ギリシャと姉妹都市である大倉山に遊ぶ。大倉山公園の梅とgalbeのカヌレと予約の取れない鮨屋

2022/02/27 - 2022/02/27

2022年2月。

10日の横浜には雪が降った。
この時期の雪は春雪と呼んで良いのだろう。
今年は咲くのが遅い梅と雪のコンビネーションを見てみたい、と翌11日の祝日に東横線に乗って大倉山へ。
梅と雪の企画自体は悪くなかったんだけれど、流石にまだ咲き始めたばかりで後日仕切り直しと相成った。

もっともリベンジは団子優先。
何時も満席の大倉山の鮨屋に予約が取れたのでそれに観梅を合わせることとした。　　

エリア 港北・長津田・青葉(神奈川)

• 旅行の満足度: 5.0
• 観光: 4.5
• グルメ: 4.0

• 同行者: 一人旅
• 交通手段: 私鉄 徒歩

大倉山商店街は3つのパーツからなる。
駅のすぐ前がエルム通り、その先がオリーブ通り、綱島街道側がレモンロードと呼ばれる、ということは数年前に知った。

梅園に続く微妙につらい上り坂にも人の姿は無し。

大倉山の通りになぜ、3つも名前があるのか、なぜレモンロードだけ“通り”ではなくロードなのか疑問が湧くがまあいい。

昨晩の雪が残ってますね。

大倉山公園 公園・植物園

大倉山記念会館

横浜市指定有形文化財

実業家である大倉邦彦が設立した「大倉精神文化研究所」を横浜市に売却。
当時の建設費は70万だったそうな。
1932年竣工。工事は竹中工務店。

横浜市大倉山記念館(旧大倉精神文化研究所本館) 美術館・博物館

つまり、大倉山駅って個人の名前が付いた駅と言うことになる。

良い具合に雪は残っているものの、梅の花の甘い香りは飛んでこず。

あらら~

咲いていない。

それでも何とか花を見つけて。

梅の花に積もる雪を想定してきたのだけれど、朝露だな。

しだれ梅のつぼみはまだ固い。

紅干鳥

とはいえ、陽の当たる場所ではちらほら。

変な言い方だけれども梅って、年に一度やって来るおじいちゃんのモテ期の様に思える。

がんばれ！おじいちちゃん。

しかしちょっとフライングですねえ。
こりゃ、もう一回来なきゃいけないな。

大倉山記念会館の中に入り暫し静かな時を過ごす。

ここ好きなんですよねえ。

ベンチに座ってライオンや鷲の像にあれこれ訊いてみる。

まあ、応えは無いな。

静かな空間。

お洒落なカフェかバーでもあれば良いのに。

身体も冷えたので坂の途中のトツゼン ベーカーズ キッチンで一休み

トツゼン ベーカーズ キッチン グルメ・レストラン

galbe　yokohama

最近話題の横浜発のカヌレ店。

https://galbe.net/

本日のお土産はカヌレ。

横浜駅のタカシマヤでも販売されているこちらのカヌレ、なかなか美味しい。

甘いものはあまり得意じゃないけれどこれは美味しいと思う。

この日はこれにて終了。

2月27日にリベンジ。

東急の駅からエルム通りを眺めるとギリシャっぽく見えなくもないな。

リベンジがこの日になったのは、運よくなかなか取れない大倉山の鮨屋の予約が取れたからだ。

したがって団子ありきの観梅。

2月も下旬ともなるとさすがにほころんでますね。

因みに2022年の観梅会は中止。

あれやこれやで、心が沈みがちな昨今。

今年も咲いてくれてありがたいな。

花を見ると微笑みかけられているような気になる。

京都の城南宮の梅は今年もきれいに咲いているかなと、ふと思う。

白とピンクのしだれ梅の競演。

やっぱりピンクが綺麗だ。

いや、白の方が梅らしい、なんて声が背中越しに聞こえる。

甲乙つけがたいな。

枝が垂れるから枝垂れ梅。

花が垂れるから、としなかったのは賢明、なんてアホウなことを思う。

花が滝のように見えるようになるのはもうちょっと先だな。

さて本日のメインへ行きますか。

本日は団子がメインで花は従。
初めての鮨屋、楽しみ。

大倉山駅から徒歩5分ほどの場所にある　鮨いわなみさんへ。

引き戸には予約で満席との張り紙が。

大丈夫。今日はちゃんと予約しておいた。

鮓 はなれずしに使い、
鮨 は魚を使った握り鮨に使い、
寿司 は魚以外のネタも扱うすしに使うらしい。

そういやあ、鮒寿司とは書かないなあ。
稲荷鮨とも書かない。

鮨 いわなみ グルメ・レストラン

スタートは白魚。
春だなあ。

メニューを見るとツマミ系が充実していたので、一品料理中心に攻めることにする。

福島の酒でゆるゆると。

太刀魚の炙り

鮟肝

本日の一番はこれ。

たこ柔らか煮

鶴岡の酒に変更。
ちゃんとグラスを変えてくれました。
日本酒をウリにしている店でも、グラスを変えない店も少なくないのでちょっと感心。

頃合いを見計らって握ってもらう。

鯵

キンメ

穴子

〆に鉄火巻き

〆の〆にとろたく。

岩波さんかと思っていたけれど岩浪さんでした。

ご夫婦で営む寿司屋と聞いていたが現在テーブル席は使っておらず、
カウンター6席のみを主ひとりで対応。
そりゃ、予約が取れないはずだ。
週末は一か月向こうまで予約で埋まっているそうな。

おひとり体制の訳は、常連さんとの会話から伺い知れた。
頑張ってミルク代を稼いでもらいたい。


遠くからわざわざ、というよりはご近所さんがちょっと寿司でもという時に向いている店ですね。
来春、また観梅と合わせて予約させていただきましょう。

鮨 いわなみ グルメ・レストラン