歩いてみたかった本谷川渓谷･･･の前に、白州蒸留所（２）

2025/11/02 - 2025/11/03

「歩いてみたかった本谷川渓谷･･･の前に、白州蒸留所（１）」（https://4travel.jp/travelogue/12014449）からの続きです。
本谷川渓谷を歩くのが本来の目的でしたが、最初に寄った白州蒸留所に感激してしまい、本題に入るのが遅くなりました。
5年前に瑞牆山に登りに行ったとき、その道中の本谷川沿いの渓流に心を奪われました。今度はこの景色を見るためだけに来ようと、計画を温めていたのでした。

エリア 明野・須玉(山梨)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0
• ホテル: 4.5

• 同行者: 一人旅
• 一人あたり費用: 1万円 - 3万円
• 交通手段: 高速・路線バス JRローカル 徒歩
• 旅行の手配内容: 個別手配

サントリー白州蒸留所を堪能した後、シャトルバスで小淵沢駅に戻り、そこからJR中央本線で韮崎駅まで移動しました。

韮崎駅 駅

駅の中にあった案内です。
明日は駅前で「にらえきマルシェ」をやるみたいです！
私はこれから瑞牆山の近くまで行って泊まる予定ですが、明日は、ちょうどマルシェ開催時間内に戻って来られそうです。

韮崎駅を出ます。
駅前に建つ韮崎市民交流センター「ニコリ」の1階には、観光案内コーナー、地域物産コーナーを備えた韮崎市地域情報発信センターや、コーナーポケットというパン屋さんが入っています。

韮崎市地域情報発信センター お土産屋・直売所・特産品

おっと、ニコリの前にこんな案内が･･･。
私が社会に出たときの最初の職場、阪急の創設者、小林一さんです。
小林さんは韮崎の出身だったんだ･･･。知らなかった！

食べ物は、朝9時過ぎに小淵沢駅構内の丸政で駅そばを食べて以来、何も食べていなかったので、おなかもすいています。夕飯のことを考えると、軽く何かをおなかに入れておきたい･･･。
ということで駅前の道を渡って、ライフガーデン韮崎にやってきました。

ライフガーデン韮崎 ショッピングモール

地元スーパー「オギノ」がライフガーデン韮崎の中にありました。
ここで何か調達することにします。

スーパー「サミット」もそうですけど、スーパーの中で焼いているパン屋さんて、何気においしくて、コスパもいいですよね。
オギノで「柚子胡椒が効いたサラダフランス」とアサヒマルエフを購入しました。
スーパーの外にあるベンチで、ちょっとだけ急いでおなかに入れます。

バスに乗り遅れたらたいへん！
私が乗るのは今日の最終バスです。
ネットで見た、1回だけ途中下車できる「片道乗車券」について情報がほしかったので、バス乗り場近くの案内所に行ってみましたが、土日祝は休業でした･･･。

みずがき田園バスの本数は、1日に6～7便。しかも今の時期は平日は運行していません。

あれだ！
みずがき田園バス。
あれで今晩の宿泊先まで移動します。1時間10分ほど乗車する予定です。
バスの運転手さんに「片道乗車券」のことを聞いたら、みずがき山荘から韮崎駅に向かうバスのみ有効で、しかもみずがき山荘から乗ったときしか買えないそうです。

クララ館、ハイジの館などを通って、バスは山の方へ進みます。
これはバスの車窓からの1枚。
そう、紅葉する渓流、これを見に来たのよ！

16時ごろ、みずがき山リーゼンヒュッテに到着しました。
ちなみに、みずがき田園バスの乗車賃は、PaypayのQRコードスキャン払いができますが、リーゼンヒュッテあたりではスマホの電波が届かないので、QRコードを読み取ることができず、結局は現金払いすることになります。

みずがき山リーゼンヒュッテ 宿・ホテル

リーゼンヒュッテのフロントです。
5年ぶりに来ました。懐かしい･･･。

おぉ、5年前、この外に向かったテーブルに感激したものです。
ここで1日、ときどき外を眺めながらワーケーションできたら･･･と思ったのでした。

木炭ストーブも素敵。

ビールの自販機も健在だった～
なぜか、自販機はサッポロ、でも売られているのはアサヒ。

部屋の中です。
地上波は入らないけど、BSが見られます。それから、今や懐かしきVHSのビデオデッキもあります。本やビデオは借りて見ることができます。

部屋の奥にはロフトに上がる階段があります。

ロフトには天窓があって、ここから星空が楽しめます。

階段の上から見たところ。
結構、急なので、飲んだ後は危険ですね。

夕飯前にお風呂に入ることにします。
5年前は、リーゼンヒュッテのお風呂はやっていなくて、増富温泉に寄ったのでした。
浴槽の中の石は、ラジウム・ゲルマニウム鉱石なので、その上に座るとよいと書いてあります。

今日の宿泊客の中では、女性は私一人なのだそうです。
ということは、この広いお風呂を貸し切り！

お風呂にゆったり浸かり、上がった後は夕飯です。
私は一人なので、宿の方が部屋に食事を運んでくださいました。
そうしてほしいと頼んだわけではないのですが、一人客の夕食は部屋食にしているそうです。

自販機で買ったビールをプシュ！
いただきます！
ちなみにですが、注文すれば、日本酒やワイン、瓶ビールもあったみたいです。これは翌朝、食堂で朝食を食べたときにわかりました。

夕飯の量は多かったです！
ごはん（お米）はいらないと言っておけばよかった。
チェックインのときに宿帳に記入するのですが、アレルギーについては書く欄がありました。あそこに書けばよかったですね。

さて、夕飯を食べ終えると、やることはなくなりました。
外に出ると、お月様と星がいくつか見えました。
すっきり晴れていれば、もっと星が見えたはず･･･。

暗闇に1軒屋･･･という感じですね。
周囲には何もありません。

早めに寝て、朝もゆっくりしました。
朝食は8時から。
食堂に行ってビックリ。私ひとりでした･･･。
他にも宿泊客はいましたが、みんな登山とか、早朝出発したみたいです。
5年前の私もそうだったな。

鍋では目玉焼きを焼きます。
しっかり火が通って私好みの固さになりました。
注意点はテーブル塩がなかったことです。
言ったら出してくれるのでしょうけれど、客が私一人だと、宿の方も気を遣ってウロチョロしないんですよね。
呼び出すまでもなく、久しぶりに醤油で食べました。

チェックアウトして外に出ます！
宿の方にも、バスの運転手さんにも、クマの目撃情報はないと聞きましたが、念のため熊鈴をつけて、熊スプレーもすく出せるようにしておきます。

紅葉の道を進みます。これから1時間半くらいかけて、みずがき湖まで歩く予定です。

こういうのを見たかったんだ。渓流と紅葉！

本谷川渓谷 自然・景勝地

いいねぇ、最高だね！と独り言が止みません。

こちらは「おろち滝」。

大きな岩の両側を勢いよく流れる水。
西沢渓谷を思い出します。
でもあっちは混んでいるけど、こっちは全然、人がいません。

仙洞屈と書いてあったけど、このことかな？

怒滝と書いてありますが･･･

そんなに激しい滝は見当たらなかった。

黄色！

赤色！

青い空と山！
見るもの一つ一つに感動します。

30分ほど歩いたら、増富温泉郷です。

増富ラジウム温泉峡 温泉

こちらは、温泉郷の中でもひときわ目立つ、ホテル不老閣。

ホテル不老閣 宿・ホテル

ホテル不老閣では、日帰り入浴をやっているようです。
事前予約制のようですが。

さらに歩みを進めます。
赤く色づいた木々と山と青空！

柿と山と青空！
電線が邪魔してるなー。
これはあちこちで感じたことだけど、残念です。

ススキが秋っぽさを演出しています。

塩川トンネルにやってきました。
トンネルの中を歩いて通るのはあまり好きでありません･･･。
暗い上に、車の音が響いてうるさいんですよね。
私は一応、ヘッドライトをもっていきましたが、トンネル内は結構明るくて、ヘッドライトは不要でした。

トンネルを抜けると、そこはみずがき湖だった！

塩川ダム <みずがき湖> 自然・景勝地

湖畔には、みずがき湖ビジターセンターがあります。

みずがき湖ビジターセンター 名所・史跡

ビジターセンターでは軽食も食べられます。
この日は、入り口付近でキノコ汁も売っていました。

スタンプは押さないことが多いけれど、この宇宙人みたいなのが気になって、押してみることにしました。

山のスタンプの上下を間違えたー
ちなみに、この宇宙人みたいなのは、ラジウム星人なのだそうです。

増富はシイタケの産地らしい。肉厚シイタケが大量に売られていました。

ラジウム星人が椅子に座っていました。

ラジウム星人クッキーとラジウム星人ステッカーです。

増富の肉厚シイタケ、買っちゃいました！
家でバター焼きにしよう！

ビジターセンター前から、みずがき田園バスで韮崎駅に向かいます。

バスの整理券は運転手さんから受け取ります。
パウチされていて、何度も使える仕様になっています。
なお、韮崎駅に向かうみずがき田園バスは、瑞牆山から帰るハイカーたちで満席でした。

韮崎駅に到着しました。
昨日見たチラシの通り、にらえきマルシェをやっていました。
キッチンカーがいくつか出ています。

韮崎駅 駅

こちらもにらえきマルシェのイベントの一環で、高校生が演奏をしていました。

韮崎駅前のニコリでお土産を買って、帰路に着くことにします。
こちらは韮崎駅ホームから見た茅ヶ岳と金ヶ岳。

そしてこちらは八ヶ岳連峰ですね。

中央本線がやってきました。
甲府、大月、八王子と乗り継いで帰ります。
おいしいウイスキーと美しい景色に大満足した1泊2日でした！