2022/05/25 - 2022/05/25
8746位(同エリア23740件中)
とらさん
この旅行記のスケジュール
2022/05/25
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オリソン
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徒歩での移動
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ロンセスバーリェス
この旅行記スケジュールを元に
スペイン巡礼、2日目。
今日は、オリソンから峠を越えて、ロンセスバーリェスまでの17キロを歩きます。
強い風と雨で、遭難してもおかくないほどの悪天候でした。
実際、この日、5件の遭難救助要請があった、と後で知りました。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 交通手段
- 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
昨夜は、同室のカミーノ仲間に、「天気予報によると明日は雪らしいけど、どうする?」と相談するも、「大丈夫、大丈夫」と意に介さない様子。
朝起きると、キャサリンが、「天気予報、当たっていたね。朝早く目が覚めたら、雪がちらついていたよ。でも、すぐ、みぞれに変わったけどね。」と話しかけてきた。
皆は「もう雨に変わっているから、大丈夫、大丈夫」と言う。
大丈夫かなあ。 -
支度が遅いのと、他の人の歩くペースについていけないので、山の会のようなグループ登山は苦手。
でも、今日はそんなことは言っていられない。
皆と共に行動しないと、遭難してしまう。
オリソン小屋を8時に出発。
この時は、まだ小雨。 -
牧場の牛。
雲が、重く垂れ込めている。 -
雨風が、だんだん、強くなってくる。
山の上に立っているのは、マリア像、のはず。 -
雨の中を行く同室の三人。
右側のベロニカのパンツは、薄い普通のパンツだけど、大丈夫かな?
私は、荷物を極力軽くしたかったので、登山用のレインウェアのパンツを持ってくるかどうか、かなり迷ったが、持ってきて本当によかった。
上下のレインウェアの上にポンチョを羽織って、雨に備えた。 -
1時間で、フードトラックに到着。
この頃は、もう、暴風雨という感じになっていた。
幸いだったのは、風が、フランス側からの北風で、追い風となっていたこと。
パスカルの言っていた通りだ。
寒い、そして、トイレにも行きたい。
雨風が強くて最悪、泣きそうになった。
キャサリンは、じょうごのような女性用携帯トイレなるものを見せて、私はこれがあるから、大丈夫、と言う。
そんなものがあったとは! -
温かいコーヒーを飲みたかったが、また、トイレに行きたくなるのが怖くて、バナナを一本だけ買った。
店のお兄さんに、お湯をもらって、飲まずに、カップを手で包み、かじかんだ指先を温めた。 -
ここは、どのあたりだろう。
フードトラックのホワイトボードに
ここから、
1 Km Climb up (1キロ登り)
5 Km Flat. (5キロ平坦)
5 Km Down. (5キロ下り)
Alt 1340m (峠の標高1340m)
とある。 -
ピレネー越えで遭難して亡くなった巡礼者達の碑があちらこちらにある。
冬は、積雪のため、このルートは11月から3月までは、閉鎖となるらしい。 -
途中、高齢の男性が、寒さの為、震えていた。
登山用のレインウェアではなく、普通のレインコートを着ている。
ズボンも濡れている。
キャサリンは、とっさにしゃがみ込み、自分のリュックから靴下を取り出して、男性に渡し、手袋代わりに手につけるように指示した。
あのお爺さんは、低体温症になる寸前だったよ、と後でキャサリンが言った。 -
避難小屋に飛び込んだ時は、雨風がマックスとなっていた。
何人もの先客がいて、混み合っている。
はぐれたと思ったベロニカは、先に着いていた。
下半身ずぶ濡れだったので、低体温症で遭難したんじゃないかと、心配していたが、のんびりとリンゴを齧っている。
トイレにも行きたい。
でも、雨風強くて、ここでは無理。
寒い。
レインウェアを脱いで、下にダウンを着ようとするが、寒さで指先が動かず、レインウェアのジッパーを下げられない。
そろそろ行こうか、という声が。
ちょっと待ってー、心の中で叫ぶ。
助けを借りて、ダウンは何とか着こめたが、手袋を取り出す時間はなかった。 -
避難小屋を過ぎると、下り坂になり、樹林帯となった。
フランス側からの北風も止み、雨も小降りとなった。
ほっとして、空腹を感じた。
宿で注文した、バケットにハムとチーズが挟んである細長いサンドイッチをザックから取り出して、歩きながら食べた。
美味しい。
ところで、フランスとスペインの国境は、どこにあったんだろう。
誰も気づかなかったみたいだ。 -
あたりは、霧で真っ白。
何も見えない中をカランコロンという音が、あちらこちらから聞こえてくる。
なんの音だろうと思っていたら、霧が晴れて、首に鈴を付けた沢山の馬が現れた。 -
ロンセスバーリェスに到着。
今日の宿、Roncesvalles Pilgrims Hostel。
https://alberguederoncesvalles.com/en/welcome-to-the-roncesvalles-pilgrims-hostel/
教会が運営している巡礼宿(アルベルゲ)
一泊二食で30ユーロ。
公営や教会運営のアルベルゲは、ベッド数が多いところが多く、予約は必要ないとのことだったが、この宿は、ウェブサイトがあったので、念のため、事前に予約を入れていた。 -
受付。
オリソンに泊まっていた28人以外は、サンジャンピエドポーから山を越えてやってくるので、到着している人はまだ少ない。
赤い服の人は、アルベルゲのオスピタレロと呼ばれるボランティアスタッフ。
シニアには、優先的に下段を割り当ててくれるそうだか、チェックイン時に、夜、トイレに何度も行くので、ベッドの下段にしてほしい、と念のため、リクエストした。 -
宿の廊下。
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ベッド数、183の巨大アルベルゲ(巡礼宿)
ずっと向こうまで、ベッドが並んでる。
皆、ベッドのさくに、濡れた雨具を干している。 -
洗濯場。
手前にある2つの円筒状のものは、昔ながらの脱水機。
オスピタレロのおじさんに、手洗いした洗濯物を渡すと、50セントで、脱水してくれた。
ちなみに、荷物を極力軽くするために、体を洗うのも、顔を洗うのも、髪を洗うのも、洗濯物を洗うのも、100円ショップで買った泡立ちネットに入れた牛乳石鹸ひとつですませた。
もちろん、髪はリンス無しで、洗うだけ。 -
キッチン。
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電子レンジと自販機
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素泊まりで、キッチンで自炊する人は、ここで食事をとる。
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夕飯は、併設のホテルで。
このホテルは、中世の病院を利用して作られたということだ。
ホテルへの入り口。 -
ホテルの廊下。
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ホテルでの夕食。
夕食には、必ず、ワインのボトルがついてくる。
赤い髪の女の子は、パパと一緒に、カリフォルニアからやってきた巡礼者。 -
スープの後のメインは、2つの料理から選ぶ。
キャサリンが選んだマス料理。 -
私はペンネを選んだ。
どっちも食べたかったので、シェアした。
結構、美味しかった。 -
デザート
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7時から、隣接の教会でミサが開かれるということだったので、夕飯が終わると教会へ。
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ミサの最後に、巡礼者の方は前の方へと言われ、集まると、
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司祭が、祝福を与えてくれた。
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この旅行記へのコメント (1)
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- おくさん 2022/12/06 18:47:05
- えらいことに
- 2015年5月にここを歩きましたが、悪天候だとエライことになるんですね。
私の時はまずまずの天気で運が良かった。
その代わり食べ物がありませんでした。
ヘロヘロ状態でロンセスバジェスに到着して涙がこぼれました。
遅い到着だったからか、平ベッドをあてがわれました。
食事できることも知らなかったので、あの自販機から幾つも買って凌ぎました。
初めての巡礼、初めての海外一人旅だったので無我夢中でした。
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