2022/03/14 - 2022/03/14
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ワンダラーさん
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半世紀前の高校時代に、テントを背負って苦労して歩いた春先の伊豆半島を、当時の仲間と車で再訪するノスタルジックな旅。
その3「下田から西伊豆」は、復路に下田のペリーロード周辺、奥石廊崎海岸や松崎を回って、船原峠越えで新東名経由帰京。
半世紀前は、ほとんどが砂利道だった伊豆の道路も改良整備が進み、東京からはマイカーでは日帰り圏になるほどの変容に驚いた旅。
また、下田の街や、ペリー来航、ロシアのディアナ号難破など、断片的な知識はありましたが、現地を見て改めて勉強することで、クリミア戦争が影響していたことまで知ることができ、歴史は奥が深いと実感の旅。
- 旅行の満足度
- 4.5
- 観光
- 4.5
- 同行者
- 友人
- 交通手段
- 自家用車 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
-
朝、河津温泉を出て、白浜海岸を経て下田港に行く。
下田では、幕末のペリー提督の足跡などを訪ねるが、下田港は山に囲われており、帆船時代の風待ちや避難に最適の港だったと実感できる地形に納得。 -
ペリー上陸記念碑やペリーロード散策に行くのに、トイレ完備で駐車場利用料は無料の下田公園駐車場を利用。
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下田公園は、幕末にペリーが上陸したという下田港に面しており、元は下田城跡だった小高い丘を利用した公園で、眺望が良い。
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ここ下田港の南端、下田城のたもとは、幕末に鎖国時代の終焉、開国を迎えた記念すべき場所。
日本で最初に開港されたのは、外洋に面して入り易く、江戸までの陸路はとてつもなく不便な伊豆半島の先端近くの下田港。冬季に多い西からの強風でも安全な港。
解説板の東面には、蒸気機関の外輪船を含む7隻もの艦隊が下田港を埋める姿が描かれ、往時の驚きが偲ばれる。漁民は、さぞかしびっくりしたことであろう。 -
上方からの菱垣廻船や樽廻船、さらに奥州からの東回り航路の船も江戸湾に入る前に立ち寄らされた奉行所がある下田港。
改めてこの地に立つと、帆船時代に重宝された良い立地を感じられる。
きっとペリー提督も気に入ったであろう。 -
平滑川左岸沿いに石畳で整備されたペリーロードがあり、多少はペリー時代の雰囲気を遺すという。
しかし、ペリー来航の半年後に大地震があって、下田の町並みは津波で全壊したというので、地形すら定かではないのであろう。
ペリー提督一行は、下田城の麓のペリー上陸記念碑付近に上陸し、了仙寺まで(弁天橋を渡って?)平滑川左岸沿いに行進したという。僅か500mほどだが、ペリー提督一行(一説には先頭に大砲4門を牽く砲兵隊、軍楽隊、士官など総勢三百人を超える大行列)が歩いたという歴史を感じる道。
現在は、平日は静かな住宅街ではあるが、行楽期には観光客も多いのであろう。
観光客も取り込もうという喫茶店なども多い。 -
ペリーロード東端に近いうしま橋西詰に展示されている1829年製30ポンドカロネード 砲。
帆船時代の砲撃戦はその威力と精度から、大抵は距離数百m未満の接近戦で、接舷戦直前にぶっ放したようだ。重量の割りに口径が大きくて威力を発揮したらしい。 -
ペリーロードの終点は、ここ了仙寺。
ペリー提督が1854年に上陸し、日米和親条約付属下田条約を結んだ地として有名。以後、米人の休憩所になったとされる。
元々は、二代目の下田奉行今村伝四郎正長が1635年に創建したとされる日蓮宗の古刹。 -
狭い下田の街なので、山門から本堂はそれほど広くはないが、下田で一番偉かったお奉行様の菩提寺だけあって、風格を感じる。
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観光都市なので、解説板などが良く整備されている。
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了仙寺の手前の山側には長楽寺がある。
こちらは1854年12月(ペリー提督上陸に遅れること半年)、ロシアと日露和親(日露通好)条約が結ばれ、北方四島の日本帰属が決まった地として有名。 -
解説によると、元々は1555年に中興されたという真言宗の古刹という。
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長楽寺はペリー来航に遅れること半年、ロシアの戦艦ディアナ号が、箱館、長崎とたらい回しされて開港地ここ下田に来て、日露和親条約を締結したという。
その締結予定日の朝に大地震があって、下田の町並みは津波で全壊、戦艦ディアナ号も港内で42回転して副竜骨を破損したされる。
それがクリミア戦争中で、敵の英仏の軍艦に見つかりにくい伊豆戸田でのロシア軍艦建造につながったというのも興味深い。 -
下田奉行の菩提寺とされる了仙寺に比べると、歴史は旧いが寺域は狭そうで、堂宇もこじんまりとまとまっているように感じる。
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ここまでで一息、小さな喫茶店「竹」でコーヒー休憩。
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「竹」のコーヒーは、レトロ感をかもす。@350円。
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下田での観光を切り上げて、学生時代に歩いた石廊崎の奥に向かう。
海岸のはるか上には、立派な県道16号線が出来ていた。中木までは半世紀前には山道しかなかったような気がする。
その県道の名所スポット「あいあい岬」パーキングに立ち寄る。
この展望台からは、大根島(おおねじま)、君掛根など西海岸の大眺望を望むことができる。足元は船でしか行けない秘境ヒリゾ浜が見下ろせる 。 -
昔、奥石廊崎のシーサイドコースを長津呂から中木、入間、吉田、妻良と歩いたが「愛逢岬」という所を通った記憶はなかった。
石廊崎の西にあるので、岬のように飛び出してはいないが「奥石廊崎」と呼ぶようになったのは理解できるが、岩山と断崖を望む絶景スポットを「あいあい岬」とは、いつ頃呼ばれたものだろうか? -
「あいあい岬」パーキングの展望台からは、大根島(おおねじま)、君掛根など西海岸の大眺望を望むことができる。
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丘陵の上を通る県道16号線から、昔に歩いた奥石廊シーサイドハイキングコースの入間浜に降りてみる。
マイカー時代の前は、随分と不便な浜で、篠竹のような笹が密生した崖っぷちの登山道を海を渡ってくる強い西風に吹かれて上下してたどりついた記憶がある。
昔日の面影はなく、磯釣り客などの民宿などが建ち並ぶ。
その途中でキャンプしたのが入間の海岸。同じ3月に、当時の仲間と車で再訪してみた。どこに野営したのか全く分からず。
「10月から5月は、海岸のキャンプ禁止が解除」となっているので、キャンプは現在も可能のようだ。きれいなトイレはあるし、青い海がすばらし浜だ。 -
奥石廊シーサイドハイキングコースは、案内板によると、長津呂(石廊崎口)からではなく、中木から始まり、ここ入間、富戸の浜、吉田、妻良とつづいている。
海岸の山道は健在のようだ。
足腰が良ければ、再訪して見たい富戸の浜などのコース。
妻良・子浦も懐かしいが、先を急ぐ。 -
伊豆の西海岸を南北に走る国道136号線、この辺りはマーガレットラインと呼ばれているが、その夕陽が丘休憩所で一休み。
子浦から松崎に向かう途中の高台にあり、眼下には伊浜集落を望む。
北を見ると、駿河湾沿いの西伊豆の海岸の向こうに、写真のように雪を冠った富士山を望むビュースポット。
南を見ると、奥石廊海岸から太平洋を望むことができ、廻って来た達成感も感じられる。 -
雲見、石部、岩地と海岸美をめで、着いた松崎町では、先ず鏝絵の最高峰 伊豆の長八の作品を集めて展示する「伊豆の長八美術館」を見学する。
地元松崎町の偉人であり、その芸術性は誰にも越されないという天才鏝絵芸術家を顕彰する町立の観光スポット。 -
作品は、貸し出しの虫眼鏡で鑑賞できるシステムで、一部は撮影可能というのも嬉しい。
漆喰壁の加工というので、もっと大きな鏝を想像していたが、微細な描写加工のために、随分と細かい鏝などの道具を自家製していたといのも驚き。
乾いて固まるまでの短時間の勝負のよう。 -
昼食は、伊豆の長八美術館の受付で教えてもらった、すぐ隣にある「麺屋 井むら 」で西伊豆名物「塩鰹」を食す。
長八美術館を見学した場合は、移動の必要がなく便利。
珍しい西伊豆名物「塩鰹」とは、店の玄関に見本がぶら下がっているが、名産のカツオを丸ごと塩水に漬けて、強い寒風で干した保存食という。
荒巻シャケとはまた違った塩味で、風味がある。うどんに入れたのが「塩鰹うどん(温)700円」で、大盛りは+100円。 -
松崎の市街地には、なまこ壁の時計台や中瀬家住宅があって、良い雰囲気の街だ。
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今日中に東京に帰らなければいけないので、松崎からは一番早い船原峠越を選択。
松崎から船原峠(土肥峠)を越えて湯ヶ島方面に出る国道136号線は大改良されていて、走り易い。
途中の道の駅『伊豆月ケ瀬』は、伊豆半島の交通の要衝に2019年12月にオープンた新しい道。ここで休憩し土産を購入する。
この道の駅は、伊豆縦貫自動車道 天城北道路 月ケ瀬インターチェンジに直結して出来ており、船原峠方面からの国道136号にも直通するので、観光客に使い易い。
地元産のかんきつ類などの品揃えも豊富。 -
伊豆縦貫自動車道 天城北道路から修善寺道路、三島から新東名に繋がる高規格道路が完成している。10年ほど前の、混雑した中伊豆を走っていた面影はない。
これで無料化されれば、もっと下道の混雑解消、観光客誘致につながるのであろうが。
1泊二日のノスタルジックドライブは、新東名から東名高速を経て、あっという間に現代に戻った。富士山と愛鷹山がきれいだった。
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この旅行記へのコメント (1)
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- PHOPHOCHANGさん 2023/07/27 21:28:08
- 学ぶ事色々
- 旅行記楽しく拝見致しました。
当時のお仲間が揃うって凄い事ですよね。
自分も塩鰹は大好きで、名前もそのままのふりかけは我が家に欠かさず置かれております。
また、車山高原のクエスチョンにお答えいただき、有難うございましたm(_ _)m
特に雷の事は全く頭に無く、ご回答に感謝です。
暑さに負けず、良い旅をなさってくださいますように(*^^*)
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