2022/04/19 - 2022/04/19
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j-ryuさん
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☆今年も我が家から車で20分ほどの福島県石川町にある山森沢・桃源の里に行ってきました。
『桃源の里・山森沢』は、町郊外の約2ヘクタールの里山にハナモモを中心に
80種類以上の花木が植えられ、
季節ごとに様々な花が咲き誇こり石川町の花見山とも呼ばれ無料で開放されています。
この里山は山森沢桃源の里つくり実行委員会の地元有志が中心となり、
山林を有効活用し「癒やしと安らぎの場」にしたいと10年数年前から整備し始め
花々の桃源郷を創り上げています。
規模的には本家・福島市の『花見山』には及びませんが花の集積度からしたら
花見山を凌駕するほど絢爛豪華です。
山野草好きの私には少々眩しすぎますが、花見山に勝るとも劣らない
豪華絢爛な春の桃源郷です。
まだまだ世間に広く知られた存在ではありませんんが
機会があればぜひこの手作り感あふれる里山の桃源郷を訪れてみてはいかがですか。
- 旅行の満足度
- 5.0
- 観光
- 5.0
- 交通
- 5.0
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 1万円未満
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
-
☆福島県石川町沢井~山森沢・桃源の里マップ
(※国土地理院地図に加筆)
https://maps.gsi.go.jp/#14/37.142153/140.423126/&base=std&ls=std&disp=1&vs=c1j0h0k0l0u0t0z0r0s0m0f1
山森沢・桃源の里の大まかな場所は福島県中通り南部の石川町にあります。 -
☆桃源の里・山森沢ルートマップ(※Google Mapに加筆)
詳細な場所は石川町「いしかわ清苑」(火葬場)の西側で、
案内板と無料駐車場(15台くらい)があります。
なお、公園の山頂中心部は急坂を登った先にあり坂を登るのは大変なので
平日なら山頂まで車で行ったほうが賢明です。
山頂にも駐車場が新設されました。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里 (2021/4/7 撮影)
「いしかわ清苑」前の町道から細く急こう配の山道を登ってくると
菜の花と枝垂れ桜が迎えてくれました。
この細い道路は急こう配の辺りだけコンクリート舗装ですが
途中からダートになります。
急こう配のコンクリート道は1車線で車はすれ違えないので
登る際は対向車が来ないことを確認してから登り始めて下さい。 -
☆春爛漫の?曼荼羅~山森沢・桃源の里 <現地案内板>
石川町の花見山と言われるのが目標だそうで、
まさに福島市の花見山の縮小版のようです。
もちろん『桃源の里・山森沢』も無料で観賞できますし、
駐車場も無料です。
駐車場や無料休憩所に募金箱がありますが
積極的にお願いしている感じはしません。
簡易トイレはあります。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
新設された駐車場西側のカラフルなハナモモです。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
ハナモモにははその樹形により縦長の箒型、枝垂れ型、
一般的な立ち性があります。
一般的な果実用桃やハナモモの樹形は立ち性で
1本当たりの専有面積は横枝ぶんだけ必要ですが
箒型は縦型なので1本当たりの専有面積は狭くて済みます。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
ハナモモは以前は立ち性がほとんどでしたが
近年は縦型であまり場所をとらない箒型が人気のようで
福島市飯野町の『花やしき公園』は箒型が多く
福島市飯坂町の『飯坂温泉はなももの里』は立ち性が殆どです。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
ここは背景が杉林なのでハナモモに焦点を合わせると
黒背景になり、ハナモモが一段と引き立ちます。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~~山森沢・桃源の里
ハナモモには枝垂れハナモモもありますが
これは枝垂れ桜です。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
これらはみなハナモモです。
ハナモモの主な花色は白、赤、ピンクで
種類によって濃淡があります。
黄色はまだ開発されていないようで
黄色はレンギョウが桃源郷の一役を担っています。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里 ~シャクナゲ
早咲きのシャクナゲも咲き始めていました。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
高台にある展望スペースにやって来ました。
山森沢・桃源の里 は基本的に園内の遊歩道から鑑賞しますが
アップダウンがけっこうあるので足の不自由な方は
展望スペースから盆地状の園内を俯瞰することができます。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
黄色いハナモモは無いので
レンギョウが一役を担っていますがレンギョウは開花が早いので
そろそろ終盤です。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
レンギョウ(連翹/モクセイ科・レンギョウ属)は中国原産の落葉性の低木。
日本へ渡ってきた時期は定かではありませんが
漢方薬として古くから利用され、レンギョウの名は既に
平安時代の書物で見るようです。
樹高は1.5~3mほど、繁殖力が旺盛でたくさんの枝を垂れ下げながら
伸ばしていきます。
早春の頃枝いっぱいに咲き乱れた後、
幅広い卵型の葉っぱが芽吹いていきます。
の後に付ける実は、漢方医学に利用され、
解熱や消炎、利尿、鎮痛などの効果があるとされています。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
福島市の花見山は桜がけっこう多いのですが
ここ山森沢・桃源の里 はハナモモが主流で枝垂れ桜が少しあります。
当地ではソイメイヨシノが散りると山森沢・桃源の里 のハナモモが
見頃になるので目安になります。 -
☆春爛漫の?曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の?曼荼羅~山森沢・桃源の里
山森沢・桃源の里はすり鉢状の里山の斜面を利用し
ハナモモをメインに約80種の花木と水仙や水芭蕉など
春の花が多く植えられています。 -
☆春爛漫の?曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
すり鉢状の斜面に何本も遊歩道があり、
とくだんスタート地点もゴールも決められていないので
思うまま気の向くままに散策します。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
私の場合はまず谷全体を見下ろせる山頂から俯瞰し、
中間を見ながら谷底に降り再び山頂に戻るコース取りをします。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
予想通り花々は満開、空は抜けるような青空ではありませんが
まずまずの花見日和です。
山森沢・桃源の里の開花状況を知らせるWebサイトはありませんが
我が町のソメイヨシノが散った頃が山森沢の見頃なので
覚えやすいし良く当たります。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
現地にあった説明書きによれば
土地の寄進者は深谷秀明氏
1町6反(4800坪、15840㎡)
深谷秀明氏他4名が初期支援者。
工事開始がH・21年(2009)5月
終了がH・23年(2011)11月
工事終了から10年でこれほどの桃源郷に育て上げたのは
素晴らしいことですね。
おそらく初期支援者の他、地元の多くのボランティアが協力したのでしょう。
まだまだ若木ばかりでこの美しさなんですから
あと10年も経てばもっとボリューミーで絢爛豪華になることでしょう。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
ピンク色のグラデーションが見事です。
ここに林家パー子さんから来たら
何ておっしゃるでしょう? -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
余談ですが・・・
林家パー子とピンク色(wikiより)
元々パー子は子供の頃からピンク色の服を好んで着ており、
結婚後から間もなく夫婦で着るようになった。
元々ペーは地味な色のスーツで活動していたいたため、
ピンク色の衣装にはまだまだ抵抗があった。
しかし、その後バラエティ番組で出会ったテリー伊藤の後押しもあり、
パー子の意見を取り入れて徐々に靴、カバン、カメラなども
ピンク色の物を身につけるようになった。
ちなみにパー子の髪色は本来真っ黒だが「ピンク色と合わない」との理由から、
仕事時は黒髪を隠しながら茶髪のウィッグや帽子を被るなど
オシャレを楽しんでいる。
また仕事内容によっては、依頼者側の要望によりピンク以外の衣装で
公の場に登場することもある。
なるほど(^^ゞ。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
福島県には第2第3の花見山を目指し
ミニ花見山が続々誕生しています。
どこも無料なのが嬉しいですね。
福島市飯坂町温泉には『飯坂温泉はなももの里)
※https://iizaka.com/join/hanamomonosato/
福島市飯野町には『花やしき公園』
※https://www.f-kankou.jp/flower-spring-hanayashiki/
郡山市中田町 『花木団地』
※https://www.kanko-koriyama.gr.jp/tourism/detail2-1-263.html
他にも『花咲く里山』もたくさんあり
折に触れて紹介できればと思います。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
『桃源の里・山森沢』のある石川町って
福島県以外の人はおそらくあまり知らないでしょう。
多種多様な鉱物が産出されることから「日本三大鉱物産地」として有名です。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
石川地方の鉱物紹介(石川町HPより)
※http://www.town.ishikawa.fukushima.jp/
石川町には、中央部とその周辺に花崗岩類が分布し、これを挟んで、
東部と西部に変成岩帯があります。
花崗岩類の主体は、阿武隈山地の古期花崗岩類であります。
そこに、新期花崗岩類が貫入してきており、
その周辺に多くの花崗岩ペグマタイト(巨晶花崗岩)が分布しています。
石川地方のペグマタイトから産出する鉱物は、結晶が大きく、
また、その種類も豊富であることから、岐阜県苗木地方、
滋賀県田ノ上(たなかみ)地方と並んで、
「日本三大ペグマタイト鉱物産地」の一つに数えられています。
そして、石川地方から産出した鉱物は、
国内各地の地学系博物館に展示・所蔵されています。
また、ペグマタイトから産出する石英(珪石)・長石は、
明治時代から昭和48年(1973年)頃まで、焼き物の釉薬(うわぐすり)や
ガラスの原料として盛んに発掘されていました。
これまでに収集された鉱物標本は石川町立歴史民俗資料館で
展示されていますので、自然の芸術と言われる数多くの美しい鉱物を、
是非ご覧ください。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
石川町には福島県で2番目に歴史のある学法石川高校(私学では最古)1892年(明治25年)があります。
現在の人口は1万6千ほどの小さな町に福島県最古の私学があることじたい
すごい事です。
以前は高校野球の強豪校として有名でしたが近年の戦績はイマイチ。
そこで5年前から仙台育英の名称・佐々木監督を迎い入れ古豪復活を目指しています。
惜しいい戦績が続いていますが
完全復活にはもう少し時間が必要なようです。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
学法石川高校の野球は復活再生中ですが
近年全国的に有名なのは高校駅伝でしょう。
男子は2018年は3位で、一昨年都道府県駅伝で優勝したメンバーの多くが
学法石川の選手やOBの大学生で構成されていました。
中でも現在、旭化成の相沢晃選手(須賀川市出身)は10000mで日本新記録を出し、東京オリンピック代表選手になりました。
増々の活躍を期待したいと思います。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
石川町で有名なのは学法石川高校ばかりではありません。
山森沢から車で15分ほどの場所には母畑温泉郷があります。
母畑温泉は開湯900年にも及び東北一のラジウム含有温泉で
打ち身などに良く効くと言われ、名力士が多く湯治に訪れたことでも知られています。
その母畑温泉郷の『八幡屋』が「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で
第一位に輝きました。
旅行新聞新社が主催する第47回「プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で
「ホテル・旅館」の総合は八幡屋(福島県・母畑温泉)が5年ぶりに1位に返り咲きました。
http://www.ryoko-net.co.jp/?p=101473 -
☆福島県石川町 母畑温泉八幡屋(写真は八幡屋HPより)
※八幡屋HP http://www.yahataya.co.jp/
母畑温泉は温泉宿6軒ほどの素朴な温泉郷ですが、なんとその中の1軒、
八幡屋が旅行業界紙の「旅行新聞新社」が実施している
「2021年度、プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選」で
5年ぶりに総合1位に返り咲きました。
(調査は全国1万6000の旅行会社の投票で)。
昨年1位だった常連の石川県和倉温泉の加賀屋に代わってトップになり
地元はもとより福島県はまさかの快挙に話題沸騰でした。
私も3度ほど利用したことがありますが、
けして超高級旅館ではないんですよ。
庶民的な値段なのに値段以上に上質なのが人気の秘密なのかも。
一泊して山鶏渓谷など周辺観光の拠点にするのもいいと思います。
けして八幡屋の親戚でも回し者ではありませんが(^_^;)、
機会があればぜひ。
※旬刊・旅行新聞 『プロが選ぶ日本のホテル・旅館100選』
http://www.ryoko-net.co.jp/?page_id=149 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
すり鉢状の山森沢でも底に近い部分にあるハナモモ。
植えられた時は幼木でしたがずいぶん大きな株になり
見応えしてきました。
山森沢全体がまだまだ成長過程って感じです。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
山森沢の花木は福島市の花見山のように出荷用花木では無いので
調整のための剪定以外はしないので成長が早く
枝ぶりも無理なく健全です。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
初期のハナモモは苗を購入して植栽されたものですが
現在は苗を購入しているのか、増やしたのかは分かりませんが
ハナモモは挿し木が難しいそうで素人はそう簡単には増やせないようです。
でも桃栗三年柿八年の例えがあるくらいですから
案外実生から育てた方が確実なのかも。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
石川町は果樹栽培農家も多いことから
ハナモモ栽培のノウハウも一般人よりは断然優れているのでしょう。
なので短期間でこれだけ見事な桃源郷に仕上がってきたのかも。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
上記で母畑温泉を紹介しましたが
山森沢・桃源の里のすぐ近く(車で5分)ほどの場所には
歴史ある猫啼温泉があります。
昨年はうん十年ぶりに訪れ母の卒寿のお祝いをしました。
温泉の由来は(HPより)
今を去る千年の昔、平安中期の女流歌人「和泉式部」は、当地石川の在に生れ、
少女の頃こんこんとして沸く清水のほとりに来ては、水鏡で顔を洗い、
髪を梳ることを楽しみとし美しい乙女となった。
その時、式部が櫛を置くことをつねとした石を「櫛上げの石」と称し、
今なお、当温泉地内に残っている。
式部の美しさは遠近に聞こえ都へ上り、情熱の歌人として、
その名を後世に遺した。
和泉式部は当地では「玉世姫(たまよ姫)」と呼ばれ、愛猫は「そめ」という名が付けられていました。
故郷にとり残された、式部の愛猫は病み衰えていたが、式部を慕い、
日毎にこの泉に来ては啼き、泉に浴しているうちに病体は癒えて、
美しき猫となった。
猫を憐れんで見守っていた里人達は、はじめて泉が霊泉であることを知り、
泉水を汲んで入浴したら、諸病に効顕があり、この里を猫啼と名づけ、
湯治場を設けた。
霊泉 猫啼の名は年とともに広まり、名湯として今日に及んでいる。
※猫啼温泉 井筒屋
http://www.itsutsuya.co.jp/charm.html#yurai -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
山森沢はすり鉢状の地形になっていて
この写真の真中辺りがすり鉢の底です。
その底から北や北東以外は段々畑状の花木で埋め尽くされている状態です。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
この山森沢・桃源の里があるのは福島県の石川町。
ま、福島県が石川と言えば石川町を思い浮かべると思いますが
おそらく福島県民意外は石川と言ったら100%金沢市のある石川県を
思い浮かべることでしょう。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
福島県の国道などの道路標識ではよく石川と言う表示を目にします。
福島県民は、右折すれば石川町方面だなと思うでしょうが
県外の人が北に向かっているとき石川の表示を見たら
頭が混乱するのではと心配します。
どうして間違わないよう石川町と表示しないのか疑問です。
もちろん道路標識は瞬時に判断しなくてはならないので
文字数は少ないことに越したことはありませんが
石川に町を付け加えるくらい全く問題ないようが気がします。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
因みに私は未だにカーナビを付けていません。
カーナビに頼ると地図を覚えなくなる恐れがあるからです。
最初は苦労しますが、一度覚えれば
カーナビに間違いを教えられ頭に血が上ることもありません。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
石川町は日本3大ペグマイトの産地だと、上記で述べましたが
それに関連して
日本軍は太平洋戦争末期、原子爆弾開発のために日本各地で
ウラン鉱石を試掘していたそうで石川町もその一つです。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
石川町では1945年4月ごろから、陸軍とその要請を受けた理化学研究所が
地元の旧制石川中学3年生らを動員し、
微量のウランを含むペグマタイトを採掘させました。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
戦況が悪化する中、軍部は原爆開発に逆転を期待したが、機材や物資の不足で研究は遅れるばかり。国内に生産地がなく、制海権が奪われたため海外から運べなくなったウランの調達は深刻でした。
微量のウランが含まれる石川町産出のペグマタイトに
わずかな望みをつなぐしかなかったようです。
その頃はまだ岡山県人形峠のウラン鉱山は発見されていませんでした。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
採掘は終戦の8月15日まで続いたそうで、開発自体は45年4月12日の東京空襲で理研の研究施設が全焼し、事実上破綻していた。
陸軍の中止決定は6月。その決定は中学生には伝わらなかったようです。
採掘された岩石は、連合国軍総司令部(GHQ)の追及を恐れて川に流したり地中に埋めたりしたという。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
核分裂の連鎖反応を起こしやすいウラン235は天然ウランの0・7%しかなく、
核爆発には純度を90%程度まで濃縮する必要があり、
高度な技術力や大量のエネルギーが必要です。
とてもペグマイトに含まれる微量のウランでは話になりません。
広島に投下された原爆には60キロものウラン235が使われ、
ウラン鉱石も資金も無い敗色濃厚だった日本には
開発は難しかったようです。
ここでもロクな武器が無いのに竹やりで戦おうとした
日本軍の無謀な姿勢が現れていますね。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
今や福島県民でも太平戦争末期の原爆開発のための
ペグマイト採掘が石川町で行われていたことを知る人はわずかです。
そのペグマイト採掘場はこの山森沢からほど近い場所にあります。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
石川町には町中心部を流れる今出川と北須川の両川沿いに
数kmにわたって2,000本の桜が咲き誇ります。
谷あいの町の中で幾重にも重なるように見えるため、
桜谷とも呼ばれています。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
今出川と北須川沿いの桜並木はシメイヨシノなので
山森沢・桃源の里 が見ごろの頃は既に葉桜状態。
見頃がかぶらないので丁度いいと思うのですが
おそらく桜谷ほどの認知度が無いからだと思います。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
山森沢・桃源の里 は営利目的の花園ではないのだから
石川町がもっと積極的にPRすればいいのにと思います。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里 ~ミズバショウ
山森沢・桃源の里はすり鉢状の地形をしていて
そのすり鉢の一番低いところにはミズバショウが植栽されていて
ちょうど見頃を迎えていました。
おそらく昔は谷地だった所を田んぼにし、
その田んぼを利用して水芭蕉園にしたのでしょう。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里 ~ミズバショウ&リュウキンカ
背後の黄色い花はリュウキンカ(立金花/キンポウゲ科リュウキンカ属) -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里 ~ミズバショウ
ミスバショウ(水芭蕉/サトイモ科ミズバショウ属)は主にシベリア東部、
サハリン、千島列島、カムチャッカ半島と
日本の北海道と中部地方以北の湿地に自生します。
白い花びらのように見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)で実際の花は
真ん中の円柱状の花序に小さな花がたくさん集まっています。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里 ~ミズバショウ
ミズバショウの英名はAsian Skunk Cabbage。
ミズバショウはいい香りなのに
嫌な臭いの座禅草(Eastern Skunk Cabbage)の仲間だってことで
アジアン・スカンク・キャベツと安易な命名は失礼ですよね(^_^;)。
どちらも虫をおびき寄せるための香りですが
正反対の匂い作戦をとるのはなんとも不思議です(^^ゞ。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里 ~ミズバショウ&リュウキンカ
この水芭蕉も透過光を上手く利用して撮影しています。
白い花びらのように見えるのは仏炎苞(ぶつえんほう)は
順光で撮るとのっぺりとした白に写りますが
逆光(透過光)を利用すると透明感が出ます。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
福島市の花見山では殆ど見られない箒性のハナモモ。
切り花には細長い枝の方が良さそうに見えますが
何か理由があるのでしょうね。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
花色を計算して植えたのか
偶然なのかは分かりませんが
とにかくかなりヴィヴィットな色使いです。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
これだけヴィヴィットだと
福島市の花見山の色使いが少し控えめに見えてきます(^-^;。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
天気予報は晴れでしたが、訪れた時は雲が多く
ハズレかな?と思いましたが
次第に雲がとれて青空が広がってきました。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
抜けるような青空ではありませんが
曇天よりは断然いい感じ。
花の一番の見頃とスカッ晴れが必ずしも重なるとは限らないので
ま、まずまずの花見日和でしょう。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
青系の花はアジサイが咲くまでありませんが
あらゆる花色が勢ぞろいしていて
眞に春爛漫の花曼荼羅です。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
おそらく、今シーズン一番の見頃だと思いますが
私以外の来訪者は6人ほど、
平日とは言え相変わらず認知度が低い感じです。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
写真的には人目を気にせず撮影できてありがたいけれど、
入園料無料なのにこの来園数はあまりにもったいない。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
我が家の近辺には花の名所は他にもたくさんあるのですが
私は天邪鬼なので基本的に入園料を取るところには行きません。
せいぜい駐車場料金や環境整備金の協力までです。
この山森沢・桃源の里も基本的には入園料は無料で
募金箱が控えめに置いてあるだけです。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
有料な所に行かないのは根がケチだからですが(笑)
お金を取るなら美しいのは当たり前だし、
写真だって美しく撮れて当然。
目を瞠るほどキレイじゃなくてもキレイに撮るのが
腕の見せ所。頑張りがいあるところです。 -
☆春爛漫の?曼荼羅~~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
山森沢・桃源の里 は地元のボランティアによって成り立っていますが、
その多くはお年寄りなので今後の運営が心配です。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
山森沢は全体が急こう配なので整備作業も楽では無いし
木がもっと大きくなれば剪定作業なども危険が伴いことでしょう。
もっと若い人を巻き込んだ運営が必要な気がします。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
園内をぐるっと周回してまた駐車場近くまで戻ってきました。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
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☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
この時期、花々の多くはハナモモで黄色はレンギョウです。
この桃色の花は枝垂桜。
枝垂桜の多くはソメイヨノより少し早く見頃になりますが
この枝垂桜は晩生種のようです。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
背景が杉林なので背景が黒くなり
花がより引き立って見えます。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里
今年も素晴らしい花々を堪能させていただきました。
また来年も寄らせてもらいます。
ありがとうございました。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~「いしかわ清苑」
山森沢・桃源の里 への細い山道への登り口手前に
「いしかわ清苑」(火葬場)があり、
山の斜面は山森沢・桃源の里 と示し合わせたかのように
春の花木がたくさん植樹されています。
今までは通り過ぎるだけでしたが
今回初めて寄らせてもらいました。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~「いしかわ清苑」
山の斜面はまるで第2の『山森沢・桃源の里』のように
レンギョウやハナモモがたくさん植えられていて
満開を迎えていました。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~「いしかわ清苑」
「いしかわ清苑」の供用開始が平成21年4月で、
『山森沢・桃源の里』の工事開始がH・21年(2009)5月
終了がH・23年(2011)11月。
偶然なのか示し合わせたのか分かりませんが
隣り合わせの山でほぼ同時期に桃源郷を作ったようです。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~「いしかわ清苑」
「いしかわ清苑」は石川地方が共同で運営する公営火葬場なので
おそらく花の見学は自由だと思われますが
場所が場所だけに細心のマナーは必要かと思います。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~「いしかわ清苑」
ハナモモもレンギョウもスイセンもみなちょう満開でした。 -
☆春爛漫の花曼荼羅~「いしかわ清苑」
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☆春爛漫の花曼荼羅~「いしかわ清苑」
これで◆春爛漫の花曼荼羅~山森沢・桃源の里はお仕舞いです。
いつも最後までご覧下さりありがとうございます。
そして、いいねもありがとうございます。
今日(5/22)福島県知事が新型コロナに感染したと発表されました。
4人で会食した中の一人が感染者だったようです。
それより驚いたのが知事は3回目接種をまだしていなかっこと。
公務が忙しく時間が取れなかったと言っていますが、
感染予防の指揮官が3回目が未接種だったとは
驚きであり、ガッカリです。
ワクチンが不足していた1回目なら遅れるのも仕方ありませんが
3回目のワクチンはかなりゆとりがあったはず。
公務の多忙を理由にして欲しくなかったです。
ではまた。 j-ryu
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