ひょうごさんぽ　兵庫津めぐり～大輪田泊〜琵琶塚〜兵庫津ミュージアム

2022/05/25 - 2022/05/25

初代の県庁を復元した、兵庫津ミュージアムに見学に来ました。その周辺の遺跡めぐりもしました。
兵庫津は大輪田泊で知られている時代からも重要な港として、また平清盛が日宋貿易を行っていました。
幾度と修築もされながら、貿易や航海に重要な場所であったところです。

大輪田泊の石椋（いしぐら）は港の防波堤の役目などを果たした石ですが、
古代からの歴史を感じさせます。
教科書では平清盛との結びつきで覚えていました。

その平清盛の遺跡もあります。
石造十三塔。執権北条貞時の建立による古いものです。
とても美しい石塔でした。
そのそばには琵琶塚の石碑、琵琶の名手だった平常正の墓であったとの伝説もあり、平家の歴史を感じさせる場所でした。

兵庫津ミュージアムは新しくできた初代県庁を復元した施設。
その隣には新しく博物館ができるようです。

エリア 神戸(兵庫)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 5.0

大輪田泊の遺構があるというので来ました。

大輪田泊といえば、平安時代末期から鎌倉時代前期の日宋貿易を思い浮かべます。
奈良時代に行基が築いたとされ、平安時代にも修築され、平清盛の時代になると大修築をされています。

大輪田泊の石椋（いしぐら）の石材だそうです。

石椋とは石を積み上げた防波堤や突堤の基礎のようなもので、
入り江などの護岸施設や港湾施設の一部であった可能性がある、と説明にもあります。

地図にもありますが、大輪田泊は瀬戸内海の大切な港の一つであったところ。

裏から。

日本遺産。
北前船寄港地。

海はすぐ近く。

次に訪れたのは、清盛塚と呼ばれている石造十三塔。
清盛の遺骨を持ち帰り埋葬されたといわれていましたが、道路工事により
子の場所に移された際に調査をしましたが、墳墓とは確認されなかったそうです。

台石には公安九（１２８６）年の銘があります。
鎌倉幕府9代執権北条貞時が建立。

美しい石塔でした。

清盛塚の石碑も。

説明板。

高さが8メートル以上もあります。

平清盛像。

琵琶塚の石碑もあります。

清盛塚のすぐ近くにあった、前方後円墳で、その形から琵琶塚と呼ばれていました。

説明にもありますが、琵琶の名手、平常正のお墓といわれていたそうです。

平氏の時代の名残りがあります。

すぐそばに神社。

由緒ある神社のようです。

兵庫津の道、、歩いてみたいです。

兵庫津ミュージアムに来ました。
新しくできた施設です。

入口。

建物の棟がいくつかあります。
まず、こちらから。

歴史的な変遷の説明。

このような建物であったようです。

新しい建物の匂い。

庭も再現されたそうです。

裁判の機能もあったようで、お白洲もありました。時代劇を思い出す。

ピカピカに新しい。

兵庫県の変遷。

知事の執務室。

兵庫県初の知事が伊藤博文だったと初めて知りました。

若いですね。

トイレや

お風呂まで。

現在の県庁とはまるで別物です。

ここにも日本遺産認定の旗。

取次役所。
名主などの町役人が訴訟の取次や取り締まりを行った建物。

勤番所のころは下級役人の宿舎。

今は休憩スペースになっていました。

旧同心屋敷。
勤番所では下級役人の同心の宿舎。
三人の同心が家族と住んで、見回りなどの仕事に従事していたそうです。

今は、貸しスペース。

仮牢。

短期間の拘置のためのもの。

すぐそばに牢番のいる番小屋。

お隣に建設中のビル。

新しく博物館もできるようです。

兵庫津探検も楽しそうです。