伊豆大島サイクリングとトレッキング一人旅 2/5

2022/03/11 - 2022/03/11

椿の季節の伊豆大島で、やってみたかった自転車で島を一周をメインに、アクティブな休暇を過ごしてきました。旅行者はレンタカー利用の方が主だと思うので、私のように運転が出来ない方、サイクリングに興味のある方に少しでも役立てて頂けたら嬉しいです。

商店や食堂に入店する際は必ず、島外から来ているが利用しても構わないかを一言聞いてから利用するようにしました。

一日目：夜行フェリーで早朝着～自転車で島を一周～温泉とべっこう寿司
←☆この旅行記

二日目：三原山お鉢巡り～温泉、自転車でダウンヒル～サンセットパームライン

三日目：海外遊歩道散策～大島公園椿園～くさや体験

エリア 伊豆大島(東京)

• 旅行の満足度: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 旅行の手配内容: 個別手配

前回の旅行記からの続きです。

階段を振り返るとこの景色！階段込みで絵になります。

与謝野晶子をはじめとする、複数の文人が波浮港に滞在して執筆や休暇を過ごしたそうです。文学の散歩道という名前で、文人ゆかりの地を巡ることができます。

階段をさらに上がると、さらなる絶景です！波浮港、なんだか落ち着くし本当に素敵で気に入りました。

波浮港 グルメ・レストラン

ガイドブックなどにも良く載っている、島京梵天さんでたい焼きを食べます。

島京梵天 グルメ・レストラン

イートインコーナーが空いていたので、ハムチーズの羽根つきたい焼き300円と、アイスコーヒー500円を注文しました。お水も飲みたかったので聞いてみると、「ミネラルウォーター売ってるけど？」と言われてびっくりしました。ドリンクを注文していないならばともかく、コーヒーを注文してもそう言われてしまうのかと。。。たい焼きは美味しかったのですが、なんだかもやっとしました。

しかしここは離島。本州とは飲食店でのサービスの考え方が違うのかもしれませんし、川もないので水事情が異なるのかもと考えてみました。そのあたりの伊豆大島の事情をご存じの方がいれば、ぜひ教えていただきたいです。

店内はお洒落でした。

気を取り直して外へ出ると、大きな大島桜と菜の花が。３月は椿と大島桜の両方を楽しめるという情報通りで、とても良い季節に大島へ来ました。

角にあるのは、泊まるか迷ったゲストハウスの青とサイダーさん。ポップな色がとても目立っています。となりのカフェの雰囲気もよさそうでした。

来た道を少し戻って、上ってきたのとは別の階段を下ると、踊り子の里資料館があります。入ってみると口コミ通り、とてもリアルな人形がずらりと部屋に並び、館内を歩くと建物の床がキシキシと音を立てるので、なんだか怖くなってそうそうに退散してしましました。しかし、外観は趣きがあって好きです。隣には公衆トイレも有り。

踊り子の里・旧港屋旅館・旧甚の丸邸 名所・史跡

一時間半ほど波浮を散策して満足したので、先へ進みます。一周道路を進むとなにやら広い公園があったので、自転車と一緒にパチリ。海好きにはたまらない展望です。右手をもっと奥へ行くと、トウシキキャンプ場があります。
さて、大島一周は東側のアップダウンを不安に思っていたのですが、一番大変だったのは実はここから先でした。

海からの風はさえぎるものがないのに加え、午後から風が強くなってきてしまったのでスピードがガクンと落ちます。
野増の集落までは地味にアップダウンがあるので、自転車を押して進む箇所もありました。
トウシキから40分ほどを要して地層に到着です。写真で見るよりもはるかに長さもあって迫力がありました！大島に来たら、ぜひ見て頂きたい風景のひとつです。

地層大切断面 自然・景勝地

水平線に見えるのは利島です。天気は良いのですが春で風も強いのでガスっていて、残念ながら他の島は良く見えませんでした。

野増に入ったあたり。強風で身体がかなり冷え疲れも溜まってきて、早くお風呂に入りたくてたまらなかったです。
ちなみに、この時間帯に三原山でお鉢巡りをしていた方と夕方に温泉で会って、かなり怖かったとのこと。強風の場合、お鉢巡りは中止する勇気が必要と思いました。

午後3時20分ごろ、無事に元町へ帰還しました。観光込みで、８時間で島を一周をしたことになります。トウシキからは休憩なしにもかかわらず、２時間半かかりました。風が弱ければ、もう少しスピードが出せたのかなと思います。

総括として、島の東側の上りは無理をせず自転車を押して歩けばいいのでさほど辛いとは思わず、自転車の最大の敵は風であると痛感しました。そういえば、同じく強風の来島海峡大橋では半べそをかきながらだったなーと思い出します。
そうした自転車の経験値も増えましたし、やってみたかった大島一周を達成できて大満足です。写真は、自転車返却後に前を通った赤門。

guesthouse 甚之丸さんにチェックインです。フェリーが着いた早朝に預けさせて頂いていたリュックを、部屋に運び込んで下さっていました。
部屋にポットはないため、共同のキッチンで持参ティーバックの紅茶を淹れて温まります。紅茶を飲みながら、居合わせたオーナーと少し話をしました。一人旅は、誰かと会話するとホッとします。

guesthouse 甚之丸＜大島＞ 宿・ホテル

少し休んだのち、浜の湯さんへやってきました。公園にゴジラがいます。

夕日が沈む丁度良い時間だったのですが、風はいっそう強くなって、露天風呂は少し寒くてなかなか出られなかったです。しかし、広い露天風呂はとても開放的でした。水着はレンタルもありますが、私は持参しました。平日のためか入浴しているのは5-6人程度だったので、混浴に少し緊張しましたが抵抗はありませんでした。

宿に干す場所があるか分からなかったので、受付で脱水機の有無を聞くと、快く洗濯機へ案内してくださいました。地元の方向けの施設と思いきや、観光客にもとても親切です。

大島温泉 元町浜の湯 温泉

ランチが軽食だったため、定食のようなものが食べたくてこちらのフレンドハウスさんへ来ました。まん防の影響もあり、夕食の営業をしている元町エリアの店舗はフレンドさん以外だと、つばき寿司、寿し光、四季の味まんたて、中華そばすするあたりです。私は夕食の時間帯に縛られたくなくて素泊まりにしましたが、民宿やホテルで夕食付にする観光客がおそらく大半なのでしょう。

大島でぜひとも食べてみたかった、べっこう寿司を注文しました。私しか顧客がいなかったせいか、明日葉の天ぷらをサービスしてくださいました！塩で食べたらほんのりある苦さが美味しくて、はまりそうです。
べっこうは、白身魚を唐辛子の醤油で漬けているのでほんのりピリッとします。このお店はメジナでした。美味しかったですが白身はたんぱくな味なので、やはりマグロの漬けの方が好きかなと個人的には思います。
私が一人だったせいか、スタッフの方が色々と話しかけてくださり、楽しいひと時を過ごしました。
ゲストハウスからは徒歩10分かからないぐらいの距離なのですが、日が暮れると車の往来はあっても歩行者はほぼいないので、帰り道が少し心細かったです。

フレンドハウス　＜大島＞ 宿・ホテル

自転車を一日漕いだので、べっこう寿司だけでは足りなく、閉店ギリギリだったスーパーべにやさんで、デザートとインスタントコーヒーを買ってお部屋でのんびり頂きます。初日からよく頑張ったなと、今日を振り返って自分を労いました。
嬉しかったのは、ゲストハウスの湯舟があったことです。浜の湯さんでは露店風呂が少し寒かったので、寝る前にもう一度温まることができました。一人で入るには十分すぎる広さで、疲れた身体が癒されました。