***秋の彦根＆京都 その③東寺・紅葉ライトアップ***

2021/11/23 - 2021/11/23

昨年から今年にかけて犬山城、松江城、松本城と国宝5城を巡ってきて、残るは関西の2城となりました。
なかなか行く機会がなかった初めての彦根と、帰る途中に京都へ寄り道して、紅葉とお城・お寺を楽しんできました。

エリア 京都駅周辺(京都)

• 旅行の満足度: 4.5

勝林寺の花手水も見に行く予定にしていましたが、彦根で思った以上に時間を取ってしまったので、今回は断念。
またの機会に。

毎度お馴染みのパフェとかき氷をハシゴします。
三条京阪から歩いてSUGITORAへ。

SUGITORA グルメ・レストラン

タルト・タタンとカボチャのパフェ　1760円

SUGITORA グルメ・レストラン

パフェの構成は上から、ロイヤルティーヌ、キャラメルソース、生クリーム、ココアチュイール、パイ、えびすカボチャと黒蜜ジェラート、胡桃の砂糖がけ、タタン、ロイヤルティーヌ、黒糖ミルクキャラメルジェラート、生クリーム、洋梨ヴァニラジェラート、クランブルクッキー。

SUGITORA グルメ・レストラン

カボチャのジェラートとキャラメリゼしたりんごがめちゃくちゃ美味しかった！

SUGITORA グルメ・レストラン

パイとクランブルクッキーが食感のアクセントになっていて、最後まで飽きることなく完食。

SUGITORA グルメ・レストラン

続いてお茶と酒 たすき 京都祇園店へ。

お茶と酒 たすき 京都祇園店 グルメ・レストラン

アプローチが本当に絵になります。

お茶と酒 たすき 京都祇園店 グルメ・レストラン

メニュー

お茶と酒 たすき 京都祇園店 グルメ・レストラン

生キャラメルソースで仕上げた紅玉りんごのシブースト　1540円

お茶と酒 たすき 京都祇園店 グルメ・レストラン

上にはクリームとキャラメルがたっぷり。

お茶と酒 たすき 京都祇園店 グルメ・レストラン

中からりんごのコンポートとパイ生地が出てきました。

2店舗へ予約を入れた後に、りんごで被ってるやん！となりましたが、全然違った美味しさでどちらも美味しくいただけました。

お茶と酒 たすき 京都祇園店 グルメ・レストラン

熱いお茶で冷えた体を温めます。
オフシーズンの遅い時間とあって、店内は貸し切り状態でした。

お茶と酒 たすき 京都祇園店 グルメ・レストラン

パスザバトン閉店に伴い、たすき京都祇園店も2022年3月に閉店。
近藤悠三記念館も2021年11月に閉店したので、新風館のみになってしまいました。
近藤悠三記念館はアクセスがよくなかったので仕方ないにしても、祇園店は立地もよく素敵な店舗だったので閉店は惜しまれますね…

お茶と酒 たすき 京都祇園店 グルメ・レストラン

バスで京都駅へ向かい、近鉄で東寺駅へ。
京都駅からも歩ける距離ですが、疲れもありなるべく歩かないルートを選択。
駅を出て西へ進んでいくと、東寺の五重塔が見えてきました。

東寺（教王護国寺）
平安遷都と共に建立された国立の寺院(官寺)。
現存する唯一の平安京の遺構で、西寺と共に平安京の二大官寺の一つとされていました。
正式名称を教王護国寺と呼びます。
弘法大師空海によって日本で初めての密教寺院になり、真言密教の根本道場となりました。
現在の伽藍は室町時代以降の再建ですが、創建時と同じ位置に建ち、昔の景観を偲ぶことができます。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

夜間特別拝観は東側の慶賀門のみ開放されていました。

慶賀門（けいがもん）（重要文化財）
東寺の東側の入口の門で、切妻、本瓦葺の八脚門です。
創建年代は不明ですが、東寺北大門 、東寺東大門、東寺蓮華門と同様1190年から1198年（鎌倉時代前期）に再建されたと考えられています。

東寺 慶賀門 名所・史跡

夜の特別拝観「紅葉ライトアップと金堂・講堂夜間特別拝観」は10/30～12/12の期間に開催されていました。

拝観料：1000円

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

門から入るとすぐ、お堀の向こうに五重塔が見えてきました。
この辺りからすでに写真を撮る人でごった返していました。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

お堀の紅葉もライトアップされて幻想的。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

水面に写って綺麗。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

宝蔵（ほうぞう）（重要文化財）
平安時代後期に建立の校倉造（あぜくらづくり）倉庫で、東寺で最も古い建物です。
かつては、空海が唐の国師 恵果（けいか）から授かった密教法具、両界曼荼羅（りょうかいまんだら）、犍陀穀糸袈裟（けんだこくしのけさ）、仏舎利、五大尊など東寺に伝わる多くの寺宝が納められていました。
宝蔵の周囲は、堀で囲まれ火事による類焼に備えられています。
扉の取り付け方法は平等院鳳凰堂と同じ手法で、現在使われている瓦の多くが平安時代の瓦です。
宝蔵内の床板は極めて大きな板が使われ、金堂の扉もしくは羅城門の扉を流用したと言われています。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

不二桜と五重塔

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

不二桜
この桜は「紅枝垂れ桜」とよばれ、エドヒガン系の園芸品種で色の濃い一重咲きの華麗な花を咲かせます。
移枝できるサクラでは国内最大級の大きさで開花は4月中旬です。
岩手県盛岡市の旧家で育てられたのですが、平成6年秋田県を経て、三重県鈴鹿市の農園が譲り受けて大切に育てていました。
平成18年が弘法大師入唐求法の旅より帰朝せられて、1200年の記念の年であることから、東寺信徒総代より寄贈され、この直径15mの円形花壇に移されたものです。
名前は弘法大師の「不二のおしえ」から「不二桜」と命名されました。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

人の流れの沿って進んでいくと、何やら撮影スポット待ちの行列ができていたので並んでみました。
池に架かった橋の上から五重塔を撮るのに、人が行き交いできるほどの幅しかないため、順番待ちになっている模様。
10分程待って撮ったのがこちら。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

そこまでいい構図とは思えないんですけど…

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

私の腕の問題なのか…

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

さっと撮って次の方に場所を譲ります。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

池の東側に来ました。
人が多いです。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

この辺りのほうが塔がよく見えていい気がする。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

離れたところから見るのもまたいい。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

紅く色づいた紅葉。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

もう一枚。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

いろんな場所から撮ってみます。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

ここもいいなぁ。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

この位置からがベストポジションだと思う。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

池に反射して美しい。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

渾身の一枚。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

池の東側から五重塔のほうへ回っていきます。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

東大門（重要文化財）
創建年代は不明ですが、現在の東大門は鎌倉時代前期の1198年（建久9年）に文覚上人によって再建された八脚門です。
1336年（建武3年）6月30日に新田義貞が東寺にいた足利尊氏を攻め、危機に陥った尊氏がこの門を閉め、危うく難を逃れた故事により「不開門（あかずのもん）」とも呼ばれています。
1605年（慶長10年）には豊臣秀頼が大修理を行ったと伝えられています。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

東大門はライトアップされておらず、ひっそりとたたずんでいました。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

だいぶ近くまで来ました。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

五重塔（国宝）
東寺境内の南東角に位置する五重塔は、高さ54.8mで近世以前に建てられた木造塔としては日本一の高さです。
東寺の最初の五重塔は、826年（天長3年）空海により創建着手に始まりましたが、実際の完成は空海没後の9世紀末とされています。
雷火や不審火で4回焼失し、現在の塔は5代目で、1644年（寛永21年）に徳川家光の寄進で建てられたものです。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

紅葉と一緒に。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

こちらは青紅葉と。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

昼間とは全く違った趣で本当に美しいなぁ。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

池に写る紅葉も幻想的。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

池の西側へ回っていきます。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

どの角度もいいなぁ。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

いくらでも見ていられますが、そろそろ金堂のほうへ。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

金堂（こんどう）（国宝）
東寺の中心的な伽藍（本堂）で、796年（延暦15年）に創建されたと伝えられています。
創建当初の金堂は、1486年（文明18年）の土一揆で焼失し、その後1世紀近く再建されませんでした。
現存の金堂の建物は、豊臣秀頼が発願し、片桐且元を奉行として、1603年（慶長8年）に再建されたものです。
金堂の建物は、入母屋造本瓦葺きで、外観からは二階建てに見えますが一重裳階（もこし）付きです。
建築様式は、天竺様（大仏様）を基本とした豪放雄大な桃山時代の代表的な建築物です。
細部には、和様や唐様の技術が巧みに取り入れられ、貫や挿肘木を多用して高い天井を支える点に天竺様の特色が見られます。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

金堂内部は広大な空間の中に、本尊の薬師如来坐像（像高2.88m、台座と光背を含めた総高10m）と日光菩薩・月光菩薩の両脇侍像が安置されています。
薬師如来坐像の光背には7体の化仏を配して七仏薬師をあらわし、台座の周囲には十二神将像を配しています。
これら三尊像は、桃山時代の大仏師 康正（こうしょう）の作で、密教的な薬師信仰を表現しています。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

内部の仏像もライトアップされていて厳かな雰囲気でした。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

金堂越しに見える五重塔。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

講堂（重要文化財）
金堂の背後（北側）に建っている東寺創建当初には無かった建物で、825年（天長2年）空海により着工され、835年（承和2年）頃に完成しました。
当初の講堂は、1486年（文明18年）の土一揆による火災で金堂とともに焼失し、室町時代の1491年（延徳3年）に再建されたのが現在の講堂です。
焼失時の旧基壇の上に建てられた単層入母屋造で純和様の建物です。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

講堂の堂内には、白い須弥壇の壇上に大日如来を中心とした密教尊（21軀の仏像）が安置されています。
須弥壇中央（如来部）には大日如来（国重文）を中心とする五体の如来像（五仏、五智如来＝金剛界大日如来・宝生如来・阿弥陀如来・不空成就如来・阿閦如来）、向かって右（東側、菩薩部）には金剛波羅密多菩薩を中心とする五体の菩薩像（五大菩薩＝金剛波羅蜜多菩薩・金剛宝菩薩・金剛法菩薩・金剛業菩薩・金剛薩埵菩薩）、向かって左（西側、明王部）には不動明王を中心とした五体の明王像（五大明王＝不動明王・降三世明王・軍荼利明王・大威徳明王・金剛夜叉明王）が安置されています。
また、須弥壇の東西端にはそれぞれ梵天・帝釈天像、須弥壇の四隅には四天王像が安置されています。
これらは、弘法大師の密教の教えを表現する立体曼荼羅（密厳浄土の世界）です。
6軀は後代の補作ですが、15軀は平安時代前期を代表する密教像です。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

夜間特別拝観では、須弥壇北面を特別に公開。
立体曼荼羅を360度ぐるりと周回することができました。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

夜空に浮かぶ紅葉の葉。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

名残惜しくて再びベスポジへ。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

素敵な景色が沢山みられて大満足！

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

池に反射した紅葉もよかったなぁ。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

写真はまだまだ撮り続けます。笑

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

不二桜と。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

コロナ禍とはいえ、紅葉シーズンはさすがに人出がすごかったですね。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

ラストの一枚！

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

境内北側にあるお手洗いもお寺の雰囲気を損なわない造りでした。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

案内看板の女性が十二単を着ていて可愛かった～。

東寺(教王護国寺) 寺・神社・教会

東寺へ行く前に伊勢丹のマールブランシュへ寄り道。
地下1階にも販売店舗はありますが、3階のロマンの森カフェへ。
店舗限定のカヌレがほしかったのですが、残念なら完売。
発売当初すごく話題になっていたモンブランクリームを購入してみました。

モンブランクリーム　486円
茶の菓（3枚入）　450円

茶の菓とモンブランクリーム一つはお遣い物に。
茶の菓はロマンの森カフェでは3枚入しか取り扱いがないので注意。
5枚入が欲しかったのですが、地下の店舗に行くのも面倒だったので妥協しました。
モンブランクリーム、意外と日持ちするので未だ開けられていません。笑


一日中歩き回って疲れたけど、充実した秋の一日となりました～。

マールブランシュ ロマンの森カフェ ジェイアール京都伊勢丹店 グルメ・レストラン