2022/05/07 - 2022/05/07
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この旅行記のスケジュール
2022/05/07
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車での移動
東北道→磐越道→新潟
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第四銀行住吉町支店
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旧新潟税関庁舎
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旧斎藤家別邸
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行形亭(いきなりや)
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車での移動
磐越道⇒東北道⇒自宅
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この旅行記スケジュールを元に
新潟に行くきっかけは日帰りで見学できる『犠洋風建築』を探していたら、国の重要文化財で、開港5港当時の税関として現存する唯一の建物、旧新潟税関庁舎を見たいと思ったからです。
新潟にはまだ一度も行ったことがなく、今までは興味もありませんでしたでも、新潟を調べていくうちに気になる建物がいくつも出てきました。
旧新潟税関庁舎の近くには、洋風建築の新潟市歴史博物館、旧第四銀行住吉支店があり楽しい旅になりそうです。ただ残念だったのは、現存する日本最古の県会議事堂・新潟県政記念館が時間が無くなり見学できなかったことでした。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- グルメ
- 5.0
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
イチオシ
旧第四銀行住吉町支店
東北道→磐越道を乗継ぎ新潟中央インターで下り、新潟市歴史博物館の駐車場に駐車します。
大正15年5月に起工され、昭和2年10月に竣工した昭和初期の銀行建築に多く見られる古典的な様式です。設計は文部省建築家出身の長谷川龍雄。 -
旧第四銀行住吉町支店
外壁には花岡岩を積み、正面入口には4本のイオニア式の列柱が並びます。
この列柱とその奥に見えるアーチ形の窓が、銀行だった建物の荘厳さを共著しています。 -
旧第四銀行住吉町支店
新潟市に本店を持つ第四銀行は、全国四番目の国立銀行として明治七年に創立されました。 -
旧第四銀行住吉町支店
都市計画道路の整備に伴い除却されようとしていましたが、新潟市が文化財として高い価値を認め保存することになりました。 -
旧第四銀行住吉町支店
創立時の意匠を壊さないようにし、『新潟市歴史博物館 みなとぴあ』の敷地内に移築復元しました。 -
旧第四銀行住吉町支店
移築復元の基本方針として、旧建物の内外部の寸法を維持し、外装石積花崗岩、内部ラワン材、大理石、石膏彫刻などの当初部材をできる限り移築保存することとしています。 -
イチオシ
旧第四銀行住吉町支店
ロビーの上部が吹き抜けで天井が高く、2階部分はギャラリーとなっています。 -
旧第四銀行住吉町支店
令和3年3月まで1階部分をレストランとして利用してきましたが、現在は空き店舗となっています。9月30日まで暫定的に建物を有効活用し価値を見出してもらう機会を創出するためにイベントなどに短期的に貸し出しをするそうです。備え付けのイス・テーブル厨房用品は無料です。 -
旧第四銀行住吉町支店
床のモザイクタイル
床には主にノリウムが敷かれていましたが、建物を解体する際、床の仕上げ材を撤去すると、その下からは創建当初の仕上げ材だったモザイクタイルが部分的に見つかりました。そのタイルを部分的に採用し、その周辺には見つかった当初のタイルを元に復元したタイルを敷いてあります。 -
旧第四銀行住吉町支店
大理石は網目状の模様に沿って割れやすいため慎重に取り外し、それを元の位置に戻しました。使用されている大理石は岐阜県産で中にはフズリナ類の化石が含まれていています。現在では入手困難で、建築関石材としてだけでなく、古生物標本としても貴重です。 -
旧第四銀行住吉町支店
構造フレームは仕上げ寸法を確保するため、基本的には柱・梁・壁を解体前の躯体断面としたうえで、現行耐震基準に適応な構造物として設計されています。 -
旧第四銀行住吉町支店
外装には湿式工法併用乾式工法を採用し、内部壁・天井の漆喰・石膏彫刻については破損防止のためにフィルムシート、発砲ウレタン・などにより養生の上での解体など試行的にもさまざまな工夫がなされています。 -
旧第四銀行住吉町支店
柱・壁・天井は白漆喰仕上げで、腰壁や営業室のカウンターや階段の床などに大理石が使用されています。銀行が建てられた住吉町周辺は、卸商や有力な商店が立ち並び、新潟の商業・金融業の中心地でした。 -
旧第四銀行住吉町支店
階段を上った左手には、当時は階段室があったそうです。移築以前は付属屋2階が本館よりも低くなっていたために、本館2階への階段が設けられました。階段の両脇には大理石を設け、中央は絨毯敷き、壁は白い漆喰塗りで、腰壁や手摺には当時の輸入品としては高級だったラワン材が使用されていました。 -
旧第四銀行住吉町支店
階段を上がってすぐ右壁に金庫がはめこまれています。。
平成14年3月で銀行の役目を終え、5月から移築・復元工事が始まり、平成15年12月に現在の形となりました。 -
旧第四銀行住吉町支店
階段を上がった天窓にステンドグラスが輝いています。 -
旧第四銀行住吉町支店
絨毯敷の応接室。
移築以前の調度品を利用しています。 -
旧第四銀行住吉町支店
洋館ですが2階には和室があり、部屋は貸出されています。 -
旧第四銀行住吉町支店
欄間が美しいですね。 -
新潟市歴史博物館みなとぴあ
旧第四銀行住吉町支店の見学を終え、向かいに建っている新潟市歴史博物館に向かいます。この建物を見ていると、ヨーロッパにいるかのようで、嬉しくなってきます。 -
イチオシ
新潟市歴史博物館みなとぴあ
『みなとぴあ』は新潟市歴史博物館の愛称です。
敷地には旧新潟税関庁舎や旧第四銀行住吉町支店など歴史的建造物群が建ちならんでいます。 -
新潟市歴史博物館みなとぴあ
常設展示室では『郷土の水と人々の歩み』
新潟がいかに水と深く関わってきたのか、その歴史を訪れる人たちに伝えるために、様々な展示をしています。 -
新潟市歴史博物館みなとぴあ
潟べりの自然を再現したジオラマや、物資を運んだベサイ船や人々を運んでいた小舟の模型などが展示されています。 -
新潟市歴史博物館みなとぴあ
昭和8年まで古町にあった2代目新潟市庁舎の外観をイメージして建てられました。
内部も見学したいけど最後にしよう。 -
新潟市歴史博物館みなとぴあ
発掘と調査をもとに当時と同じ場所に復元された『荷揚げ場』
当時は信濃川旧河道に沿って船から品物を揚げる石段が設けられていました。 -
イチオシ
旧新潟税関庁舎
安政(1858)年の修好通商条約により、神奈川・函館・長崎・兵庫と共に新潟は開港場の一つとして選ばれ、明治元年に開港しました。新潟港は日本海側最大の港町であることと幕府領であることなどが理由で開港地として選ばれました。 -
旧新潟税関庁舎
明治2年、関税業務を行う役所とした、新潟運上所がつくられました。開港5港当時の税関として現存する唯一の建物です。 -
イチオシ
旧新潟税関庁舎
地元の大工が西洋建築を見よう見まねで造った疑西洋建築で、明治6年に新潟税関に名称を変更しています。 -
旧新潟税関庁舎
塔屋
塔屋は見学できないようですが、急な階段の上から話し声が聞こえてきたのでスタッフの方に『上れるのですか?』と聞いたところ、『建築の専門の方たちで、一般の方は入れません』と言われます。 -
旧新潟税関庁舎
6月11日、今年最初の塔屋見学会が開催され、2時間で62名の方が見学したそうです。なまこ壁に鎧戸、美しい。 -
旧新潟税関庁舎
輸出入貨物を一時保管する倉庫として使用されていた石庫も復元されています。 -
旧新潟税関庁舎
新潟運上所は波が押し寄せヨシが生い茂る土地で、その敷地に土盛りをし建設されました。明治2年当時の運上所施設には、石庫や土蔵などの建物のほか、船で運ばれる荷物の上げ下げのための石段がありました。 -
旧新潟税関庁舎
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旧新潟税関庁舎
昭和41年に税関の役目を終え、昭和44年に国の重要文化財に指定されています。 -
旧新潟税関庁舎
昭和46年には、庁舎を明治2年の施行当時へ戻す工事が行われ、昭和47年から平成15年3月まで新潟市郷土資料館として利用されていました。 -
イチオシ
旧新潟税関庁舎
六灯ランプ(米国製シャンデリア)『是非、創業当時使用していた六灯ランプを見ていってください。』と言われたので、しっかり見ていきましょう。 -
旧小澤家住宅
明治期に廻船業・廻船問屋業を営み、みなとまち新潟で成長した商家小澤家の店舗兼住宅です。 -
旧小澤家住宅
ゆめとぴあの駐車場に車をおいたまま、旧小澤家住宅まで歩いていきます。
駐車場は斜め向かいに3台分ありました。車で移動すれば良かったかな? -
旧小澤家住宅
旧小澤家住宅と旧斎藤家別邸で、両家間の町歩きマップああり、共通観覧チケット『みなとまち豪商の館めぐり』は400円。どちらも新潟を代表する豪商屋敷です。 -
旧小澤家住宅と旧斎藤家別邸の共通観覧チケット
『みなとまち豪商の館めぐり』一般400円 -
旧小澤家住宅パンフレット
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旧小澤家住宅
かつての新潟町における町屋の典型例であり、明治時代に成長した豪商の屋敷構えを構成する一連の施設がほぼそのまま残されています。 -
旧小澤家住宅
小澤家は、江戸時代後期には『小澤屋七助』と名乗り米穀商を営んでいました。 -
旧小澤家住宅
明治時代の初めに当主は、『七三郎』と改名し、回船経営に乗り出します。以後、運送・倉庫業・倉庫業・回米問屋、地主経営、石油商と様々な事業に進出し、新潟を代表する商家の一つとなりました。 -
旧小澤家住宅
新潟市教育委員会は平成18年8月24日、旧小澤家住宅の建造物7棟(主屋・新座敷・離れ座敷・道具蔵・家財蔵・蔵前及び渡り廊下・門及び東塀)と敷地を市文化財に指定しました。 -
旧小澤家住宅
上大川前通りに面する敷地の中に、主屋や土蔵などの建物があります。 -
旧小澤家住宅
敷地の南側には、思案小路に沿うように主屋・道具蔵が並びます。 -
旧小澤家住宅
道具蔵は開口部に残る焦げ跡や鬼瓦のヘラカキなどから、明治13(1880)年8月の大火以前の建設・主屋はその直後に再見されたものと推測されています。 -
旧小澤家住宅
旧新潟町に現存する町屋では最も古いもののひとつです。 -
旧小澤家住宅
主屋は、平入りの棟が接続する形態となっており、せがい造り・窓付き雨戸・張り出し二階といった新潟の典型的な町屋の形態を保っています。 -
旧小澤家住宅
作庭者は不詳ですが明治末期に、家財蔵・新座敷などの増築とあわせて築造されたと館揚げられるそうです。 -
旧小澤家住宅
藤棚には藤の花は咲き終わり、見ることはできませんでした
。 -
旧小澤家住宅
明治時代の中頃から終わりにかけて敷地を北側に拡大し、明治42(1909)年に竣工した家財蔵をはじめ、新座敷・離れ座敷などの増築や庭園づくりを行いました。 -
旧小澤家住宅
子供の日は過ぎていますが、まだ五月飾りが飾られています。 -
旧小澤家住宅
お雛様を3月3日過ぎても飾っているとお嫁にいけない?という言い伝えがあるとか。じゃあ、五月飾りを5月5日過ぎても飾っていたらお嫁さんがこない?お婿にいけない? -
旧小澤家住宅
新座敷には白山公園内に移築再見された明治41(1908)年竣工の燕喜館(旧斎藤家住宅)との類似性が認められ、随所に技巧を凝らした造りとなっています。 -
旧小澤家住宅
小澤家の祖先は加賀国(現在の石川県)からやってきた人で、本家は鳥屋野潟地主だったそうです。 -
旧小澤家住宅
19世紀の初めに初代七助新潟町に移り、江戸時代は近隣農民に宿を提供し米を売る仲立ちをしていました。 -
旧小澤家住宅
明治になって廻船業を行うようになり、新潟の米や酒を北海道で売り、そこで仕入れた海産物を山口で売り、塩や空豆を仕入れ新潟で売るというように、新潟を拠点に北海道と瀬戸内・大阪を往来して利益を上げていました。 -
旧小澤家住宅
旧小澤家住宅が面する上大川前通りは、かつては大店が店を構える場所としてほかの通りとは別格の通りとされていました。 -
旧小澤家住宅
西側の本通りは江戸時代から市がたち、明治期には魚市場があってに異議割っていました。現在はフレシュ本町という名称で、露店も並び『下』の台所としてにぎわっています。 -
旧小澤家住宅
格子壁 -
旧小澤家住宅
石組などに伝統的な庭園手法が見られる一方で、芝を張って庭園を社交の場や生活の場として使おうとする、当時はモダンな庭園形式の流行がうかがえます。景勝地松島の借景を模して造られたと言われています。 -
旧小澤家住宅
植栽はクロマツを中心にサツキ類を配しています。
紀州石・御影石・佐渡赤玉石など、船によって持たされた石材が数多くあります。 -
旧小澤家住宅
まっすぐに伸びる通り -
港茶屋
カフェでは予約不要。
『白玉ぜんざい』や『雪室珈琲』がゆったりとした空間でいただけます。
事前チェックしていなかったけど、雰囲気がとてもよさそうなお店です。 -
片桐寅吉
築110年を超える古民家(漁業家片桐家住宅)で国の有形文化財。
明治37年創業、約300坪のお屋敷で食事処とカフェを営業しています。
石水庭園を眺めながら新潟港の歴史と文化を肌で感じ魚料理を味わえます。
昼夜とも予約制になっています。 -
旧齋藤家別邸
明治から昭和にかけて、新潟の三大財閥の一つに数えられ、衆議院議員・貴族委員を歴任した豪商・四代斎藤喜十郎が、大正7(1918)年に建てた別荘です。 -
旧齋藤家別邸
門から玄関までは格式のある玄関庭が続きます。 -
旧齋藤家別邸
敷地南西の井筒を中心とした趣のある中庭。 -
旧伊藤家別邸パンフレット
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旧伊藤家別邸パンフレット
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旧齋藤家別邸
庭園は面積4500㎡の敷地内に、格式の或る玄関庭、趣の或る中庭、自然の砂丘地形を上手に活かして築山と見立てた広大な主庭とに区分され、それぞれ園地で結ばれています。 -
旧斎藤家別邸
斎藤家の本宅はかつて東堀通7番町にあり、一部は白山公園内に移築再見され、現在は『燕喜館』として活用されています。 -
旧齋藤家別邸
斎藤家は江戸時代、新潟町で清酒問屋を営んでいました。幕末維新期に北前船経営に乗り出し、その後、海運業・銀行業・化学工業を中心に事業を展開して、新潟の三代財閥の碑膣に数えられます。 -
旧齋藤家別邸
その後、別邸は敗戦後の進駐軍による接収をうけます。
昭和28(1953)年に建設会社(株式会社加賀田組)2代目社長勘一郎の手に渡り、ました。市議会議員・同議長を歴任するとともに、囲碁や骨董収集をたしなむ文化人でもあり、新潟県文財保護連盟会長を長年務めた人物です。 -
旧齋藤家別邸
佐藤紫煙が桐の鏡板に描いた板戸。大正8年7月に制作されました。 -
旧齋藤家別邸
各座敷、部屋ごと、床廻りや天井など多様な銘木とともに、欄間など凝ったつくりになっています。 -
旧齋藤家別邸
可愛らしい欄間。 -
旧齋藤家別邸
主屋1階からの眺め -
旧齋藤家別邸
50年もの間、加賀田家の自邸として利用されましたが、平成17(2005)年にその手を離れ、これを契機とする市民有志の保存運動を経て、平成21年に新潟市が公有化しました。 -
旧齋藤家別邸
佐藤紫煙が描いた板戸『竹鶏図』 -
旧齋藤家別邸
植栽は自然主義的で、砂防林の松をはじめとする常緑樹が7割以上を占めます。市街地にありながら山間の深い渓谷の風致を醸し出しており、全体として優れた意匠・構成となっています。 -
旧斎藤家別邸
大灯籠(般若寺形) -
旧斎藤家別邸
滝の石組には、かつて新潟県内で産出された海老ケ折石という高級石材を使用しています。高低差の斜面を利用した総高約3・8mの石組大滝は池の中にあるポンプから水をくみ上げ、流れる水は敷地中央にある池泉に注いでいます。 -
旧斎藤家別邸
層塔(十三重石塔灯籠)と田舎家 -
イチオシ
旧齋藤家別邸
主屋二階からの眺め
椅子に座ってお庭を見ていると心が落ち着き雑念が薄れていきそうです。 -
旧齋藤家別邸
-
旧齋藤家別邸
蔵の中も見学しましょう。 -
旧齋藤家別邸
安田庵地地区では、古くから良質な粘土に恵まれた安田瓦の桟父そて知られています。 -
旧齋藤家別邸
屋根の上にこんな可愛い子がのっていたら楽しいだろうな。 -
旧齋藤家別邸
この子は悪戯っ子。
良く見える! -
旧齋藤家別邸
根上がり松 -
旧齋藤家別邸
茶室『松鼓』 -
旧齋藤家別邸
庇の裏もよく見ようね。 -
旧齋藤家別邸
回遊式の庭園の作庭者は、東京の二代松本幾次郎ともその弟亀吉とも言われており、完成までに三年の歳月と巨万の費用がかかりました。庭園には浩養園など、かつての江戸の大名庭園から選び抜かれた数多くの名石・石造物が運び込まれています。 -
イチオシ
旧齋藤家別邸
砂丘地形を利用した回遊式の庭園と、近代和風建築の秀作といわれる開放的な建物は、大正時代における港町・商都・新潟の繁栄ぶりを物語る文化遺産です。 -
旧齋藤家別邸
庭園と建物を一体ととらえる『庭屋一如』(ていおくいちにょ)の趣向で造られた開放的な建築は、随所にさりげなく銘木を使うなど巧みな演出がなされています。 -
旧齋藤家別邸
平成27年3月10日、旧斎藤家別邸庭園は新潟市内で初の国の名勝に指定されました。 -
北方文化博物館新潟分館
明治28(1895)年頃の建築で、大正初期に七代伊藤文吉が新潟の別邸として購入したものです。表門は南西ほぼ中央にあり、伊藤家が購入後別邸を整備した際に建てられました。間口1間の腕木門形式で、背面には控え柱を建てました。銅板葺の屋根は緩やかな起こりをもたせ、軒裏を木舞打とし、主屋につながる数寄屋風の造形としています。 -
北方文化博物館新潟分館
歌人・美術史家・書家として名高い會津八一は昭和21年5月、坂口安吾より懇請されて『夕刊ニイガタ』の社長を引き受け、新潟市内での住居を依頼していました。 -
北方文化博物館新潟分館パンフレット
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北方文化博物館新潟分館パンフレット
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北方文化博物館新潟分館
当時は戦後の住宅宅事情も悪く、伊藤文吉の持ち家である新潟別邸に白羽の矢を立てました。 -
北方文化博物館新潟分館
八一はこの洋館をで最晩年の10年間を過ごしました。 -
北方文化博物館新潟分館
明治時代、石油の堀削で財を成した清水常作の別邸として1895(明治28)年に建築されました。 -
北方文化博物館新潟分館
大正時代に茶室を、1928(昭和3)年に洋館を増築しました。
主屋・洋館のほか茶室・待合・土蔵・表門・煉瓦塀の7棟が国登録有形文化財に登録されました。 -
北方文化博物館新潟分館
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北方文化博物館新潟分館
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北方文化博物館新潟分館
八一書『北苑芳芬』の額がかかる表座敷より枯池式枯山水の庭園を望みます。 -
北方文化博物館新潟分館
庭園の作庭は後藤石水。 -
北方文化博物館新潟分館
下見板張り、桟瓦葺の外観は質素ですが、内部は洗練された数寄屋風です。 -
北方文化博物館新潟分館
主屋の南東に接続する総二階建てで、外壁はドイツ風モルタル塗り、建具屋天井蛇腹などに昭和初期の造詣が見られます。 -
北方文化博物館新潟分館
會津八一は奈良や新潟をはじめ全国各地を歩いて多くの短歌を詠みました。 -
北方文化博物館新潟分館
八一という名は1881(明治41)年8月1日生まれたことから八一(やいち)と名付けられました。 -
北方文化博物館新潟分館
八一は現在の早稲田大学を卒業し、英語教師として早稲田中学校などで教鞭をとっていて、早稲田大学の名誉教授となっています。 -
北方文化博物館新潟分館
古代中国から現代の活字まで研究し、自らの書を築きました。 -
北方文化博物館新潟分館
独学で東洋美術史を研究し、『法隆寺法起寺法輪寺建立年代の研究』で文学博士になりました。 -
北方文化博物館新潟分館
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日本料理 行形亭(いきなりや)
白壁通りを歩いていたら素敵な庭園のお屋敷がありました。
格式高い料亭ですがカフェタイムを設けているみたいです。 -
日本料理 行形亭(いきなりや)
門から覗くと絵画のような素敵な庭園と建物。 -
日本料理 行形亭(いきなりや)
着物姿のスタッフに仲間で案内されます。 -
日本料理 行形亭(いきなりや)
行形亭さんが創業は江戸時代ちゅき元禄のころと言われている、三百年以上の歴史を持つ純日本料理店です。 -
日本料理 行形亭(いきなりや)
中興の主人が粋な人で、まるで芝居の大石由良之介のような人であったらしく、それまでは『浦島屋』という屋号であったのを誰ということなく、『いきなりや』と仇名して仕舞ったそうです。 -
日本料理 行形亭(いきなりや)
昼夜とも懐石料理の4種類のみ、昼は8000円(12.870円 税・サービル良お部屋代)~15000円(21.879円)、夜は14.000円(20.592円)~23.000円(32.175) -
日本料理 行形亭(いきなりや)
もちろん2名以上からで、とてもカフェタイムでなければ入れません。 -
日本料理 行形亭(いきなりや)
プリンのストロベリーソースかけ(税込み500円)
ワンコインでこの空間にいられるなんて幸せだよ。 -
日本料理 行形亭(いきなりや)
とても美味しいプリン。
疲れてきていたので甘さが心地よい。 -
日本料理 行形亭(いきなりや)
客席は樹齢数百年の自然木の黒松をはじめ色々の古木、草花、築山、池などで四季折々の風情をもたらす二千坪を超す庭に、12畳から140畳の広間まで13室がそれぞれいる口が違う離れ座敷になっています。 -
日本料理 行形亭(いきなりや)
5月中旬から9月末まで、天気の良い日には庭で、『滝そうめん』が楽しめるそうです。 -
日本料理 行形亭(いきなりや)
お庭は自由に散策しても良いですが、お座敷の中はNGです。
樹齢数百年の自然木の黒松をはじめ数々の古木が植えられた庭はとても美しい限りです。 -
日本料理 行形亭(いきなりや)
新潟歴史博物館みなとぴあ駐車場まで戻り、磐越道→東北道と高速道路を乗り継ぎ無事帰宅しました。
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この旅行記へのコメント (8)
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- ムロろ~んさん 2022/07/23 07:24:16
- 日本料理 行形亭さんにて(´艸`*)
- おはようございます、ムロろ~んです。
新潟へ行かれた旅行記を拝見しました。
日本料理 行形亭さんでのプリンを召し上がって、雰囲気も感じられて良かったのではないかなぁと(´艸`*)。
値段も目玉出ました(◎_◎;)。
うん、500円であの空間でいられるのはありがたいかも!
新潟へ行かれた時、晴れて良かったって思ったんです!
快晴だったから風景もお庭もきれいに写真も撮れて、美しさも見られて良かったって思ったんです。
新潟市内、確かに古い建物が多いけれど、旧税関は知らなかったです。
魅力ある観光地だなぁって、実は新潟には1年間住んでいたのですけれど、知らないところが多くて(;^ω^)。
ムロろ~ん(-人-)
- まほうのべるさん からの返信 2022/07/26 21:11:02
- RE: 日本料理 行形亭さんにて(´艸`*)
- > おはようございます、ムロろ?んです。
> 新潟へ行かれた旅行記を拝見しました。
こんばんは、ムロろ〜んさん。
こちらの旅行記にも書き込み有難うございます。
> 日本料理 行形亭さんでのプリンを召し上がって、雰囲気も感じられて良かったのではないかなぁと(´艸`*)。
> 値段も目玉出ました(◎_◎;)。
> うん、500円であの空間でいられるのはありがたいかも!
喫茶時間でなければ格式が高く、ランチでも最低1万円はするし2名以上からでなければ利用できないし、絶対に入ることはできません。種類は少ないですが、この空間を喫茶室とするなんて、反対の声もあったのではないかな?
> 新潟へ行かれた時、晴れて良かったって思ったんです!
> 快晴だったから風景もお庭もきれいに写真も撮れて、美しさも見られて良かったって思ったんです。
> 新潟市内、確かに古い建物が多いけれど、旧税関は知らなかったです。
> 魅力ある観光地だなぁって、実は新潟には1年間住んでいたのですけれど、知らないところが多くて(;^ω^)。
久しぶりの快晴でした。
旅行に行ったらこんな晴れであってほしいと願う青空でした。
新潟に住んでいたことがあるのですか?
新潟は今までほとんど知らなかったので旧税関をはじめ、素敵な建物がいくつもあるあり、実は6月にまた訪れました。今まで知らなかっただけで魅力的な町でした。
今、BSテレビで柏崎の花火を放送しています。
最近の花火はカラフルで迫力があってとてもキレイです。
まほうのべる
-
- aoitomoさん 2022/07/10 00:34:43
- 新潟の建築物巡り~
- まほうのべるさん こんばんは~
今度は新潟の建築物巡りなんですね~
色々な見ごたえのある建築物を調べあげて訪れる
まほうのべるさんに脱帽です。
『旧第四銀行住吉町支店』
こんな巨大な建築物まで移築復元できるのには驚きます。
貴重な内装石材なども移築するのにもびっくり。
移築だけで相当な費用がかかっているのでしょうね。
『新潟市歴史博物館』の『荷揚げ場』の復元なども完璧!
『旧新潟税関庁舎』
地元の大工さんが西洋建築を見よう見まねで造ったという感じが確かに出ていて面白いですね。
『塔屋』もいいアクセントになってます。
『塔屋』も上がらせてくれたらいいのにね~
一方で旧『小澤家住宅』や『旧齋藤家別邸』など、
豪商の館巡りも当時の畳の部屋を眺めると落ち着きます。
『旧齋藤家別邸』なんて実際に流れる『滝』を石組で作ったり、
茶室『松鼓』あり、
回遊式の庭園ありと凄いですね。
こんなところも足を運んで覗いてみたいです。
日本料理『行形亭』さん、
確かにカフェタイムでないと入れませんね。( ´艸`)
たくさん建築物観光をした後でホッと一息できたことと思います。
それにしても日帰りで終日ガッツリ観光。
いつも驚きます~
aoitomo
- まほうのべるさん からの返信 2022/07/12 22:23:44
- RE: 新潟の建築物巡り?
- > まほうのべるさん こんばんは?
こんばんは、aoitomoさん。
いつも書き込み有難うございます。
> 今度は新潟の建築物巡りなんですね?
> 色々な見ごたえのある建築物を調べあげて訪れる
> まほうのべるさんに脱帽です。
東北は洋風建築が少ないので、日帰りドライブ旅で行けるところをいつも探しています。車から飛行機や新幹線にすれば遠くまで行けるのですが、今はドライブ旅を気に入っているのでしばらくはドライブ旅を続けようと思います。
> 『旧第四銀行住吉町支店』
> こんな巨大な建築物まで移築復元できるのには驚きます。
> 貴重な内装石材なども移築するのにもびっくり。
> 移築だけで相当な費用がかかっているのでしょうね。
都市計画道路の整備に伴い除却されようとしていましたが、新潟市が文化財として価値が高いことを認め保存されることになったんです。建物を保存していくのはとてもお金がかかるので、保存してもらえてよかったと思います。
> 『新潟市歴史博物館』の『荷揚げ場』の復元なども完璧!
建物だけでなく、荷揚げ場まで復元しているのは素晴らしいですね。
> 『旧新潟税関庁舎』
> 地元の大工さんが西洋建築を見よう見まねで造ったという感じが確かに出ていて面白いですね。
> 『塔屋』もいいアクセントになってます。
> 『塔屋』も上がらせてくれたらいいのにね?
旧新潟税関庁舎が見たくて新潟へ行きました。
国内で現存している唯一の建物なんです。塔屋がとても印象的ですよね
> 一方で旧『小澤家住宅』や『旧齋藤家別邸』など、
> 豪商の館巡りも当時の畳の部屋を眺めると落ち着きます。
座敷に座って庭を眺めていると、とても心穏やかな気持ちになりいつまでも庭を眺めつづけていたいと思います。旧斎藤家別邸の1階の座敷の右側は喫茶スペースになっていて、庭を眺めながらお茶タイムが出来るのですが、時間がなかったのでパスしてしまいました。
> 『旧齋藤家別邸』なんて実際に流れる『滝』を石組で作ったり、
> 茶室『松鼓』あり、
> 回遊式の庭園ありと凄いですね。
> こんなところも足を運んで覗いてみたいです。
茶室は特別な催し物の時にだけ利用されるのかな。
茶室でお茶をいただいてみたいです。
> 日本料理『行形亭』さん、
> 確かにカフェタイムでないと入れませんね。( ´艸`)
> たくさん建築物観光をした後でホッと一息できたことと思います。
行形亭は普段ではとても行けるお店ではありませんが、カフェタイムがあったので気軽に入ることが出来、お庭を散策できてとても楽しかったです。庭に建物が点在して1組ずつの贅沢な時間を過ごせるから、特別な日に利用出来たら思い出になると思います。
> それにしても日帰りで終日ガッツリ観光。
> いつも驚きます?
これで驚いていてちゃダメですよ。
実は6月に超ハードな日帰り旅をしています。
驚くか?あきれるか?どっちだろう?
その旅行記まで3つの旅行記をアップする予定です。
楽しみに?しててください。
まほうのべる
-
- yunさん 2022/07/08 03:12:47
- 見よう見まね!
- べるさん おはようございます。
日本国内の西洋建築探訪の旅、訪問先がどんどん広がってますね。
全く知らない所が多く、こんな建物があるんだ!保存されているんだ!と
毎回驚く事多しです。
新潟税関庁舎、地元の大工さんが見よう見まねで建てちゃうとは。
いつの時代にも器用なひとがいるものですね。
自分には全く想像がつきません。
素敵な空間で日本料理。美味しいでしょうね。
お値段的に手も足もがでませんが。
yun
- まほうのべるさん からの返信 2022/07/10 08:19:26
- RE: 見よう見まね!
- > べるさん おはようございます。
おはようございます、yunさん。
いつも書き込み有難うございます。
> 日本国内の西洋建築探訪の旅、訪問先がどんどん広がってますね。
> 全く知らない所が多く、こんな建物があるんだ!保存されているんだ!と
> 毎回驚く事多しです。
どうしても東北には西洋建築が少なくて、日帰りドライブ旅では限界を感じています。インターネットで情報を得ることが多いのですが、新たな発見も多く、狭い日本もけっこう広いのかなと思っています。
> 新潟税関庁舎、地元の大工さんが見よう見まねで建てちゃうとは。
> いつの時代にも器用なひとがいるものですね。
> 自分には全く想像がつきません。
卓越した技術をを持った人とは対照的に地元の大工さんが建てちゃうなんて、でもよほど研究熱心で技術ももった大工さんなんでしょうね。
> 素敵な空間で日本料理。美味しいでしょうね。
> お値段的に手も足もがでませんが。
事前にどんなお店か知らなかったので、広い庭園に建物が並び、1組ごとの利用なので、かなり贅沢な空間になります。一般庶民にはなかなか手が届かないですよね。
まほうのべる
-
- コトルさん 2022/07/07 09:15:59
- いつも素晴らしい日本文化の再発見・再認識!
- 本当に素晴らしい!
詳細な観光情報は本当に役に立ちます。
特に庭園の情報は有り難いです。
今、邸宅や寺院の庭園めぐりにはまっています♪
- まほうのべるさん からの返信 2022/07/07 22:01:03
- RE: いつも素晴らしい日本文化の再発見・再認識!
- > 本当に素晴らしい!
> 詳細な観光情報は本当に役に立ちます。
> 特に庭園の情報は有り難いです。
> 今、邸宅や寺院の庭園めぐりにはまっています♪
こんばんは、コトルさん。
書き込み有難うございます。
出来ればもっと丁寧な旅行記を作りたいのですが、結果的に雑になってしまいがちです。新潟には庭園街道と呼ばれる美しい庭園を持つ建物がいくつもあり、庭園めぐり楽しいですよ。実は6月にも日帰りドライブで出かけているし、紅葉の時期にも行く予定です。
まほうのべる
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