カルカソンヌ旅行記(ブログ) 一覧に戻る
成田~パリ~トウルーズ<br />夫と2人で英語圏でないフランスに、それもレンタカーを使い田舎を回る旅の決行です。きっかけはマイレージが貯まり何処か遠くに行きたいけれど英語が得意ではないので英語圏以外を探し、日経BPの(フランスの田舎町)と言う本で出合った可愛い田舎のホテルです。今回はここに掲載された何件かのプチホテルとルートやその他のホテルは観光局からもらった資料で計画しました。観光局の資料が写真も綺麗、情報も詳しく何処も出かけてみたくなりました。とりあえず良いとこ取りのルートを計画。フランス語もNHKのTVで5ヶ月勉強しただけ、今まで列車やバスは使ったのですがレンタカーの移動は全く素人の熟年2人旅の始まりです。<br /><br />9月1日<br />ANA205でパリに向かいます。この日から成田空港では出入国票が廃止されました。<br />航空機の席の隣は北フランス出身の大学生のエメリック。機内でフランス語を試したのですが彼は日本語が話せ、こちらの言いたいこと理解してくれたので、会話が成立、余り参考になりません。でも色々お話してパリでお別れしました。<br />ANAはターミナル2に到着です。慣れていれば簡単でしょうが、国内線のターミナル1に移動が大変でした。<br />バスに乗りぐるぐる。空港を何周したでしょうか、途中でバスを降り国内線と聞きながら歩き回りやっと目指すターミナルにたどり着きました。<br />是、以降乗り継ぎがあがるときはJALを使うようにしました其れだとターミナルが同じなのでスムーズに国内線のターミナルに移動が出来るということがわかりました。<br />イミグレーションではパスポートも開くことも無くどーぞと言う感じ入国のスタンプも無しでいいのかしら。<br />トウルーズ行きの機内に乗り込みこれからは誰の手助けも借りられない私たちだけです。どきどき少し緊張しました。<br />空港の上空に差し掛かると窓からはレンガ色の建物が見え、まさに緑に映える(ばら色の町)。旅の期待感が高まって来ました。<br />空港はターンテーブルが2箇所あるだけの余り大きくないトーウルーズ空港。バックが1個出てきません。エアーフランスのカウンターに行き荷物がないと申告します。アチラは慣れたもの 2~3日でホテルに届きますとのこと。お着替えと洗顔セットをくれました。<br />パリではターミナルが違うと荷物の積み残しは良くあることらしいです。<br />予約しておいたAIVSのレンタカーを借り外に出ると、ついたときは20時で空は明るかったのにいまは21時30分、辺りは日が落ち真っ暗です。日本のように街燈も明るくなくネオンも無く表示板も小さいので近くに寄らないと字が読めません。急に暗い場所に入ったときのようです。フランスは街中以外は夜は暗いというはじめての遭遇でした。迷いに迷いやっとホテルが見つかりました。<br />ホテルは鉄の策に囲まれも門が閉まっていました。どこか入り口はないかしらと何度も柵の周りを回りましたが入り口はやはりここしかありません。<br />インターホンも無くてどうしよう。大きな声で叫び続けやっと門が開き中に入りました。<br />レストランが閉まるから先に食事してと勧められレストランにゆきました。トウルーズ・エアーポート・ホテル・ソフテル4星のホテル、レストランもしっかりしていて料理はどれも美味しいものでした。<br />ガイヤックの赤ワインとこの地方の郷土料理、カスレ、かも肉と大振りのソーセージ、インゲン豆の煮物です。<br />カルカッソンヌの砦がスペインに攻められ何年も包囲された頃、食べ物は干し肉と干し豆だけであったとか其のとき作られた料理で人々は生き延びられたとか。栄養もありこの地方では何処でもみかけられる美味しい料理に生まれ変わっています。<br />それと魚を燻製にしたサラダ、美味しいのだけれどどれも量が多いのです。日本だと3~4人前かしら。カスレは洗面器ほどのボールに入っていました。何度も食べたカスレですがここのが一番美味しかったとおもいます。ワインも飲んで45ユーロくらいでした。<br />おなかも膨れ部屋に入りますとさすがタオルもガウンもふかふかでした。<br />パーキングやホテルとかの駐車場はゲートがあります。日本のようにオープンでは有りません。防犯の意味もあるようです。翌日発見したことは、ゲートの前まで車を進めると自動的に扉が開くということ。<br /><br />9月2日<br />トウルーズはミデイ・ピレネー地方の大都市です。カエサルがガリア戦で属領にし、ローマ帝国が築いた町です。中世は占領の交易、現在エア・バスを中心とする航空機産業の中心地、13世紀創設の大学もある(バラ色の町)とよばれています。<br />ミデイ・運河は17世紀ガロンヌ川沿いのこの町と地中海の港町セートの西にあるトー湖を結ぶ水道橋と水門の高度な技術を駆使して完成させたもの。1996年世界遺産に登録されました。緑の並木と川沿いの道は清々しくきもちよいものでした。<br />ホテルでゆっくりの朝ごはん。バッフェスタイル、焼きたてのパンや美味しいジャム、美味しいソシソン。庭の花と日差しの中で全てがご馳走でした。子犬を連れた家族もいました。<br />さていよいよ出陣、昨日手間取ったゲート今日はするりと抜けました。良い天気で青い空が広がります。大きな街路樹がこれも大きい道路の両側に並んでいます。<br />大きい町です。市内に入り案内を見ながら旧市街の市庁舎に向かいます。パーキングも案内板がありキャピタル広場の地下駐車場に車を止めました。<br />上は世界遺産、地下は3階まであるパーキングです。<br />18世紀に建てられた市庁舎は立派な建物です。土曜日のマルシェがあり賑やかでした。ジャコバン修道院とサン・セルナン・バジリカ聖堂11~13世紀に造られたステンドグラスが美しい、サンテイアゴの巡礼の道のあたる教会です。<br />マルシェではフランボワーズを買ったり、カフェでは昼食とデザートにお酒がたっぷりかかったアイスクリームを食べました。Brasserie des Arcades2人で150フランほどでした。<br />初めてのフランス語デビューでしたが、道を聞いたり買い物と、今までは何とかこなしていました。少し油断したのかイッセイ・ミアケで買ったばかりのジャケットを忘れてしまいました。気に入っていたのに残念。<br />その後、カルカッソンヌに向かいました。カルカッソンヌに向かうハイウェーは気持ちの良いものでした。やがてシテが見えてきました。市内に入ります。<br />ホテルはオード川向にシテが見えるロケーションのオテル・デ・トロワ・クロンヌ3★です。案内された部屋は狭く暗いので予約の内容と部屋が違うためフロントに文句をいいに行くとすぐ変えてくれました。今度はシテが見える2間続きの大きな部屋です。夜もライトアップされたシテが美しく見ることが出来ました。勿論、習いたてのフランス語で。<br />

21年前、フランスを車で回りました。①ツールーズ~カルカッソンヌ

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2001/09/01 - 2001/09/14

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indijyonko

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成田~パリ~トウルーズ
夫と2人で英語圏でないフランスに、それもレンタカーを使い田舎を回る旅の決行です。きっかけはマイレージが貯まり何処か遠くに行きたいけれど英語が得意ではないので英語圏以外を探し、日経BPの(フランスの田舎町)と言う本で出合った可愛い田舎のホテルです。今回はここに掲載された何件かのプチホテルとルートやその他のホテルは観光局からもらった資料で計画しました。観光局の資料が写真も綺麗、情報も詳しく何処も出かけてみたくなりました。とりあえず良いとこ取りのルートを計画。フランス語もNHKのTVで5ヶ月勉強しただけ、今まで列車やバスは使ったのですがレンタカーの移動は全く素人の熟年2人旅の始まりです。

9月1日
ANA205でパリに向かいます。この日から成田空港では出入国票が廃止されました。
航空機の席の隣は北フランス出身の大学生のエメリック。機内でフランス語を試したのですが彼は日本語が話せ、こちらの言いたいこと理解してくれたので、会話が成立、余り参考になりません。でも色々お話してパリでお別れしました。
ANAはターミナル2に到着です。慣れていれば簡単でしょうが、国内線のターミナル1に移動が大変でした。
バスに乗りぐるぐる。空港を何周したでしょうか、途中でバスを降り国内線と聞きながら歩き回りやっと目指すターミナルにたどり着きました。
是、以降乗り継ぎがあがるときはJALを使うようにしました其れだとターミナルが同じなのでスムーズに国内線のターミナルに移動が出来るということがわかりました。
イミグレーションではパスポートも開くことも無くどーぞと言う感じ入国のスタンプも無しでいいのかしら。
トウルーズ行きの機内に乗り込みこれからは誰の手助けも借りられない私たちだけです。どきどき少し緊張しました。
空港の上空に差し掛かると窓からはレンガ色の建物が見え、まさに緑に映える(ばら色の町)。旅の期待感が高まって来ました。
空港はターンテーブルが2箇所あるだけの余り大きくないトーウルーズ空港。バックが1個出てきません。エアーフランスのカウンターに行き荷物がないと申告します。アチラは慣れたもの 2~3日でホテルに届きますとのこと。お着替えと洗顔セットをくれました。
パリではターミナルが違うと荷物の積み残しは良くあることらしいです。
予約しておいたAIVSのレンタカーを借り外に出ると、ついたときは20時で空は明るかったのにいまは21時30分、辺りは日が落ち真っ暗です。日本のように街燈も明るくなくネオンも無く表示板も小さいので近くに寄らないと字が読めません。急に暗い場所に入ったときのようです。フランスは街中以外は夜は暗いというはじめての遭遇でした。迷いに迷いやっとホテルが見つかりました。
ホテルは鉄の策に囲まれも門が閉まっていました。どこか入り口はないかしらと何度も柵の周りを回りましたが入り口はやはりここしかありません。
インターホンも無くてどうしよう。大きな声で叫び続けやっと門が開き中に入りました。
レストランが閉まるから先に食事してと勧められレストランにゆきました。トウルーズ・エアーポート・ホテル・ソフテル4星のホテル、レストランもしっかりしていて料理はどれも美味しいものでした。
ガイヤックの赤ワインとこの地方の郷土料理、カスレ、かも肉と大振りのソーセージ、インゲン豆の煮物です。
カルカッソンヌの砦がスペインに攻められ何年も包囲された頃、食べ物は干し肉と干し豆だけであったとか其のとき作られた料理で人々は生き延びられたとか。栄養もありこの地方では何処でもみかけられる美味しい料理に生まれ変わっています。
それと魚を燻製にしたサラダ、美味しいのだけれどどれも量が多いのです。日本だと3~4人前かしら。カスレは洗面器ほどのボールに入っていました。何度も食べたカスレですがここのが一番美味しかったとおもいます。ワインも飲んで45ユーロくらいでした。
おなかも膨れ部屋に入りますとさすがタオルもガウンもふかふかでした。
パーキングやホテルとかの駐車場はゲートがあります。日本のようにオープンでは有りません。防犯の意味もあるようです。翌日発見したことは、ゲートの前まで車を進めると自動的に扉が開くということ。

9月2日
トウルーズはミデイ・ピレネー地方の大都市です。カエサルがガリア戦で属領にし、ローマ帝国が築いた町です。中世は占領の交易、現在エア・バスを中心とする航空機産業の中心地、13世紀創設の大学もある(バラ色の町)とよばれています。
ミデイ・運河は17世紀ガロンヌ川沿いのこの町と地中海の港町セートの西にあるトー湖を結ぶ水道橋と水門の高度な技術を駆使して完成させたもの。1996年世界遺産に登録されました。緑の並木と川沿いの道は清々しくきもちよいものでした。
ホテルでゆっくりの朝ごはん。バッフェスタイル、焼きたてのパンや美味しいジャム、美味しいソシソン。庭の花と日差しの中で全てがご馳走でした。子犬を連れた家族もいました。
さていよいよ出陣、昨日手間取ったゲート今日はするりと抜けました。良い天気で青い空が広がります。大きな街路樹がこれも大きい道路の両側に並んでいます。
大きい町です。市内に入り案内を見ながら旧市街の市庁舎に向かいます。パーキングも案内板がありキャピタル広場の地下駐車場に車を止めました。
上は世界遺産、地下は3階まであるパーキングです。
18世紀に建てられた市庁舎は立派な建物です。土曜日のマルシェがあり賑やかでした。ジャコバン修道院とサン・セルナン・バジリカ聖堂11~13世紀に造られたステンドグラスが美しい、サンテイアゴの巡礼の道のあたる教会です。
マルシェではフランボワーズを買ったり、カフェでは昼食とデザートにお酒がたっぷりかかったアイスクリームを食べました。Brasserie des Arcades2人で150フランほどでした。
初めてのフランス語デビューでしたが、道を聞いたり買い物と、今までは何とかこなしていました。少し油断したのかイッセイ・ミアケで買ったばかりのジャケットを忘れてしまいました。気に入っていたのに残念。
その後、カルカッソンヌに向かいました。カルカッソンヌに向かうハイウェーは気持ちの良いものでした。やがてシテが見えてきました。市内に入ります。
ホテルはオード川向にシテが見えるロケーションのオテル・デ・トロワ・クロンヌ3★です。案内された部屋は狭く暗いので予約の内容と部屋が違うためフロントに文句をいいに行くとすぐ変えてくれました。今度はシテが見える2間続きの大きな部屋です。夜もライトアップされたシテが美しく見ることが出来ました。勿論、習いたてのフランス語で。

旅行の満足度
4.5
観光
4.5
ホテル
4.5
グルメ
4.5
同行者
カップル・夫婦(シニア)
一人あたり費用
30万円 - 50万円
交通手段
レンタカー 徒歩 飛行機
航空会社
エールフランス オップ ANA
旅行の手配内容
個別手配
  • サンセルナンバジリカ聖堂。ステンドグラスが素晴らしい。<br />暑くもなく爽やかな気候です。

    サンセルナンバジリカ聖堂。ステンドグラスが素晴らしい。
    暑くもなく爽やかな気候です。

  • バジリカ聖堂

    バジリカ聖堂

  • バジリカ聖堂

    バジリカ聖堂

  • 陽が入り一面赤色に染まります

    陽が入り一面赤色に染まります

  • 聖堂

    聖堂

  • ステンドグラス

    ステンドグラス

  • ステンドグラス

    ステンドグラス

  • 修道院

    修道院

  • 修道院

    修道院

  • 修道院

    修道院

  • 修道院

    修道院

  • 修道院

    修道院

  • 何とか通じたフランス語、この後、通じないこともありました

    何とか通じたフランス語、この後、通じないこともありました

  • ツールーズ市庁舎前広場

    ツールーズ市庁舎前広場

  • ツールーズの市庁舎前広場でランチです。<br />パーキングはこの広場の地下でした。

    ツールーズの市庁舎前広場でランチです。
    パーキングはこの広場の地下でした。

  • 教会への小路

    教会への小路

  • 日曜マルシェ

    日曜マルシェ

  • 大きな公園がありました

    大きな公園がありました

  • ルノーとても運転しやすいです。オートマチックは少ないので早めの予約が必要でした

    ルノーとても運転しやすいです。オートマチックは少ないので早めの予約が必要でした

  • カルカッソンヌが見えてきました。

    カルカッソンヌが見えてきました。

  • カルカッソンヌのシテが見えます。

    カルカッソンヌのシテが見えます。

  • ツールーズのホテルのお部屋

    ツールーズのホテルのお部屋

  • 帰国の飛行機ではこんな出会いもありました。NY911の後乗った飛行機に爆弾があるという情報でせっかく離陸直前でしたが外の出され、機内の検査や荷物検査がありました。エコノミーでもファーストクラスでもこの状況下ではおなじです。

    帰国の飛行機ではこんな出会いもありました。NY911の後乗った飛行機に爆弾があるという情報でせっかく離陸直前でしたが外の出され、機内の検査や荷物検査がありました。エコノミーでもファーストクラスでもこの状況下ではおなじです。

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