![8月最後の週末、白馬三山の縦走登山に行ってきました。<br />](https://cdn.4travel.jp/img/thumbnails/imk/travelogue_album/11/74/98/650x_11749849.jpg?updated_at=1650539097)
2009/08/30 - 2009/09/01
12601位(同エリア29448件中)
まさとしさん
8月最後の週末、白馬三山の縦走登山に行ってきました。
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まず最初の目的は白馬岳登頂です。
長野県白馬村。白馬駅から車で20分ほどの猿倉の登山口が出発地点です。 -
この登山ルートには大雪渓といわれる雪道があるのでアイゼンが必要になります。登山口の山荘で1000円で軽アイゼンを購入しました。これで雪渓を登ることができます。
写真は登山口にある猿倉荘。登山届けを出して6時前に出発しました。 -
白馬岳登山に関する案内表示。
登山口の標高は1250メートル。 -
• 猿倉から1時間ほど歩くと、白馬尻小屋がみえてきました。
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この山小屋から大雪渓を眺めることができます。
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白馬岳の大雪渓。
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しばらく登りすぐそばまで雪渓が迫ってきました。このあたりがちょうど雪渓の先端部分です。
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雪渓の先端部分。固体化した雪が崩れ落ちている。
氷河のような青さはないが、日本にも圧倒される大自然は存在するんだなと再認識した。 -
ここから大雪渓を登ることになる。
アイゼンを装着する。 -
クレバス注意の看板に気が引き締まる。
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大雪渓を登る。雪の上は基本的に平らで地面より歩きやすい。
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氷の裂け目。落ちたら死しかない。
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大雪渓を登り終えてもしばらく登山道は続きます。
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眼下にはガスにかすむ大雪渓。今も人が列をなして登っているのが見える。
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水場で休憩。
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尾根付近には高山植物が多く見られます。
これはミヤマアキノキリンソウ。 -
これはミヤマトリカブト。毒がありそうな名前だ。
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そのまま白馬岳山頂近くの尾根にある村営の白馬岳頂上宿舎に到着しました。
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山小屋の脇には雪渓があります。
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我々が今夜泊まるの山小屋はさらに標高が高い場所にある白馬山荘だ。
下から眺めると要塞のように見える。
こちらは民間が運営している。
これら二つの山小屋をあわせて2000人収容できる。まさに日本最大規模の山小屋である。 -
白馬山荘でチェックインをすませ、荷物を置いて身軽になった後、歩いて20分ほどの白馬岳の山頂に向かいました。
ここが百名山の一つ「白馬岳山頂」。標高は2932メートル。 -
山小屋に戻りました。結局今日1日視界がよく見えることはなく少し残念でした。昨日はほとんど寝ていないので昼寝することにしました。
白馬山荘は1泊夕食と弁当が付いて9000円。
寝床はこんな感じです。 -
夕方、外へ出たら雲がとれ、青空が広がっていました。白馬岳の山頂も確認できました。
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山小屋の外観。
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明日登る予定の杓子岳も見えます。その先の鑓岳はすこし雲に隠れていましたが明日天気が良くなればいいのですが。
しかし台風が来ているようなので期待は薄そうです。 -
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白馬山荘。
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山荘がある尾根が富山県と長野県の県境になります。
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夕食はトンカツ定食で山の食事とは思えないボリュームだった。山小屋は電気がないということもなく、談話室にはテレビが普通にあり、天気予報やこの日行われた選挙速報も見ることができた。
また漫画もたくさんあったりであっという間に時間は過ぎていく。 -
翌朝5時には山小屋を出発する。朝食は弁当を選んだのは朝食時間が5時半からと遅いのが原因だ。
日の出は5時15分。夜明け前には宿を出発したい。
ちなみに昨夜渡された弁当はこんな感じだ。ご飯の量は多くボリュームがある。 -
5時過ぎに外へ出たが、今日の天気もあいにくだ。霧雨が降りしきり、視界はほとんどない。
でも予定通り杓子岳と鑓ヶ岳を縦走することにした。 -
登山道にあった道案内。
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日が昇り、雨はやんだように思う。しかし視界は良くない。宿泊した白馬岳はすぐに見えなくなってしまった。
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谷底には雪渓が見渡せる。
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ひたすら南へ。
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途中雷鳥を見ることができた。暗くてうまく撮れなかったが。
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白馬三山の真ん中に位置する杓子岳だが、山頂が雲に覆われているので頂上へ行くのはパスし、そのまま南の鑓ヶ岳を目指すことにした。
鑓ヶ岳頂上への分岐点。 -
白馬三山の南端に位置する鑓ヶ岳山頂。2903メートル。
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鑓ヶ岳から進路を東にとり、下山を始めることにした。途中鑓温泉という秘湯があるのでそこを目指す。
標高が下がるにつれ、視界が良くなり雲海を見下ろすことができる。 -
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チングルマという高山植物。水滴を乗せていて美しい。
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• 鑓温泉への下山道はかなり悪路で鎖馬と呼ばれる急な下りがある。(鎖をつたって上り下りする)
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鑓ヶ岳山頂から歩くこと2時間。雪渓の下の方に鑓温泉が見えてきました。
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鑓温泉に到着した。天然の露天風呂がある山小屋で、温泉は日本有数の秘湯だ。
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しかしこの時間帯清掃中で露天風呂に湯は張られていなかった。残念。入る場合300円だ。
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鑓温泉を出発。再び悪路を下る。後は一気に登山口の猿倉を目指すことになる。
高度が下がるにつれ、再び視界が悪くなってきた。
崩れ落ちた雪渓の脇を進む。 -
雪解け水の沢は迫力がある。
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途中頻繁に落石がある場所や足場事態が崩れ落ち、ルートからはずれてもわからないような場所を通過。
かなりの悪路が続いた。 -
猿倉には12時過ぎに到着した。鑓温泉からは3時間の道のりだった。
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昨日の早朝出発した猿倉荘。
無事下山できて何よりだが、天候は残念だった。この日、台風が関東に接近しているとのことだ。 -
猿倉荘の駐車場にたまたまタクシーが止まっていたので電話で呼ぶ必要もなく、そのまま乗り込み20分ほどでJR白馬駅に移動した。運賃は3700円。
1日一本の新宿行き特急「あずさ」の出発まで2時間弱ある。
とりあえず切符だけ購入して街へ出た。 -
とりあえずタクシー運転手おすすめのそば屋「そば神」に行ってみた。昼休み時間帯でにぎわっていた。
天丼とそばのセットを注文。 -
タクシー運転手にもらったホテルの日帰り入浴券で温泉に入った後、駅へ戻った。
白馬駅のホームで列車を待つ。 -
14時38分発のあずさで新宿へ。
新宿に到着したのは18時半。快適な移動だ。
【おわり】
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