スーパーカブ聖地巡礼ツーリング

2022/08/17 - 2022/08/17

山梨ツーリング三日目。
この日はアニメ『スーパーカブ』の聖地巡礼に、自前のスーパーカブで向かいます。
最初に北杜市内の聖地を巡ったあと、和田峠に登り、こちらは『ゆるキャン△』の聖地でもあるほったらかし温泉に入り、最後は予約を入れた笛吹市の宿まで向かいます。

エリア 明野・須玉(山梨)

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: バイク

ホテル ゴルフ 甲府昭和店

お、おはようございます・・・。すごく「あそびにん」に転職したような気分ですが、決してそういうわけではではありません。

そんなことより、昨夜から天気が良くない。
今日がいちばん大切な日なのに・・・。

9:18 セブンイレブン 韮崎一ツ谷店

9時ごろ、上から水たまりに水紋がないのを確認してチェックアウトし、ツーリングを開始しました。例によって適当な朝食が見つからずコンビニ休憩。

9:53 穴山橋

さあ、来ました。本日最初の目的地は・・・橋です。

『スーパーカブ』の主人公「子熊」が、初めてのバイトで甲府まで行く際に、この橋を渡りました。原付に乗り始めた頃の往復21キロは、なかなか長旅ですね。

ちなみに子熊が走っているカットは反対側からになります。なぜこうなったかというと、バイクを停められる場所がこちら側（午頭島公園）だったから。時間と気合があれば、橋の反対側まで歩いて写真を取ることも、可能といえば可能ですが。

コメリ 武川店

北杜市武川地区に来ました。子熊が保護メガネなどを買いに来たコメリ。アニメ内でもそのままコメリです。

バイクを停めて写真を取らせていただくだけではなんなので、
売り場も物色させてもらいました・・・保護メガネを探してしまった・・・見つかりませんでしたけど。

コメリから西側を。
これは子熊が学校方向に走っていくカット。

スーパーやまと跡

作中の「スーパーむかわ」のモデルは「スーパーやまと」。現在では「オキサイド」という会社の建物になっています。

カブに乗り始めた子熊は、ここで久しぶりに学校帰りの買い物をします。

クラスメイト、礼子の「どこにでもいけるわよ、だってカブだもん」
という言葉の回想とともに流れる名曲。
https://www.youtube.com/watch?v=IVCVS7GNsIg

セブンイレブン 北杜武川店

納車された晩に、子熊が練習のために走らせたコンビニ。

梨北農業協同組合 武川支店

礼子に連れられて、カブのパーツを引き取りに行った農協。

まあ、『ゆるキャン△』聖地のそうそうたる観光名所と比べると・・・。
今のところコメリ、元スーパー、コンビニ、農協と、ものすごく地味なラインナップです。
でも、どこまでも日常生活の延長上にあり、突発的なことが極力起こらないのが、『スーパーカブ』の世界の魅力。実にじんわりくるような、良いアニメだと思います。

10:29 スーパーおの

農協のおじさんへの手土産を買わされたスーパー。

冒頭の一コマ。
アニメでも、欠けた「ン」が再現されています。

子熊がスーパーの前を通り過ぎるカット。

さて、聖地巡礼の本丸とも言える場所に来ました。といっても小さな地方スーパーですが。

本当に、よくある小型スーパーという感じ。
でも、店頭にこれだけふんだんに桃が並べられているのは、さすが山梨。

スーパーカブの実車展示は既にありませんでしたが、グッズ販売コーナーはありました。

聖地巡礼とは関係なく、走っていて景色が良過ぎたので写真を撮ることにしました。
しかしこの辺は、作中で子熊が乗り出して初めて車に抜かれた道。

武川中学校

振り返ると、作中の「武川高校」のモデルとなった学校がありました。

礼子に連れ出されて歩き出すカット。

子熊が登校時に苦労した通学路の傾斜。

礼子と子熊の顔アップになるカット。ガードレールが手前に来るのがミソ。
そしてこういう写真を取るのは、学校が休業中の今に限ります。

オープニングの一コマでもあり、子熊がバイクで登下校する際によく使われるカット。

KUMA’S FACTORY

作中でバイク屋「Shino’s」として登場するこの場所、モデルはある時までTVでよく見たゲージツ家クマさんこと、篠原勝之さんのアトリエ。
バイクだとすぐですが、ふと興味を持って家とは反対方向に自転車を走らせるには、少し覚悟が要る距離。

11:13 釜無川橋ポケットパーク

街中の探索を終え、釜無川橋に来ました。

釜無川ポケットパーク 公園・植物園

もう、景色がすごい。

子熊が登下校時に通る橋。

この釜無川は、身延を通っていた富士川の上流です。

たとえ聖地でなくとも、この景色に出会えて良かったと思えてしまう。
それも聖地巡礼の一つの醍醐味かも。

しかも、オープニングの一コマの背景でもあります。

子熊が自宅方向にカブを走らせるカット。

冒頭の映像では左側に朝日が昇って水面が輝き、右奥には富士山が覗く美しい描写が見られます。

11:56 道の駅 にらさき

次の巡礼地は日野春駅の筈でしたが、間違えて通り過ぎてしまいました。
子熊の通学路をカブで走れなかったことは残念ですが、それは次に通りかかった際にすることにして、食事休憩にすることにします。

銀河の駅にらさき 道の駅

今思うと駅まで戻ってやり直しても良かったと思うのですが、このときはかなり体力が低下しており、二度手間を躊躇する状態でした。
しかし、道の駅は無慈悲な休館。

アルプス食堂

おい、まじか・・・急遽見つけた良さげな食堂も休業。
やはり田舎の人は律儀にお盆は休むのかな・・・。

アルプス食堂 グルメ・レストラン

12:38 マクドナルド 韮崎店

結局、外資系大企業の門をくぐるのでした。
チーズロコモコまだ試してなくてよかった・・・。

そういえば前回も三日目にして、石廊崎でだいぶ疲れていなかったっけ。いわば魔の三日目。
そこで本来昇仙峡まで登る予定の峠道ルートを大幅に短縮して、最後の『スーパーカブ』聖地を目指します。

ちょっと笑いが出るほどの高低差なので写真を撮っていました。
・・・すると奥の方から何か獣のような声が。
長居は無用と峠攻略に戻ります。

みはらし広場

峠道を登ってゆくと、突然すごい景色が。

景色は良いのですが、立ち止まっていると虻のような虫が纏わりついてくるため、滞在時間は一分以内です。

武田の杜

千代田湖

この辺はかなり釣り人の姿も見られます。

湖の反対側。ようやく虫の姿がなくなりました。

今度は下りです。

14:00 和田峠 みはらし広場

このヘアピンの途中にあるのが・・・

ここが本日最後の、そしてきわめつけの『スーパーカブ』聖地。
オープニングでおなじみのカットです。

甲府市街が一望できます。

自分がスーパーカブに乗っている間に聖地が回れて、本当に良かったと思います・・・満足。

14:54 ほったらかし温泉

すばらしい景観の果樹園農道、フルーツラインを登って来ました。
そして、同時に体力を使い果たしました。

ほったらかし温泉 温泉

まずは温泉に入って回復するとしましょう。
そしてタイミングが良いのか悪いのか、パラパラと雨がちらつき始めます。

あっちの湯と、こっちの湯があるようです。

そこは迷いなく「あちちの湯」でしょう。

あちちの湯、大人八百円。

もう本当に、すばらしい景色。
下のプレハブが温泉ですが、入浴するとこの景色の完全版が見られます。

この雄大な絶景の富士山を眺めながらの入浴。ついつい、長湯になってしまう・・・。

今まで入った入浴施設中の一位、早速記録更新かな・・・でも何回も入るなら行きやすく施設の整った「みたまの湯」に、一度しか入れないなら秘湯感のあるこちらの方に入りたい。結局、甲乙つけ難い・・・。

ほったらかし、をビジュアル化するとこうなるのか・・・。頭の上のタオルに、一々何か書いてある。

おっと忘れるところだった、ここは温玉あげを食べないと～

気まぐれ屋 グルメ・レストラン

そして食べます！
飲み物は、りんご酢です（にわかに健康を気遣い始めた）。

何気に衣に塩っぱい味がついていて美味しい。これは、玉子を揚げただけ以上のものはありますよ。

ふう・・・もう十分休憩したので、宿に向かいましょう・・・。

17:25 Tabist ホテル虹 笛吹御坂

再びフルーツラインを下って、久々に Booking.com で予約した本日の宿へ。見た目はモーテルですが、チェックインは感じの良い老夫婦が対応してくださいました。

Tabist ホテル虹 笛吹御坂 宿・ホテル

おっと・・・雰囲気良いじゃないですか（嬉しい驚き）。

Booking.com は中東で何度か使ってランクが上がっていたので、割引料金の3,802円で宿泊することができました・・・ウソみたい。

風呂場は普通かな。

不相応なほど豪華な社長椅子がありますが・・・。

お菓子もあり。

机の中に、社長椅子の説明が入ってました（社長椅子ではなくリクライニング・チェアらしい）。

外も少し。独立した部屋の間の中庭にも、寛げそうな場所があります。

キャンプ用品店にありそうな、テントのデモンストレーションのような場所もありました。

バーカウンターもあり、ずっと感じの良い音楽が流れていましたが人気はありません。

といってもかなりの疲労のため、小一時間ほど寝込んでしまいました。
後で出かける際にのどが渇いていたので水道水を飲んだのですが、普段は飲まない水道水をがぶ飲みしていたので、真夏のツーリングはもう少し前もって水分を摂るべきだったと反省しました。
そして出かけたは良いものの、炒飯でも食べようと思った手近な中華料理屋さんもまた休業中のため仕方なくコンビニ飯となり、結局朝コンビニ、昼マック、夜もまたコンビニとなってしまいました。
でも、店員さんはホラン千秋似で可愛かったなー。

・・・明日も、『スーパーカブ』と『ゆるキャン△』の聖地を巡りながら帰ります！