2022/07/24 - 2022/07/24
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かつのすけさん
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7月21日から青春18きっぷの利用開始となりました
数年ぶりに18きっぷの利用して烏山で開催されている山あげ祭りへ
山あげ祭は新型コロナの影響でここ数年無観客で行われていましたが、3年ぶりに有観客での開催となりました
【表紙の写真】山あげ祭りブンヌキ
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- JRローカル
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きれいな朝焼けの中、4時過ぎに家を出ました
この10分ちょっと前はまだ暗く、月も出ていました -
今回は青春18きっぷを利用
久しぶりに買ったら券売機の使い方がわからず(なかなか青春18きっぷのボタンに辿り着けなかった)、改札から入場しようとしたら駅員がのろのろ動くもんで、1本電車を逃がしてしまいました
結果、この前
https://4travel.jp/travelogue/11763503
の時よりも1本早く初電で出発したのに、大宮で乗換えた電車は大宮駅 駅
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同じ時間の電車になった
ということで、05時間53分大宮駅を出発
それにしてもここまで時間かかりすぎた
(順調にきっぷが変えていたら1本前の30分近く早い5時36分の宇都宮行1番電車に間に合ったはずなのに)JR東北本線 乗り物
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06時54分 終点の小金井駅に到着
この電車 小金井止まりだったので、10分ちょっと時間がある
上野東京ラインや新宿湘南ラインで終点の電車があるので名前は知っているけど、実際に降りてみたことはないので、、、小金井駅 駅
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一旦改札の外に出てみた
ここの住所は栃木県下野市小金井(旧・国分寺町)
明治26年に開業し、昭和41年に駅北側に小山電車区が開設された -
西口駅前広場にはC5738号機第2動輪が展示されていました
この動輪は鉄道開通とともに発展してきた旧国分寺町を象徴するモニュメントになっています -
東口にも出てみたけど、あまり時間がないのでホームへ戻り
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ここから乗るのは07時08分発の宇都宮行です
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駅を出ると小山車両センター
上野東京ラインや湘南新宿ラインの電車に小金井止まりが多いのは、ここに車庫があるからです -
07時29分 終点宇都宮駅に到着しました
宇都宮駅 駅
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宇都宮でも時間があったので、改札外へ出てみます
餃子像 名所・史跡
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軽く朝食のためおにぎり購入
栃木名物のレモン牛乳もいただきました -
08時02分に黒磯行の電車が出発した後で、このホームに烏山線 烏山行が入線し、08時間10分に出発します
1本前の電車で来たら、6時53分に宇都宮に到着して7時11分発の電車に乗れたんですけど)
烏山線は大正12年宝積寺・烏山間20.4kmで開通、昭和54年キハ40形を導入し、平成26年には国内初の蓄電池を搭載したEV-E301系が導入され、来年開通100周年を迎えます
このEV-E301電車は一般型直流用蓄電池駆動電車 通称は「ACCUM」
非電化区間(宝積寺~烏山)では蓄電池を電源として走行します
今は上がっているパンタグラフは非電化区間では下ろし、烏山駅で再び上昇させて急速充電をして走るんですねJR烏山線 乗り物
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沿線に「宝積寺」「大金」という縁起の良いとされる名前の駅があり、駅が8駅であることから七福神をキャラクターとして宝積寺駅を除く各駅に各尊を割り当てて各駅の看板などを整備しています
鴻野山駅には福禄寿
ここから那須烏山市に入ります鴻野山駅 駅
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08時45分大金駅に到着
線内唯一の列車交換設備のある駅で、列車交換を行います
この駅以外の線内の駅は全て単式ホームになっています(終点烏山駅も単線のため、この先烏山方面には1編成しか入線できません)大金駅 駅
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因みに、こちらの大金駅は打ち出の小槌を持った大黒天
「大金」に相応しいですね -
単線の線路をひたすら走り
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08時55分滝駅に着きました
「滝」駅と言う名前が気になったため途中下車してみます
Wikipediaによれば、1日あたりの平均乗降客数は10人程度ですが、この電車に乗っていた乗客の5人くらいの方が降りました
因みにこの駅の七福神は弁財天です滝駅 (栃木県) 駅
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乗って来た電車は終点烏山へ
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この電車まではほぼ1時間間隔ですが、この後電車は凡そ2時間に1本になります
次の電車まで時間を持て余しそうな気がしますが。。。 -
駅前のこの道を5分ほど歩くと
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分かれ道
右に進んで橋を渡る -
橋の下を流れるのは江川
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橋を渡るとすぐの場所に天台宗の瀧尾山太平寺があります
坂上田村麻呂が蝦夷討伐の際に戦勝祈願し、その後嘉祥元年(848年)慈覚大使により開創太平寺 寺・神社・教会
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龍門の滝の中段にある男釜から出現した大蛇が七巻き半したと伝承されている山門です
山門にかかる大草鞋の奉納は、足腰・旅路の祈願とされているそうです -
中に安置されている仁王像は江戸時代中期の作とされる
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こっちの手はパー
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栃木県名木百選にも認定されている太平寺のかや
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川口松太郎の小説「蛇姫様」のモデルになった於志賀姫の墓
烏山藩主大久保氏の二代目・大久保忠胤の四女だそうです -
那須烏山市は今もなお語り継がれている民話が112もあり、知られざる民話のまちなんだそうです
龍門の滝、蛇姫様、師走八日の千本騒動などはアニメ化もされたそう -
この本堂(観音堂)と先ほどの仁王門は1725年に建てられたとても貴重な建物なんですよ
ご本尊は千手観音菩薩像 -
この位牌堂の中には烏山城主大久保家累代位牌が収められています
大久保佐渡守常春 大久保山城守忠胤 大久保伊豆守忠卿 大久保山城守忠喜 大久保佐渡守忠成 大久保佐渡守忠保 大久保佐渡守忠美 大久保佐渡守忠順 -
太平寺のすぐそばにある龍門の滝へ
歩いてきた道からお寺の前を入り、1分も歩けば滝へ下りる階段です龍門の滝 自然・景勝地
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結構な水量があります
幅65m、高さ20mで、滝壺の中に男釜と女釜の2つの歐穴があり、男釜に龍が住んでいたと言うことから名付けられたそうです -
滝口も見下ろせます
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続いて滝の入口にある龍門ふるさと民芸館へ
龍門ふるさと民芸館 美術館・博物館
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拝殿(2階)の天井絵
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2階には「八龍神社」があります
この川に住む龍神に豊穣を感謝し、水害を鎮める願を込め「ふるさと民芸館」設立にあたり時の観光協会長代行で烏山町最後の蝶々を務めた福田弘平氏の発願により、この地域の一部にあった「八竜神」と言う地名をとって建立されました -
神社の境内(2階)は展望室になっており、龍門の滝を俯瞰することができます
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1階には龍神洞と書かれている場所があったので入ってみます
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こちらの龍神に願い事をすると、恋愛成就や全体運がアップする?
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さて、次の電車の時間までこの後どうしようか・・・
と思っていたところ、こちらの看板
歩いて15分程度のようなので、行ってみよう! -
駅前に来たところ、ちょうど先ほど乗って来た電車が烏山駅から戻ってきたところ
この電車は09:43発なので、ここまで48分 -
長閑な風景の中歩くこと15分
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烏山なだけに烏の羽根が落ちていた
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で、歩くこと15分 「東力士 どうくつ酒造」に来ました
受付しようと思ったら、「10時からだからちょっと待って」と
時計を見ると、現在09時57分
10時になったので受付を済ませ、タブレットを借りてこちらから入りますどうくつ酒蔵 名所・史跡
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ここは戦争末期戦車工場として建設された地下工場でしたが、できたのが終戦間近だったため実際に戦車が製造されずに終戦を迎えたそうです
洞窟の中は5度~15度だそうで、入った途端に冷んやり -
総延長は600mで現在は日本酒が約8万本貯蔵されている島崎酒造さんの貯蔵庫となっています
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撮影スポットです
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20歳のお祝い、長寿のお祝いに合わせてお酒を熟成させて予約している方も多いよう
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洞窟内のショップではお酒売ってます
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15分歩いて滝駅まで戻ってきました
市内には歩いても行けそうだったけど・・・滝駅 (栃木県) 駅
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11:17 烏山行電車が来ました
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あそこが終点烏山駅
烏山駅の先頭車両側だけが電化されています
停車中にあそこで急速充電をして蓄電池に電気を貯めます
都区内から烏山までは片道2,640円(烏山線内はICカードは利用できません)
途中下車もしたので、単純にこの金額ではありませんが、往復で5,280円かかりますが、本日は18きっぷなので半額以下の2,410円で済みました -
終点・烏山駅の七福神は毘沙門天です
烏山駅 駅
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駅を出ると次々に集まる屋台
この日は烏山随一のお祭り「山あげ祭り」の最終日 -
幟が立ってます
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山あげ会館に来ました
山あげ会館 美術館・博物館
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山あげ祭りで使われている屋台
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実際の舞台と街並みを5分の1に縮小したミニチュア劇
勘助爺さん(ロボット)が栃木便訛りで山あげ祭りを解説 -
準備から当日までのドキュメント映像
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外にははりか山が展示
はりか山には烏山の名産でもある烏山和紙が使われています -
お祭りらしく、露店も沢山出ています
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すぐそばの清水川せせらぎ公園
せせらぎに水は流れていませんでしたけど清水川せせらぎ公園 公園・植物園
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烏山和紙会館まで来ました
旧・烏山病院の建物で、大正12年築の木骨モルタル造烏山和紙会館 美術館・博物館
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中はというと工房らしきものとショップらしきもの
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慈願寺
慈願寺 寺・神社・教会
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創建は貞応2年(1223年)に親鸞聖人の24人の直弟の1人信願房(親鸞24輩の代13番目の弟子)
外から見ると広い境内に見えたけど、ほとんどが墓域でした -
山あげ祭りは市内にある八雲神社のお祭り
今年の当番町は八雲神社のお膝元の元田町
午後2時半から山あげ祭り会館前で行われる公演に出発するところでした -
御拝飾り「鶴に鯉」
こちらの飾り部分は明治10年に烏山出身の喜連川藩絵師牧野牧陵の作で、他の飾りと異なり、はりか造りとなっているそうです -
山あげ会館前へと向けて出発します
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13時 手打ちそば石川屋さんで昼食でいただきます
手打ちそば 石川屋 グルメ・レストラン
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おしながき
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天もりそばをいただきました
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食後八雲神社に来ました
と言っても、石川屋さんから目と鼻の先なんだけど八雲神社 寺・神社・教会
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山あげ祭りがこちらの神社の祭礼だということなので、賑わっているかと思いきや、意外と静かでこじんまりしていました
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少し上った高台には戦争中烏山防空監視哨が設置されていたそう
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そばには彰徳碑
戦没者の慰霊碑です毘沙門山 自然・景勝地
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そのまま登って行くと烏山城跡に続いているようです
烏山城跡 名所・史跡
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八雲神社のお隣が那須烏山市役所
こちらも市役所としてはかなり小さい建物に思えます -
善念寺
善念寺 寺・神社・教会
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本堂内は本尊阿弥陀如来を中心に四天王などが祀られています
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その阿弥陀如来立像
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続いては泉渓寺
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曹洞宗のお寺で、源翁和尚が1360年に創建
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そんな創建をした源翁和尚の像があるそうです
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天性寺です
天性寺 寺・神社・教会
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階段を上って行き
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那須光資が那須与一の供養ために毘沙門山南西の福泉坊に曹源院を作ったのが始まりとされています
1833年に尊徳の教えを受け円応和尚と家老の菅谷八郎右衛門が領民に粥を振る舞ったり荒地開田を実施した場所ということで -
こちらがその円応和尚の墓
円応和尚の墓 名所・史跡
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那須家6代の墓碑もあります
下那須氏6代(資持・資実・資房・政資・高資・資胤)のものと推定されていますが、個別にだれの墓石かは不明だそうです -
烏山藩家老菅谷八郎衛門のお墓です
菅谷八郎右衛門の墓 名所・史跡
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山あげ会館前に戻ってきました
こちらの山を立てているのは午後2時半から山あげ会館前では奉納余興「蛇姫様」が演じられるため -
永禄3年(1560年)に烏山城主那須資胤が牛頭天王に疫病退散を祈願した際に行われたのに始まり、460年の伝統で、日本一の移動式野外劇
「山あげ」とは網代に和紙を貼った高さ十数mにも及ぶ「山」をあげる(立てる)ことから名づけられたそう
「山・鉾・屋台行事」でユネスコ無形文化遺産に、「烏山の山あげ行事」として国指定重要無形民俗文化財になっています
昨年は無観客で行われたそうですが、今年は3年ぶりに有観客で行われ、多くの人で賑わいました山あげ祭 祭り・イベント
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お題目は「蛇姫様」
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先ほどの太平寺にお墓があった蛇姫様のお話です
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終わった後で、すんごく暑かったので、生ビールいただいちゃいました!
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島崎酒店さん
さっき行ったどうくつ酒造の会社のお店です(株)島崎酒造 専門店
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醸造に使う仕込み水を無料サービスしてました
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山あげ通りの突き当りにある金刀比羅神社に来てみました
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創建は文禄4年(1595年)で大宝院境内にあった金毘羅様を金刀比羅神社としたそうです
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午後5時 御仮殿で還御祭が始まり
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天王送り
その後お御輿がやって来ました -
お御輿を担いでどこかへ行った
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その後各町の屋台も八雲神社鳥居前に揃い(ブンヌキ=囃子の調子を競うもので、町の囃子を「ぶんぬく」ことが由来とされる=Wikipedia=)
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特に還御祭で天王送りの後、鳥居前に残った屋台が互いを向き合わせて行うブンヌキは、受当番町以外の全屋台が集結するため、市民にとっても盛り上がりのピークとなる
この30分間は異様な興奮を醸し出すという(=Wikipedia=) -
再びお御輿
しかしまたどこかへ行ってしまい -
各町の屋台を終結させたら
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「ブンヌキ」開始
山あげ祭 祭り・イベント
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御祭りの盛り上がりMAX
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御祭りの盛り上がりMAX
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本当はそろそろ電車の時間も気になっていたので見ないで帰ろうとしたけど、時計を見たら18時すぎで、18時13分の電車には間に合いそうもないので、結局見てから帰ることになりました
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駅に到着したら、さっきのお御輿がこんなところに
既に時刻は18時半近くになっていましたが、まだ明るいですね -
国鉄時代の駅名標でしょうか?
烏山駅 駅
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19時20分発 宇都宮行
JR烏山線 乗り物
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宇都宮には20時14分に到着しました
宇都宮駅 駅
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一旦改札を出て駅ビルのパセオへ
パセオ ショッピングモール
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20:20 宇都宮餃子館さんで夕食
とりあえず、折角来たので宇都宮餃子食べたかったので宇都宮餃子館 パセオ店 グルメ・レストラン
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ラストオーダー間近でしたが、何とか間に合った
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とりあえず一番おすすめらしい健太餃子(このお店の代表餃子)にしました
『野菜たっぷり!ジューシー感がお口いっぱいに広がります』がウリだそうです -
宇都宮餃子の最大の特徴は白菜などの野菜がたっぷり入っていることで、逆にひき肉やニンニクの量が控えめで、さっぱりしていてヘルシーで食べやすいと言われています
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20時37分発 快速ラビット上野行がちょうど出発するところでした(急いで食べて良かった!)
お蔭で都内には22時頃に到着 快速なので小山からは古河・久喜・蓮田・東大宮・大宮・浦和・赤羽だけ停まって早かった(これが最後の快速だったので、この電車を逃がしたら各駅で帰らなくてはならなかった)
宇都宮に着いて食事をせずに次の電車(20:23分発)に乗っても古河でこの電車に追い越されるので、結局到着時間は一緒でした
長い旅行記になってしまいましたが、最後までお付き合いいただきありがとうございますJR東北本線 乗り物
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