2022/03/01 - 2022/03/05
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sorrelさん
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真冬の京都、4泊5日です。
東京駅ステーションギャラリーでの開催を見逃した「岸田劉生」展を観られるというタイミングで。
感染状況がまだまだ厳しい状態とあって、飲食店は避けてという情けない街歩きです。
- 同行者
- カップル・夫婦(シニア)
- 交通手段
- 高速・路線バス 新幹線 私鉄 徒歩
- 旅行の手配内容
- 個別手配
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毎日、京浜東北線のホームから目にしているんですが実に29年ぶりという新幹線乗車です。
乗って車内ドアが開いたとたん鼻に飛び込んできた異臭! すでに東京駅からの乗客たちが食べ始めた各種の駅弁が入り混じったなんとも言えない臭いが。 -
今回の宿泊は河原町三条・クロスホテル(オリックスホテルズ)。
バスの便が良くて、なにより高瀬川を見下ろせるというロケーションに惹かれて。
そして東山を窓から見られるということで。 -
ホテルのエントランス。
左の小路との境に設置された石が邪魔もいいところ、暗くなって外出しようとするとつい脇に出ようとしてしまい危ないったらありゃしない。
去年まであったらしい醜悪なホテルのシンボル「サンショウウオ」が撤去されておりました。 -
バスローブ2着が備えられています。
水道の水はホテル側で浄化をしておらず不味いまま。 -
ワードローブの上段、予備の枕や布団が剥き出しではなくケースに収納されているのは気が利いています。
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32㎡のデラックス・ツインという部屋。
リヴァー・ヴューというのが最大のポイント。
枕元の読書灯がないというのは最近の傾向なんでしょうか? -
ダイソンの加湿器、今の状況では安物でも空気清浄機を置いてほしいもの。
デザイン重視のフロアスタンド、ちょっと邪魔です。 -
まるで実用的ではないグラス。
すぐに100円ショップから手頃なグラスを買ってきました。 -
室内履きのスリッパ、よくあるペラペラの使い捨て風ではなくしっかりしたものなのは意外でした。
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部屋から高瀬川を見下ろした風景、4月の桜が満開になる頃はさぞや見事でしょう。
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アラカンこと嵐寛寿郎は自伝のなかで「木屋町の三条下る」で生まれたとの記述。
このあたりだったのかも? -
雨あがりとあって東山はこんな具合で。
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ホテルの向かいにあるカプリチョーザ、雨模様だったせいか広い店内にお客は2組くらいという寂しい光景。
これなら他の客からの感染はなかろうと(ホテル宿泊客割引もあり)。 -
コロナ下の時短営業、広いお店もたった二人できりもりしているという可哀想なことこの上なし。
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日当たりがいいのでエアコンを切っても温室状態でポカポカ。
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朝は河原町三条の志津やからテイクアウト。
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切符販売機コーナーがどーんとガチャポンに変身。
開業当初の目論見は見事に外れてこの風景。 -
中吊り広告にはこんな悲しいコピーが。
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京都府立植物園へ。今回は北山口から入場。
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白梅が七分咲き。
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まだまだ三分咲きという梅園、向こうでは寒い中でウェディング・フォトの撮影。
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小洒落たショップや高級賃貸住宅が並ぶ北山通を歩くと、ぽっかりと野菜畑が。
この通りが完成した40年前あたりまでは畑が広がる田園地帯だったんですから。 -
明神川の畔に。
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藤木社。
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ここへ足を運んだのは、1959年の勝新太郎主演映画「町奉行 鉄火牡丹」の撮影場所を確認せねばということで。
クスノキの巨樹を囲む柵も変わらず。
この画面に映る家は建て変わっています。 -
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ここに映っている左手の家は壁面に手が入っていますがそのままのようです。
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社家が並ぶなかでも一般公開されているのが西村家別邸。
残念ながら改修工事中。 -
社家が並ぶ明神川という風景ですが、いまでも神職が住み続けているんでしょうか?
ネットで検索しても今現在の居住者がどんな生活環境なのかなど、まるで不明です。 -
上賀茂神社でもこの映画がロケ撮影しています。
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北神饌所。
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勝新太郎が立っていた軒下。
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この柵あたりに今の新しい鳥居が移設されています。
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このとき背景に映る鳥居と小さなお宮は現在はなく。
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一応見るだけでもと、上賀茂神社の本殿。
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これは興味深いです。
檜皮を葺いた屋根の構造模型。 -
河原町通りの「ひさご寿し」で持ち帰りを。
創業昭和25年というこのお店、29年前も記憶が・・・・。 -
ズームで大文字を。
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こちらは将軍塚の展望台。
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この夜は、テイクアウトでパスタ&サラダ。
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夜の高瀬川。
いつもだったら酔客と客引きでうるさいのでしょうが、このご時世とあって静かなものでした。 -
ドトール・コーヒーで朝食を買ってきました。
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岡崎の近代美術館(岸田劉生展)へ。
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あと数日で閉幕ということもあるのか呆れるくらいの人手でビックリ。
悪いけれど京都新聞がバラ撒いた招待券の客ばかりかというくらいの高齢者の数。
まともに鑑賞する雰囲気ではなく、早々に併設のコレクションギャラリーへ。
前回同様にこちらの展示が見応えあり。 -
ユージン・スミスの有名な「楽園への歩み」。
これを京都で見られるとは -
スミスの「私の娘ワニータ」。
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芝川コレクションから青木繁の「女の顔」、これを見られるとは思いもしませんでした。
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通り道ついでに琵琶湖疏水記念館を見てみることに。
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この完成当時を再現したジオラマ、見てて飽きません。
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京都の水道を説明しているんですが、これを見て理解できたのが「京都の水の不味さ」。
要は東京のような高度浄水処理がされておらず「オゾン処理」や「生物活性炭吸着処理」なしの旧態然とした塩素処理のみという現状。
なるほど、それであの口に含んだときの不味さは当然かと。財政破綻目前の京都には水道事業の新規投資など夢でしょうから、市民はこれからもこの水道で(泣)。 -
ここはやはり定番のこちらへ。
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芝居好きとしてはもう「楼門五三桐」ですよ、ここは。
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現物の三門。
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拝観料を払って、靴を片手に急すぎる階段を。
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これはもう芝居好きなら一度は上って、五右衛門になったつもりで「絶景かな、絶景かな」のセリフを言わねばと。
平日で寒風吹きすさぶ状態とあって楼上は他にだれもおらず独り占め状態、しかし寒すぎて長くは居られません。 -
市内を一望、というわけでもない眺望。
あぁ、もう播磨屋の五右衛門で「楼門」を観られないと思うと・・・・。 -
なにしろ傾斜がきつくて、こりゃ足弱の高齢者には無理ですね。
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三門から法堂の間に広がる松の植裁スペース、向かって左側の緩やかな傾斜坂道。
映画「夕焼け富士」(1952年・新東宝)、この場面。 -
アラカンと藤田進が籠を待ち受けるという場面。
左手の灯籠はもちろん小道具のセット。 -
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観光客としては一応ここは通らないと。
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隅っこに位置する鐘楼まで登ってくるひとも少ないようで、裏には京都一周トレイルへの道しるべがひっそり。
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このカット、青蓮院の大楠で撮られているということですが?
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5本あるというのですがこれは違うかなと。
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円山公園の中を通って将軍塚へ出られる山道を。
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ここにも台風被害の倒木が残されています。
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30分位歩いて将軍塚青龍殿に到着しました。
奥には土日のみ運行するバスの停留所ポールが。 -
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青龍殿の大舞台、ホントに人っ子一人いませんでした。
平日は団体さんなら観光バスで、少人数ならタクシーを使ってやってくるんでしょうね。
こんな山道を登ってくるなんて物好きは果しているのかと? -
見事に京都市街が一望できます。
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第二展望台の方が眺望が素晴らしかった。
とはいえ、薄曇り空の冷たい風が吹くなか長く居られません、残念ながら早々に退却です。 -
この丸い丘の中央にポツンと塚が。
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6月ころは見事な風景になっているんでしょう。
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ここが東山山頂公園、ただの原っぱです。
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日が暮れる前に急いで来た道を戻ります。
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夕方近くになり観光客の姿もまばらになった八坂神社の境内を通って。
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祇園石段下の「いづ重」、あいにく建替え中ですぐ脇の路地奥に造った仮店舗で営業中。
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ちなみに持ち帰りのみです。
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南座ではコロナ感染で復帰したばかりの巳之助が出演。
それにしても若手ばかりとはいえ芝居ファンを見くびったような狂言立て。 -
上箱寿司を買ってきました。
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箱寿司の中身、意外と小さかったので足りないかなと思ったのですが、押し寿司なのでなかなかのボリュームです。
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昨日行った上賀茂神社がニュースに。
ちなみにTVはシャープ製50インチで、ネット接続機能なしです。
ということで視聴可能ch.はしょうもない地デジ各局(BBCがあってもBBCジャパンではないので字幕・翻訳なし、それに大陸客に媚びてCCTVが)。 -
夜8時過ぎの木屋町、規制を無視して何人かいる客引きも虚しくゴーストタウンに近い風景です。
本当なら酔客と客引きの喧騒が聞えるんでしょうが、雑居ビルの2階以上はほとんど照明が消えていて道路に面した店が僅かに営業を。 -
この朝は進々堂からテイクアウト。
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三条大橋近くで早咲きの桜がほころんでいました。
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京阪電車で伏見稲荷へ。
お稲荷さんには見向きもせずに、稲荷山山頂を目指します。 -
どんどん敷地境界を登って。
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よほどイノシシ被害がひどいのかワイヤー製の柵がぐるりと。
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筍栽培用のきれいに手入れされた竹林の脇を歩いて。
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やってきた高齢者ハイカーさんたちは京都一周トレイルを廻っているよう。
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こんな山中にネコ屋敷が?
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メインの参詣道から外れた山中にこんな「○○の瀧」と称する小さな社が幾つも現れてきます。
瀧といっても沢水が集まった水道の蛇口ていどの水ですが。
驚くのは隣接して管理している神職の住宅があるという風景、ここで生活できるの?
というくらいの場所です。 -
ここからの急な階段がきつかった・・・・。
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やっと稲荷山山頂近くまで。ここで鳥居の参道に合流します。
下から石段を登ってきた参拝客は当然ながらスニーカー履きという軽装です。 -
ここが稲荷山山頂!
標高233mの山頂という言葉から想像していたものとは大きくかけ離れていてガッカリ。
それでも石段をここまで登ってくる参拝客が結構多くて驚きました。 -
ここが山頂です! というプレートがあるだけじゃ誰しも拍子抜けするというもの。
皆さん、半信半疑で向かいの茶屋に「本当にここが?」と尋ねるんでしょう、相手をするのが面倒くさいというので、「再確認しないでくれ」というのが笑えます。 -
階段が延々と続いていいかげんうんざりです。
写真の鳥居は絵になるんでしょうが、緑が視界に入らず朱色のこればかりの中を歩くのはちょっとした拷問です。 -
四つ辻、一応ここまでは皆さん上がってきます。
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伏見稲荷の中を通らず東福寺方面へ抜けることにします。
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かなり高いところまで軽トラックが登ってこられます。
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わかりにくいですが相当な急坂です。
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東福寺脇に出てきました。
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ここが東映集団時代劇の傑作「大殺陣」(1964年)のロケ地ということで、あの作品のファンとしてはどうしても見ておきたく訪れました。
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なるほど、三門に据えたカメラから俯瞰での撮影だったと。
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こんな風に石畳や小砂利で整備されたのは拝観料収入が増えたずっとあとなんでしょうか。
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このころは馬を境内で走らせるという撮影も許されていたといういい時代。
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三門の周囲もこんな具合に雑草が広がっているだけという。
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さぁ、お目当ての「通天橋」へ。
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望遠レンズで両脇の支柱を強調しトンネル感を際立たせた撮影。
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完全に季節はずれなのでだ~れもいません。
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鮮明に確認はできませんが、この大友柳太朗と大木実の場面で両サイドの庭は今のように綺麗に苔で覆われてはおらず、手入れされていないように見受けられます。
考えて見れば、京都の寺社に観光客を押し寄せてくるのは70年以降ですから、まだまだ寺も庭を売り物にする時代でもなかったんでは? -
両側から石畳が敷かれ、中央部分が板貼りという造りでした。
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離れて全景を見てみると、橋桁部はコンクリート製なのにガックリです。
調べてみると640年前に架けられたものの、昭和34年に日本中が大被害を受けた伊勢湾台風により倒壊し、2年後の再建時に今の姿に変わったということでした。 -
苔も枯れ、葉も落ちた庭。
モミジの新緑がきれいな5月頃に再訪したいものです。 -
こちらは驚きの全て木造の橋「臥雲橋」。
文化財なのに住民が当たり前の顔で行きかうというのが実に異様な光景。 -
持参のコーヒーが切れたのでロビー奥に設置されているコーヒーメーカーから部屋まで持ち帰り。
この朝も志津やまで。 -
チェックアウト後は黒谷・金戒光明寺へ。
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極楽橋。
梅は満開ちょっと手前。 -
というわけで、ここも「大殺陣」の撮影地なのです。
とはいってもあの頃に京都で撮られていた大映・東映の時代劇ではここはもう定番のロケ地でしたからこの映画以外にもいろいろありますが。 -
ここは全く変わりなく、鉄製の手摺りが設置されたくらい。
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カメラが引くと安倍徹と稲葉義男が見張る二階屋に、当然ながらこの部分は現地に建て込まれたセット。
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ここは松竹映画・1960年の「女の坂」(吉村公三郎監督)で岡田茉莉子が佐田啓二と別れる場面にも。
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こちらがその場面、撮影時にあった松並木は今ではまったく見ることができません。
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こちらは聖護院・積善院。
「近頃河原の達引」にちなんで文樂・歌舞伎の名人が建立という、芝居好きには見逃せない場所です。
この看板ですが、近松の作と誤記しているのが残念。 -
供養塔と右に石碑が。
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昭和27年11月という日付の下に錚々たる名前が並びます。
代表者 山城少掾
片岡仁左衛門
中村鴈治郎
林又一郎
中村冨十郎
竹本綱太夫
鶴澤寛治郎
竹澤彌七
竹澤義修
吉田文五郎 -
境内の松に猫が、と思ったら。
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新幹線、このくらいの埋まり具合なら理想的ですが。
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往路では見られなかった富士山、どうもバスで新東名というのが富士を眺めるのにはいいようです。
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