2022/07/04 - 2022/07/04
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たびたびさん
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沖縄の旅は確認すると13年ぶり。別に避けていたわけじゃないですが、手が回らなかったという感じかな。那覇の周辺だけじゃなくて美ら海水族館や万座毛、斎場御嶽に琉球村だって行っているし、南部の戦跡もそれなりに回っていたので、慌てることはないという感覚もあって。。それに、まあ、沖縄は沖縄。行けばこうなるというのは見え見えですからね。
でも、そういう分かっているつもりが実際はそうではないことも往々にしてあること。それにそのとおりだったとしても、久しぶりに沖縄のスローな空気に身を委ねるのも悪くない。気分が乗ってきたところで、妹を誘って4泊5日の沖縄本島中北部の旅を計画してみました。
ただ、そうして具体的に計画をしてみると、行ったことないのは辺戸岬とか今帰仁城くらいしかないと思っていたのに、実は沖縄本島の観光スポットって意外に少ししか行ったことがなかったんですね。いやいや、学生時代にはまだ左側通行だった沖縄の経験もあるし、自分は沖縄通だくらいに思っていましたが、恥ずかしい限り。そうすると、例によって、あれやこれやの詰め込みとなってそうのんびりとも行かないような雲行きですよ~。しかし、一方で、レンタカーの旅なので、それなりの余裕もないと危ないし。。まあ、その辺りはさすがに最低限の土地勘はあるので、うまくバランスを取らないといけませんね。
初日は、那覇空港からひたすら北上しながら、途中の観光スポットに出来るだけ寄ってみるというスタイル。なので、そうすると恩納村か名護辺りで一泊するくらいがまあいいところなんですよね~
このルートだとアメリカンビレッジ、やちむんの里、座喜味城、残波岬に真栄田岬といったところがハイライト。プラス人気の沖縄そばやハンバーガーのお店もチェックして、まずは沖縄に目線を合わせるための一日になったかなと思います。
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広島から那覇への直行便で那覇空港に到着。
ANAの飛行機が大型でこれは楽でした。これならまた使ってもいいですね。 -
那覇空港からレンタカー屋さんへは迎えのバスで向かいます。
那覇空港のレンタカー屋さんはたくさんありますが、一番大手はニッポンレンタカーで、送迎バスを待っているお客さんの数からして違いますね。私の予約した日産レンタカーはまあ中堅かな。 -
受付の要領は悪くないし、お客さんを次々捌いていきます。施設の大きさも十分あって待ち時間もそれなりに余裕です。
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まずは、美浜アメリカンビレッジを目指すんですが、その前に沖縄グルメ。お昼を回っているし、急ぎましょう。
こちらは高江洲そば。ゆし豆腐が人気なんですが、午後2時過ぎにはもう完売していました。まあ、それはそれとして。 -
なるほど、
なかなかの人気店のようですね。 -
イチオシ
沖縄そばをいただきます。
ゴワゴワとした食感の縮れた麺がいい感じ。素直な出汁と豚の角煮のバランスもよくて、正統派の沖縄そばだなと思います。
ちなみに、これまでの沖縄そばの印象は可もなく不可もなく。そこまでいい印象ではなかったのですが、なんかいい感じ。人気店は違うのかなあ。ここで少し火が付いて、これ以降、沖縄そばのお店をできる限り回ってみることにしました。 -
続いては、これも大人気のオハコルテ。港川ステイツサイドタウンの一角にあるスイーツ店です。
外観も店内の雰囲気もなんか隠れ家風で独特ですね。 -
イチオシ
店内もこんな感じ。奥の方にはしゃれたイートインのスペースもありました。
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いただいたのは、パイナップルのタルトとクリームのサブレ。タルトの方はパイナップルの強烈な刺激が心地よいし、サブレの方はクリームの極上のおいしさがたまりませんね。期待をはるかに上回って、評判通りの素晴らしいお店だと思います。
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ちなみに、港川ステイツサイドタウンですが、これは元米軍の外国人住宅を活用してできた、かわいらしいカラフルなお店が集まったショッピングの街。飲食のお店だけじゃなくて、趣味や小物のお店もあって面白い。アクセスはいいとは言えませんが、来たらそれなりに楽しめる場所だと思います。
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もう一つは、タンタンの人気の肉まんです。
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用心して予約をしていましたが、そこまでではないようですね。
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では、さっそく。。
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ふっくら少し甘さがある皮とこれも少し塩味が強い肉の餡の組み合わせで、メリハリのある味わい。ただ、甘さと塩味をここまで強調しなくてもそれぞれの旨味がちゃんとしているのでまったく問題はないんですけどね。まあ、そこは好みかな。いずれにしても、これも評判通りおいしい肉まんです。
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さて、美浜アメリカンビレッジですが、沖縄観光では今や人気急上昇中のスポット。当然、道路標識とかもばっちりあるかと思ったのですが、国道を走っていても目立つ看板はない。気が付くと進入路の入り口を通り過ぎてしまっていました。えーって感じですね。
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そういう意味では、もしかしたらちょっと期待外れなのかなと思ったのですが、なんかやっぱりいい感じ。
ディズニーランドも真っ青、正真正銘アメリカンテイストの香るショッピングタウンじゃないですけ。 -
イチオシ
このデポアイランドは、アメリカンビレッジの中核施設。ショッピングモールと言うか、
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いろんなお店が軒を並べたショッピングタウンといった感じ。
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細い路地を入って行くと次々といろんなお店が現れて、楽しいですね~
ところで、もう古い話になってしまいますが、総合スーパーのダイエーを創業した中内功氏がお手本にしたのはアメリカの巨大スーパー。このカラフルさと少し煩雑な感じを拝見すると、もしかしたら中内功が当初に感じたワクワク感もこうしたことだったなのかなあ。もちろん、ハワイのアラモアナショッピングセンターと比べると規模も洗練度も全然比較にはならないのですが、なにかこちらの方が原点に近いものを感じます。 -
アラモアナの流れでいえば、ここも周囲の海の景色が美しいのでハワイにでも来たみたい。
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サンセットビーチの沖合には北谷町から宜野湾市にかけてスケールの大きな景観が続いていました。沖合はいったん浅瀬になっているラグーンっぽい地形なのも、南国の景色ですよね。
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イチオシ
海沿いの道をもう少しぶらぶらして
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イチオシ
この建物にはブルーシールのアイスクリーム屋さん。
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確かにこれは外せないスポットだと思います。
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イチオシ
アメリカンビレッジの近くにはゴーディーズという人気のハンバーガーのお店もあります。
街はずれの場所に、アメリカの西部劇にでも出てくるような木造のワイルドな店構え。見た瞬間から雰囲気がすごいですね。 -
店内もすっかりアメリカンなんですが、スタッフの気遣いが暖かくてそのギャップがまた面白いところかな。
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さて、ハンバーガーの方ですが、パテはステーキ肉を粗びきしたようなプニュプニュ感。焼いた香ばしさもワイルドです。
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肉の味重視なのかもしれませんけど、味付けはかなり薄め。ケチャップをしっかり掛けて食べるとおいしいです。
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ここから、やちむんの里を目指しますが、その前に。
これは、道の駅 喜名番所。道の駅なのですが、そんなに広くもないし、飲食や買い物の関係は限られています。入口に「読谷山村役場」「読谷山村農会」と書いてあるように昔の行政の建物をそのままの雰囲気で保存しているのがウリなんでしょうが、それくらいです。 -
那覇にもやちむん通りがありますが、市街地なので窯元の立地としては不都合。そのため、新たな場所を探し、今や19の工房が集まったのがこの読谷やちむんの里です。
少し奥まっていますが、高台の静かな場所。以前は、国道沿いに読谷共同販売センターという販売所があったのですが、それは最近閉鎖しています。ただ、それぞれの窯元が販売所を持っているし、地区内にはいくつかの窯元が共同で運営する北窯売店、読谷山焼売店もあって、心配することはありません。 -
ただ、時間もないのでざっと見て回るだけ。
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ここのお店もきれいです。
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なかなか遠隔地ですけど値段的には那覇市内とほぼ同じかな~
まあ、そこは別に期待はしていませんでしたけどね。どっちにしてもレベルは悪くない。そこは確認できたように思います。 -
少し焦ってきましたが、これは座喜味城。
近くに世界遺産座喜味城跡ユンタンザミュージアムという立派な施設があって、 -
これは見ておくしかないですね。
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展示室は一つ。ホールのような感じです。
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で、展示の内容は
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座喜味城のあれこれだけでなく、世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の構成遺産の全体を地図や年表を使って概観できるもの。
この後、ほかのグスクも回るので頭の整理をするにはちょうどいいですね。 -
そうしてみると座喜味城の存続期間は他のグスクに比べるとけっこう短い。つまり、北の備えとして座喜味城を築城した護佐丸ですが、今度は勝連城の阿麻和利をけん制するために中城城を築城してそこに移るという経緯のためですね。
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では、座喜味城跡の方へ。改めてですが、こちらは、首里城跡、今帰仁城跡、勝連城跡、中城城跡らと並ぶ琉球王国のグスク及び関連遺産群の構成遺産。
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松林を抜けて
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イチオシ
丘の上に造られた滑らかな曲線の城壁がとても美しいですね~
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ここが入口ですが、
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城壁の外側も内部も芝生で覆われて、気持ちの良いスペースですよ~
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さらに奥に進みますと
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周囲を囲む平坦な城壁の上も回廊のように歩けます。
ところで、先ほども触れましたが、これを築城したのは、三山時代(1322~1429年)、北山の先の今帰仁城主の子であった護佐丸という人物。 -
護佐丸は、父を死に追いやった現今帰仁城主を中山の尚氏が討つに際し、それに従い北山を滅ぼします。その後、北の守りの要としてこの城の築城を命じられ、城主となって王である尚氏の忠臣として力を尽くします。
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イチオシ
しかし、その後、勝連城主であった阿麻和利も巻き込んだ護佐丸・阿麻和利の乱では、座喜味城から移っていた中城城で自害に追い込まれるという最期。
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座喜味城、今帰仁城、勝連城、中城城のそれぞれに深く絡んだ経緯がちょっと痛々しく感じられます。
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尚氏が沖縄を統一し、その基盤を固めるためには邪魔になったということかもしれませんが、
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それも含めて、沖縄全体が大きな戦乱に巻き込まれなかったことはむしろ幸いだったということも言えるのではないかと思います。また、薩摩藩が1609年に行った琉球侵攻でも、大きな戦闘には至っていない。そういう意味でも沖縄戦の惨禍は計り知れないものだったと思います。
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続いては、残波岬。
意外に広々とした眺めですけど -
ここに建つ残波岬灯台は、昭和49年に完成。高さは30.61mと沖縄では一番高い灯台です。岬の突端に立っているのですが、岬全体は岩がごつごつとした平原のような風景なので、あんまり岬の感じはしないですね。
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ちなみに、工事が始まった頃、この辺りはまだ米軍の実弾演習場で立ち入り禁止区域だったのだとか。少し面白い経緯かなと思います。
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これは、特牛節(くてぃぶし)の碑
「大北の牡牛や なじち葉ど好ちゅる
わした若者や 花ど好ちゅる」
この花というのは女性のこととも考えられるよう。まあ、沖縄のおおらかな歌だと思います。 -
こちらは、泰期像。
1372年琉球王朝の中山王、察度王の命を受けて初の進貢使として明に渡ったという英雄。当時は命がけの渡海だったようです。 -
さらにこの先に展望所があるとのことでしたが、時間の都合もあるのでここでおしまいにします。
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続いて真栄田岬に向かいますが、その途中。
残波ビーチは、残波岬の南側。残波岬灯台の周辺はごつごつした岩場ですが、こちらは穏やかな砂浜のビーチ。浮きの波除で囲った限られた範囲には子供が遊べるような水上の遊具も設置されていて、Royal Hotelのプライベートなビーチといった雰囲気もあると思います。 -
ほどなく真栄田岬に到着。芝生が美しいですが、ここも一帯は琉球石灰岩で出来たごつごつした岩場。
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駐車場から岬に向かうと、その先には例の切り立った小さな半島が突き出していました。眺めとしてはこんなものかな。
一方、ここには青の洞窟という人気のダイビングスポットがあるので、ダイバーの姿もちらほら。シャワー室とか施設も整っているようです。 -
そして、最後に滑り込んだのはなかゆくい市場おんなの駅。で、ここのお勧めはグルメなんですよね~
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ただ、蒲鉾の寿味屋食品、
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サーターアンダギーの三矢本舗はもう店じまいしていまして、冷や冷やものでしたが、
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なんとか、豚足専門店 豚三郎のテビチ唐揚げはゲット。
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ベースは甘酢を絡めたちょっと酢豚っぽい味わいですが、食感はこれでもかというくらいコラーゲンたっぷりのトロトロ。
小さい骨も多いですが、簡単に分離できて、意外に食べやすいです。 -
それから、絶対に外せないのは琉冰 おんなの駅。一番人気という黄粉と芋のかき氷をいただきます。
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イチオシ
一人で食べるには大きすぎるビッグサイズも驚きでしたが、黄粉も芋も黒砂糖のバックアップもあって、抜群のうまさ。このストレートなうまさはやっぱり沖縄だからかなあ。本当に凄すぎですね!
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施設の中へ入って
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産直コーナーもチェックします。
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沖縄バナナはおいしいですけど
この青いのはそのままは食べられないとか -
こっちの熟れたのをいただきました。
香りも味も濃いのがいいですよね。 -
あと、道の駅おんなの駅からちょっと歩いて行ける場所には恩納村博物館も。民俗展示「恩納のくらし」は地元の昔ながらの生活の様子を伝えるものですが、観光的にはどうでしょうね。
ほか、敷地の中に「唐人の墓碑」というのがあって、1824年、中国福建省の商戦が難破して、乗務員26名が水死。こちらに流れ着いた5名を厚く葬って建てた墓碑なんだそう。恩納村指定の歴史資料とありました。 -
さらに進んで、仲泊遺跡は沖縄先史時代の遺跡。
縄文時代の四つの貝塚と洞窟、近世の石畳道や貝塚の近くでは紀元前約1500年前の岩陰住居跡が発見されるなどして、国指定史跡。たぶん、この辺りの時代までは、九州の縄文時代と変わらないのかな。この後、弥生時代辺りから沖縄の違いが現れてくるのではないかと思います。
あと、石柱の傍らには比屋根坂石畳道の入り口。説明板が立っていて、首里城を起点として地方を結ぶ国頭方西海道の一部なのだそうです。 -
さて、もう夕暮れの時間。
今夜の宿の沖縄かりゆしビーチリゾートに到着です。
外観はちょっと傷みがなくもないですが、 -
まあ、雰囲気としてはまさにリゾートホテル。
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部屋もゆったりだし、これなら問題はないでしょう。
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翌朝
近くに見えるのはハレクラニ沖縄。五つ星ホテルなので、こちらとは格が違いますけどね。 -
ただ、こちらもプールとかは備えているし、後で訪ねますけど
プライベートビーチもあるみたい。
細かいことを言ったらキリがないでしょう。 -
朝飯はバイキング。
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しっかり食べて二日目の今日に備えます。
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今日は、辺戸岬から名護、本部半島に戻って来るコース。
走行距離は、今回の旅では一番長くなる予定ですからね。
続く~
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この旅行記へのコメント (2)
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- たらよろさん 2022/12/31 12:30:19
- アメリカンビレッジ
- こんにちは、たびたびさん
私もまだ旅行記にできていませんが、
アメリカンビレッジや座喜味城址などで沖縄を楽しんでんきましたー
ついこの間のことなのに懐かしい。
アメリカンビレッジは、どこをみてもポップで可愛くて楽しかったですよねー。
私も早く旅行記を作らなきゃ笑
また来年もどうぞよろしくお願いいたします。
良いお年をお迎えくださいね。
たらよろ
- たびたびさん からの返信 2023/01/01 09:21:57
- RE: アメリカンビレッジ
- 明けましておめでとうございます。
今年は原点回帰で、そろそろ京都・奈良にも軸足を移してみたいなと思っています。これまで重ねてきたいろんな思い出のシーンが変に塗り替えられるのはいやなので、そこがちょっと気にかかるところなんですが、まあそれもある程度は仕方ないですね。また新しい出会いに期待して、がんばってみたいと思います。
いずれにしても、今年もよい年でありますように。グッドラック!
たびたび
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