山に呼ばれなかったので、たまにはのんびりな夏休み2022

2022/08/16 - 2022/08/18

今年の夏は南アルプス最深部の赤石岳と悪沢岳に行くと決めていた。春からせっせとトレーニングして、妄想も大きく膨らんでいたのに、予定していたスケジュールにタイミング悪く低気圧がドッカリ居座った。それでも日々更新される天気予報とにらめっこして、別のどこか登れる山を探したけれども甲信越は全滅、、、
「こういう時は山に呼ばれていないのだ」と潔く諦め、去年から気になっていた奈良井の宿へ向かうことにした。

エリア 木曽・塩尻(長野)

• 旅行の満足度: 4.0
• 観光: 3.5
• ホテル: 4.0
• グルメ: 3.5
• ショッピング: 4.0
• 交通: 3.5

• 同行者: カップル・夫婦
• 一人あたり費用: 5万円 - 10万円
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

１５日も過ぎて高速の渋滞は無いだろうと高を括っていたら、まさかの東名高速用賀入口から渋滞！第三京浜経由で新横浜から東名に合流して3時手前でやっと浜松辺りを通過。その間、SA＋PAはどこも混マーク。

15:50、馴染みの刈谷通可。

初日は名古屋に寄り道。
名古屋駅前にある、三井ガーデンホテルプレミアにチェックイン。

三井ガーデンホテル名古屋プレミア 宿・ホテル

このホテル、ビルの高層階にあるので見晴らし抜群！
フロントが18Fでアサインされたのは23Fの部屋。

名古屋駅発着の新幹線も見える。

名古屋には映画を観る為に寄り道したのだった。6月に息子と鑑賞していたく気に入り、いろんな人に会う度オススメして、是非とも同世代のパパにも観てもらいたかったマーヴェリック！　
シワッシワのエド・ハリスを拝めるだけでも見る価値あり！
映画観るまでは馬鹿にしていたパパだけど、鑑賞後には満足していたのでしてやったり！
写真は映画館で配布された興行収入１００億円突破記念のステッカー。

109シネマズ (名古屋) 名所・史跡

映画鑑賞後に向かったのは、名古屋の有名な台湾料理の店「味仙」。

矢場味仙 グルメ・レストラン

アメリカンの意味わからず。

ピータン、手羽先うまかった～
初日終了。

２日目の朝。ホテルチェックアウト後、朝ごはんに向かったのは前回名古屋滞在でとても気に入ったコンパル！

コンパル サンロード店 グルメ・レストラン

前回食べそこねたエビフリャーサンド。美味し！
でも食べ辛！

我が家の名古屋土産の定番、荒木海苔店の「ふりかけのり子さん」を本店でゲット！

木曽に向かう途中、前々から気になっていた、犬山にあるモンキーセンターへ。

日本モンキーセンター 動物園・水族館

私にとって、ゴリラより怖いのはマンドリル。

モンキーセンターの対面にある、岡本太郎の「若い太陽の塔」。
丘の上で目立っているけれど、大阪のに比べて存在が地味だなぁ。
成立ちを知ると納得。。。

途中から雨が降ってきたので、外にいるサルたちは皆一様に肩を寄せ合い、憂鬱な表情を浮かべていたので写真を撮る気になれなかった。一部の施設が古く、狭く、暗いのも物悲しさを誘った。クラファンや募金で、老朽化した施設は少しずつ直しているようなので、早く狭い檻にいるサルたちを移してあげて欲しい。私もパパもわずかながら募金した。
写真は比較的ノビノビ楽しそうに見えたワオキツネザル。

モンキーセンター撤退後、遅めのランチで立ち寄ったのは名鉄犬山駅前にあるベトナム料理の店「サイゴンダイニング」。

生春巻きはモチモチ、写真メインのスペアリブも上手い。店員さんはニコニコ感じはイイけれど、余り日本語が通じず、ファミリーでご飯食べ始めちゃったのも本場っぼくて良w

16時、去年ここで購入した開田高原産のとうもろこしが凄く美味しかったので、売切れ覚悟で突入。盆休み明けの悪い天気のせいか、無事に手に入れることが出来た。

道の駅 木曽福島 道の駅

普段一般車両は通行出来ない奈良井宿の旧中山道を通る。宿泊者ならでは。
駐車場は宿から300ｍほど離れている場所にあるので、雨が降り始めないで良かった。

水が豊富なところも奈良井宿の好きなところ。

17時、本日の宿「BYAKU Narai 歳吉屋」に到着。

BYAKU Narai 宿・ホテル

チェックインを済ませ部屋へと向かう。

本日の部屋は蔵をリノベした【本館・歳吉屋】百八／生漆に触れる離れ蔵／半露天風呂付 (和洋室)。

しばしここのソファで館内の説明を聞く。とても感じの良い女性従業員さんで宿の評価アップ！

中山道を通った茶壷道中にちなんで美味しい日本茶のセットも宿専用にブレンドされたコーヒー豆とミルそして漆器のコーヒー茶碗も気が利いている。

漆のお重に入った夏らしい生菓子がお着き菓子。

温泉ではないけれど外に半露天。

既存の階段を使ったのか、かなり急こう配の階段で2階に上がると、

ベッドルーム。

ベッドに寝転ぶと天窓。テレビは無。

酔っぱらうとこの階段は危ない。そして寝室は良いけれど1階は外光が届かないので何かを読むとなるとかなり難儀する暗さが難点。宿側も承知しているようで、今後改善されると思う。

こちらは創業1793年の造り酒屋をリノベーションした宿。温泉ではないけれど日本酒の仕込み水として昔から使われている山の湧水をお風呂に使っているのでお肌にはよさそう。

宿の入口には杉玉が飾られている。

夕方5時半ともなると街道沿いの店は閉まり、人もいないで閑散としている。

暗くなると足元に照明が灯る。

海鼠壁が印象的な通路。

18:30から夕食。
この使いやすい八角箸をお土産に買いたかったけれど、見つけられなかった。

お品書きは抽象的で？？？

山の中だけれど、照明は漁師風か？

国産のオレンジワインで乾杯。

とうもろこしのスープのあと、信州名物のおやき。中身はうなぎ、地元の茄子そして初対面のアカヤマドリ（茸）。初めて聞く茸なのでどこで売っているかと尋ねたら、シェフが自ら山で採ってきたと。

シナノユキマス？のマリネと刺身。

目にも楽しい鯉こくのアレンジ。

地物野菜の温サラダ。このお皿がすごく欲しくなって翌日「道の駅木曽ならかわ」で見つけたのだが、在庫が一枚しか置いて無かったので、今回は諦めた。この独特の風合いは使い込む内に味が出てくるようだ。

この漆を使ったガラス器もすごく素敵だった。

〆はイワナの炊き込みご飯。地産地消で珍しい食材も使い、器も素敵でほぼ食事は満足だったのだが、こちらの店、米だけが異常に堅く好みじゃないのが残念だった。
基本、堅めの米が好きなんだけど。

夜のたたずまい。

夜の奈良井宿。

夕食後誰も利用していなかったので、元味噌蔵をリノベしたバー「杉の森」へお邪魔した。2012年に休業した「杉の森酒造」を継承し2021年にSuginomori Breweryとして再生したココの日本酒を飲み比べたが、作られた年によって全く味が違うので面白かった。パパは山の名前の付いた国産のウイスキーを楽しんでいた。
その後、ゆっくりお風呂に入って２日目終了。

最終日の朝。朝食は8時過ぎに。
漆の食器勢ぞろいで大満足！
味は素朴でホッとするおかずなれど、やはり米は堅かった。

朝の奈良井宿。

部屋の案内に別棟の部屋の事が書いてあったので、チェックアウト後に見に行くことにした。

駐車場の脇にあった稲荷神社。昨日の夜、結構な大雨が降っていたので駐車場と神社の間を流れる川が増水したら大変だ、と思っていたけれど杞憂に終わった。

お手軽漆器を買いに奈良井宿の入口にある才田屋漆器店へ。伝統工芸に携わる人には見えないラフな井出達の主さんの気さくな人柄でついつい色々買ってしまう良いお店。

才田屋漆器店 専門店

昨日飲んだ「杉の森」はそれほど好みの味の日本酒ではなかったので、去年飲んでから気に入っているお手軽な湯川酒造の「木曽路　生貯蔵酒」を購入。

色々荷物を車に置いて、byakuもう一つの離れ上原屋を見に行く。
歳吉屋と距離が離れているところに別棟を持ってくるところが面白い。

何度も奈良井には来ているけれど、一度も渡ったことがない木曽の大橋を見学。

木曽の大橋 名所・史跡

橋の近くにある「道の駅奈良井木曽の大橋」に木曽漆器が売ってるかと思い寄ってみたけれど何もなく、レジの人に尋ねたところ、隣駅の木曽平沢にしゃれた店があると教えてもらい行ってみることにした。

それがこちらの山加荻村漆器店。置いてある漆器も展示方法も気が利いていて素敵。すごく気に入った極細のお箸を購入。主さんも話好きなようで木曽平沢の事、木曽漆器事情などいろいろ教えてもらえた。また、店の奥にある展示スペースにも案内してもらえた。木曽平沢は初めて訪れたけれど、次回からは必ず奈良井とセットで来るようにしようと思った。

山加荻村漆器店 名所・史跡

もう一軒、昨日の夕食時に使用されていた漆塗りのガラス器が見たくて丸嘉小坂漆器店へ。小さい店舗ながら沢山のお客さんが来ていたので早々に退散。百色シリーズの蕾盃くらい将来購入したいもんだ。

塩尻行のバス、日に一本かい！

木曽を後にして、15:30中央自動車道八ヶ岳PAに辿り着く。

そして毎度購入するソフトクリーム。

今年の富士山は例年に比べて遭難が多いけれど、本日は晴天なりで何事も無かったかな。
久しぶりの山抜き旅。ゆっくり出来て楽しめたけれど、やっぱり、早くどこかの山に呼ばれないかな～～