2022/04/15 - 2022/04/17
250位(同エリア286件中)
ちゃおさん
和多都美神社にお参りし、その裏の疎らな原生林の中に埋もれたように残されている豊玉姫の墳墓石に両手を合わせ、原生林を抜けた先にある整備された駐車場で、バス運転手と暫し海神神社の話を交わし、今ではこの島の人は「わたつみ神社」とは呼ばずして、そのままの文字通りに「かいじん神社」と呼んでいることに新たな発見をし、そろそろ皆が集まってきた頃合い、バスを発車させて、今日最後の観光先、烏帽子岳展望台に向かった。烏帽子岳(えぼし)はこの神社の裏にある小山で、500m程も無い高さだが、そこから見る浅茅湾の光景は抜群だ。島の北端にある韓国展望所へは行かずに、その途中のこの烏帽子岳でツアーが打ち止めになるのは少し残念だが、この景色を見たら諦めもつく。
駐車場からはこの展望台に向かう山道になっていて、狭い所ではバスが漸く通れる程の道幅で、こんなコロナ下でも内地からやってきた観光客か、レンタカーを借りてやってきて、数台途中の山道で行き違う。道路が狭いので、お互いが譲り合い、バックなどして擦れ違う。駐車場からは2キロ程の道のりか、展望台の直下にも小さな駐車スペースがあり、バスを降りてそこから展望台までは約300m程の急坂を登るのだが、この直下の駐車場所からでも既に見晴らしは素晴らしく、足が萎えた自分に取っては、この300mの急坂を上るのが大変で、添乗員にはここで待っている、と言ったものの、一人取り残されるのも面白くなく、団体の最後尾をゆっくりと登って行った。
烏帽子岳からの展望は聞きしに勝る絶景で、苦労して登って来た甲斐はあった。仙台松島で多島海を見たり、島巡りもしたが、それは平面から見る島の形であって、この500m程の高さの展望台から眺める俯瞰図のような島の点景は、正に自然が作った造形であった。以前厳島の神社の後ろにそびえる弥山に登って眼下の瀬戸内の島影を眺めたが、それと同じような自然の名利、瀬戸とここでは島の大小、見える範囲の遠近の違いはあるものの、同じような日本のパノラマ風景の原形を見る思いだった。奈良の都が「青によし」なら、この島の景色は「高嶺あり」なのだ。宗像三女神と豊玉姫との関係は自分には分からないが、厳島弥山の麓に三女神を祀る海の神社があり、ここには烏帽子岳の麓に和多都美神社がある。何か同じような日本人の美的感覚を感じた。展望台からの360度のパノラマを楽しみ、又スロープのような急坂を手すりを頼りに下山した。この景色には存分に満足した。
- 旅行の満足度
- 5.0
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