今何かと話題の国を訪れた過去の旅行記を再編集したシリーズです。<br />そのvol.5は「モルドバ（キシニョウ）＆沿ドニエストル共和国（ティラスポリ）」。<br />ウクライナの隣国でロシアとの関係も非常に深い元ソ連の国を2015年8月に訪れました。<br /><br />★2015年「キシニョウ」<br />https://4travel.jp/travelogue/11087647<br />★2015年「沿ドニエストル共和国（ティラスポリ）」<br />https://4travel.jp/travelogue/11088893<br /><br />★再編集シリーズ<br />ウクライナ（2010＆2015年）<br />https://4travel.jp/travelogue/11740203<br />ロシア（1999＆2010＆2019年）<br />https://4travel.jp/travelogue/11743177<br />ポーランド（1990～1991年）<br />https://4travel.jp/travelogue/11745159<br />ベラルーシ（2015年）<br />https://4travel.jp/travelogue/11747696<br />モルドバ＆沿ドニエストル共和国(2015年）<br />https://4travel.jp/travelogue/11751971

今、話題の国の旅行記を再編集しました。vol.5 　「2015年のモルドバ（キシニョウ）＆沿ドニエストル共和国（ティラスポリ）」

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2015/08/19 - 2015/08/21

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たぬき２号さん

今何かと話題の国を訪れた過去の旅行記を再編集したシリーズです。
そのvol.5は「モルドバ（キシニョウ）＆沿ドニエストル共和国（ティラスポリ）」。
ウクライナの隣国でロシアとの関係も非常に深い元ソ連の国を2015年8月に訪れました。

★2015年「キシニョウ」
https://4travel.jp/travelogue/11087647
★2015年「沿ドニエストル共和国（ティラスポリ）」
https://4travel.jp/travelogue/11088893

★再編集シリーズ
ウクライナ（2010＆2015年）
https://4travel.jp/travelogue/11740203
ロシア（1999＆2010＆2019年）
https://4travel.jp/travelogue/11743177
ポーランド（1990～1991年）
https://4travel.jp/travelogue/11745159
ベラルーシ（2015年）
https://4travel.jp/travelogue/11747696
モルドバ＆沿ドニエストル共和国(2015年）
https://4travel.jp/travelogue/11751971

エリア

キシニョウ(モルドバ)

旅行の満足度: 4.0

観光: 4.0

ホテル: 3.5

グルメ: 3.5

交通: 4.0

同行者: 一人旅

交通手段: 鉄道高速・路線バス

航空会社: ウクライナ国際航空

旅行の手配内容: 個別手配

モルドバ及び沿ドニエストル共和国を訪問したのは2015年8月のこと。東京→バンコク→キエフ→ベルリン→ミンスクとやってきて、
この日はミンスクからウクライナ国際航空を利用してキエフ経由でモルドバの首都キシニョウに向かいます。
ベラルーシからモルドバへはキエフ経由がほぼ直線ルートです。
ということでキシニョウに到着です。査証なしで入国ができます。
これにてヨーロッパの国コンプリートとなりました。
モルドバの通貨はレイ。当時のレートで1レイ＝6円でした。
Wi-Fi有とうたいながら実は設備そのものもなかったWi-Fi詐欺のホテルに1泊し、
翌朝となりました。
ヨーロッパ最貧国と言われるモルドバですが、
バス代は3レイ（18円）、
キオスクで売られているコーヒーは10レイ（60円）と、ヨーロッパにしては物価は安めです。
ソ連邦崩壊に伴い独立国家となったのは1991年のことです。
しかし同時にモルドバ東部を流れる
ドニエストル川とウクライナ国境との間の細長い地域については
「沿ドニエストル共和国」としてロシアが実効支配をする未承認国家となりました。
沿ドニエストル共和国には現在までロシア兵士が駐留しており、
2022年ロシアのウクライナ侵攻により、
沿ドニエストル共和国からもウクライナへの信仰が始まるのではないかという懸念が大きくなっています。
2015年の訪問時には現在のような緊張状態ではなく、
普通に旅ができる状況だったので、
この日もモルドバから沿ドニエストル共和国を経由して
ウクライナのオデッサ（オデーサ）に向かうべく、
バスターミナルへと向かいます。
沿ドニエストル共和国の首都ティラスポリへはバスが頻発しており、
こちらのミニバスに乗車します。
運賃は36.5レイ（220円）で安いです。
モルドバはルーマニア系民族が75％を占めルーマニアとの関係性が強いですが、
沿ドニエストル共和国はルーマニア系、ウクライナ系、ロシア系がそれぞれ3等分されていて、皆お互いに協力しながら過ごしているようです。
沿ドニエストル共和国との国境に着くと、未承認国家ではありながらちゃんと入国手続きがなされます。パスポートを提示し「オデッサに行く」というと、係員がイミグレーションカードを作成して渡してくれました。見ると「トランジット」と記載されてあります。滞在期間はきょうの23時19分53秒までと細かく指定されています。出国の時はこのカードを渡すだけでＯＫです。
なんなくロシアの実効支配する地域に足を踏み入れ、
ドニエストル川を渡り東岸に入ると、
終着ティラスポリの駅に到着です。
両替所があったので両替してみると通貨はドニエストル・ルーブル。実効支配するということはこういうことなのですね。
ここから先オデッサ行きのバスは満席とのことで、
1日しか滞在できない私はモルドバに戻るしかありません。
ティラスポリの街を一回りしてから、
キシニョウに戻り、
あらためて翌日鉄道でオデッサに向かうことにします。
7:34発の列車でオデッサ着は12:11です。
なかなか立派なキシニョウ駅より、
鉄道の旅もオツなものです。
ところが今度は入国審査がなく沿ドニエストル共和国領内に入ります。
地元民以外の乗り降りはなく
ドニエストル川を渡り、
ティラスポリの駅に着きました。
さらに進むとウクライナとの国境があり、
沿ドニエストル共和国はなかったものとしてウクライナの入国審査のみが行われました。
終着オデッサに無事到着しましたが、4月末にはロシアはモルドバ侵攻をほのめかしており今後このエリアがどのようになっていくか予断を許さない状況です。