2022/06/23 - 2022/06/24
30位(同エリア104件中)
マーさん
6月と言えば、6/1よりほぼ全国的に「鮎漁解禁日」
前々回、県民割を利用して宿泊した「ペンション 朱峰」
今月より、魚メニューが「鮎料理コース」に切り替わりました。
我が家の場合、宿を決める動機がまずキャパの大きいホテルや旅館
は、真っ先にスルー(評判の良し悪しに関わらず)
そして部屋数は10部屋以下、こうなるとなかなか見つかりません(笑)
昨年11月利用させて頂き、とにかく提供される料理が
どれも美味しくて、今回二度目の宿泊となった次第です。
前回宿泊時に知った事なのですが、全国の温泉地でも大分に
次ぐ湯温県である、鹿児島 その中でも文献に残ってる
最古の温泉地が、この「安楽温泉」なのです。
その安楽温泉の湯源地でも、ある「安楽温泉神社」を
訪ねる事も目的でした。
- 同行者
- カップル・夫婦
- 交通手段
- 自家用車
PR
-
自宅を出る時から怪しげな空模様でしたが・・買い出しのスーパー駐車場
に入った途端、バケツをひっくり返した様な土砂降り( ノД`)
霧島にある行き付けのラーメン屋に向かう途中もこの薄暗さ
まだ午後1時過ぎだというのに・・・・・・
ずっとこんな天気じゃ露天風呂無理かもね(;'∀')と話つつ向かいます
-
そうこうしてると、次第に小雨になり着いた頃には、日差しも・・・
通い始めて通算28年程になるラーメン屋さんですが
初めて違うラーメンをオーダーしました(笑)
いつもは、特大すり鉢ラーメンのみでしたが
麵量普通の、チャーシュー麵(^^♪ -
家内のオーダーは !? ナントカの一つ覚え(笑)
白ネギラーメン もう、これだけを20数年食してます(^^♪
ただ、このオーダーを待つ間に雲行きがまた怪しくなり
土砂降りに( ノД`) -
遅めのランチを済ませ、なんとか空模様も回復 一路クルマを
7か月振りになる「ペンション 朱峰」へ
木造二階建てのこじんまりとしたお宿です。 -
総部屋数7部屋のお宿なのですが、エントランスは
広々していて床もピッカピカです -
2階部分が客室として提供されてます。
初めて来たときも、感じましたが清掃が隅々まで
ホントに行き届いてます(^^♪ -
相変わらず廊下もピッカピカ☆彡
試しに廊下の端 立ち上がりの部分を指で
なぞってみましたが、埃等まったく付きませんでした。
当たり前と云ってしまえばそれまでなのですが・・・・
この状態を維持されてるって凄い事だと思います。 -
今回も和室は避けて、ツィンルームを予約しました。
けっして広くはありませんが、テーブル&椅子2脚
ベランダもありますので充分でした。
ただし冬場の前回と違い、夏ですのでベランダ開放すると
やぶ蚊が凄いです(苦笑)
-
やはり、風景も季節に寄ってかなり違いますね
-
新緑の緑一色って風景です。
ただ訪れるなら、晩秋から冬場がイチバン好いかもです -
湯屋は本館では無く、隣接してる別棟に有りますが
玄関出てすぐですので苦にはなりません。
-
こちらの湯屋の名称「長寿湯」
「熱めの浴槽」「温めの浴槽」「寝湯」そして「露天」
と分かれてます。
-
現在はコロナ禍もあって、「立ち寄り湯」をされてない
みたいで(その方がむしろ好都合かな)
何時 入っても 男湯は 常に貸し切り状態でした。 -
こちらの露天湯は、女湯の物です この日は私達ともう一組(女性2人)
でしたが、入浴時間がズレていて 家内もほぼ
貸し切り状態で入れたみたいでした。 -
少しピンボケ気味で見づらいかもしれませんが
泉質は「炭酸水素塩泉」とされてます。
ただ、この新川渓谷温泉郷(妙見・安楽)は元々、鉄分も
含まれており、湯上りに若干 鉄さびの匂いも
します。 -
内湯の浴室内ですが、前回同様 清掃もきちんとされており
チェックインの15時に合わせて入りましたので
一番風呂を楽しむ事が出来ました。
ほぼ常に内湯も貸し切り状態で、贅沢な時間を過ごせました(^^♪ -
この宿をリピートした最大の理由が夕食でした。
大きな宿にありがちな、出来合いモノのオンパレード
か? 鹿児島の宿での定番(笑) 黒豚しゃぶしゃぶ 正直
見たくもありませんので(苦笑)
我が家は、豪華さなんて選択肢には無くて 要はちゃんと手が
入ってる料理なのか ? これだけなんです(^^♪ -
さて、いちばん楽しみにしてた 夕食です !
まずは 先付 合鴨の燻製
豆板醤をマヨネーズであえたソースが合鴨とマッチしてて
合鴨苦手な家内もあっさり食べられたようです。 -
蓋物ですが 夏野菜を合わせた 南瓜程煮
あっさり食せます(^^♪
この後の吸い物と一緒で、味付けが絶品でした。 -
そして、この吸い物 青汁仕立 これが、前回の宿泊時も
我が家の、お気に入りになりました。
とにかく出汁が上品なんです。 家内も料理関係ですので
これは、マジ美味しいと ! たぶんご主人 !?
和食から調理の道に入られた方だね ! との意見で一致(笑)
食事後に、御主人とも話をしたらやはり和食の職人さんでした。 -
本来 川魚 メチャ苦手な家内だったのですが(食して鮎の塩焼き位)
今回は、せっかく旬なんだから いつもとは違う鮎料理にトライ
させようと選んだコースでした(笑)
多分 このコースに塩焼きが入っていたら宿泊してませんでした
我が家では毎年、このシーズンになると鮎釣りしてる
友人が差し入れで釣りたての鮎頂いてましたので、家で調理すると
なると、手っ取り早いのが塩焼き したがって これは
料理のうちには入らないと云う解釈です(笑)
刺身で食したのは初めての経験でした(^^♪ 家内ですら
何の抵抗も無く食べれたのにはビックリでした・・・・・ -
鮎の内臓を取り出して、中に田楽味噌を塗りこんで熊笹で包み込んで
焼いた一品です。 頭部以外は、背骨も抜いてありますので
丸ごと食せます。 -
ゴボウや人参を鮎の身で巻いて、天婦羅にした一品です
天つゆをジュレにして掛けてあるのが新鮮でした(^^♪ -
食後のデザート 勿論 ご飯と汁物ありますが 割愛して(笑)
レアチーズケーキです ! -
温泉宿に泊まったら、いつもの事ですが超早起き(笑)
早朝6時過ぎには温泉に入り、訪ねてみたかった「安楽温泉神社」
へ朝食前の散歩がてら行く事にしました。
実はこの神社が、この温泉郷の発祥なんです。 -
神社に登る手前にある説明看板です。
1142年ですので今から880年前の出来事です
これが、文献に残ってる鹿児島県内 最古の温泉との事
いつもは、クルマで通り過ぎるだけで気づきも
しませんでしたが、新しい発見になりました。 -
この安楽温泉郷は、天降川沿いの僅かな平地と後は山沿いの斜面に
湯治宿が林立して、昔はかなりの賑わいだった温泉郷
らしいのですが、今では完全に寂れてしまい数件の宿を
残すのみとなってます。
取り付けの石段もかなりな急こう配です( ノД`) -
急こう配の石段を登り切ったら、赤い鳥居が見えてきました。
ちなみに、すぐ右手にあるモルタルの建物そして
鳥居の奥にある建物も、すべて廃屋です(;'∀')
この画には写り込んでませんが左側にも廃屋があります
これらの建物 ! 全て廃業した「湯治宿」なんです。 -
鳥居をくぐる手前に、湯源地がありました !
手を浸けると火傷するほどではありませんが
かなり熱いお湯がコンコンと湧き出ています。
今でも、この源泉は使われているそうです。 -
その湯源を権現様のお告げによって発見した僧侶がこの地の
娘と結婚し居を構えた場所に、建立されたのが
この「安楽温泉神社」と云われてます。 -
全景がこのような感じです。
今でも毎年4月、この地で営業されている旅館や日帰り温泉
経営されてる方々が中心となって例大祭が行われている
そうです。元々は、鹿児島県内でもトップクラスの湯治場
であり、1853年 当時の島津家28代藩主 島津斉彬公も
湯治に訪れ、別荘まで建てた逸話もあったり西郷隆盛も日当山温泉
に逗留した時に、安楽温泉まで狩猟来てた事も有り多分
温泉にも入ったそして、坂本龍馬&お龍も立ち寄ったと
される歴史ある温泉郷だったのですが・・・・ -
神社から振り返った風景です。
右手に見えるまだ比較的、新しいような感じに見える建物も
廃屋になってました(;'∀') -
参拝を済ませて、石段を少し降りると 白いモルタル造りの
廃屋(旧湯治宿)の見るも無残な、露天風呂が判ります(;'∀')
窓も割れてましたので、内部の内風呂そして更衣室のロッカー
もハッキリ確認できました。
何か? もの悲しい感じにもなりました。 -
神社への登り口にあるこの建物も、かつて湯治宿として
栄えてた廃屋です?
屋根瓦の苔が年月を物語ってる感じです・・・・ -
まだ、所有者の方が居られて剥げたモルタルの壁
ブルーシートで補修はされてるみたいなのですが
二階部分の板壁 「昭和」を感じさせる
趣があります。 -
はぁ~ 昔は繁盛してたんだろうなぁ~
って・・・・・
何か? いつもはクルマで通り過ぎるだけで
気が付きもしなかった風景なのですが
改めて、歩いて巡ってみると・・色んな発見がありました。 -
小一時間ほどの散策 終えて朝食を頂きに宿へ戻ります
7か月振りの朝食(笑) -
朝はいつも、珈琲のみですから新鮮です(笑)
温泉水で炊いたご飯 ! 少し黄色味がかってますが
食感はモチモチで、通常の白米からすると
美味しさがまったく違います。兼ねて朝食など食べないのに
お替りしてしまいますから不思議です(笑) -
ペンション朱峰 の裏側 駐車場
経営されてる 御夫婦に見送られて帰途につきます。
女将さんに、コロナ禍の宿泊状況をお聞きしたら 元々夫婦二人だけで
運営してるので、最大多くても4組までにさせて貰ってるとの
事でした。平日ですと平均2組だそうです
また晩秋から冬に掛けて訪れたいお気に入りの宿になりました(^^♪
利用規約に違反している投稿は、報告する事ができます。
この旅行記へのコメント (4)
-
- ホーミンさん 2022/06/26 14:31:18
- 小さいお宿が好き♪
- マーさん
こんにちは。(o^v^o)
あ、おんなじだ!
私も小さいお宿が好きなんです。若いころは広大な敷地でもよかったんですが。
温泉に行くのに迷路のような館内を(建て増しを重ねるとどうしても迷路になるようで)延々歩くこともありました。通路には絵や書などが飾られて飽きないのですが、帰りなど湯冷めしてしまいます。酔っ払いさんは、無事に泊っている客室までたどり着けるのだろうかと感じましたよ。
小さいお宿はお風呂が近くて、ついつい何度も入ってしまいます。
これから足腰が弱って来るだろうから、ますます小規模派になりそうですよ。
ところで安楽温泉は物悲しいですね。
見捨てられてもコンコンと湧き続ける温泉は健気だわ~。
滋賀県は鮎が名産のひとつですが、私は川魚はあまり食べません。
たまに塩焼きを食べるくらいです。
鮎って独特のよい香りがしますよね。
- マーさん からの返信 2022/06/26 16:48:09
- ありがとうございます(^^♪
- いいね !と、そしてコメントまで頂き感謝です。。
>小さいお宿が好き♪ まったくそのご意見に同感でございます。
そしてホーミンさん書かれてる通り ! 箱が大きいと
レストランまで行くのもタイヘンだし💦 ましてや
大浴場まで遠ければ何回もなんて、気すらなくなるし 我が家は
他人と大勢で温泉なんて考えただけでも、ゾッとします(笑)
安楽温泉 !! そうなんですよぉ💦 いちばん栄えたのが
20世紀前半ぐらいだそうです。 国道が整備され肥薩線が
開通したのを契機に、県内一円から客が押し掛けたそうです。
その後、霧島温泉郷等も開発され客足がそちらに向き
次第に湯治客も居なくなり、現在は4軒しか残っていません
ホントはこういったお宿こそ無くなって欲しくはないのですが
滋賀県も鮎が名産なのですね ! ホントに鮎は香りが命って感じですね
ただ、食味は余りにもあっさりしてて ワタシは鯉の方が
好きです。 酒のアテに「鯉の洗い」ご飯に供するのが
「鯉こく」なんて最高だと思ってます(笑)
我が家は、ホーミンさんご夫婦みたいに国内旅もって考える
のですが、結局 行きたいトコは「北海道」一択に
なってしまい、ヨーロッパの方が安くつくと云う
なんとも笑えない結末になりそうです(笑)
-
- frau.himmelさん 2022/06/26 11:14:20
- アユの季節ですね~~
- マーさん、こんにちは。いつもコメントをありがとうございます。
安楽温泉そして神社、由緒ある地だったのですね。
西郷隆盛、それに坂本龍馬夫妻など。
それにあのお宿がいいです。外観はともかく、中がピッカピカで素晴らしい。こだわりのあるマーさんがお選びになるお宿に、な~るほどと。」
はあー、アユの季節ですね。
マーさんのところではアユ釣りをなさるご友人からアユの差し入れがあり、定番の塩焼きは料理のうちに入らないと(驚き)。
私の故郷、球磨川もアユの産地です。私はアユの塩焼きを蓼酢でいただいてはじめて、故郷に帰ってきたなーと思っていたので驚きです。コロナや球磨川の水害でここ数年故郷には帰っておりませんが。
夕食の献立はアユ尽くし。それにしても鮎のお刺身とは!
川魚には虫がいるとか何とかで、私はお刺身では食べたことがありませんでした。でも洗いで食べたことはあったかも。鯉と勘違いしているのかもしれませんが。
夕食にだされたお刺身は見るからに新鮮で、おいしそうですね。
他にもいろいろなアユのお料理や、和の料理人の手による美味しいお料理の数々に、うらやましい~~と思いました。
コロナが落ち着けば、ご夫妻で海外旅行を計画していらっしゃることだと思います。
お互いに健康で、その日を待ちましょう。
himmel
- マーさん からの返信 2022/06/26 14:05:38
- いえいえこちらこそです(^^♪
- いいね ! そしてコメントまで頂きありがとうございます。
ワタシも、前回宿泊したときに県下でも、いちばん歴史がある温泉地
だと判ったのですが、今回改めて調べてみると今ではもう死語
かもですが「湯治宿」として880年の歴史を持った由緒ある
温泉郷だと知った次第です。 地元の人間でも、そんな歴史がある事
など知ってる方は少ないのではと思います。
同じ宿をリピートしたのは、初めての経験でした(笑)
himmelさんも書かれてる通り、とにかく館内 綺麗に清掃が
行き届いてます。 旅館・ホテル業界に居たせいもあるのかも
知れませんが(苦笑) どうしても、細かいところまで観てしまいます。
ただ、これが徹底されているお宿は、ホスピタリティも良いし
料理も美味しいのではと思ってます。
himmelさん!? ご出身は熊本(人吉方面)でいらっしゃいますか ?
以前頂いたコメントの中に南の国生まれと書かれておられましたので
南九州圏内のいづれかの県だとは思っておりましたが、
球磨川とお聞きすると、もしかして人吉方面かなと予想した
次第です。 鮎って家庭だと、塩焼きか背ごしぐらいしか
思いつかなくて、調理師の家内曰く塩焼きって簡単に処理して
後は、塩降ってグリルで焼くだけの誰にでも出来るから
料理とは言わないって申しておりました(笑)
多分、洗いは 鯉だと思います 鮎の刺身も鯉の洗い同様
酢味噌を浸けて食します。ワタシも鯉の洗い大好きなのですが
6月に入り、日本もかなり緩和策に振って来ましたが欧米やアジア諸国
からするとかなり遅れてますよね💦
先進国(日本はそう呼べるのかさえ怪しいですが)の中では、実に
無駄な人手を掛けて非効率な事をやってる感があります。
渡航先での、PCR検査義務化が撤廃されない限り渡航する気には
なれません&ウクライナ情勢ですよね サーチャージを
取らない中東系の航空会社も値上げをしてきてますし
来年の春以降、なんの規制もなくなってれば計画も立てやすく
なるのになぁ~と淡い期待を抱いてます(笑)
himmelさん また、未発表のドイツ滞在記などあれば楽しみに
しております(^^♪ 梅雨明けもあと少し暑い日が
これから続きますので、ご自愛下さいませ♪
※himmelさんへの返信として送らなければ、いけないのに単独のコメントして返信してしまい失礼しました。同じ文章なのですが改めてお送りいたしました。
コメントを投稿する前に
十分に確認の上、ご投稿ください。 コメントの内容は攻撃的ではなく、相手の気持ちに寄り添ったものになっていますか?
サイト共通ガイドライン(利用上のお願い)報道機関・マスメディアの方へ 画像提供などに関するお問い合わせは、専用のお問い合わせフォームからお願いいたします。
新川渓谷温泉郷(鹿児島) の旅行記
旅の計画・記録
マイルに交換できるフォートラベルポイントが貯まる
フォートラベルポイントって?
4
39