2022/03/19 - 2022/03/24
574位(同エリア1395件中)
円蔵さん
昨年のGWに、家の片隅にあった古い自転車を復活させて。
そこからロードバイクって新しい自転車を購入しました。
購入する前にBSで放送されていた「男自転車ふたり旅」って番組を観て。
それは二人の俳優が自転車でイタリアを走るって番組でした。
イタリア好きな私としては、そっちをメインに観るつもりでしたが。
俳優の一人が「イタリアを走る為に、練習で東京から甲府まで走った」ってコメントがあって。
何も知らない私は「え!?自転車で甲府まで行けるのか!」
って衝撃が走ったのです。
その後、ロードバイクを購入。
コロナの影響っぽいのですが、よくわからないけど今は殆どロードバイクは売っていません。
売り切れ、予約しても半年以上の待ちが発生する。
なので、私は新車ですが型落ちのチャリを購入しました。(偶然ネットで見つけて)
それから写真撮影の趣味が自転車に乗る事へ移行して。
鎌倉、箱根、東京ディズニーリゾート、河口湖、猿橋。。等々様々な場所へ自転車で行くようになりました。
そして自転車を買った当初から決めていた事
「京都へ自転車で行く!」
準備を進めて、実は昨年度末の年末休暇を使って行こうと思っていましたが。
予定していた週に、強烈な寒波が訪れて。
京都もそうですが、日本各地に雪を降らせました。
それで一回目のアタックは出掛ける直前で取りやめ。
くすぶった気持ちは落ち着かずに。
少し暖かくなってきた今だろ!と思い、リフレッシュ休暇を使って行ってきました。
京都まで!
- 同行者
- 一人旅
- 一人あたり費用
- 5万円 - 10万円
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-
最初に書いちゃいますが。
東海道を走りましたが「東海道を行く」って行程ではありません。
私は神奈川県の川崎市に住んでおります。
もし、東海道を行くとなると一旦日本橋まで行ってからのスタートとなってしまうし。
ゴールは三条大橋じゃなくて大好きな南禅寺なので。
早朝5時に初日のスタート。
中原街道をひたすら南下します。
知っている道ですし、それほど面白い道でも無いので退屈な時間でした(笑)
相模川の手前で国道1号線に入り箱根方面を目指す。
大磯に近づいた時にやっと面白くなってきました。
「鴫立庵」
もう少し奥まで行けそうでしたが、私はここまで。
再び自転車を走らせる -
大磯はちょっとした罠が多い。
よい邸宅や建築が東海道松並木の周辺に点在している。
そして遂に足を止めます。
旧吉田茂邸
ここはサイクルラック(スタンドが付いていない自転車のサドルを掛けて停める鉄棒のようなもの)が設置されています。
そして庭園だけなら無料で見学できる。 -
旧吉田茂邸 サンルームだったかな?
これ以上は料金が発生してしまうエリア。
本当はそっちへ行きたいのですが。
今日の行程は箱根を越えて、静岡の三島までを予定。
初日だけは事前にホテルを取っておきました。
自転車を室内迄入れられるホテルを探して見つけた所を予約。
ちなみに、翌日からはどこまで走れるか分からないので着いた所でホテルを探そうって考えでした。
そうそう、それとルートは事前に決めて。
ナビタイムってアプリの自転車ナビっていうのを使いました。
このアプリにPCで作ったルートを入れて。
立ち寄りたい場所、気になる場所にナビ出来る様にしておりました。
ま、それが後日ちょっとしたハプニングを巻き起こしましたが。 -
ゆっくりと見学をしたい!
そんな場所だったけど、わたしの中に大きな不安がありました。
「今から箱根の山を登らなきゃいけない」
箱根駅伝の5区をチャリで登れるの?
家からの箱根越えのルートは幾つか有りました。
国道246を使う。
熱海の方へ抜けていく。
箱根の旧道を行く。
そして駅伝コースの国道1号線を行く。
今回は国道1号線を選びました。
国道1号線には箱根に「国道1号最高地点」と書かれた場所が有るのです。
その高みに登ってみたいって気持ちでこのルートを選びましたよ。 -
さて、11時53分。
走り始めてから約7時間で箱根湯本の手前までやってきました。
早川沿いに桜並木を発見。
しかし、他の方が大勢いらっしゃったのでわたしは遠目に(笑)
この様に何かを見つけては自転車から降りてしまうので。
本気で前には進めない毎日でした。 -
湯本の駅前でも休憩。
初日だけは、前日に購入しておいたプロテインバーをちょっとずつ食べながら進みました。
とてもカロリーを消費するので、常に蓄えておかないと
ハンガーノックって症状になってしまうらしいのです。
https://cycle-note.jp/185
一応、症状のURLを貼り付けます。
かなり辛いらしいので。
私は常に何かを食べるようにしていました。
この場所までは過去に来たことが有りますが。
この先、箱根の山は初めて。
まぁ、辛くなったら自転車を押せばよいし。
ここでエネルギー補給をして。
いざ箱根の山へ挑みます。 -
函嶺洞門
ここ、私が車の免許を取得した当時は通れたんですよね。
いつの間にか迂回するようになってた。
ここにトイレのある駐車場が有るので、トイレタイム。
休憩されていた、自転車乗りさんに
「山から降りてきたのですか?」と聞いたら
「今から登るんです、雨降っていないと良いんですけどね」って会話をしました。
そうなんです、箱根の頂上の方にあやしすぎる雲がかかっているんです。 -
山を登り出してからは写真を撮れる状況じゃ在りません(笑)
しかし、辛くなり地に足を下ろして休憩する時には、普段車で通行している時には止まる事の無い場所での写真を撮ることが出来ました。 -
なんのこっちゃって写真ですが。
国道1号を登っていると、一か所めっちゃUターンするカーブが有ります。
そこです(笑)
自分の中ではこの場所は結構山頂に近い場所だと思い込んでいましたが、まだまだ序盤。。ハァ -
先ほどの山の入り口「函嶺洞門」の写真を撮ったのが12:26
13:16に富士屋ホテルに到着。
ここ迄50分かかっております。
そしてもうこの時点で霧雨になってきました。
ここで写真を撮って良いですか?
と駐車場の案内をしている方に聞いて。
流石の富士屋ホテルって感じな対応をしていただけました。
ま、普通に会話をしただけですけどね。 -
富士屋ホテルを過ぎて、少し走るとナビは国道1号を離れる様に指示。
正直、国道1号は細いしチャリだと怖い区間もあったので、裏道に抜けられるのは嬉しい限り。
ただ当日は3連休の初日でしたが、箱根の山は渋滞が出来るほどの込み具合ではありませんでした。
麓の箱根湯本周辺までは、えらい込み具合でした。
そして裏道を抜けて再び国道1号に合流する地点にあった蛇骨橋で再びの休憩。
ここから少し登ると箱根登山鉄道の踏切があります。
踏切までくると「そろそろ頂上だろ?」って願いにも似た感情によりチャリを漕ぐ力へと変換させていました(笑) -
その願いも虚しく。。。
まだ上り坂は続きます。
そして霧も濃くなってきました。
この霧が幻想的過ぎて、疲れも有りましたが「良い感じ」って思いで進む事が出来たのです。
結構、本格的に雨になって来たのでここでレインウェアを着ます。 -
14:27分
そして遂に念願の国道1号最高地点に到着!!
麓から2時間。
出掛ける前から自分の脚で行きたいと思っていたこの標識を見た時に
込み上げて来るものがありました。
この時点でこれじゃぁ京都に着いたら泣くな俺。なんて思いつつ。
路肩にチャリを停めて記念撮影。
相当な達成感。
そしてこの後は芦ノ湖まで暫くの下り♪ -
芦ノ湖畔。
ついにやってこれた!
ここで再び軽く補給をして先に進みます。
自転車旅は面白い。
次から次へと色々なものを発見して出会って。
そして気軽に立ち寄れる。
なんでもっと若いうちからこの楽しさに気付けなかったのか。
しかし逆に、そうやって立ち寄ったポイントでゆっくりは出来ないって難点も(笑) -
箱根神社の鳥居
流石に今までと違って芦ノ湖畔には多くの観光客が居ました。
特にこの鳥居辺りは海賊船の発着場に近いので人に気を付けながらの走行。
今回はこうやってチャリが被写体になってる写真が多いです。
申し訳ございません。 -
鳥居からすぐの場所にある杉並木。
この先、東海道は並木道が多く雰囲気が良いのですが。
幾つも通り過ぎて行くと、最終的にはそれが街並みと化して。
足を止める事が無くなっていきました(笑)
芦ノ湖はカルデラ湖なので。。。
山頂から少し下った場所にあります。
先ほど国道1号最高地点から芦ノ湖に下りましたが、ここから三島方面へと行く道は再び登る事になります。
また登らなきゃって思いがあったのですが -
直ぐに箱根の関所を発見。
おお、ここも立ち寄っておこうと門の前で写真を撮っていると。
「ここも東海道ですから、通り抜けて良いですよ」って声を掛けて頂けて。
「何!?チャリで関所を抜けて良いの?」ってちょいとテンションを上げます。 -
関所の施設を見学する際には料金が発生しますが。
通り抜けるだけなら、ここは東海道 無料で行けます。
こういう施設(罠)にはことごとく寄って行きたかったのですが。
この先があるし。
予約したホテル、一応17時にチェックインって言ってあるので。
目標は17時には三島に居たかったのです。
入り鉄砲に出女って言葉がありますが。
私はオッサンなので、その辺りは取り調べを受ける事もなく出ていきます(笑) -
無事に関所を通過した直後には、お土産屋さんや飲食店が軒を連ねておりました。
その中の民芸の里の軒先で売られていた「甘ったれ餅」
めっちゃ柔らかいお餅に、みたらし団子の味付け。
刹那で食べられる。
これでエネルギー補給?をして再び漕ぎ始めました。 -
民芸の里から1分くらい進んだ場所に
箱根駅伝往路ゴール復路スタートのモニュメントが。
ここから再び登りが始まります。
もうここ迄来たら多少の登りは怖くない(笑)
ついでに書いてしまうと、京都まではこの先幾つもの峠道がありますが、最初に難所とされていた箱根をクリアしているので、この先の峠はまだ楽に思えました。 -
少し登ると「道の駅 箱根峠」
こちらで再びの休憩。
さっきから殆ど進まないで休憩ばかり(笑)
まぁ、それ程までに疲れていたと思ってください(笑)
眼下に芦ノ湖が見えるロケーション。
ちょっと休憩したら再び出発 -
15:28
やだねったらやだね~なんて言いながら登った箱根。
ここで遂に箱根峠を制し。
静岡県に突入です!!!
そして自転車乗りには嬉しい事に、この後15キロ近い長い下り坂。
この時に着ていたものは、ノースリーブのインナーにサイクルジャージ、その上にウィンドブレーカーを着て。
さらに雨だったのでレインウェアを羽織っていました。
登りで軽く汗をかいてしまったので、この先の下りで一気に身体が冷えてしまう事を恐れて。
雨は上がりましたが、レインウェアを脱がずに下ります。
(風を直接身体に受けないように) -
国道1号を気持ちよく下ります。
あまりにも気持ち良すぎて思わず声を上げたくなるほどの下り坂を少しだけ進むと、次の立ち寄りポイント。
山中城址です。
今回、東海道沿いには様々なお城があり。
以前行っていた日本100名城のスタンプを結構押せるなと思い持参してました。
まずはここ、山中城址でペタン!
スタンプはこの写真の場所から少し下った場所にある駐車場に有ります。
スタンプを押してすぐに出発しちゃったので、実際に山中城址を見る事が出来なかった。。
この旅は距離が長すぎるので、名所で長時間を有して見学が出来ないのです。
それなので、次に訪れたい場所を見つけて。
次は電車に自転車を載せて そのポイント迄行って。
そこから自転車でサイクリングするのも有りだと感じました。 -
15:44
山中城址の駐車場から、見えた駿河湾
先ほどまで雨だったのに。。
黄金色に輝く風景に思わず脚を止めてしまった。 -
そして、初日に計画してた立ち寄りポイント。
三島スカイブリッジに到着。
駐車場は満車に近いんじゃないか?と思う程にたくさんの車が停まっていました。
え!?こんなに混む所なの?と正直思ってしまったのです。
実際に、この旅に出る少し前にここの存在を知ったので驚きでした。
橋を渡りたいって訳では無かったけど、この橋を見てみたいって。
駐車場の係員が自転車はあちらです。って指示をくれて、自転車置き場へ。
そこにはちゃんとサイクルラックが有りました。
そして橋を観ようと近づいてみると。
なんと、橋に近づくのには料金が発生(笑)
先ほど、書いたように渡りたい訳では無かったので、一瞬躊躇しましたが。
ここ迄来て引き返すのもどうかなぁ。。って感じで。
料金は1100円。
なお、ここにはレストランや様々なアクティビティが有ります。
しかし私が見たかったのはこの橋と富士山。 -
そして、本来ならこの先に見えてるんじゃない?
って感じの富士山が見えない(笑)
出掛ける前に天気予報を毎日見て。
最初、19日に出発と決めてホテルを予約したのですが。
数日前の天気予報で19日は雨となってました。
実は多分立ち寄るであろう多くの施設は月曜日が休館日。
しかし、この週は月曜日が祝日なのでちょうど静岡県内の施設を見て回れる!って計画でした。
19日が雨。。雨の箱根峠越えは嫌だと思って。
20日にホテルを取り直し。
前々日辺りに再び天気予報を見ると、19日に箱根の天気に晴れマークが付いてました。
前日までホテルのキャンセル料は発生しないので、再び19日に取り直して、挑んだ訳ですが。
結局の所、雨に降られた(笑)
まぁそんな訳で富士山が見えないのです。 -
ま、でも輝いてる駿河湾は美しいし。
なにより箱根を越えた充実感が脳内を満たしているのでOK
さてこの時点で16時になっていました。
予定だともっと早く三島に着いてて、三島観光をしようと思っていましたが。
逆にちょっと急ぎ足で行った方が良いのか?って気持ちに。
基本的に暗くなってからの走行はしたくなかったので明るいうちに三島に着きたかったのです。 -
三島スカイウォークからは、国道1号に戻らずに旧東海道を下って。
車が傍を通らないってだけで、とても安心できる道。
16時40分に三島大社に到着。
当初は参拝してからホテルに行こうと考えていましたが。
自転車を停める場所が分からないし。
ちょっと休みたいって気持ちもあり、ホテルに向かう事に。 -
それにしても。
三島って水が豊富で美しい街ですね。
近いうちに電車で再び訪れたいです。 -
そして17時にホテルにチェックイン
ホテル ジーハイブ三島駅南口
ここでサイクリストに優しいってプランを予約しておりました。
自転車をそのまま室内に持ち込む事が可能です。 -
部屋はとてもシンプル。
これが良かったです。
テレビは有りません。
バスルームも無く、各フロアに共有のシャワールームが設置されています。
ウェルカムドリンクと朝食がセットになってました。
朝食の時間が朝6時からでしたが、その時間に出発してしまう人は予約しておくと、朝食をテイクアウトできます。
わたくしはテイクアウトを予約。 -
初日の夕飯は
ホテルの近くにある
「インド料理ジット(JEET)」にて
チキンカレーとチーズナン、それにタンドリーチキンをテイクアウトして。
お部屋で頂きました。
これで初日は終了です。
初日の走行距離 107.36㎞
獲得標高 1518m
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