2021/12/03 - 2021/12/05
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RAINDANCEさん
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新潟県中央部、下越地方の市であり県庁所在地である新潟を訪れました。江戸末期に開港5港の一つに選ばれた港町で、北前船の寄港により日本海屈指の港として栄えました。
★新潟駅前のホテルに泊まり、新潟市街中心部の見どころを巡る。
★市街の各地で新潟のご当地グルメを堪能。(表紙は「半身揚げ」)
[いただいた郷土料理/ご当地グルメ]
◎のっぺ
◎いごねり(佐渡の名物ですが)
◎「三吉屋」の新潟あっさり醤油ラーメン
◎半身揚げ
◎バスセンター「万代そば」のカレーライス
◎「今代司酒造」の地酒とプリン
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- ホテル
- 4.5
- グルメ
- 4.0
- 同行者
- カップル・夫婦
- 一人あたり費用
- 3万円 - 5万円
- 交通手段
- レンタカー タクシー 新幹線 私鉄
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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久しぶりに新幹線に乗りました。週末金曜の夜、上越新幹線で新潟へ。
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新潟駅前、駅に直結したホテル「アートホテル新潟駅前」がこの日の宿です。(翌朝撮影)
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この日は雨でしたので、傘要らずで駅からアクセスできたのは助かりました。
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エントランスとフロント。
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設備は特に新しい訳でもなく普通ですが、備品もシンプルですっきりしていて、冬には嬉しい加湿付空気清浄機がついており、特に不便はありません。
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ベッド幅は140mm。
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バストイレ。
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窓からは新潟駅前南口。夕食は新幹線に乗る前に済ませましたので、あとはもう寝るだけです。
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翌朝…
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ホテルの朝食ならここですが、あえて素泊まりプランにしました。
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なぜなら、朝食は駅ビル”Cocolo東館“にあるこちら「健康寿司 海鮮家」に決めていたからです。
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開店は朝9:00。
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朝からビール。
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寿司の前にビールのつまみ。「いごねり」、日本海でとれるいご草を使ってつくる佐渡の郷土料理。
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「のっぺ」、新潟の代表的な煮物の家庭料理です。
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そして寿司は「中生握り」…1000円です。朝から寿司…寿司大好きの妻は上機嫌。これで気持ちよく観光へ向かえます。
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Cocolo東館には、へぎそばの人気店「小嶋屋」もありました。
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さて、新潟市中心部の観光は「観光循環バス」で巡ります。一日券なら500円、駅のバス案内所でも車内でも購入できます。
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こちらが観光循環バス。9:30~16:00の間、30分おきに運行(冬季)。
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乗車しました。「What’s Michael(ホワッツマイケル)」の作者である小林まこと氏は新潟市の出身です。
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バスは「萬代橋」で信濃川を渡ります。
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「本町通り」商店街付近でバスを降りました。
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…白龍大権現にやって来ました。
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この辺りにあるのが「人形横丁」。
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昭和26年(1951年)に生鮮食料品の市場として始まりました。
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朝早めでしたので開いてない店も多々ありましたが、その形と配列から“ハモニカ横丁”とも例えられる新潟の台所。
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新古町版画通りの「マンガの家」、11時オープンにつき開いていませんでした。
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ふるまちモール5(古町通り5番町)。
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「水島新司まんがストリート(通称:ドカベンロード)」です。新潟市出身の漫画家、水島新司氏の作品に登場するキャラクターの銅像が並びます。まずは“あぶさん”。
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「野球狂の詩」の“水原勇気”。
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「ドカベン」の“里中智”。
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そして、「ドカベン」の“山田太郎”。
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新潟市出身の歌人・書家、会津八一氏の生誕地。
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「ドカベン」の“殿馬一人”。
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最後は「ドカベン」の“岩城正美”。子供のころ、私にとって野球漫画と言えば侍ジャイアンツかドカベンでした。この旅行の翌月、2022年1月に水島新司氏が逝去されました。ご冥福をお祈りします。
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ドカベン通りから続く古町通りをさらに進みます。
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いい雰囲気に整備された小路。
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いい感じのお店。
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こちらも。
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古町通りを突き当たると、「古町の赤い大鳥居」に出くわします。新潟総鎮守の「白山(はくさん)神社」に参拝してみましょう。
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昭和9年/11年(1934年/36年)の2度にわたり雪崩から人命救助したという忠犬タマ公の像。
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創建時期は不詳ながら平安時代中期とされているらしい。
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こういう時世でお手水が使えないので、このような演出が。
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「随神門」。
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「本殿」。天照皇大神、八幡大神を祀ってるそうです。ご利益は家内安全、交通安全、厄除け、開運、安産。旅の安全を祈っておきましょう。
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参拝後に「燕喜館(えんきかん)」へ。明治時代の商屋である齋藤喜十郎氏の邸宅の一部を、白山公園に移築再建した建築物だそうです。
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庭を見ながら抹茶をいただけます。(有料)
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中庭。
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お茶をいただきました。
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茶道や華道など文化活動を行う場として貸出しもやってるみたいです。
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続いては白山公園の東端に建つ「新潟県政記念館」へ。
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明治16年(1883年)に竣工した建物で、国指定重要文化財となっています。明治初めの府県会開設期の議事堂としては現存唯一の遺構で、わが国の建築史上極めて貴重な洋風建築ということです。
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設計は当時の大阪駅舎などを手掛けた大工の棟梁・星野総四郎氏とのこと。2階から見下ろす議場。“賭ケグルイ”という映画かドラマのロケ地になりました。
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再び観光循環バスに乗り、北前船の寄港地として経済的に栄えた新潟の見どころを巡ります。
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「旧日本銀行新潟支店長役宅(砂丘館)」にやって来ました。
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昭和8年(1933年)に建てられた近代和風住宅です。日本銀行が直接設計を行った邸宅には、歴代日銀支店長が住みました。
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きっとここで賓客を招いていたんですね。
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今となってみれば部屋は普通な感じ?
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戦前の日銀支店長役宅で現存するものは、ここ新潟と福島の2つのみなのだそうです。
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続いてはこちら、「安吾 風の館」へ。
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大正11年(1922年)に竣工した旧市長公舎です。
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2009年に、新潟市出身の坂口安吾氏に関わる資料館として公開されました。
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庭と公舎。安吾氏は、戦中に狂気だった日本人を、敗戦後に人間に戻すことについて影響を与えたとされる無頼派作家でした。
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安吾の館の近くには「カトリック新潟教会」。
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チューリヒ出身の建築家による設計で、和洋折衷の木造建築として昭和2年(1927年)に献堂されたとのこと。
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明治期に創業した写真館、「金井文化財館」。(非公開)
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やって来たのは「旧齋藤家別邸」。
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新潟三大財閥の一角で貴族院議員を務めた豪商・齋藤喜十郎氏が大正7年(1918年)に建てた大きな別荘です。
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常緑樹と紅葉のコントラストがいい感じ回遊式庭園。
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立派な蔵もありました。
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すぐ近くに会津八一氏の資料館となっている「北方文化博物館分館」があります…が、本館に行く予定ですのでここはパス。
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さて、ランチタイムになりましたのでこちらへ。“新潟あっさり醤油ラーメン”の「三吉屋(さんきちや) 西堀本店」。
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60年余の歴史を持つ老舗、始まったのは屋台ということですが、お店の外観も店内も年季を感じます。
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昔ながらのあっさり醤油ラーメン…変わらぬ味でありながら、現代にも通用するというのは凄いことです。
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「古町の花街(かがい)」にやって来ました。“かがい”と読むんですね。“はなまち”かと思ってました。
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江戸時代から記録があり、今も芸妓(げいぎ)の文化が残るエリアです。老舗料亭が並ぶ佇まいは趣きがあります。
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こちらは創業弘化3年(1846年)年の「鍋茶屋」、芸妓とともに花街の中心的存在として文化人の間で人気だったそうな。
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時間的に中途半端ゆえ静まり返っておりました。
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で、花街から少し北上し「旧小沢家住宅」へ。
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北前船が帰港する港の運営で財を成した商家です。
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明治13年(1880年)の大火前後の建築物と推定され、旧新潟町に現存する町家では最も古いものの一つだそうです。
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新潟に入ってから昔のお金持ちの邸宅を何軒も見て来たので、正直ちょっと飽きてきてしまいました。
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…ということで、趣向を変えて「新潟市歴史博物館(みなとぴあ)」にやって来ました。一見レトロなデザインですが、2004年の建築物。
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中は広々。
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新潟市の歴史を知るならやはりここでしょう。
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みなとぴあの向かいには「旧第四銀行住吉町支店」、大正15年5月に起工され、昭和2年10月に竣工しました。建物は昭和初期の銀行建築に多く見られるレトロな様式です。
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2階の回廊から見下ろすロビーとカウンター。大理石や漆喰で高級感を醸し出しています。
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博物館の横に建つ「旧新潟税関 石庫(いしぐら)」。国指定重要文化財です。
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さて、続いては観光循環バスで、みなとのマルシェ「ピアBandai」へ。
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「万代島鮮魚センター」の鮮魚。
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ピアBandaiから歩いて10分ほど、「せきとり 東万代町店」で夕食です。
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まずビール。
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銀杏は大好きです。
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そして、新潟のご当地グルメ「半身揚げ」。皮がパリッとして中はジューシー…月並みな表現ですが、これしか表現しようが無く。そしてほんのりカレー味。60年余の歴史があり、支店なのにここが発祥の店という珍しいパターン。
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焼酎に切り替えて…
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串物もあります。
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締めのおにぎり。6時過ぎには満席で、何組も断られてましたので予約がベターです。
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せきとり東万代店はアクセスがいいとは言えない場所にありますので、タクシーで駅前のホテルへ戻って来ました。
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翌朝…素泊まりなのでチェックアウト後は朝食へ。まず駅前のJネットレンタカー。
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用意されてたのはこちらスバル・ジャスティ。
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レンタカーに乗って向かったのは「万代シティ バスセンター」。向かいの有料駐車場に駐めます。
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目当てはここ「万代そば」のカレーです。朝から多くの人で賑わってます。
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普通盛りにしましたがこれは実質大盛り、朝はミニカレーにしておいた方が良いですね。昔ながらのカレー、思ってたよりピリッときます。
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新潟市街で最後に向かったのは「今代司(いまよつかさ)酒造」。
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江戸時代の明和4年(1767年)に創業した酒蔵です。
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酒造見学は時間が決まっていて(平日4回、土日祝日は8回)、約30分の見学後にテイスティングがあります。
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スタッフの丁寧な説明が好印象な見学ツアーです。英語のツアーもあるらしい。
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タンクのエリアは色が変わる照明の演出。(たまたま白い光で撮った画像です)
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歴史と伝統を物語る調度品。
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魅せる見学を意識してますね。
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見学の最後にはテイスティング。優しい妻が言ってくれます…「あなたは味わって。私が運転するから。」…ありがとう、次の宿では思う存分飲んでね。
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見学が終わってお土産の日本酒を買って外へ出ると、酒造の駐車場でお祭りが始まっていました。新潟駅から1kmほどですので、電車での観光でもちょっとした時間で立ち寄れる、見どころたっぷりの酒造です。
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「酒造 美酒卵プリン」をいただきながら、しばしお祭りを眺めて…
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江戸末期に北前船の寄港により日本海屈指の港として栄えた信濃の名残でノスタルジーを感じ、現代においても信越きっての都市機能を誇る市街で多彩なグルメを味わうことができました。さて、新潟市街を後にしてレンタカーを走らせ、次の目的地である阿賀野へ向かいます。
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