岩手のチャグチャグ馬コを見に行く旅(3)飯坂温泉～松島～平泉その2

2022/06/09 - 2022/06/09

2022年6月、チャグチャグ馬コを見に行く旅の第2日目は福島の飯坂温泉から松島を見て平泉までの旅です。
その2は、平泉で毛越寺、中尊寺を見て平泉の町中で泊ります。
旅程
第1日　信州～飯坂温泉(泊)
第2日　飯坂温泉～松島～平泉(泊)●
第3日　平泉～胆沢～花巻～盛岡つなぎ温泉(泊)
第4日　盛岡つなぎ温泉～滝沢～盛岡～秋保温泉(泊)
第5日　秋保温泉～富岡～磯部温泉(泊)
第6日　磯部温泉～妙義～信州

エリア 平泉(岩手)

• 同行者: カップル・夫婦（シニア）
• 交通手段: 自家用車
• 旅行の手配内容: 個別手配

厳美渓から10分ほどにある達谷窟毘沙門堂に寄ります。
厳美渓から平泉に至る道の途中に有ります。

達谷窟毘沙門堂の拝観料は500円です。

鳥居をくぐります。
神社or寺院？

達谷窟毘沙門堂
仏教の四天王の一尊である毘沙門天をお祀りしているのでお寺です。

何故、崖に食い込んでお堂が建てられているのでしょうか？

ホームページに寄れば、「千二百年前、ここの窟屋に蝦夷が居を構えていたが、これを801年坂上田村麻呂が打ち破った。
この戦勝を記念してお堂を立てた。
翌802年に、別當寺 (神社を管理するための寺)として達谷西光寺が建てられた。」とあります。
内部の写真撮影は禁止されていました。

毘沙門堂の脇にある岩面大仏
頭が少し欠けています。

弁天堂と毘沙門堂

弁天堂

姫待不動堂

金堂
別當・達谷西光寺は天台宗のお寺です。

茅葺の建物がありました。
庫裡でしょうか？
道すがら立ち寄っただけなので20分弱で毛越寺へ向かいます。

14時10分、世界遺産・毛越寺の駐車場に到着しました。
達谷窟毘沙門堂の駐車場からは10分ほどの距離です。

案内図

山門から毛越寺に入ります。
拝観料は700円です。

本堂に向かいます。

本堂
850年、中尊寺と共に慈覚大師円仁が開いたと言われる天台宗のお寺です。
その後、奥州藤原氏が壮大な伽藍を再興しましたが、この伽藍は戦国時代に焼失し礎石だけが残っています。

浄土庭園の大泉ヶ池

開山堂側からの眺め
毛越寺はこの池が見どころの一つです。

開山堂
毛越寺を開いた慈覚大師円仁を祀るお堂です。
校倉造です。

花菖蒲園と大泉ヶ池

後方の山は塔山？
手前の船？は一寸目障り？

鐘楼跡付近から大泉ヶ池越しに本堂を見ます。

常行堂へ
1732年に仙台藩主により再建されたものです。

大泉ヶ池
逆光で暗くなっていますが、中央から左側に池中立石と出島石組が見えます。
その手前が州浜です。

宝物館にも入りました。

15時、世界遺産・中尊寺に到着しました。
平日なので第一駐車場も空いていました。

世界遺産・中尊寺に向かいます。

月見坂
かなりの勾配です。

最初のお堂・八幡堂です。

きつかった坂を上り終え少し緩やかになったところで、中尊寺にたどり着きました。

案内図

東展望台

弁慶堂

更に進みます。

地蔵堂
地蔵菩薩様が安置されています。

薬師堂
新しく建て直されています。

観音堂

本坊に向かいます。

本坊表門
ここまで修学旅行らしき団体に何組も出会いました。

本堂
中尊寺は天台宗のお寺です。

御本尊の釈迦如来です。
高さが2.7ｍもあり、平成25年に造顕された新しい仏様です。

不動堂

峯薬師堂

薬師如来坐像

大日堂

本尊の金剛界大日如来です。

金色堂に向かいます。
新緑が奇麗です。

木立の中に建つ旧鐘楼

阿弥陀堂

弁財天堂

金色堂に入ります。
ここから拝観料800円が必要になります。

金色堂
国宝・金色堂はこの覆い堂の中にあります。
撮影は禁止です。

経蔵

国・重文の旧覆堂
かつてこのお堂の中に金色堂が納められていました。

旧覆堂は金色堂を風雪から守るためのもので室町時代の建物と考えられています。

釈迦堂

白山神社に向かいます。
看板がやけに大きいです。

能楽殿
こちらまで来ると、訪れる人も少なくなります。

国の重文です。

見ごたえのある松ですが色はあせていました。

中尊寺鎮守、白山神社です。

讃衡蔵
金色堂の拝観券で入れます。
金色堂の拝観券はこちらで購入します。
宝物殿で入ると大きな仏様3体が出迎えてくれます。
修学旅行生で混雑していました。

本坊表門前の土産物屋の脇にあるポスト

月見坂を下って中尊寺参拝も終わりました。
約1時間半の行程でした。
今日はあちこち見て回り強行軍となり、最後の中尊寺での上りがあって疲れました。

宿に向かう途中、無量光院跡に立ち寄りました。
現在、整備中のようでした。

無量光院は、巨大な阿弥陀堂で、藤原秀衡が宇治の平等院鳳凰堂を模して建立したと伝えられています。

踏切を越えようとしたら、平泉の駅に電車が入って来て止められました。

16時40分、本日の宿に到着です。
道路から舞鶴荘が見えたので入って見たら予約した宿と違いました。

この裏手にあるのが旅館舞鶴です。
第2日目は、福島を出て松島、平泉の2か所を巡る強行日程なので、中尊寺近傍の平泉の町中に泊まることにしました。
平泉には、部屋数48室の中規模ホテルがありますが、星の数の差が大きかったのでこちらを選択しました。

右奥がフロント、その前にソファーが置いてありました。

客室は2階、全6室の小さな旅館です。

ベッドの部屋に泊まりました。
ビジネスホテル並みで少し窮屈に感じられますが、和室なら感じないかもしれません。

ユニットバスです。
別に男女別の風呂があるのでそちらを利用しました。

お食事処です。
廊下、部屋、風呂などを含め全体的に清潔感がありました。

本日の夕食
先付けは6品、どれも手が込んでいます。好き嫌いがあって食べられないものがあるのですが、食材から食べられないかなと思った品でも美味しく食べられました。
刺身は本マグロの中トロ、ホタテにはウニがのっていて蟹もあって6品、焼き物は前沢牛A5ランクです。
鰻もあります。

トウモロコシベースで手の込んだ品です。
お酒を頼まざるを得ませんでした。

更に2品
ここまで7品の料理、味もボリュームも満点でした。

デザートは3種の果物とお餅です。
平泉の北、明日行く胆沢ではおもてなしに餅を出す習慣があり、同じ仙台藩であるところからここもということでしょうか？
ご飯を頂いた後ですが、完食しました。
今回、スタンダードの上の「雅プラン」ですが、この料金でという信じられないものでした。