しかいませんでした。公共交通を使える観光ルートではないので、人が少ないようです。

十和田湖湖畔に下って行って、観光の中心である休屋地区に立ち寄りました。コロナ渦で観光が打撃を受けている様子がありありとしていました。観光客もまばらで土産物屋などもかなりが閉店、休業中でした。

休屋 名所・史跡

十和田湖の名所といえば、この乙女の像。教科書で習った「智恵子抄」で有名な高村光太郎の傑作です。思ったより休屋から歩きました。以前来た時は、観光バスが間近に駐車したようで、今の駐車スペースはそれよりかなり離れていました。

乙女の像 名所・史跡

夕暮れ時が迫ります。黒石経由で津軽平野へと急ぎます。途中の道の駅虹の湖の施設はそんなに遅くない時刻なのに閉まっていました。トイレと自販機しか利用できませんでした。

道の駅 虹の湖 道の駅

夕日に映える津軽富士の姿を、黒石から弘前に行く途中の道端から眺めることができました。いつ見てもすばらしく優美です。ここから青森をめざします。

岩木山(津軽富士) 自然・景勝地

予約した函館行きのフェリーの出港時刻は深夜なので、それまでの時間は青森市郊外の温泉施設で時間をつぶします。結構お客さんが多い地元で人気のスーパー銭湯です。受付カウンター前には物販コーナーがありました。

極楽湯 温泉

マッサージ室や飲食コーナーもありました。

極楽湯 温泉

青森からフェリーに乗るのは2回目。前回は旅客のみの利用。青函フェリーはライバルより安いので人気で予約が取りづらく、今回は深夜便しか空きがありません。

青森フェリーターミナル 乗り物

ちょっと早く着きすぎたので、乗船までにの時間をＷｉ－Ｆｉが使えるターミナルで過ごしました。

乗船してクルマは、こんな感じで停めて置かれます。乗客は上のフロアーの客室で休むのですが、かなり急で狭い階段です。バリアフリーは無縁です。

青函フェリー 乗り物

朝が明け函館港に近づきました。港内にはいろいろな船やフェリーが行き交います。

朝からラーメンを食べられる食堂を探して、函館朝市のこのお店に来ました。函館名物塩ラーメンに、いか刺しも食べちゃいました。最高の朝ごはんです！！

函館朝市 味の一番 グルメ・レストラン

函館朝市は今や函館観光の一番人気のスポットです。活イカを釣ってその場で食べるイベントが人気です。その隣には本格派のコーヒースタンドがあり、モーニングコーヒーをいただきました。

函館朝市 駅二市場 活いか釣り広場 名所・史跡

この水槽がら活イカを釣って、調理したての生き造りのいか刺しを食べられます。

函館朝市 駅二市場 活いか釣り広場 名所・史跡

今日は登別泊なので、ゆったりした日程です。一般国道をまずランチをとる長万部目指して向かいます。途中の新しい道の駅 なないろ ななえに寄りました。なかなかの充実ぶりです。となりに男爵イモ博物館がありましたが、まだ開いていませんでした。

道の駅 なないろ ななえ 道の駅

一般道を走る楽しみのひとつは休憩に各地の「道の駅」を使えることです。高速道路のサービスエリアよりもローカル色が豊です。

道の駅 ＹＯＵ 遊 もり 道の駅

今日のランチは駅弁で名物の長万部のカニ飯（かにめし）をドライブインのかなやでいただきます。列車の車内販売もなくなり、クルマで来て駅弁（実際は丼の器ですが）をたべるのも変な感じです。

かなや グルメ・レストラン

長万部でランチにカニ飯を食べ、登別を目指します。途中でトイレ休憩に道の駅 とようらを利用しました。

道の駅とようら 道の駅

今夜の宿は登別温泉 第一滝本館です。大箱の温泉旅館ですが、部屋食のプランがあるのが魅力で利用しました。

登別温泉 第一滝本館 宿・ホテル

温泉旅館は部屋食にかぎります。最近は部屋食ができない旅館が有名温泉地でも多くなりましたが、流石名門第一滝本館ですね。夕食の写真は撮り忘れました。写真は部屋での朝食風景です。

登別温泉 第一滝本館 宿・ホテル

4日目の今日は札幌までの旅程なのでゆっくりと時間を使えます。チェックアウトして、まず近くの湖に行きました。ここも中学生のころ亡き母との最後の旅で冬に来たことがある思い出の湖です。その時はロープウエイでしたが、今回はマイカーで湖畔に行けました。霧がかかってました。

倶多楽湖 自然・景勝地

札幌へ行く途中の途中の苫小牧で、地元の菓子店三星 本店に寄りました。ロールケーキに似た「よいとまけ」というオリジナル菓子が有名です。

三星 本店 グルメ・レストラン

イートインができる店内の休憩スペースで無料でサービスのコーヒー・紅茶がいただけるのです。

三星 本店 グルメ・レストラン

文化振興に向けた無料の貸ホールを併設していました。地元密着型の菓子チェーンで、長続きしている理由がわかります。

三星 本店 グルメ・レストラン

休憩も兼ねて千歳空港に近いアウトレットに寄りました。ここは北海道でのアウトレットの先駆け的存在ですが、コロナの影響もあってちょっとさびれてきていて、テナントが半分位空いていてさみしい感じがしました。

千歳アウトレットモール レラ アウトレット

次の休憩は札幌に近いこの道の駅にしました。ここはよく北海道からの帰りに土産を買いに立ち寄り利用しています。

道と川の駅 花ロードえにわ 道の駅

2年振りに寄ったところ、すっかり施設がリニューアルされ敷地内には外資系のホテルまで出来ていました。

道と川の駅 花ロードえにわ 道の駅

この三井アウトレットパークにはできたことは知っていても、なかなか来る機会がつくれなかったのですが、今回は時間も余裕があり初めて来てみました。クルマの入路がわかりづらく、誘導員は立っているだけでちょっとストレスを感じました。セールで学割があるのにはびっくり。高級ブランドがそろっていました。千歳アウトレットモール レラが不振な理由もわかります。

三井アウトレットパーク札幌北広島 アウトレット

やっと札幌に着きました。今日の泊まりは時計台近くのニューオータニイン。夕食に歩いてすすきのに行きました。途中の大通り公園のイルミネーションがきれいでした。

大通公園 公園・植物園

翌日は郷里の留萌市に夕方までい行くだけで、時間的な余裕は十分です。それで今回ば久しぶりに海沿いの国道231号線を走りました。途中の海岸では短い北海道の夏を楽しむ大勢の海水浴客を見かけました。

厚田海浜プール ビーチ

途中の元厚田村（今は石狩市と合併）に新しく道の駅ができていて、大繁盛でした。

道の駅 石狩あいろーど厚田 道の駅

道の駅石狩 あいろーど厚田にはお洒落な飲食施設や物販機能、展示コーナーが上手に配置されていて、小さいけど完成度が高い道の駅でした。

石狩 二三一 グルメ・レストラン

人気のジェラートの店には行列ができてました。ここで休憩して全行程が約1500キロのマイカーでの帰郷を果たすことができました。

GELATO LicoLico 厚田店 グルメ・レストラン

この旅行記へのコメント （9）

• ひでじいさんさん 2023/02/07 07:59:07

  お邪魔します。

  自分の車で北海道周遊は良かったですね。１ケ月間も周遊されたのには羨ましく思います。
  私たちの新婚旅行は道南で晴海ふ頭から苫小牧に（30時間）、帰りは函館からフェリーで、本州では2泊して帰宅しました。どこかの道路で1200ｃｃの車で180ｋｍ/ｈ走行しました。（50年前＝時効）
  当時はナビも無く東北道も無く、ひたすら一般道を走りました。20歳頃に同級生と北海道一周の旅に行く（一般道で）予定でしたが2週間の休みがもらえず私だけ行けませんでした。
  そんな事も有って、今になって行きたくなり2～3泊で小刻みに周遊してます。今後も周遊します。（レンタカーで）今の所は7月に稚内→旭川又は帯広に行きます。
  北海道はいいですね．．．。
  お邪魔しました。

  マイル名人さん からの返信 2023/02/07 16:36:57

  Re: お邪魔します。

  夏の北海道は最高ですね。稚内に行くなら利尻島も行ってはと思います。レンタカーを狙ったネズミ捕りが多いので、市街地に入る国道区間は気を付けて運転してください。

  ひでじいさんさん からの返信 2023/02/08 08:03:55

  Re: お邪魔します。

  マイル名人さんが北海道へ1ケ月かけて行った事には感銘します。行く前の計画や予約など相当時間を掛けたんでしょうね、ノート一冊分位準備したんだろうなあと思います。
  稚内と利尻島と礼文島は9月に行きました。宗谷岬も去年2回行きました。最北端＆最北限にあこがれてですが。2泊3日だと小刻みになりました、生きてて行ける内に仕上げとして稚内－紋別－野付半島－網走－納沙布岬－釧路4泊～5泊で行こうと思います。北海道の夏場はいいですね。
  お邪魔しました。

  マイル名人さん からの返信 2023/02/09 01:39:58

  Re: お邪魔します。

  次回のルートでは温根湯から奥に入るチミケップ湖を推薦します。この湖の畔のオーベルジュが素敵ですが、予約は早めにじゃないととれないようです。今年の秋に私は行くつもりです。

  ひでじいさんさん からの返信 2023/02/09 07:51:59

  Re: お邪魔します。

  コメントをありがとうございます。
  御推薦のチミケップ湖を探索してみます。たぶん9月以降に道東を考えてるのでゆっくり検討します。
  日本本土最北端、最東端は行ったので最南端と最西端に4月・5月で行き「到達証明書」を集めます。意味は無いんですが一つの目標として、まあ冥土の土産です。
  7月に稚内－苫前－留萌－旭川を計画してます。留萌を通過しますがお薦めのスポットがあったら教えてください。
  
  お邪魔しました。
  
  ＊＊トラベラーさんの旅行記やお薦めは参考になります。
  
  

  マイル名人さん からの返信 2023/02/11 01:18:27

  Re: お邪魔します。

  ご返事遅くなりすみません。留萌市での名所は黄金岬です。夕陽が綺麗な海岸です。宿泊先や飲食店は残念ながらお勧めできるレベルのところはありません。業務用（出張者や官需）の需要が一定数以上あり、観光客をもてなすレベルの店が育たないのです。敢えていええば居酒屋の将軍、蛇の目寿司位です。旭川のラーメンは蜂屋がお勧めです。

  ひでじいさんさん からの返信 2023/02/11 07:52:01

  Re: お邪魔します。

  北海道の大きな市には宿泊施設がありますが、ちょうど行程的に夕方になる地点にはホテルが無いんですよね。7月のプランで四苦八苦してます。途中にはレストランも無いので作戦を変更しつつ時間かけてます。旭川ラーメンの
  「蜂屋」さんは目的地にします。
  色々教えていただき有難うございます。

  ひでじいさんさん からの返信 2023/02/11 07:52:03

  Re: お邪魔します。

  北海道の大きな市には宿泊施設がありますが、ちょうど行程的に夕方になる地点にはホテルが無いんですよね。7月のプランで四苦八苦してます。途中にはレストランも無いので作戦を変更しつつ時間かけてます。旭川ラーメンの
  「蜂屋」さんは目的地にします。
  色々教えていただき有難うございます。

  マイル名人さん からの返信 2023/02/11 20:26:02

  Re: お邪魔します。

  7月に稚内－苫前－留萌－旭川の件だと思います。まず東京⇒稚内便は7月の直行便2便は午後着なので、初日はよくばらず豊富温泉（行ったことはないのですが、すごくめずらしい温泉らしいです）に泊まります。翌日は朝早めに出て羽幌からフェリーで天売・焼尻に行き、そこの民宿に1泊します。翌日留萌で夕陽を見て、高速道路で旭川（ホテルは沢山あります）に泊まります。蜂屋のラーメンは翌日の昼食です。ひとつのアイディアです。ご参考に