
2021/12/18 - 2021/12/26
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ノーーウォリーズさん
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2021年12月のシドニーはヨットレースのシーズンで、2年ぶりに2つのレースが開催されました。海のF1と呼ばれる高速フォイリング・レースであるセールジーピー SailGPと、オーストラリア最大のヨットレースであるシドニー・ホバート・ヨットレース Sydney Hobart Yacht Race です。2つのメジャーレースがほぼ同時期にシドニーで開催されて、ヨット好きには最高の年末でした。
SailGPは世界最高峰アメリカズカップ(2013-2017)の定期開催版で、2019年から始まり世界8カ国チームが年間8戦を競います。使用するヨットF50はカタマランと呼ばれる双胴船で、水中にある翼を使って最高時速90キロで走行できます。船体が空中に浮くので「空飛ぶヨット」(フォイリング)と呼ばれています。実際に観戦してみると、まるでエンジンがついている様な高速走行かつ自由自在に方向転換できる、驚きと不思議なヨットです。SailGP参加の世界8カ国はヨットが盛んな伝統国ばかりですが、日本代表も頑張っています。2019年SailGPでは日本は総合2位を獲得しています。もし将来日本でSailGPが開催されれば人気になるのは間違いないと思います。
ロレックス・シドニー・ホバート・ヨットレースは、1945年から始まったオーストラリア伝統のヨットレースで、毎年12/26のボクシングデーにシドニーを出発して大晦日までにホバートに到着します。シドニーからホバートまで628海里(1163km)の長距離レースです。ヨットは伝統的なタイプですが、全長100Ft(約30m)の超大型ヨット「スーパーマキシ」が競うのは、世界でも稀にしか見られないレースです。
参考情報:2016年に福岡にてフォイリング・カタマランレースが開催されて、アメリカズカップのファンが大勢訪れた様です。
え? ヨットって飛ぶの!? 空飛ぶヨットを徹底解剖!
https://www.softbank.jp/sbnews/entry/20161109_01?page=02#page-02
関連旅行記:
シドニーハーバーのヨットセーリングで初めてのクルー体験
https://4travel.jp/travelogue/11658543
タスマニアとシドニーにて、クラシック帆船に乗って豪州探検の歴史を感じる
https://4travel.jp/travelogue/11700747
- 旅行の満足度
- 4.5
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最初に2022年3月11日現在のオーストラリア全国のコロナ感染人数です。1日の感染者3万人、死者30人位で高止まりしています。また冬に増えると言われていますが、この1ヶ月位テレビニュースでコロナの報道は殆ど見たことありません。マスクする機会も減り元の日常に戻っています。私の旅行記でも過去2年間、豪州のコロナ最新状況を報告しましたが、そろそろ終わりにしたいです。
最近のニュースの話題は、ウクライナ紛争・東海岸の大雨洪水・日本脳炎の流行(コロナ株名には国名を入れない規則なのに、日本脳炎 Japanese encephalitisは改名しないのでしょうか)に移っています。 -
2022年3月1日からオーストラリアから日本への入国時に条件を満たせば隔離不要となりました。2年ぶりに隔離なしで両国を往来できる様になりましたが、今の所動きは鈍く日本人の皆さん慎重姿勢みたいです。3/24のサッカーW杯出場を決める日豪戦では、日本人サポーターが沢山シドニーに来るのでしょうか。
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2021年12月18日シドニー・バランガルーは、SailGPのレースイベントの拠点です。レースは2日間で予選5レースが行われて、上位3チームが決勝戦6レース目を競います。海のF1とも呼ばれるスピード感あるカタマランレースは私の静止画像では伝わらないと思うので、SailGP公式サイトの動画リンクを貼り付けます。
https://youtu.be/oTK_bsofyh0
レースのハイライトです。シドニー ショウボート クルーズ 劇場・ホール・ショー
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アメリカチームのカタマラン・ヨットが展示されています。ヨットはF50と呼ばれ、2017年アメリカズカップで使われたAC50をベースにした改良版です。全長15m・帆の高さ24-28m・最高速度は時速90km。出場8カ国は、アメリカ・日本・オーストラリア・ニュージーランド・イギリス・スペイン・フランス・デンマークです。全チームが同じF50ヨットを使い、純粋にヨット技術を競います。なお日本チームと呼んでも、ラグビーの日本代表と同じく外国出身の日本人等も多く含まれます。ヘルムズマンはオージーです。女性クルーもいます。
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SailGPオフィシャル・ショップにて。ちょっと高いですね。
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レース会場に向かう船を待つ観客たち。SailGPレース会場シャークアイランドへの観戦チケットは300ドル程と高額です。メインスポンサーがロレックスであることから、どの様な客層に向いたイベントなのか想像できると思います。ちなみにシドニー・ホバート・ヨットレースのメインスポンサーもロレックス。
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庶民にもヨットレースを見る方法があります。レース会場のシドニーハーバーは幅が1-2kmと狭く、近くのの陸地から遠めにヨットレースが見られます。他にも公共フェリーからも見られます。これはサーキュラーキーからワトソンベイへの公共フェリーから見た様子。フェリーはレース会場を避ける様に回り道しますが、レース中も運行されています。
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フェリーがレース会場近くを通るのは10分ほどの間。運良く日本チームがテスト走行する場面に遭遇します!実は日本チーム、前日のレースで英国チームとクラッシュして船体が大破しました。クラッシュは英国チームの過失だったので英国チームを失格にして、英国チームの船体を日本チームへ一晩で付け替えて日本チームは復活します。普通は白い日本チームの船体が赤に変わっています。
https://youtu.be/9drboibspaM
Craziest crash in sailing history? Great Britain-Japan collision footage from all angles
https://sailgp.com/news/21/craziest-crash-sailing-history-great-britain-japan-collision-footage-all-angles/ -
日本チームが激走中。近くで見る空飛ぶヨット・カタマランはすごい迫力。空飛ぶ事をフォイリングと呼びます。後を追うエンジン付きモーターボートも全開にしないと着いていけません。
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近くで見えたもう一つのチームはニュージーランド!左から二人目のヘルムズマンはあのPeter Burling。彼は2017, 2021年のアメリカズカップで2連覇、2016年オリンピックで金メダル獲得と輝かしい実績がある人物です。これはテスト走行でスタート地点シャークアイランド前で加速中。
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私も素人ですが、フォイリング・カタマランの進む原理を簡単に説明します。カタマランの推進力は2つの翼と1つの帆ジブがあります。カタマランはまず前方にある三角形の帆ジブに風を受け加速します。するとダガーボード(水中の翼)に上方向への揚力が働いてカタマランは空に浮きます。この写真では、右の船体の下部にあるダガーボードを持ち上げて水上に出しています。こうすると左にターンできます。この小さな翼ダガーボードが空飛ぶヨットの仕掛けです。
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左へターンしてカタマランの後ろ姿。この写真では、大きなウィング(縦向きの空中の翼)が少し膨らんでいるのが分かります。飛行機の翼と同じ原理で縦向きに立った翼です。風上から吹く風より斜め前へ揚力を得てこれを推進力にします。
あっという間に遠くへ行ってしまいます。どこにもエンジンは付いていませんが、最高速度は時速90kmまで出せるそうです。音もなく高速で走る様子は、まるで電動ヨットという感じです。 -
帆のROLEXの横線、ウィングのLIVE OCEANの文字列が曲がっているかどうかで、どこで推進力を得ているかが分かります。
フォイリング・カタマランの操縦方法は従来型ヨットと大きく違います。クルーは5人で、3つのコクピットに入ります。右(ヨット後方)から、舵で方向を操作するヘルムズマンがひとり(もう一人座っているのはゲスト?)。中央に座っているのはダガーボード(水中の翼)を操作するフライトコントローラーと身を出してウィング(縦向きの空中の翼)を操作するウィンドトリマー。左(ヨット前方)2人のグラインダーはウィンチを回すエンジンの役目を果たし、方向転換の度に前方の帆ジブで風を受ける・受けないの操作をしています。
https://youtu.be/hAcyan1xuqc
SailGP公式ビデオで、日本チームが各クルーの役割を説明しています。 -
ワトソンズベイで公共フェリーを降りて近くのニールセンパークへ向かいます。無料の場所ではベストスポットです。シドニー湾を一望できる良い場所で、ほとんど混雑もしていません。中央左側のシャークアイランド手前がスタート地点で、右側の海域でレースします。800mほど距離があり、これは等倍レンズで撮った写真。望遠レンズを使わないとしっかり観戦するには遠すぎます。
ニールセンパーク 広場・公園
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ボート上では人々が大騒ぎで楽しそうです。ロックダウンを終えて2ヶ月、12月はオミクロン株が急拡大していた頃ですがもう規制はありません。
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2日目の最初のレース(第4レース)がスタートです。有料の観客が集まるシャークアイランドの手前(東側)にカタマランが並びます。7カ国のカタマランが固まっていますが、左端のNZチームだけは一番後ろから勢いを付けて加速しています。
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NZチームは絶妙なタイミングでスタート地点を越えると、すでにカタマランは時速85kmを記録してフォイリングしています。
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レースは2kmほどの短距離を8の字型に周回走行して、狭い海域で頻繁に方向転換します。他のカタマランとの距離は近くぎりぎりの攻防です。
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カタマランを正面から見ると細く、空気抵抗は最小限に抑えている船体です。逆風下ではウィングで推進力を得ています。風上へ真っ直ぐ進めるのは、従来型のヨットと大きな違いです。逆に風を真横に進むのは苦手かもしれません。
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第4レースは、日本とNZチームが先頭争いをします。
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ゴール地点は、観戦場所から最も遠い位置でよく分かりません。この角度ではNZが先頭に見えますがペナルティがあり、日本チームが1位でフィニッシュします。
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予選最終の第5レースがスタートです。今度は日本が後ろから勢いをつけてうまいタイミングで飛び出してリードします。
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右方向へターンしている日本チーム。第5レースも先頭でゴールして日本は2連勝です。しかし前日のクラッシュが響き、残念ながら決勝戦には進むことができません。
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優勝したのは地元のオーストラリア。オーストラリアチームのターンの様子を3枚の写真で説明します。進行方向の右方向へターンするのに、5人のクルーは全員左側の船体に乗っています。前方の帆ジブのROLEXの文字は真っ直ぐで使われておらずウィング(縦向きの空中の翼)を使って風上へ推進しています。
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進行方向の左船体のダガーボード(水中の翼)が水上に出ています。これが右へターンできる仕掛けです。
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コクピット内のクルーは何をしているか分かりにくいですが、手前2人のグラインダーは一生懸命ウィンチを回しています。帆ジブの向きが変わり、帆が風を受けて風下へ推進力になっているのはROLEXの文字が曲がっている事で分かります。フォイリング・カタマランのコクピットには沢山のボタンがあるハイテクヨットで、プロにしか操縦できない高度な技術かと思います。
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レースを終えて再度公共フェリーでシドニー・シティへ戻ります。レースの15分後にはすべて片付けられており何も残っていません。
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バランガルーにて、表彰式です。地元オーストラリアの勝利で盛り上がっています。ヘルムズマンの Tom Slingsbyは、2021年ワールド・セーラー・オブ・ザ・イヤーを獲得。一人乗りのモス級ヨットから100Ft巨大ヨットのヘルムズマン(2013年シドニー・ホバート・ヨットレースで最速ゴール)まで、大小関係なくヨットの多彩な才能があります。
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シャンペンで祝います。オーストラリアは2019年第一回目SailGPで総合優勝している強豪です。日本チームも一目見たかったですが、姿は見かけず。
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これがレースの最終結果。日本チームは総合4位でしたが、得点差は僅か2点。実は日本は予選の5レース中3回も1位を取っていたのです。第3レースは英国のミスで日本もクラッシュして0点。これがなければ日本は間違いなく予選1位だったはずで残念です。ヨット本場の海外勢の中で日本は大健闘しています。SailGPでの日本チームの活躍を、日本でもっと知ってもらいたいと思います。
AUSTRALIA SAIL GRAND PRIX // FINAL RANKINGS
https://sailgp.com/races/21/australia-sydney-season-2-results/ -
続いて、翌週末2021年12月26日開始のロレックス・シドニー・ホバート・ヨットレース Sydney Hobart Yacht Raceを紹介します。これはレースイベントの拠点であるシドニー・エリザベスベイ、訪れた1週間前12/18には特にイベントもなく静かにオフィシャル・ショップが開いているだけです。
https://rolexsydneyhobart.com/ -
エリザベスベイのヨットハーバーの様子、優雅ですね。
エリザベス ベイ マリーナ 広場・公園
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シドニー・ホバート・ヨットレースは1945年からの長い歴史があり、古いトロフィーが飾ってあります。なおシドニー・ホバート・ヨットレースは、2020年は直前にシドニーで数十人のコロナ感染急増のため直前中止されましたが、2021年は数千人のコロナ感染急増でも通常開催です。
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マリーナの中を散歩します。これらはレースでは中型ヨットのクラス。来週にはレースに出るヨットもあり、誰でもすぐ近くでレース用のヨットを見ることができます。なお100Ft大型ヨットのスーパーマキシは見かけません。
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この70Ft中型ヨットの名前は「Ichiban (一番)」、日本人なら誰でも名前の由来は分かりますね。一度聞けば忘れられない名前でしょう。なおオーナーは日本人ではなく地元のオージーです。
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Ichibanは単に名前が珍しいだけでなく、名前に見合う実力と知名度があります。それは後で紹介します。
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同じ中型ヨットの船の設備。舵やウィンチとそれらを結ぶロープが目立ちます。まるでジムの中の様子。レース中はジムのトレーニングをずっと続けている、そんな感じではないかと思います。
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この43Ftの小型ヨットはWild Oats。この日にレースの準備をしている数少ないチーム。似た名前のWild Oats XIは、スーパーマキシクラスで9回1位となった超有名な大型ヨットなのですが、残念ながら2021年は不参加です。
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2021年12月26日レースの当日です。先週に続きレース観戦地はワトソンズベイ近くのサウスヘッド。シドニーハーバーの入口で、内湾と外洋と違った条件のレースの様子を見られるベストスポットです。
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レース開始1時間前にサウスヘッドの岬へ到着。すでに人は集まっていますが、予想ほどの混雑ではありません。
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西側シティ側のシドニーハーバー内にはすでに沢山のヨットが待機しています。
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大型ヨットから小型ヨットまで大きさは様々。ハンディキャップ戦なので、大きさに関係なく勝つチャンスは全てのヨットにあります。
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午後1時、レースが始まるとヨット前方の帆スピネーカーを拡げて後方の帆メインセイルを素早く畳むとヨットは動き出します。内湾では西から東への風で追い風なので、スピネーカーで風の力を最大限利用します。
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3隻の大型ヨットのスーパーマキシが先頭を争います。これらスーパーマキシクラスは、全長100Ft(約30m)・風の条件により最高速度は時速50km、レース用では世界一大きいヨットのクラスです。黒いスピネーカーは超巨大です。
伝統タイプのヨットは、帆の形でどの様に風を受けて進んでいるか分かりやすいです。一方で先週見たカタマラン・ヨットは、帆や翼の見た目の変化が僅かで一見するといつも同じ帆の形に見えます。 -
続いて中型ヨット。白いスピネーカーです。繰り返しますがクラス分けのハンディキャップ戦なので、最速でゴールしたヨットが総合優勝という訳ではなく、彼らにも十分勝ち目はあります。
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最後は小型ヨット。カラフルなスピネーカーです。合計112のヨットがレースに参加、一番小さいヨットは全長34Ft(10m)です。
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スーパーマキシのBlack Jack。進行方向が変わると、メインセイルを広げてスピネーカーを畳み始めています。この辺りが内湾から外洋への境目で、風向きが変わります。
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コースを外れない様に細かい方向転換しています。赤い帆のヨットのすぐ後ろには斜めになったBlack Jackが右側にタッキング中。メインセイルの高さは50mあり向きを変えるのに何人の力が必要なのでしょう。
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拡大します。クラッシュするのではないかギリギリに近づいています。もしクラッシュしたらとんでもない金額の損害です。スーパーマキシヨット(Law Connectの場合、当時の名前はPerpetual Loyal)の価格は30ミリオンダラーで、維持費だけでも年間1ミリオンダラー必要だそうです。その他にレース参加費用や最大24名のクルーの費用など膨大な金額でしょう。それでもこのレースに勝利しても賞金はないそうです。名誉の為だけに戦っています。
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3隻が順番にタッキングしている様子がよく分かります。この地点でのスーパーマキシ3隻の順位は、1位に赤いScallywag (Hong Kong)、2位に黒いBlack Jack (Monaco)、3位にヨット名が目立つLaw Connect (AUS)です。世界一大きいヨットの競う姿は迫力があります。
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シドニーの外洋にでると風向きは南から北への強風に変わり、逆風を航海します。世界一大きいヨットなので進む速度は当然速いですが、その分巨大な帆に風もたくさん受けます。これは強風を真横から受けて左へ傾くヨット。船底が見えている位大きく傾いており、ぎりぎりの力のバランスなのでしょう。
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先頭を行くScallywagは、少しメインセールが低く安定走行を選んでいます。2隻のスーパーマキシの接戦で、3番目のBlack Jackは少し遅れています。
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荒波の中の激しいレースが始まったばかりですが、これより先のレースは陸上から見ることはできません。
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ヨットは遠い沖合に出て行き、取り巻きの船もこの辺りで引き返しています。
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中型ヨットが追います。このグループにIchibanも含まれているのでしょうが、帆のデザインで区別が難しく見つけられません。スーパーマキシの後ろをゆっくり進んでいる様にも見えますが、実は総合優勝は中型ヨットクラスから出ることが多いのです。
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次々と沖合に出ていくヨットを見送ると、シドニーでのレース観戦は終わりです。ゴールのホバートまで628海里(1163km)、所要時間は気候条件によって毎年大きく変わります。過去20年間で最も速かったのは約33時間(2017年 1:09:15:24)。最も遅かったのは約69時間(2001年 2:20:46:43)です。
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続きはネットで経過を追うか、ゴールのホバートでの到着を待つかでレースを観戦します。これは開始から約8時間後のリアルタイムトラッカー。3位だったスーパーマキシBlack Jackが先頭に立っています。Ichibanも近くを追いかけています。
https://youtu.be/ri5ZbgDfX28
公式サイトの動画リンクです。 -
これがレースの最終結果。2021年の総合優勝(Fully Crewed IRC)は、なんとIchiban! 換算時間04:10:17:39でホバートまで辿り着き、その名のとおり一番になります。Ichibanは2017, 2019年に続き3度目の総合優勝。スーパーマキシクラスで最上位なのは、Black Jackの10位で換算時間04:22:05:26。なお、純粋な航海にかかった正味時間(Line Honours)というカテゴリーではその逆で、Black Jackが02:12:37:17で1位。中型ヨットのIchibanは03:03:42:29で6位です。2021年は逆風で条件が悪く、かなり遅いレースとなりました。
https://rolexsydneyhobart.com/standings/
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この旅行記へのコメント (4)
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- polodaddyさん 2022/03/16 10:42:45
- 空飛ぶカタマランのレース、仕組みが良く分かりました!
- 噂には聞いていましたが凄いですね!
カタマランのスピードは速いとは聞いていましたが、ダガーボードでフォイリングすると此れ程早いとは知りませんでした。
しかし此れで、どうやって船の挙動をコントロール出来るのでしょうか?
海のF1とは言え、我々の様なもの好きによくわかる理工的な説明がどこかにあれば良いのですが・・・。
陸のF1も最近段々訳が分からなくなってきました。
- ノーーウォリーズさん からの返信 2022/03/18 22:26:12
- RE: 空飛ぶカタマランのレース、仕組みが良く分かりました!
- こんにちは、Polodaddyさん
私は素人ファンで、フォイリング・カタマランF50の操縦を感覚的に理解しているだけなので、理工的な説明はできません。。F50はOracleのITを駆使して最新技術を載せたハイテクヨットです。5人のクルーは手元で沢山のボタンを使って操縦しているので、理工的な説明はとても複雑だと思います。
日本語でF50の操縦方法を解説するページを見つけました。
https://www.kazi-online.com/articles/sailgp_f50_01
https://www.kazi-online.com/articles/sailgp_f50_02
フォイリング・カタマランの操縦は従来のヨットと全く別物みたいですね。日本チームの新人女性クルーのインタビューが上のウェブサイトに載ってます。彼女は従来のヨットでの多くの実績があっても、フォイリング(と英語)は初心者から始めて乗りながら覚えているみたいです。モス級ヨットから始めればフォイリング技術は比較的習得しやすいのかと思います。
- polodaddyさん からの返信 2022/03/20 06:51:28
- RE: RE: 空飛ぶカタマランのレース、仕組みが良く分かりました!
- ノーウォリーズさん
Linkありがとうございました。
此れは凄いですねえ!プレースピードが速いポロをやっていたぐらいなので速い動きに心が躍って一遍でファンになりました!
知り合いにH社の元モータースポーツ部長と云う人も居て、F1ははセナの時代から大好きでしたが、最近のレギュレーション(脱炭素は判るんですが、何か姑息になって来た様に思います)ではとても「世界最高峰」とは言えなくなって来ていますので、はなから風が頼りでありながら世界最高速のこのカタマランレースの方が面白そうです。
次回のSan Franでの最終戦も何とか探して見ます!
ありがとうございました。
でもこれ、来年は是非実際に見に行きたいですね。
- ノーーウォリーズさん からの返信 2022/03/21 01:22:44
- RE: RE: RE: 空飛ぶカタマランのレース、仕組みが良く分かりました!
- 私の旅行記でフォイリング・カタマランの迫力が伝わって良かったです。
SailGPの2021年最終レースは今週末のサンフランシスコです。2022年は世界で10レースが行われます、2レースの開催地は未定で日本やメキシコの近くでも開催されるかもしれません。日本で開催されないかと密かに願っています。もし観戦するなら双眼鏡・望遠レンズを必ず持参する様にしてください。
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