秘境パックで行く、エチオピア2015　その６　ダロール火山見学で「ダナキルツアー」終了

2015/02/06 - 2015/02/19

世界一過酷な（そうでもないら～）ダナキルツアーは、この「ダロール火山」をもって終了となる。厳しくも素晴らしかった、6泊7日のツアー。私の旅の中でも、ベスト20に入る感動ものだった。

エリア その他の都市(エチオピア)

• 旅行の満足度: 4.5

• 旅行の手配内容: ツアー（添乗員同行あり）

ダロール火山に向かって出発。
今日もお仕事ご苦労様なラクダ。

ロバロバロバ・ヒトヒトヒト・ラクダラクダラクダ・・・ってもう、ラクダも塩もいいから！

現地ガイドの・・・名前忘れた。
いいヤツだったけど、お前さ～・・・その派手なユニフォームだと写真の端っこに写っちゃっただけで、無駄に目立っちゃうんだよね～・・・ラクダの着ぐるみだったらウケるのに！

これが「ダロール火山」だって言うんだけど・・・どうよ？

ってことで、ダロール火山って何？　wiki先生の説明をそのまま貼っておきます。
そもそも海抜がマイナス50mってところで、既にすっげ～変わり者だよね。

wiki先生は言った・・・
ダロル火山はエチオピアのエトラエール山脈の北東、アファール州ダナキル砂漠に位置するスコリア丘火山である。爆発により生じたマールと呼ばれるクレーター状の地形で、中新世に玄武岩質のマグマが堆積した塩に侵入し、その後の熱水活動により形成された。

wiki先生は続いて言った・・・


1926年に起きた水蒸気噴火によりダロル火山が形成された。付近の塩干潟にも、いくつもの噴火クレーターの跡が点在する。火口は海抜マイナス45m～50mほどで、陸地にある火山としては世界で最も低い噴火口として知られる。

付近一帯にはいくつもの食塩泉や酸性泉が湧き、間欠泉により形成された円錐形の塩の塊がみられる。

出た～・・・今日も塩だぜ！

何でこうなった？的な岩塩。テーブルにひとつ欲しい。焼き肉やる時に、塩を忘れても安心！

何故かこんなところなのに、兵隊さんの密度は高い。

誰から誰を守るんだ～・・・？

wiki先生は更に言った。

「ダロル」はアファル人の言葉で「溶解」「崩壊」を意味する。緑色をした強酸性（pH1未満）の池のほか、酸化鉄や硫黄、塩などにより構成された、色鮮やかで荒涼とした、地球上とは思えない光景が広がっている。このため観光客に人気があり、エチオピア北部の都市メケレから3泊4日程度のツアーが出ているが、治安が悪いため武装した護衛が必須である。

噴火による硫黄の燃焼で、夜間には青い炎が広がる光景が見られる。

↑　怪しい夜の写真家としては、ぜひ挑戦したかった！

写真撮影には笑顔で応じてくれる。

ピンクのシャツの女性、とっても良い方なんだけど、なんかさぁ、何時も買い物袋を方から下げて、こんな風に歩くものだから「我ら、ダナキル探検隊」のイメージが～

ダナキルツアーは変なところばっかり歩くから、靴だけは最低でも防水仕様のトレッキングシューズがお勧め。

この時は何故か水が少なかったが、時によってはph１の強酸性の水が溜まってるから、滑って足を突っ込んじゃったら大変！

硫黄源・・・？
向こうに労働者風の人々が見えるが、今は採掘してないと聞いた。

硫黄もこんなにあると、有難みが薄れる？

日によっては、こういうところがら強酸性の熱水が噴出してるらしい。

色々あって、何かが結晶してるんだろうね。

この緑色に見える水？が名物なんだけど、何故か写真には撮らなかったなぁ。
ってか、まだまだ中高年はデジカメだった時代。

なんか、凄いでしょ！
黄色い溶岩が流れる、ダロール火山！

こういうのって、比較に人間入れちゃうと大したことなかったりね。

1941年まで、イタリアがここでいろんなことをやってたんだけど、片付けないで帰っちゃったんだって。

フィアットのエンジンか？

これってピストンだろうけど、石で出来てる？

こういうのってさぁ、ドクンッドクンって動いて、怪獣がでて来ることが多いよね。

で、皆で見てたけど、残念ながら「硫黄怪獣・ダローリアン」は出て来なかった。

ダルキナ砂漠の人気スポットなので、他のツアー客もけっこう来ていたが、なんてったって広いので「火山独り占め」感がある。

続いて、こんなところ・・・何が珍しいかっって？

この地域は地下に広がる塩の層が隆起して、それが長い時間を掛けて侵食されて、こんな山になったんだそうだ。ってことは、この岩峰は塩で出来てるの？　

当然、現場で説明があったはずなんだけど、これを４トラにアップするために検索してたら「へ～・・そうだったのか」みたいな。

更に、得体の知れないガスがボコボコしてる池。
いかにも沸騰してる感があるが、地下の硫黄や鉄化合物が水と反応して噴き出してるとのこと。

だから～・・・目立ち過ぎ！

お前があそこに立ってるところを想像してみて！

周辺には何羽かの鳥の死体が転がっていたが、植物も生えていない場所に、わざわざ鳥が飛んで来るとも思えない・・・なんだろうね。現地ガイドは、この水を飲んだから死んだのさ・・・って言うけど、そんなもん、飲むか？

左奥に蜃気楼、右奥に街並みの様に見えてるのは、岩山（塩？）。
緑や生命は一切感じられない。
こういうところって、100年後も何も変わってないかも。

この日は昼過ぎまで、こんな風に観光をしてキャンプに戻った。
遅めのランチをして、昼寝。

このタイミングでビール飲んじゃうから良くないね。

16時過ぎになって、塩の採掘とかラクダのキャラバンとか見に行きますか～・・・
誰も手を挙げないし・・・・！　良く言えばフリータイムってやつだ。ひとりで散歩に出たけど、村を一周５分だからね。

コンビニ

普通の住宅かなぁ。
ポリタンに水を汲んできてあるね。

何処でも女の子は、おめかし。

日本だって、昔はタイヤが１個あれば半日遊べた。

君たちの時代は、ラクダよりタイアが主役かもね。

お仲間発見！

この辺りの観光では、ここアハメッドアラでキャンプするしかないから、ほぼ全チームが集まってるはずだが、我々シルバー隊を入れても3チームしか確認出来なかった。

ダナキルツアー最後の夜が迫る。

アサ～・・・！
さぁ、ホテルに向かって出発だぞ！

そうそう、3台のランクルにはトランシーバーで連絡を取りながら走行する。

3泊したアサレ湖はここ…っていわれても、よく分からない。この辺りってGアースで見ても、ほんと分かり難い。

アハメッドアラを出発すると、標高０ｍに向かって「上る」

こんな道路が延々と続く

工事現場

道路工事なんだろうけど、何を造ってるのかなぁ？

そんな工事現場の近くに、アファール族の家を発見。

ひと目でアファール族の家だって分かる。

現地ガイドの威力で、コーヒーを入れて貰うことになった・・・純然なる「エチオピアコーヒー」ってヤツ？

家の中と外とどちらがいい？

外を選んだ。
豆を焙煎するところから始まる、コーヒーセレモニー

コーヒーセレモニーって、こういうイメージだったので、ちょっと違った。

途中の村でひと休み。
相変わらずのロバとラクダ・・・と、装甲車の残骸？

何を作ってるんだろ。

伝統的なアファール建築が近代化されて行く図。

だから～・・ラクダはもういいって！
あれ、ここらではもう塩は運んでないんだね。

道路工事現場

道路工事現場　その２

道路工事現場　その３

最後の埃を被って・・・

15時には「ホテルがある」ハウゼンに到着。

30人は寝れそう・・・え～ベッドに寝ていいの？

室内にトイレ・シャワー完備だぜ～・・・すっげ～ら！

1週間ぶりのホテル泊だから…ってこともあったが、素晴らしいロケーションの中のホテル（ロッジ？）で感動したぞ！

全室コテージ風で、私の部屋の外には小鳥が巣を作っていた。

マーモットみたいなヤツも来るし。

ちょっと裏山に登ってみようか。
中央やや左が私のコテージ。
あれ、上から見ると「ハート形」をしてるんだね…恥ずかしい！

夕飯までに時間があったので、更に上まで登ってみた。
右下にコテージの一部が写っている。

360度、周辺には何もない、素晴らしい環境。

誰だ～・・・こんなにビール飲んだのは！

私じゃない証拠に・・・

夜中に星空写真を撮りました。
残念ながら、妙な明かりが漏れていて、こんなになっちゃいました。

世界一過酷な（そうでもないら～）ダナキルツアーは終了したが、この後ちょっと普通の観光があるので、次回が最終章となります。最終章は「意外と面白い」で～

この旅行記へのコメント （8）

• ちちぼーさん 2022/07/06 23:40:30

  すっごーいなあ。

  ほいみさん、こんにちは。
  
  ほいみさんの旅行記が凄すぎるからダロール火山でしばし検索をしていました。
  確かに皆さん世界一過酷なダナキルツアーって書いてました。
  
  過酷なツアーも派手なユニフォームとか近所にお買い物風の女性とかいると何かが違うって思いますねえ。
  
  インドネシアのイジェンにブルーファイアー見に行ったけど、防毒マスクしても苦しくなったけど、こんなに硫黄があるのに大丈夫なの？？
  
  ちちぼー

  ほいみさん からの返信 2022/07/07 08:32:43

  RE: すっごーいなあ。

  お早うございます。
  
  防毒マスクは全員に渡されますが、記念写真を撮る時の小道具感があります。ダロールはあんなに硫黄だらけなのに刺激臭が無かったのは、火山活動が低調だったからかもしれません。エルタ・アレはガスっていうよりも熱気が凄く、耐火服欲しいみたいな。
  
  何をもって「過酷ツアー」っていうのは分かりませんが、暑さ以外はそんなに過酷じゃありませんよ。誘導リンクのつもりはありませんが、日本で一般募集してるツアーでも、こんなのがあります・・・ぜひどうぞ！
  
  https://4travel.jp/travelogue/11661142
  
  https://4travel.jp/travelogue/11177519
  
  https://4travel.jp/travelogue/11336920
  
  ほいみ
  
  

• gontaraさん 2022/07/06 19:52:26

  怪獣ダローリアン

  出ても不思議ないナメック星！
  地球上とは思えない光景だったと覚えてます。
  此処では高度を上げなけりゃドローン飛ばして良いぞと言われたの、大急ぎで飛ばしました。
  で、ガイドの説明は何にも聞いてない。
  
  噴火による硫黄の燃焼で、夜間には青い炎が広がる光景が見られる
  んですか？
  そりゃ、再訪して撮らないと！
  期待してますよ～～
  GONTARA

  ほいみさん からの返信 2022/07/06 20:33:45

  RE: 怪獣ダローリアン

  あ〜・・・どこかに似てると思ったら「ナメック正補遺」か〜・・・！
  
  後で読み返しに行きますが、GONTARAさんの時は、水量？はいかがでした？　緑？青い？部分に水があるのと無いのとでは全然違うと思うのですが。
  
  夜の撮影って、プロならともかく、アマチュアだと夜中に現場にいるってことが難しいんですよね。ドローンにも興味があるんだけど、アブハチとらずになりそうです。
  
  ほいみ

• olive kenjiさん 2022/07/06 17:33:26

  服装規定も必要かも

  これまた、珍しい写真を見せて頂き有難うございます。。
  この光景は地獄か失われた世界です。恐いですね気持ち悪いですね。
  やはり、怪獣はこの地の下に住んでいると思います。
  いい子は、こんな所へ行ってはいけません。
  
  それにしても、もう少し冒険者らしい服装してはいかがでしょうか。
  折角、このような地の果てみたいな所へ来ているのに、スーパーに買い物行くような格好じゃ、同行者もテンション下がると思います。
  他の女性の方々も、歳とっているのが感じ取られますが、まるで〇急交通社の日帰り散歩ツアー参加みたいな恰好は如何なもんかと思います。
  やはり、冒険か探検やってる雰囲気持って欲しいですね。
  
  最後の感動的ホテルはいいですね。
  目の前に広がる山は何というのですか。絶対名所だと思うのですが。
  絶対、あのお山が売りだと思うのですがね。
  
  ほいみさんの旅行記読むのが楽しいから、一向に私の旅行記書き始めが出来ません。
  困ったものです。
  
  

  ほいみさん からの返信 2022/07/06 20:27:51

  RE: 服装規定も必要かも

  
  こんばんは。
  
  ダロールの景色も凄いんだけど、あのエルタ・アレの火口を見た後では「はいはい、君も頑張ってるね〜・・」みたいな。今回、写真を整理しながらアップしてみたら、ダロール、やっぱすっげ〜じゃん・・・って、今更ながらランクアップしました。
  
  確かに団体行動では服装もTPO・・・ってやつですね。以前、某ツアーでは、常にショッキングピンクのシャツを着ていた女性がいて、少しでも彼女がが画角内に入っちゃうと、ダメじゃ〜んってこともあったし、難しいところですね。もっと凄い方がいたのが冷凍保存中のヤツで、これって添乗員の責任もあるんじゃないの…って思った旅日記は何時かアップしたいです。
  
  あのホテルは素晴らしかったです。丘の上に建設されているのに、そこからは人工物がほとんど見えない…って、どんな環境よ！　散歩しても誰とも会わないし！　　あのかっこいい山も、たまたまそこにあっただけ~…みたいな雰囲気。
  
  来週、北海道に行こうか、どうしようか・・・まだ決心がついてない、ほいみです。
  

  olive kenjiさん からの返信 2022/07/06 21:11:24

  RE: RE: 服装規定も必要かも

  ショッピングピンクガールは困ったもんですね。
  ホンマにこんなの一色入っただけで芸術写真はパーになります。
  迷彩服か地元の土か草と同じ色を着ろといいたくなります。
  
  冷凍保存中を早く解凍して下さい。あまり保存しすぎも味が悪くなるそうですよ。
  昔、親父の高級ウイスキー10本を保存していたら飲めるもんじゃなくなっていました。
  
  北海道、来週も天気よくないですね。完全にお天気様は狂っています。
  迷ったときはやめてた方が良いです。そして突然、明日やっぱし行くー！みたいなのがいいのじゃないですか。
  

  ほいみさん からの返信 2022/07/06 22:32:12

  RE: RE: RE: 服装規定も必要かも

  もともとヒトが入った写真が好きなんで、それが現地人じゃなくても場合によっては全然OKです。で、後からツアーメンバーに本人が写った写真を上げると、皆さん喜んでくれます。ピンクでもキンキラでもその方ひとりなら絵になるのですが、何人かで写ってると、やっぱ不自然というか。特に動画だと困っちゃいます。
  
  アフリカのご婦人の多くは、もっとハデハデな服をまとってるのにね。
  
  北海道は富良野の花畑を見たことが無いので、もう一度行きたいところです…って季節的には今でしょ！？　昨年のガラガラ北海道が忘れられなくて、外国人観光客が少ないのも今年が最後だろうし。
  
  まぁ、私の場合、思い立ったら3時間後には出発出来るしね。
  
  ほいみ