22年 青春18きっぷ 06 高崎の夜は熱湯風呂だった！

2022/08/15 - 2022/08/17

青春18きっぷの旅は3日目の最終日。日中の青春観光は無事終了し、いよいよ夜の部の開幕です。

この旅の主目的は夜の部の御乱行です。普段は訪ねる機会が無い街をさまよい、素敵な食べ物と飲み物、店主やスタッフに出会える事は大人の休日ならではの楽しみです。

今回の乱行会場は高崎。帰宅前の短時間勝負になりますが、果たしてどんな出会いが待っているのでしょうか？

エリア 高崎(群馬)

無事にダルマの街に到着しました。高崎はダルマで有名なだけあって、至る所で出会うことが出来ました。駅コンコースには高さ２Mほどの巨大なダルマがお出迎えです。

街もおしゃれ。ベンチもきれいにデコレートされており、アートの街を目指していることが良く分かります。

ずっと移動ばかりでしたのでお腹が空きました。今の気分は中華料理。駅周辺で探していると、素敵なお店に出会いましたので、ここからスタートです。

四川料理 福来

四川料理 福来 グルメ・レストラン

午前中は汗をかく場面が多かったので、お酢の効いたものをぜひ食べたかったのです。酢豚を食べることが出来、目的達成です。

そのままバスに乗車して、中心部から少し外れたエリアまで移動

市内循環バスぐるりん 乗り物

目的の場所はこのバス停近くの住宅街の中に有ります。駅からワンコイン、SUICA利用可能でした。

住宅街の中を通る主道路の脇に、意味ありげな旧道を発見。旧道は歴史をたどることができるので、いつ出会っても発見が有ります。

旧道の先には立派な寺院が鎮座している

光徳寺（成田山高崎分院）

成田山系列のお寺だけに荘厳なつくりなのですが、今回の目的地はここでは有りません。単なる目印に過ぎません。

その脇にある建物が目的の場所になります。住宅地の中にある銭湯です。

浅草湯

歴史ある風格を漂わせている外観。こういう銭湯大好きです。

その昔、高崎市内には銭湯が沢山有りましたが、現在ではこの銭湯しか営業していません。貴重な１軒です。

入り口で男女に分かれます。番台は中にある昔ながらの仕様ですね。料金も破格の400円。この時代にこの価格、なかなか出会えるものではありません。

屋内も風格漂う佇まい。

姿見も大きく、しかも手入れが行き届いていて、美しい。

涸れ感と今感がうまくマッチしていますね。

銭湯ならではの格（ごう）天井。高くてしかも美しい。こういう風景は、銭湯に来た、と感じる瞬間ですよね。

肝心の湯舟は２か所あり、広々としたしつらえ。片方は「ぬるめの湯」の設定はありがたい。とはいえ、今はちょうど口開けの時間。ぬるめの湯の方でも、熱くて浸かることができませんでした。

宇都宮の銭湯はこれで二回目の経験ですが、確か前回も驚きの熱さだった記憶が蘇ります。宇都宮の人々は熱い湯が好き？ほぼ我慢対決状態でした。

ヒーヒー言いながら、なんとか肩までつかるも、3秒と持たないありさま。おかげで全身真っ赤化状態でした。

まあ、夜の九時位になれば、ちょうど良い湯加減なのでしょうけど、口明けは厳しいですね。

そろそろ良い時間。夜の街も目覚め始めました。銭湯からの帰りはのんびり歩きです。駅に向かって進んだところが、なんとなく花街のにおい。さあ、繁華街へ出かけましょう。

ちょうど高島屋の裏あたりでしょうか？この辺が古い酒場街。楽しそうな店が所狭しと立ち並びます。こんな素敵な一角が残っているのはありがたいですね。

今日は夜九時ごろには高崎を離れる必要があるので、短時間勝負です。繁華街の入り口に、小さな店を異発見。今夜はこの辺からスタートしましょう。

ささき

最初はビール。入浴後なので、とてもおいしいです。今夜も楽しく幕開けしました。

昔ながらのコの字カウンターのお店です。

見上げると風鈴とひょうたん。楽しげな取り合わせです。

１本110円の焼き鳥。ハツ、カシラ、レバー、など部位は違いますが、体裁は皆同じですね。でもこういう単純な仕様が大好きです。

ビールを更に一本頂いて、のんびりしたら退散です。この付近は小さな店が沢山あるのですが、常連さん専用の店のようで、飛び込むにはなかなか大変そうです。でもこの店は快く席を作ってくれました。感謝です。

そんな時間を過ごしながら、次の目的の店が開く時間になったので、早速伺いました。

ワインバー　ルケ
高崎でナチュールワインといえば、このお店でしょうね。

ワインバールケ グルメ・レストラン

質素な店内は清潔感が漂います。

早速一献。ヴィネールはやっぱり旨いのだ。リースリングなので程よい甘さも相まって、スタートにはピッタリ。

リヴァトンも大好きな生産者。カリニャンとシラーのバッティングのも。さわやかで上品な仕上ががりでした。

この後、数杯頂いたはずなのですが、酔っていたのいか、写真無し。トホホツ。

ワイン談議で良い時間を過ごす事ができました。感謝感謝。気が付けば企画時間ギリギリだ。

慌てて会計して退散です。

繁華街は駅の近くなのですが、ちょうどバス停も近かったため、バスに乗車。数区画なので歩いても同じ時間かもしれませんが、バスはバスで楽しいのだ。

駅に向かうバスですが、乗客はほぼゼロ。やはりこれから遊ぶような人は少ないのだろうなあ。

駅に着き、目的の列車に乗車。のんびりしたいので、帰宅時もグリーンを活用。

高崎駅 駅

都内に向かう列車なので、グリーン車両もガラガラでした。でも熟睡できたので良かったです。

時間通り横浜に到着し、3日間の青春の旅は終了です。