桜満開＆鉄印の旅　伊勢・志摩～奈良～京都～薄墨桜（岐阜県）　①伊勢・志摩

2022/04/03 - 2022/04/06

最近、記念日旅行をすることが多いです。
今回は私の誕生祝いの旅をすることに。

当初は１泊でどこか素敵なホテル滞在と考えたのですが、
鉄ちゃん夫が鉄印と合わせて関西方面に行きたいとのこと。

１泊の予定が３泊で伊勢・志摩に加えて奈良、京都、岐阜県の薄墨桜まで
見に行くことになりました。
夫の妹も加わり、３人であちこち移動する旅に。
私と義妹は観光中心で夫は途中で別れて鉄道旅を入れて、また合流する
という変化球の旅となりました。

ちょうど各地で桜が満開となり春爛漫の旅です。

宿泊は3泊違う宿です。
どこもそれぞれに魅力がありました。

４月３日　オーベルジュ「美食の隠れ家　プロヴァンス」
　　４日　「JWマリオット奈良」
　　５日　「ザ・プリンス京都宝ヶ池　オートグラフコレクション」

エリア 志摩市・賢島・浜島(三重)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 5.0
• グルメ: 5.0
• 交通: 5.0

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 新幹線 JRローカル 私鉄
• 旅行の手配内容: 個別手配

旅の始まりは「品川」駅。

義妹と駅で待ち合わせて新幹線に乗ります。

品川発8:40の「ひかり」で名古屋へ。

車内で朝食。

私は簡単に作ってきたサンドイッチ。
夫はエキュートで買いたいとのこと。

店舗が移転していて探すのに時間がかかりましたが
クロワッサンサンドやカレーパンを購入。

駅で義妹とも会えて、車内でのんびり食べました。

10:14には名古屋に到着。

快速「みえ」に乗り換えです。

木曾三川を通り過ぎ。

四日市の工場群が見えました。

早くも車窓から満開の桜を眺めながらの
旅です。

「鈴鹿」駅に到着。
私と義妹はそのまま乗って行きます。

夫は一旦、ここで降りて鉄印（伊勢鉄道）を
もらってから次の列車（１時間後）で追いかける
という予定です。

こちらが「伊勢鉄道」の鉄印。

私達は「伊勢市」駅に先に着いて伊勢神宮に
参拝します。

駅を出るとすぐにバス停がありました。

内宮前行きのバスに乗ります。

私達はすぐにバスに乗ったのですが、遅れてきた
夫はちゃんと「伊勢市」駅の写真を撮っていました。

向かって左側にバス停があります。

内宮前に到着しました。
外宮～五十鈴川駅～内宮というルートで
20分くらいでした。
バス料金は440円でsuicaが使えました。

あいにくの雨で傘をさして歩きます。

雨の中でも人が多いのにびっくり。
春休みの日曜日だからかな。

雨のせいもあり、気温は10℃くらいで寒いです。
風はないのですが、しーんと冷える感じ。

山からはもやが上がり、清々しい空気感。

内宮を参拝しました。

お札を買い求める方多し。

内宮にも満開の桜。

五十鈴川。
清流で和歌にも多く歌われています。

宇治橋。

内宮の参道口。五十鈴川に架かり、渡った先は
神苑といわれます。

このあたりで遅れて来た夫と合流しました。

「おかげ横丁」へ。

大賑わいです。

各地で景観に合わせた店舗のスタバ。

おかげ横丁は内宮の門前町「おはらい町」の
中ほどにあります。

たくさんの店舗が並び、いつも賑わっています。

ちょうど昼食の時間になり、伊勢うどんの
店へ。「ふくすけ」

伊勢うどんは極太で柔らかくもちもちした麺に
黒く濃厚なたれを絡めて食べます。

こちらは人気店らしくお客さんが多いです。
少し待ちました。

私は桜エビかき揚げ伊勢うどん。

初めて食べた時はその柔らかさにえっと
思ったのですが、今回は食感も違っていて
美味しかったです。

たれの味も良かったし、かき揚げもパリパリ
でした。

夫は松坂牛伊勢うどん。
（うどんにも松坂牛とはさすが三重県）
牛丼風の味付け。

こちらも美味しかったそう。
伊勢うどんのイメージがかなり変わりました。

あまり冒険しない義妹は普通のかき揚げうどんでした。

食後は「赤福」にも寄ることに。

いつも人が多いですが、こんな行列に
なっていました。

お客さんの回転も早いので、しばらく待って
入れました。

「赤福」本店といえば、この竈が特徴的。

2皿取って分けて食べました。（250円×2）

ほうじ茶と一緒にいただいて休憩。

やはり本店は美味しいなと思いました。
その場で作ってくれるのがいいのでしょうね。

五十鈴川の桜並木も満開。

枝垂れ桜もきれいでした。

内宮前からタクシーで近鉄五十鈴川駅に
向かいました。

15:43発の「賢島」行きに乗ります。

16:38に「志摩神明」駅に到着。
小さな駅です。

ここから歩いて宿へ。

駅から歩いてすぐでした。

本日の宿
オーベルジュ「美食の隠れ家　プロヴァンス」

入口はこちら。

中に入ると右側がフロント。
左側にはおみやげなどが並んでいます。

チェックインして部屋に入りました。
義妹と隣の部屋で3階です。

部屋の造りは同じでした。
ツインルーム。

窓側にソファとテーブル。

コンパクトな水回り。

ここには温泉もあるので、そちらに行きました。

部屋からの眺めは鉄道ビューです。
鉄ちゃんにはぴったり。

夫はさっそく温泉へ。

休憩できるラウンジもあります。

伊勢志摩賢島温泉

自家源泉とのこと。「ととうの湯」

こんな面白い湯舟もありました。

夫はゆったり浸かってきました。

18時から夕食です。

1階にある「ダイニング　賢亭」にて。
（写真は帰りに撮りました）

天井が高くてゆとりのある空間です。

お酒を選びました。
夫は地元・三重の地酒5種類?み比べ（3000円）

左から田光（たびか）・半蔵（はんぞう）・作（ざく）
而今（じこん）・三重錦（みえにしき）

私は誕生日ディナーなので料理とペアリング
5種・6000円

義妹は白ワインにしました。

ディナーのスタートです。

まずは新玉葱2022　春の香り彩彩　ピンクソルトを添えて

柔らかい玉葱と彩りの良い野菜が包まれていました。

中央は伊勢海老のお造り。

手前は地魚カルパッチョ　大葉と生姜のソース

どちらも新鮮で美味しい。
地元の素材を使った料理は嬉しいです。

柔らか鮑と伊勢海老の志摩黒海苔グリル
あおさクリームソース

ボリュームあり。
鮑も伊勢海老も食べ応えがありました。

私のペアリングのお酒（シャンパン、日本酒・作、
シャブリ、赤ワイン、ロゼ）はたっぷり注いでくれて
どれも好みの味でした。

美熊野牛のロースト
燻製ソースとカルダモンオイル浅漬け添え

各地でブランド牛がありますが、初めて食べた
美熊野牛も美味しかったです。

伊勢海老入りアクアパッツア

コースの最後にこのボリューム。
どの料理も地元食材を使っているのが良かったのと
シェフのアイディアも感じられて、とても美味しく
いただきました。

この後、季節のご飯は蓮根の炊き込みでした。
お腹いっぱいでしたが、少しいただきました。

このディナーコースは「料理長厳選」
三重ブランドプラン　伊勢海老、鮑、美熊野牛の宴
というタイトルがついていました。

楽天からの予約で1人1泊19,800円（夕朝食付き・飲み物は別）
かなりお得なプランだと思いました。

本日の自家製デザート
苺の羽二重餅　桜風味・抹茶ショコラ

誕生日のプレートも付けてくれました。

時間をかけて美味しいお酒と共に、とても
素敵なディナーでした。

食事の後は6階へ。

こちらで天体観測ができるというのです。

手前のスペースは「ワイン＆カフェ SORACOLOR～
ソラカラ」ですが、コロナ禍で営業休止中。

さらに天気が悪く観測は無理かなと思ったのですが
お話だけでも聞くことに。

説明してくれた男性は12年前からこのホテルで観測と
案内をされているそう。
観測自体はもう50年以上とのことでした。

実際の星空は見えませんでしたが、画像で土星や
アンドロメダ星雲、月のクレーターなどを見せて
くださいました。
晴れた日に是非見てみたいです。

部屋に戻り、私は遅くから温泉に行き（貸し切り状態）
１日目は終了。

翌朝です。

ロビーフロア。
8時から朝食なのでしばらく待っています。

ディナーと同じ席で朝食セットがスタンバイ。

タジン鍋のような中は鶏ごぼう鍋で、卵を入れます。

ブッフェで好きに選べる朝食でした。

クロワッサンなどもありますが、上段にある
食パンが「日光からお届けするご褒美食パン」
とのこと。

天然酵母で熟成したパンとの案内があり、パン好きな
私としては食べてみたい。

てこね寿司や豚汁、朝からカレーもあります。
辛口・スパイシーカレーで夫は食べていました。

かなり辛かったらしい。

地元の志摩野菜。

伊勢志摩おでん。

最近はご当地おでんが各地であるようです。

いろいろ並べました。

鶏ごぼう鍋は温かくていい味でした。
地元野菜も美味しいし、ベーコンはカリカリで
好みです。

日光の食パンはもちもちして米粉のパンのような
食感。
どれも美味しくいただきました。

ヨーグルトやほうじ茶プリン、フルーツと
和紅茶。

紅茶は日本で育った茶葉で作った紅茶とのこと。
色もきれいで、すっきりした味わいでした。

ホテルのこだわりが各所に感じられてオーベルジュらしさが
あると思いました。

この日は観光して奈良までの行程です。

賢島駅までの送迎バスがあるというので
9時のバスで駅まで送っていただきました。

運転手さんがとても丁寧に見送ってくれたのが
印象的でした。

賢島駅のロッカーに荷物を預けて
クルーズ船乗り場へ。

天気が悪ければクルーズはなしにしようと
思っていましたが、何と快晴！

夫も義妹も”天下の晴れ男・女”と言っているので
そのご利益？かな。

クルーズ船は２つの会社が運行しています。
１つは「賢島エスパーニャクルーズ」
もう１つは「英虞湾島めぐり遊覧船」

正面に見えるのがエスパーニャクルーズ受付。

そして、こちらは英虞湾島めぐり遊覧船の受付。

どちらがいいかな、と事前に考えていたのですが
賢島駅を出た所におじさんが立っていて、遊覧船の
おススメ。
そこから角ごとに２人のおじさんがリレーで案内
してくれました。

時間はどちらも50分で料金はエスパーニャが1,600円。
遊覧船は1,400円。
違いは途中で「ミキモト真珠養殖場」に寄るかどうか。
真珠の養殖を見て買い物もできるようです。

そのまま乗ってクルーズの時間が長い方がいいな、と思い
遊覧船にしました。
3人目のおじさんが料金も1,200円にしてくれるとのこと。

おじさんのリレー、なかなかでした。
そして遊覧船にして良かったです。

英虞湾をぐるりと回るコースです。

この船で出発します。

船内もきれいです。

私達の遊覧船が先に出発しました。

遊覧船にして良かったのは、エスパーニャ船の
写真が撮れること。

乗っているよりきれいな写真が取れます。

私達は外のデッキに座りました。
天気が良くて風も気持ちがいいです。

英虞湾は志摩半島中最大の湾。
典型的なリアス式海岸です。

大小50余りの島々が浮かび、自然の美しさと
水面を埋める真珠養殖いかだの景色で知られています。

作業をしている様子も見ながら、船長さんの
説明が詳しくてとても楽しかったです。

外洋が近くなると海の色も変わります。

昨日と打って変わって本当にいい天気です。
（今日は星空もきれいだろうな、とちょっと残念）

ミキモト真珠養殖場。

英虞湾では奈良時代から阿古屋貝から採れる
真珠を出荷していました。
御木本幸吉氏が湾内の多徳島で1890年（明治23年）に
初めて真珠養殖に成功して以来、養殖真珠のメッカと
なっています。

周囲に並ぶ素敵なホテルも眺めながら
クルーズは終了。

クルーズ中は船長さんが賢島の歴史や裏話などを
交えた面白い案内をしてくれて、それも価値が
ありました。

船を降りる時に「とても良かった」とお礼を言いましたが
照れ屋の船長さんでした。

楽しいクルーズを終えて、賢島駅まで戻って
きました。

これから近鉄特急で奈良に向かいます。


続く。